何度、敗れただろう。何度、打ちひしがれだだろう。己の無力に苛まれた夜の数を数えるのをやめたのは、一体いつの頃だっただろうか。この世界で、平凡な私よ。取るに足らない誰かの人生のエキストラである私よ。どうか、今一度だけこの声に耳を傾けて欲しい。例え今、その身が無力さに震えていたとしても決して歩むことをやめないでほしい。戯言であったとしても、どうか。前へ、前へ。それだけあれば、明日に進める。昨日の私が、今日の私の背中を押してくれたように。
4/25/2024, 9:57:55 AM