『ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ルール」
例え不利益
受けるとしても
己が決め事
通したい
覚悟決まれば
貫くだけと
言うは易しで
追いつかぬ
従うな。縛られるな。抗え。
その全てに。身勝手な全てに。
君もそうだ。
泣いたっていいんだ。
今、辛いと思うのなら、逃げたっていい。
投げ出してしまったっていいんだ。
なぁ。分かっていてくれよ。
心が壊れる方向に進まないでくれ。
ルール
どう頑張っても見つからない
あなたの心のルール
ルールガイドが必要ね、
じゃなきゃわからないから
そうやって味わうドキドキが
いつしか別のものに変わってく
《ルール》
告白して、OKしてもらって、大好きな彼とつきあえることになった。
「ルールを決めよう」
「ルール? たとえばどんな?」
「約束はなるべく守る」
「絶対じゃないんだ」
「守るつもりでも守れない時とかあるじゃん」
待ち合わせの時間に電車の遅延で間に合わなかったり。
デートの予定が体調悪くなって駄目になったり。
一緒に帰る約束してたのに、急に先生から居残りさせられることになったり。
「いや、最後のはどうなん? そんなことある?」
「ある。昨日とかレポートの提出忘れて終わるまで居残りさせられた」
言われて思い出した。うちのクラスもそんな宿題出てた。
明日は絶対忘れないようにしないと。
「あと、なるべく嘘はつかないこととか」
「それもなるべくなんだ」
「できれば嘘なんかつきたくないけど、絶対とは言い切れないじゃん」
「そうかもしれないけど、なるべくなら嘘はつかれたくないしつきたくもないな」
「うん、だからなるべく。絶対、って縛ったら窮屈になるし」
言いたいことは分かる気がする。
でも、それなら最初からルールなんか決めなきゃ済むのでは?
疑問が顔に出ていたらしい。
彼はちょっとだけ困ったように笑う。
「せっかくつきあうんだし、どうせなら長続きしたいじゃん。それにはお互いを尊重するために分かりやすく最低限のルールを決めた方がいいんじゃないかと思って」
「長続き、したいと思ってくれてるんだ」
ずっと片想いだった。
一方的に気持ちを向けてるだけだった。
告白してもOKもらえるなんて思ってなくて玉砕覚悟だった。
だから、そんな風に思ってもらえるなんて考えてもみなくて。
その気持ちだけで拝んでしまいたくなるくらい。
なのに。
「そんな当たり前だよ。だって、俺だってずっと好きだったんだから」
「えっ」
「本当は俺から告白したかったんだけど、チキンでグズグズしてる間に先越されちゃって」
「えっ……えっ!?」
「だから、ずっと一緒にいられるように、無理しないで思ったことはなるべく伝え合うようにしよう。これが最後のルール。いい?」
照れくさそうな笑顔に撃ち抜かれて、私は首がもげるくらい何度も何度も頷いた。
お互いを尊重し合って、なるべく正直に、なるべく無理をしないで。
そうして私達はずっとずっと結婚するまで……結婚してからも、末永く仲睦まじく過ごしたのでした。
聞こえし羽搏きこそ 福音である
穢れこそ悪と 断罪の鐘は鳴る
芽吹く命は 与えられし祝福
新緑の如き産声に 喇叭の音が響く
玲瓏たる声は告げる
希うは足掻き それこそ運命
這いながらも生きることが命と
天より降りしきる 階よあれ
地に満ち足りて栄光と為す
人はそこに約束の最果てを見出すだろう
称えよ 讃えよ 其は偉大なる父である
幼馴染で小さい頃からいつも一緒
勉強するときも遊ぶときも
学校でもそれ以外でも
一緒に笑って泣いてそんな毎日が
ずっとずっと続いていく
私にとってのあなたも、あなたにとっての私も
かけがえのない特別な存在
"ずっと一緒にいようね"
ねぇ、どうして?
どうしてあなたはここを出てゆくの?
大人になってもずっと一緒にいようって言ってたよね?
私のこと嫌いになったの?
あれは私を騙す嘘だったの?
私達のルールは1つだけ
すごく簡単なことだったはずなのに
あなたはそれを破ると私に言った
ルールは絶対 だから"ずっと一緒"
一緒ならシアワセだよね
あなたは虚ろに目を開いたまま
あなたの心臓は動いてないけれど
これであなたは嘘をつかない
「ずっとずーっと 一緒だよ」
二人のルールはずっと一緒にいること
(ひぐらしのなく頃に 卒 のイメージ)
ルール
色々な人がいる社会で
嫌な思いをすることを
最低限に抑えるために必要なもの
けれども、縛りすぎも良くない
あれも駄目これも駄目では
何も出来ない
校則とか
ツーブロックは駄目とか
理由が分からないもの、現在に沿わないものは
無くすか、変えるべきだと思う
現在のルールを全て守ったら社会は
もっと良くなるかというと
そうでも無い
無くてもいいルールや
変えるべきルールはなおして
進化させていくことが大切
#ルール
「覚悟はできた?」
「望むところだ」
「やべえ笑う」
「背縮まるよ」
「俺がパリピ」
「義母を褒め続けて」
「ポン酢」
「土下座」
「治具」
「ばぶみ」
「ナビ」
「銭」
「紐」
「船」
「犬」
「へそ」
「朝湯」
「寿司」
「……」
敗者は叫ぶ。「ぷぺーーー」
ルール
4日目ー
何をやっても、どうにも空しい。
そういう日を過ごすこともある。
今日、私の行ったことが後の日の何につながってくるのか。
そんなことは私にはわからない。
今できることをやるだけだ。
良いか悪いか、それだけを考えて生きることなんてやめて、
大事なことを行えるものになるために、
生きる。
しなやかに柔らかく
伸ばしてひろげて
じゃないと
しがらみにしかならない
自分に課すルールのたいていは。
ルール
自分のルールは自分だけのもの誰にも邪魔はさせない
自由を求める人には、大きな壁。
大きな大砲をドカンと撃ち放てども、ビクともしない。
自由を求めるのもまた、人の有り方らしくて最高にイイ。
ただし、ルールという最低限の規則を守ってこそ、得られる自由もある。
自由には自分のなりたいと思う標と、世に通じる最低限のルールは必要不可欠なものだと思わざるを得なくなってしまった。
……この考えは汚いのだろうか。
ルールが人を守るのか
人がルールを守るのか。
弾丸を吐き出した銃口から白煙が上る様子をぼんやりと見つめる。"人を傷つけてはいけません"と教わったのはいつだっただろうか。
「ひ、人殺しっ!」
背後から聞こえてきた声にゆっくりと振り向く。返り血で塗れた君が恐怖と嫌悪の瞳で私を見上げていた。
私がコイツを殺さなければ今頃君が死んでいたのに。
喉まで迫り上がってきた言葉を飲み込み君へ一歩近づく。君の震えが強くなった。
「そうだね」
赤色に濡れた君の頬に手を伸ばし指で拭う。掠れた色の下から真っ白な肌色が現れた。私が大好きな君の色だ。
「それで構わないよ」
君を守れないくらいならルールなんて守る必要ないんだよ。
この世にルールってものが存在してなきゃ、どうなってたんだろうね。
毎日、戦争が起こってしまうのかな。
大きなものから、小さなものまで。
色んな場所でひっきりなしに。
あ、いや、逆にみんな笑顔になるのかな。
本当に心の底から幸せな笑顔と、上辺だけの冷たい笑顔。
それらが入り交じって溶け込む。
難しい。
ルールがあった方が、まともな生活を送れる?
きっちりした世の中になる?
でも、縛られすぎても良くないと思うの。
だからと言って、ルールがなきゃ、自由過ぎて色々とやんなっちゃう。
やっぱり、そこのバランスが大事だよね。
〜ルール〜
この世界はたくさんのルールで成り立っている
自然が決めたもの
人が決めたもの
言葉にされているもの
されていないもの
考えたらきりがない
言葉にされているものはルールとして
言葉にされていないものはマナーとして
人々の暮らしを形作っている
それと同時に拘束している
あるときは罰
あるときは常識として
考えることも憚られるこの鎖を
私たちは考える猶予も与えられないまま
従い続けている
従わざるを得ない環境にいる
そして満たされないと嘆いている
ならば何故思考しないか
ならば何故そこから脱しないか
それはそこにある安寧を求めているからだ
それは私たちの平和の宿る場だからだ
変革も
何も
求めない
求めようとしない
私たちは
ルールという鎖を抜け出すこと無く
やがて生涯を終える
思考さえも許されないこの鎖に支えられたこの世界は
とても残酷で
とても美しい
あるときは正義を呼び起こし
あるときは己を罰す
そんなルールが
私は嫌いだ
だがその鎖に守られているのも
事実なのだ
そしてまた明日もルールに縛られに行くのだろう
いつもどおり
何も考えずに
お題:ルール
タイトル:[警告:この文章は検閲されています]
テーマ:ルール #163
ルールってめんどくさい。
大人は「ルールは守りなさい」って、うるさい。
僕は堅苦しいことが嫌いだった。
だから大人になったらルールなんて否定しようって
思っていた。
でも現実はルールを否定することができないくらい
過酷なものだった。
ルールがないと犯罪が起きたり
最悪自分や他人の命の危険が迫ることを知った。
ルールって意外と大事なんだなと思った。
でも
そのルールを守らない人だって当然いる。
子供の頃の僕みたいに
ルールを否定しようとする人もいる。
僕はその人たちに強く否定はできないが、
強く肯定もできない。
ルールや決まりはあるから成り立つことがある。
最低限はないと平和な日常が成り立たない。
堅苦しくない程度にルールはあった方がいい。
今のルールは硬すぎる。
『ルール』
私はルール違反ばかりしてきた人間
ハチャメチャなことしてきた
私の横にはそれを許し
包むように傍にいるひとりの人が
振り回してきたから
傷もつけてきた
奇跡のような物語の中にいる私
最後はごめんねって謝るのかな
最後まで我が儘で通すのかな
ルール違反もうできなくなった
この人が大切ですからね
【ルール】
ルールってなんのためにあるのだろうか?
守るため?
みんなの自由を損害しないため?
みんなと同じ行動を取らせるため?
破るため?
うーん…
じゃあこう考えよう
『若しも、ルールがなかったら?』
ルールがなかったら、みんな好き放題!
髪は染めていいし、化粧をしてもいいし、夏服でも冬服でもいいし、服を着なくてもいい
人のものは勝手に奪ってもいいし、使ってもいいし、壊してもいい
電車の中で騒いでもいいし、静かな夜にはしゃいでもいい
嫌いな人を空の彼方へ飛ばすこともできるし、何時間でも労働させてもいい
こんなことがあって良いのだろうか?
みんながこう生きることができるのは、ルールの上で自由だからということではないだろうか?
でも、ルールは時に人を不満にさせる…
縛られすぎて、痛くて苦しいと感じる人
ルールがあるのに、それを守ることを許されず、苦しんでいる人
ルールを破る人によって苦しんでいる人
ルールに不満があって破る人
ルールの上で自由に生きることもできるのに…
ルールで苦しんでいる人もいる
ルールって平等なのか不平等なのか
ルールって公正なのか公平なのか
『ルール』って何だろうね?
人間がミステリー的なそんな感じの展開で死ぬ話です。グロテスク及び詳細の描写はありません。特に解決もしてません。
「この場に探偵はいない。そういうルールのはずだ」
屋敷の主人が悲痛な声で叫んだ。
静寂を破ったそれを皮切りに、招かれた客たちがそろりそろりと続きを口にした。
「そうとも、そうとも」
「我々は推理を口にしてはならない」
「凶器を確定させてはならない」
「犯人を示してはならない」
誰も彼もが遠巻きにいっとう大きなシャンデリアを囲んでいた。その下敷きになった、顔も伺えぬ被害者の身元すら知ろうとしなかった。
外は季節はずれの大雪予報のままに夏の嵐よりも吹きすさんでいて、屋敷への路は絶たれている。すべての重たいカーテンが引かれた。すべての外と通じる窓戸口が鍵で閉ざされた。それでも煙突からか、通気口からか、雪花が紛れてくるほどだった。
やがて細々と続いた声も再び静けさを取り戻す。彼らは主人も含めて沈痛な面持ちでお互いの顔を見合わせるしかなかった。
この場に探偵はいない。いてはならない。なぜならそういうルールで集まったから!
この日、交流会と聞いて集まった反探偵同盟の面々は自らがすすんで探偵の真似事をするなど、まさに死んでも嫌だった。しかしながら、みな人殺しのいる場所から逃げ出したくもある。
どの顔も忙しなくぎょろぎょろと目を動かして差し出す贄を見極めた。誰かが〝汚れ役〟をやらねば疑心暗鬼が終わらないことを誰もが察していたからだった。
なにせ、数時間前、屋敷の主人は乾杯の音頭でこのように告げて客の笑いを取ってしまったので。
「──少なくともこちらのシャンデリアは今朝から何度も確認しております。ええ、ええ、まったく落ちるわけがない」
彼は最後にはこう締め括った。
「我々の中に殺人鬼がいるわけでもなければ、探偵の出番などありませんからね! 反探偵同盟の夜に!」
ああ、そうしてグラスの音が懐かしい記憶に感じるほどの、長く苦しい一夜が始まったのだ。
死んではいけない
これはルールだ
誰が決めたことではないが
死んではいけない
これがルールだ
どんなにか辛くて惨めでも
死んではいけない
死んではいけない
死んではいけない
それでも生きてゆかなくては