ルール』の作文集

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ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/26/2026, 2:02:41 AM

しゃん、と響く鈴の音。
足を踏み出す。頭を垂れる。
暗い広間には、自分以外に誰の姿もない。笛や太鼓の音もなく、自分の中の記憶だけを頼りに決められた動きを繰り返す。

「こんな夜更けまで練習ご苦労様。でもいい子は寝る時間だよ」

呆れた声と共に、部屋に明かりが灯される。
急な眩しさに目を細め、動きを止める。何度か瞬いて、部屋の入り口でこちらを見つめる彼女に視線を向けた。

「夜更かしなんて悪いことしてないで、さっさと寝なさい」
「もうちょっとだけ……」
「駄目。ルールはちゃんと守らないと。それに明日も早いんだからね」

そう言われてしまえば、これ以上反論することなどできない。鈴を片付けながら、小さく溜息を吐いた。

この村には、いくつか決まり事がある。
一つ一つはとても些細なことだ。夜更かしをしない、朝晩の食事は家族そろって食べるなど、子供に教えるような簡単なもの。
村の決まり事だと、誰かに言われたわけでもない。文字に記されているでもない形のないそれらは、けれど村の誰もが自然と受け入れ守ってきている。

「本当に真面目なんだから。お祭りまで、まだ時間があるでしょう?」
「そうだけど……でも何だか落ち着かなくて」

俯きがちにそう零せば、彼女はまた呆れたように真面目だと呟いた。
明かりが消され、部屋が暗くなる。ぼんやり浮かぶ彼女の影を追って、部屋を出た。

「今から気負っても仕方がないでしょうに……どうせ、神様なんていないんだから」

迷いのない声音。彼女が当然のことのように神様はいないと告げる度、心の底に黒く固いものが沈んでいくような気がして苦しくなる。

「一度壊れたものは、元には戻らない。外側だけ同じように直しても、完全に同じにはならない」

歌うように彼女は囁く。彼女と出会ってから何度も聞かされていたことだ。

遠い昔、ここに暮らす人たちには決まり事など一つもなく、自由だった。
だから間違った。自由を振りかざし、越えてはいけない境界を踏みにじってしまった。
祭事を否定し、社を壊してしまったのだという。村の全ての人がそうではなかったのだろうけれど、社を失った神様は村からいなくなってしまったらしい。
神様がいなくなって、しばらくは村に変わりはなかった。
一年過ぎ、二年過ぎて。
そして三年目。
その年は、雨が降らない日が続いたという。
田畑は枯れて、人々は食べるものがなくなった。飢えによる苦しみの捌け口を求め、最後には社を壊した人が犠牲になったらしい。

酷い有様だったと彼女は言った。まるで直接見てきたかのように、当時のことを詳細に記した書物を読み聞かせながら、彼女は何度も教えてくれた。

「自業自得と言ってしまえばそれまでだけど。彼らを止めようとしなかったのに、率先して責め立てるのは滑稽で、とても哀れだね」

自業自得といいながら、滑稽だといいながら、彼女は少しだけ悲しそうに笑う。
その笑顔を見る度苦しくて、自分にできることをずっと探し続けてきた。

「神様」
「だから何度も言ってるけど、私は神様なんかじゃないよ」

無意識に溢れた言葉を、彼女は否定する。

「何度言っても直らないね。夜更かしをする。間違った認識を改めようとしない……あと何個、ルールを破るのかな」
「ごめんなさい」

溜息を吐く彼女の背に謝りながらも、内心ではきっとこのまま自分は変わらないのだろうと思っている。
このまま一人だけ決まり事を破り続け、きっと最後には彼女のようになるのだろう。
彼女は神様ではない。それを理解している。
何度も読み聞かせてくれた書物の字は、彼女の筆跡と同じだった。

不意に彼女が立ち止まる。
気づけば、自分の部屋の前まで来ていた。

「ほら、早くお休み。よく寝て、ご飯を食べて、勉強も頑張るんだよ」

部屋の戸を開けて、軽く背を押される。大人しく部屋に入ると、いい子と褒めるように頭を撫でられた。

「折角ルールを作ってあげたんだから、ちゃんと守りなさい。こちら側に近づきすぎて境界を越えたら、戻れなくなってしまうのだから」
「分かってる……おやすみなさい」

微かな声であいさつをして、彼女に背を向けた。
ぱたん、と戸が閉まる音。それきり何も聞こえなくなる。
小さく息を吐いてベッドに歩み寄り、そのまま倒れ込んだ。昨日焚いた香の匂いが残っているようで、息を吸い込むと澄んだ香りが体の内側に染み込んでいく感じがした。
途端に眠気が襲い、大人しく目を閉じる。微睡みの中で、彼女の言葉を思い出す。

――境界を越えないように、ルールを守りなさい。

人として生きるための基本的な決まり事。守る限りは、人として生きられる。
昔、父に聞いたことがある。社が壊された時、祖先は神楽を舞い続けた。
直した社の中で、寝食を惜しんで何日も。去ってしまった神様のために奉納した。
神様が戻ってきたのかは、父は教えてくれなかった。父にも分からないのだろう。
きっと、境界を越えてしまった彼女だけが、全てを知っている。

意識が沈む。現実が遠くなり、夢の中で笛と太鼓が響き出す。
手には扇。体の一部のように望むままに動かし、音に合わせて舞い始める。

彼女は悲しむだろうか。ふとそんなことを思う。
けれどもう引き返せない。いつか境界を越えてしまうことを、きっと自分は彼女に出会う前から理解していた。
くるりと扇が舞う。いなくなってしまった神様へ、祈りを捧げ舞い続ける。

人々が苦しむ時、縋れるものになれるように。感情の捌け口を、二度と誰かに向けさせないように。
優しい彼女と同じ場所に立つため、夢現に神楽を奉納する。




20260424 『ルール』

4/25/2026, 1:10:30 PM

ある読書系動画の方がイチオシであげていたので、『ロリヰタ』を読んだのですけど・・・読んでない人はしょうがないのでここから先は見ない方がいいです。

この作家さんといえば、深田恭子の『下妻物語』だったのですが、今作も前半はロリータファッションのブランド(メゾンというらしい)の名前とかがたくさん出てきて、それに主人公の流行作家が鼻につくというか、まあそんな感じでした。そして後半になると、多くのひとが好意的な評価をしていない展開になっていきます。(まあそれでも決定的な状況にはならないのですが。)

けど思うのは、この領域に対する判断って、社会の秩序とか侵害の防止とかの観点からくる「社会規範」(ルール)の部分が大きいのですが、そもそもそれ以前にそういう感情を抱いてしまったり、もちろんそれに嫌悪感を抱くのも、これは理性ではどうにもできないような「真実」なんじゃないのかなと。
ええ分かります、けど世の中にはイヌやネコを溺愛して「命」、みたいな自分のような人間もいて、するとそこに性愛もなく人間ですらない相手にも成立するものが、そして親であれば当たり前にある感情が、発生してしまうことならありうるんじゃないですかね。

それに、どんどん地獄に向かっていくほど揺らぐことがなくなり、むしろ主人公から嫌味が抜けていくあたり、まさに純愛であるような気もしてしまいます。
ただし、この作家さんの面白いところは、そういう展開を切々と書いていながら、文筆家ならばこういう状況ぐらいは言葉でいくらでも正当化できる、みたいなメタい記載も混ぜ込んでくるところですし、さらには世の中には地獄の方を手に入れるべく恋愛をダシにする人たちもいるので、けっこう難しい。
(もちろん、SadeからBataille周辺までを履修済みの方なら、脳内にこういう世界が拡がるくらいは余裕でしょうし、ひとによっては距離をおきながら耽溺したり、むしろ脳内が精液、愛液、血液まみれでびしゃびしゃにならないのは物足りないくらいなのかもしれないです。)

それに、いろんな作家(や加護亜依)へのオマージュも盛り込まれている作品なのですが、そもそも「ヰタ」なんて言葉からして鴎外以外の何ものでもないので、ここにはやっぱり性愛が蠢いていると考えるんでしょうか。

いずれにしても社会規範はsocial norm。これに反するものは、いくら真実であってもnormalではありませんし、そういう社会的な判断はどうにもできないもので、しかも重要です。

4/25/2026, 10:03:29 AM

決まりごとばっかりでめんどくさいし、窮屈な世の中。でも破るんじゃなくてそのルールがある中でどうしたらみんなが過ごしやすくなるか、それを考えることが大事なんじゃないかな

「ルール」

4/25/2026, 9:55:40 AM

#ルール

貴方はゲームマスター
早く決断して
人生というゲームの中で
私を殺して
同情はいらない
貴方みたいな有能な人が
世の中に散々出回っただけ

4/25/2026, 9:39:34 AM

『ルール』

その街の公園には、幾つかの注意事項が書かれた看板が立っていた。
「鳩や猫にに餌をやるな」等のありふれたものの後に、手書きでこう付け加えられた一文がある。

【午後の四時四分、ベンチで足を組んではならない】

通りがかった青年は鼻で笑い、あえてその時間にベンチに腰掛け、足を組んだ。

すると周囲の喧騒がふっと消え、噴水の音も、子供の笑い声も、風の音さえもしなくなった。
見上げた空には、それまで飛んでいた鳩が空中で静止している。まるで透明な樹脂に固められた標本のようだった。

焦った青年は足をもとに戻そうとしたが、体は石のように動かない。
少しすると、看板の脇に人影が現れた。公園の管理人らしき老人だ。

やれやれ、とでも言いたげな顔で看板の端を指さしているが、青年には他よりも小さく書かれたその文字が読み取れなかった。

【もし、このルールを破った者は】

そんな書き出しで始まる内容を知ったら、きっとこんなことはしなかっただろうに。

4/25/2026, 9:19:22 AM

私のクラスには、細かすぎるルールがある。提出物は右上を揃えること。発言は手を挙げてから三秒待つこと。廊下は右側を、一定の速度で歩くこと。

 誰も守っていない。でも私は守る。
 守らない人に注意すると、決まって返ってくる。

「頭固いって」
「誰もやってないじゃん」

 それでもいい。守っていないと、落ち着かないから。

──そう思っていた。

    ****

 最初の違和感は、ほんの一瞬だった。
 チャイムが鳴る前に席に着いたとき、音が遅れて聞こえた。私の動きに合わせて、世界が追いついてきたみたいに。

 それが、何度も起きる。
 順番を守って発言すると、周りの声が消える。廊下を規定通りに歩くと、誰にもぶつからない。まるで、私の行動だけが《正解》みたいに。

 ある日、私はわざとルールを破ろうとした。
 でも、できなかった。足が、勝手に減速する。手が、勝手に止まる。正しい行動に、戻される。

──気づいてしまった。
 守っているんじゃない。守らされている。

    ****

 その日の放課後、廊下を歩きながら、私は決めた。
 全部、無視する。走る。順番も守らない。誰かにぶつかってもいい。

 足に力を込めた、その瞬間。

 視界の端で、何かが動いた。天井の隅。黒い点みたいなものが、こちらを見ている。

 血の気が引く。
 それでも踏み出し、走った。

──次の瞬間、世界が歪む。
 音が消える。
 空気が固まる。
 そして、意識が落ちた。

    ****

 目を開けると、白い天井だった。消毒液の匂い。カーテンの向こうの光。

「……気がついた?」

 横を見ると、養護の先生がいた。穏やかな声。

「少し貧血みたいね。無理しちゃだめよ」

 私は起き上がろうとして、止まる。さっきのことを思い出す。

「先生……あの、」

 言いかけて、言葉が詰まる。何を見たのか、うまく説明できない。

 養護教諭は、少しだけ首をかしげた。優しい笑顔だけど、目が笑っていない。

「あなた、ちゃんと守ってる子だったのにね」

 その言い方が、引っかかった。

「……守ってたら、どうなるんですか」

 思わず聞いてしまう。
 先生は一瞬だけ黙って、それから、微笑んだ。

「安心するでしょう?
 全部が、きれいに整うから」

 その声は優しいのに、どこか冷たかった。

「でもね」

 先生は続ける。

「あの子たちを覚えてる?
 あなたと同じように、完璧に守っていた子たち」

 私は、首を振ろうとして、止まった。

──誰かのことを、考えようとしている。でも、輪郭がつかめない。

「観測する意味がなくなったものは、記録されないの。
 記録されないものは、残らない」

 先生の声が、遠くなる。

「整いすぎたものは、残らないのよ」

 私は何か大事なことを、今わかった気がした。言葉にしなければ、と思った。

 でも、カーテンの外で誰かの笑い声がして。

---

 教室に戻ると、何も変わっていなかった。騒がしくて、雑で、まとまりがない。

「お、復活じゃん」

 誰かが軽く手を振る。

 私は席に座って、周りを見渡す。
──何かが、足りない。人数は合っているはずなのに。席も埋まっているのに。

 先生に、何か大事なことを聞いた気がする。
 でも、何だったか。
 誰かが、いた気がする。

「ねえ、このクラスって……」

 隣の子に聞こうとして、やめる。言葉にできない。

    ****

 その日から、私はルールを完璧には守らないことにした。理由はわからない。ただ、そうしなければいけない気がした。
 わざと少し遅れる。順番を外す。廊下を、少しだけ速く歩く。すると、あの《視線》は現れない。

 でも、ときどき思う。

 もし、また全部を守ったら。あの子たちの名前を、思い出せるんじゃないかって。

 黒板の前で、チョークの音が響く。私はノートを開きながら、ふと天井を見上げる。そこには、何もない。

──何もないはずなのに。
 ほんの一瞬だけ、見られている気がした。

4/25/2026, 9:11:45 AM

『つもりでいたい』

終電を過ぎる時は連絡しようね。
おかえり、ただいまはどんなことがあっても言い合おうね。

一緒に住む時に2人で決めたルール。

田舎の高校を出て、
蒼は東京の大学へ。
ゆいは、地元の専門学校へ。

3年間の遠距離を経て、
この春、蒼の就職を機に一緒に住むことに決めた。

これまで2人は喧嘩をしたことがない。
地元でも有名なおしどりカップルだった。
この先も、無駄な喧嘩をしないために、2人で決めた2つのルール。

お盆の帰省前、蒼が終電を過ぎても帰ってこない。
ゆいは何度も電話した。
でなかった。

1時をすぎて、蒼は千鳥足で帰宅した、
玄関で待っていたゆいは、扉が開いたと同時に問い詰めた。遅くなったこと、連絡しなかったこと。そして、思いの丈を打ちつけた。
気分はグレー。

お盆が来てお互いの実家で別々に3日過ごした。

牧がゆいを飲みに誘う。
高校の同級生。共通の知り合い。

蒼、めっちゃ仕事してるな。
相当忙しそうよ。なんか、上司が遅くまで働かせて、その上長々飲みに誘うって。

知らなかった。そんなに遅くまで仕事してること。


次の日牧が蒼を誘う。
ゆいの友達のさ、さきちゃんだっけ。あの、同じ時期に上京した。
最近彼氏に浮気されたんだって。浮気なんて不毛だよな。
知らなかった。そんなことがあったなんて。


知ってるつもり。
わかってるつもり。

には、

まだ知らない。
まだわかれる。

という変換ルールがあるかもしれない。


恋愛にルールはいらない。
必要なのは、つもりでいたいその気持ち。

4/25/2026, 9:08:41 AM

「ルール」

この世にはルールがいっぱいある

みんなから
見えているものや
見えていないもの

場所が違えば
変わるものや
変わらないもの

必ず守らなければいけないものや
守らなくてもいいもの

ぜーんぶ
はっきり見えて
どこにいっても同じで
守って欲しいもの
だったらいいのに

この世は
ややこしい

4/25/2026, 9:01:47 AM

最近最近のおはなしです。
都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりまして、
そのうち末っ子の子狐は、善き化け狐、偉大な御狐となるべく、絶賛修行中。

最近コンコン子狐は、修行の頑張りが認められて、
ちょうど先月に最短1年の期間限定で、新しい修行場所へ送り出されたところ。

「おもち、おもち!いなりのおもち!」
稲荷狐の子狐が、稲荷神社の御利益ゆたかなお米でお餅をついて、とってって、ちってって。
葛の葉っぱのぷらぷらアクセントと、稲荷宝珠と宝鍵のイラストが可愛らしいサービスワゴンに、
お餅を積んで、売り歩きます。

「ウカノミタマのオオカミサマの、ごりやくいっぱい!ごこくほーじょ、しょーばいはんじょ!」
送り出された修行先、世界線管理局なる厨二組織には、獣人も人間も、精霊もいっぱい。
ドラゴンや宇宙タコなんかもおりますので、子狐のお餅の中身は多種多様ですが、
事前複数注文は、人気10種限定のルールです。

というのも
再現なく全種類で予約を受け付けますと
コンコン55種類も対応しなけりゃなりません。
「はい、まいど、まいど!
おもち、いっこ200えん」

これでも子狐、10種類は厳選した方なのです。

「おもち!おもち!キツネのおもち!」
とってってちってって、とってってちってって。
その日も子狐は御利益たっぷり、稲荷お餅をどっさり積んで、どっさり売りさばくのです。

ところで子狐のお餅販売ですが
まだまだ3月に始まったばかりなので
販売ルートと販売日以外の詳細なルールが
ほぼほぼまだまだ固まってないのが現状でして。

「むっ。 ここ、おきゃくさんいっぱい」
サービスワゴン、子狐号を押して歩いて、
子狐は世界線管理局、法務部執行課を巡回中。
施錠済みの部屋の中から、5人6人、最低10人、
間違いなく、管理局員がおるのを感知しました。
「おもち!おもち!ごこくほーじょ!」

タシタシタシ、かりかりかりかり!
餅売り子狐は施錠ドアを、何度も何度も引っ掻きますが、聞こえないのか誰も開けてくれません。

開けてくれないなら、子狐が開けるのです。
「おもちっ」
稲荷狐の4つの宝のひとつ、稲荷狐の鍵は、
あらゆる秘密を守り、あらゆる鍵を開けるのです。
「おもち!」

解錠済みドアをテシッと開けると、部屋の中では子狐の予想通りに、複数の局員がおりました。
「部長」
「一旦、構うな。こっちが先だ」
おやおや。なんだか良くない空気です。
とってもピリピリしています。
「カラス。状況」
「被害者は総務部総合案内課の受付係、ラブラドール1名。発生場所と誘拐経路は特定済み。
経理部の自律ドローン・しらぬいのファインプレーで、誘拐そのものは未然に阻止されてるよん」

なんだなんだ。むつかしい言葉ばっかりだ。
子狐はまだ子供なので、局員たちの話し合いの言葉がサッパリ分かりません。
「おもちっ」
まぁ、いいや! 子狐は自信たっぷり!
尻尾を上げて、サービスワゴンからお餅をカゴに移して、さっそくお餅販売に移りました。

「事案発覚から41分後、当該組織から法務b」
「おもち!おもち!おいしいおもち!
ウカサマのごりやくいっぱい、ふしぎなおもち!」

「tの影響はどうだ」
「今のとk」
「おはなみおもち、さんじゅっぱ!
しょーばいはんじょ、しょがんじょーじゅ!」

「k」
「ポイントカードフェアかいさいちゅ」

「子狐ちょっとケージに入ってなさい」
「ぎゃっぎゃ。」

なにするんだやい。なにするんだやい。
もしかしてキツネとあそんでくれるの。
とうとう子狐は優しく抱きかかえられて、すなわち捕まってしまいまして、
結果、神使を鎮座させとくための、ケージにぽんと、入れられてしまいました。

「この会議が終わってから、」
子狐の頭を撫でてくれた局員が言いました。
「餅販売のルールをちょっと一緒に考えましょう」

いらないいらない、キツネ、るーる、いらない。
コンコン子狐は尻尾ぶんぶん。
会議が終わるのを待っておりましたとさ。

4/25/2026, 8:58:19 AM

ルール

キミと結婚して、一緒に暮らすようになって、僕はマイルールを作った。それは
専業主婦として家のことをしてくれる、キミに感謝を伝えること。
僕が働いているんだし、家にいるキミが家のことをするのは当たり前。
と、思う人もいるかもしれない。
けれど、僕はそうは思わない。
だって、キミが家のことをしてくれるから、僕は何不自由なく、仕事に集中できるから。
だから僕は、キミに何度も伝えるね。
「毎日、僕を支えてくれてありがとう」
と。

4/25/2026, 8:35:34 AM

お題「ルール」

いつも自由を求めてた
ルールに縛られたくなんてなかった
誰かが決めた正しさじゃなくて
ほんとの僕にかえりたい
退屈な日々にさよなら言って
重い鎖を断ち切って
希望と決意に燃える瞳で
輝く青春見つけよう

そんな妄想しているけれど
なかなか現実は、そうはいかない

朝、目が覚めて、洗面所
背筋を伸ばして、いただきます
机の上はいつでも綺麗に
夜が更ける前に、おやすみなさい
歯向かうでもなく、逃げるでもなく、同じ仕草を、繰り返してる

そもそも僕は暴れたいわけじゃないんだ。髪を染めたり制服を着崩しても全然格好良くないし無駄に大人に歯向かったり喧嘩しても何の意味もないだいたい普段からそういう態度しているといざという時にもきちんとした振る舞いができなくなって

けれど僕は目を奪われた。

日差しの様な、あどけない笑みで、魅惑の視線を振りまいている。
長い手足の機敏な肢体は、踊って跳ねて、天真爛漫。
背中にはえてる見えない翼は、飛び立つ天使か、鳳凰か。
手を引く未来も知らず存ぜず、踏み出す先は思いのまま。

僕は堪らず、そのこにたずねた。

どうしてそんなに自由でいられるの?

そのこは振り向くと、いつも通りの笑顔で答えた。

ルールを尊重しているからだよ

僕は目を丸くして、呆気にとられた。

4/25/2026, 8:28:15 AM

・学校のルール
・社会のルール
・家でのルール
…例をあげればキリがない

4/25/2026, 8:23:00 AM

少し、昔話に付き合っていただけますか。
私は、昔から社会のルールに懐疑的な子供でありました。
どうして人のものを取ってはならないのか、どうして人の家に入ってはならないのかが理解できなくて、よく人様のものを盗って、人様の家に入り込んで、その度両親から酷く叱責を受けました。
だって、どうしたって理解できなかったのです。
野生に生きる動物たちは、いつだって生殺与奪の権を己で握っていて、弱い者が淘汰されるのは当然で、弱ければ奪われるのだって当然。
強い者は全てを手に入れ、長となり、やがては群れを率いる。
強い者が弱い者のものを奪い、領域に入り込むのは当然のこと。
それが自然の摂理であるというのに、何故人間だけがそこから外れるのでしょう。
いつから人間は、己が自然の輪から外れた例外であると勘違いしたのでしょう。
そんな人間の作った決まり事が、私は心底嫌いだったのです。
幼い頃から、私は生命の内側に興味がありました。
骨の無い、柔らかな腹の内側が、堅牢な骨の寝台に横たわる、とろりとした脳の髄が、あまりに愛しく思えたのです。
人々が美しい宝石を欲しがるように、私もそれらに触れたかった。
命を繋いでいるその肉片たちがどう動いて、どう生きて、どう死んでいくのかを、この目に収めてみたかった。
そんな幼稚な探究心を、捨てきることができませんでした。
……ええ、ええ。そうです。この探究心こそが私の罪なのです。
人間は本来、他者との境界線がもっとはっきりしていて、他は他、己は己だと線引きができているのでしょう。
だから、他のものであるものは取らないし、他者の領域は侵さない。
そんな決まりが、私には分からなかったのですよ。
侮蔑されますか。それなら、貴方はきっと、堅実に人間として生きてこられたのでしょう。
……おや、もう行ってしまうのですか。
また明日を待っていますよ。どうせ、時間は有り余っておりますから。
なんせ、私は百人を殺して、百人の中身をこの身に収めた殺人犯ですから。
そう心配されなくとも、私のための部屋で大人しくしておりますとも。
……それでは、また。私の看守さん。貴方の中身も、私は気になるのですがね。

テーマ:ルール

4/25/2026, 8:15:57 AM

風がくしゃみをひとつしたら、
帽子は少しだけお辞儀をすること。

雨粒がステップを踏む夜は、
傘はくるりと踊ってあげること。

それから
泣きたくなったときは、
涙を隠さず、空に一粒あずけること。
雲がやさしく、砂糖菓子に変えてくれるから。

人はつい、
まっすぐ歩かなきゃいけないと思うけれど、
ときどきは風にさらわれて、
知らない道をくるりと回るのも正しいのです。

笑うときは、少しだけ大げさに。
悲しむときは、ほんの少しだけ軽やかに。

それが、この世界で
靴音を鳴らしながら生きていくための、
ひみつのルール。

さあ、胸を張って。
今日もひとつ、空に浮かぶように歩きましょう。

4/25/2026, 8:05:23 AM

ルール

 有栖は本を捲りながら、青年に告げた。
「私には私なりのルールがある。例えば」
 パンッと小気味のいい音を立てて本を閉じた有栖は青年を睨めつけた。
「読書を邪魔した奴とは仲良くなれないって、ねえ?」

4/25/2026, 8:02:55 AM

ルール

ルールは人を助ける
でも人を助けない時もある
助けられないとき なんで理不尽な
と、思う
何のためのルール?と

でも そういうこと
ほんとに よくあるよね
そういうルール
力のある側に有利なルール

ルールって
弱者を助けるために作られてるんじゃないの?

でも違うみたい
弱者は切り捨てられる

なんて理不尽な世界

4/25/2026, 7:48:01 AM

『ルール』

ルールとは、信頼の上で成り立っている。

「パパの言いたい事が分かるかい?」
「つまり、アタシが戸棚のお菓子を全部食べちゃっても、罰則は無いってことね!!」
「……はぁ」

○○○

後日。

「ううう……なんでアタシがこんな目に合うのよぉ!!」
「パパの言うことを聞かずに、お菓子は一日一個までのルールを無視して、たくさん食べたからだろう?」
「ううう……パパ、ごめんなさい」
「いいよ。次からはルールをちゃんと守ってね。ほら、歯医者さんに行こうか」

——ルールとは、信頼の上で成り立っている。
だが、そもそもルールとは“愛”なのかもしれない。


おわり

4/25/2026, 7:27:07 AM

こんな夢を見た。私は憧れの学校の制服に袖を通し、浮かれた気分で入学式に参加した。校長からの新入生への挨拶が終わり、一息つく。多分、これで終わりだろう。挨拶が終わった校長は壇上から降りずスーツの懐から封筒を取り出し、便箋を広げた。
「げっ…何あの枚数…」
近くの女子がうんざりしたように呟く。確かに遠くからなので分からないが、紙束のようになっている。今から、これを読み上げるつもりだろう。
「この学校に入学するにあたって、皆さんには必ず学校生活のルールを覚えていただきたいのです。これから読み上げますので、しっかりと聞いて覚えましょう。覚えられなくても、後から配る生徒手帳に書いてありますからね」
そうして校長は、便箋の内容を読み上げ始めた。覚えられるはずがない。ただでさえ、式への緊張や長い話で疲れているのに。私のまぶたは少しずつ重くなっていく。と、いきなり背中をどつかれる。驚き振り向こうとすると、背後から囁かれた。
「振り向かずに聞いて。寝たら駄目だよ。即刻、退学になるよ」
慌てて姿勢を正す。
「ここはね、品行方正であることを強制されるの。居眠りなんて重罪だよ?特に校長の前ではね」
右斜め前で、パイプ椅子の倒れる音がした。驚いてそちらに見やると、職員たちに一人の生徒が羽交い締めにされ叫んでいた。それを気にかけることなく、職員たちは体育館の外へと生徒を連れ出した。
「ほら、君もあんな風になるとこだったんだよ」
随分厳しいところに入ってしまったようだ。先ほどの騒ぎで周りの緊張感が高まり、息が詰まる。
「三年間大変だけど、卒業出来るようにお互い頑張ろうね」
そうだ、私はここに憧れて入ったんだ。ルールごときで、退学になってたまるか。背後からの囁きに私は力強く頷いた。

4/25/2026, 7:11:45 AM

ある時、気づく。何だかとても息苦しい感じだと。世の中には、色々なルールは存在するけれど、見えるものだけでなく、見えないものにも縛られている。

 暗黙の了解のようなもの。普通はとか、みんなそうするでしょう、というようなこと。確かにそれは、分かる。この社会に生きていれば、そのニュアンスは分かっているつもりだ。

 そして、何より苦しいのは、自分の決めたルールもあることだ。それは、なかなか厳しくて、自分をじわじわと締め付けてくる。

 せめて、自分のルールを緩めることができたなら、少しはラクになるのだろうか。その時には、この世の見えないルールの縛りも、緩やかに感じられるようになるのかもしれない。


「ルール」

4/25/2026, 6:53:29 AM

ルール

『学校では(キス)するな』
背を向けて歩いていく背を見つめ
『学校では、ねー(微笑む)』
立ち上がり、後を追う
彼は振り返る、俺は彼をみて
『ルールは守るよ』
彼は頰を染めて
『…うん…学校では…だから…』
俺は少し驚いた後微笑み
『うん、学校では…だから』

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