モンシロチョウ』の作文集

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モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/10/2023, 12:27:29 PM

『モンシロチョウ』


蝶のように美しく舞うことができたら
軽やかに飛ぶことができたら
そんなことを考えながら中庭に寝転ぶ


いわゆる不良である自分に行き場はない
家でも学校でも腫れ物扱い


だからたまに思うのだ


どこにでもいるモンシロチョウにでもなって
この見知った街を自由に飛びまわりたいと

5/10/2023, 12:27:27 PM

最後は綺麗なものを見て死にたいな。

そんなことを思いながら誰も居ない公園でぼーっとしていた。
そんなとき、私の横を1匹のモンシロチョウが通った。
でもそのモンシロチョウはちょっと違う見た目だった。
大きくて見たことないくらい真っ白だった。

私には4歳の弟がいる。
弟がモンシロチョウ欲しいって言っていたのを思い出した。
家はすぐそこだから、捕まえていこう。
そう思った。

モンシロチョウを追いかけた。
モンシロチョウに夢中になっている私は周りのことなど見れていない。
モンシロチョウを追いかけている私は道路に飛び出した。
あ。

そこで私の人生は終わった。
最後に綺麗なものを見たいという願いは叶った。
でも、大切な弟にモンシロチョウを見せてあげられなかったのは、辛いな。

5/10/2023, 12:25:10 PM

ひらひらとんで

わたしのところに

春のあいさつをして

まただれかのところへいってしまう

わたしもあなたみたいに美しく舞えたらなぁ

5/10/2023, 12:24:59 PM

太陽に祝福されて

       青い空が広がった


       ボクには時間がない


       花の蜜よりも先に

       白く眩いキミを探すよ



           『モンシロチョウ』

5/10/2023, 12:23:53 PM

私、森村加奈子は死んだ。

ちゃんと信号が青になるのを確かめてから
横断歩道を渡っていたのに、スマホを見ながら運転していたトラックに轢かれて死んだのだ。

まだ、花の16才なのに。
片思いだけど、好きな人もいるのに。

世の中、あまりにも無情だ。

お葬式には、高校のクラスの子達がみんな来てくれた。
高校2年の春だから、仲の良い子もたくさんいる。
私はどちらかというと、活発な方だったから男子の友達もたくさんいる。

あ、松田君だ。五十音順で席が並んでいるので私の斜め前の席だ。
びっくりするほど町田君泣いている!

アハハ、ほら、女子が引いてるよ。

あ!私の片思い中の中川君だ!
沈んだ顔をして唇を噛み締めている。
何を思ってくれているんだろう。

もう、二度と中川君と話せないんだ、と思ったら急に悲しくなった。

ー彼女とか作るんだろうなー

ただのクラスメイトでいいから、もっと中川君と話したかった。
けっこう、いい感じでよく話してたんだけれどな。



日常が否が応でも戻ってくる。
私の机の上には、毎週誰かがきれいなお花を花瓶に差して置いておいてくれる。

きっと、優子じゃないかな?
彼女とは特に仲が良かったから。

あれ?ところで私は今、意識だけなんだよね?このまま意識も消えていくのかな。

それは嫌だな。

だって、まだ16才だよ。
嫌だ、嫌だ、このまま消えちゃうなんて嫌だ〜!!



え?どうなったの?これ。
私、ヒラヒラしてるよ!
あ!そうだ!お店のショーウインドーにうつしてみよう。

ウソ!!私、モンシロチョウになっている!!

わ〜!飛べるんだ!!
おっとと、まだうまく飛べないな〜。
……うん、だいぶコツが分かってきた!

あ〜、お花の香りがする。どこだろう。
庭?あれ?ここは学校の庭だ。私の通っていた高校の庭だ!

中庭があって、そこはタンポポやシロツメグサ、アカツメグサ、芝桜などたくさんの小さなお花が咲いていて、そこでお昼を食べたり、休憩する生徒がたくさんいる。

おひさまが真上だったので、お昼休みだといいな、と思いながらヒラヒラ飛んでいたら、ちょうどお昼休みだった。

町田君が見えた!もしかしたら、と思って
飛んでいくと、なんと!中川君がいた!!

そばに行こうと一生懸命飛んでるけど、何しろ小さなモンシロチョウだ。
なかなか進まない。

焦りながら、やっと中川君のそばに行けた!

中川君!私だよ!森村加奈子だよ〜!
中川君の肩のあたりをヒラヒラ飛び回る。

「中川、お前の周りにさっきからこのモンシロチョウ、飛び回ってるぞ」「町田の辺りにもヒラヒラしてるよ」
「案外、森村の生まれ変わりだったりしてな」ふたりで笑っている。

え?どういう事?
中川君が笑いながらからかうように言葉を続ける。
「だって、町田、森村の事、好きだったろ?毎週、早く教室に来て森村の机の上の花を替えてるもんな」

町田君は赤くなって、バカ!誰にも言うなよ!と言っている。

なんて事だ!!あのお花は町田君だったんだ!ありがとうね、町田君。

うん?町田君が私のことを好きだった?!
え〜!!中川君じゃなくて?!

予鈴が鳴った。

中川君が笑いながら「バイバイ、森村かもしれないモンシロチョウさん」と手をヒラヒラ振って、町田君と教室に戻ってしまった。

なになに?この展開!!
私は町田君は楽しい男子、とだけ思っていて、いつも中川君を見ていたのに。

ー死んでもうまくいかないなんてー

でも、町田君、いつもきれいなお花をありがとうね。

私はいつまでモンシロチョウでいられるかわからないけれど、あちこち今まで見れなかった物を見てみるよ。

さようなら、中川君、町田君、クラスのみんな。

あっちの方にお花があるんだ。いい香りがする。

私はヒラヒラと春の暖かい陽射しの中、いい香りのする方に飛んでいった。

5/10/2023, 12:22:24 PM

不意に現れて
  ほんの一瞬だけ
  わたしの肩で
  羽を休めた
  モンシロチョウ


  捕まえようとした指先を
  するりと抜けて
  あっという間に
  ひらひらと何処かへ

 

  あのひとみたいだと
  思うココロに
  苦笑い




        # モンシロチョウ (136)

   
   ✢ ✢ ✢ ✢ ✢ ✢ 




  ぼくのこころを
  がんじがらめにする
  きみの
  そのやさしさが

  ときどき
  ぼくを
  ふあんにさせる



  きみがいないせかいでは
  もう
  いきていけなくなりそうで




           ✩ ふあん (135)

5/10/2023, 12:22:22 PM

「前髪切った?」ってきみ昨日もそんなことを言っていた モンシロチョウの白はいつも同じように白

5/10/2023, 12:22:10 PM

『モンシロチョウ』

今日 あの人と最後のお別れに
心残りはあるだろうが
どうか 安らかに
迷わず 天国に
そして できれば
時々は
愛する我が子たちの元へ
白い蝶にでも姿をかえて
いつも 変わらず側で見守っていると
伝えに来てやってくれないかと
そんな願いを込めて
最後の花束をたむけた

5/10/2023, 12:20:12 PM

白くて黒の模様がついた
繊細で綺麗な羽を
振り下ろしたり、振り上げたり
ヒラヒラ落ちていく花びらみたいに舞っていた
黄色のクッションに止まって一休み
そしたらまた飛んで
優雅に羽ばたいている。
ゆっくりゆっくり春から夏への
準備が進んでいるんだろう
少しずつ
私たち人間は気づかないけど
小さい生き物たちは小さい変化に
気づいているんだろうか

お題[モンシロチョウ]
No.36

5/10/2023, 12:19:29 PM

モンシロチョウ、つやつやの表紙の教科書で見た。飛んでいる姿を思い出すと、浮かぶのは校庭の花壇と百葉箱。黒い理科室の大きな机で、そっと斜め前を見ると、好きな人の、くるんとした髪の毛。

5/10/2023, 12:19:22 PM

モンシロチョウを追いかける子どもを慌ててとっ捕まえる。きゃあ! と大袈裟な声をあげられて周りはどよめいていたが、俺はそれどころじゃなかった。
 あっちに行きたい、と泣く子どもはきっとチョウではなくあの崖の向こうに消えてしまった姉のことを恋しがっている。喧嘩別れしてそのままの姉をずっと追いかけている。それでも、この子を行かせることはできなくて。俺は必死に抱きしめてここにいてほしいと願った。

5/10/2023, 12:08:23 PM

ひらひらと舞い踊るように飛ぶ蝶はかつて魂の象徴とされていた。
 そんな話を思い出しながら春の訪れを告げる風景を眺めた。色とりどりの花々にたくさんの蝶が舞う。絵に描いたような美しい、まるで楽園そのものだ。
 その中に設置されたベンチに私は座っていた。白く塗られた木製のベンチは少し古ぼけていたが壊れそうなほど軟くはなかった。
 澄み切った青空は高く、濃い青が延々と続いている。どこまで続いているのかは分からない。ただただ青い空が遠い彼方まで続いていた。そして不思議な事に花々までもが空に連なるように彼方まで咲き誇っていた。
 不思議な場所だと周りを見渡すと、ひらひらとモンシロチョウが近くに飛んできた。はっきりと意思があるかの如くモンシロチョウは私の隣で羽ばたき、ベンチの背もたれに止まった。
 人に慣れているのか珍しいな、と蝶に手を伸ばす。すると真っ直ぐ前を向いていた蝶は体をこちらに向けた。
「違う」
 どこからともなく声が聞こえてきた。ここには私しか居ないはず。それなのに声は確かに私の耳に届いた。
 驚いた私は周りを見渡した。やはり人の姿はなく、人間は私だけ。あとは皆、花から花へと飛ぶ蝶だけである。だとするとこの声は。そう思い当たり隣のモンシロチョウへ私は視線を向けた。
「違うの」
 蝶と視線が交差するとまた声が聞こえた。やはりこの声はこのモンシロチョウから聞こえてきたのだ。
 人のような口を持たない蝶はただ静かに私を見つめるだけだが、聞こえてくる声はどこか懐かしく思えた。
「違うとはどういう事だ? 君は何か知っているのかい?」
 思ったままの疑問を私は蝶に投げかけた。少しの沈黙の後、蝶はまた声を発した。
「貴方にはやるべき事が他にある」
「やるべき事とは?」
「思い出して……」
「思い出す……?」
 瞬間、頭を殴られたような痛みが走った。
「時間……」
 蝶は無慈悲にそう伝えるとふわりと羽ばたきだした。同時に私の痛みも増していく。
 耐え切れず頭を抱え蹲ると、心臓が早鐘の如く鳴り響き視界がぐるりと一転した。
 ──ベンチから落ちた、と理解した時。私の視界は蒼穹と美しい花畑から、暗い天井と重々しい機械が並ぶ世界へと姿を変えた。

 どうやら私は夢を見ていたらしい。実験室に置いていたベンチで仮眠を取ったまま床に落ちたようだった。腰を摩りながら立ち上がるとぼんやりと青緑色に光る巨大な試験管が視界に入った。
 中にはふわふわと揺蕩い長く白い美しい髪が揺れる。胎児の如く膝を曲げ液体の中で浮かぶ姿はさながら蝶の様だ。
 今日も我が妻は素晴らしく美しい。
 もげた四肢は蘇り、爛れた皮膚はシミ一つない。あとはその美しい器に美しい命を宿すだけ。
 もうすぐだ。私の願いはもうすぐ叶う。

モンシロチョウ

5/10/2023, 12:08:03 PM

考えてみると、蝶って、見かけなくなったなぁ。
 ヒラヒラ、ヒラヒラ。
 花の上を舞っている。
 春の訪れを感じる。
 細かく羽ばたきながらも、ゆっくりと飛んでいく
 その姿はきれいだ。
 ちょっと、見てみたくなった。またどこかで
 舞う姿を見てみたい。
 空にきれいに映えている様子が目に浮かんだ。
 ヒラヒラ、ヒラヒラ。
  
            「モンシロチョウ」

5/10/2023, 12:04:46 PM

モンシロチョウは…私の地域では群れで飛ぶのでちょっと不気味笑

蛾と区別するのは、あのちょっと優雅さかなぁ?可憐さとかね。

でも私個人的にはモンキチョウの方が好きです♡

5/10/2023, 12:04:37 PM

モンシロチョウってなんで白いんだろう

私の席はいわゆるヒロイン席
授業中とか外を眺めれるあたりの場所なんだ。

私は大の虫嫌いなの

でも一つだけ大丈夫な虫がいる。

それはモンシロチョウ、、、

なんでかは私にもわからないけど
これだけは大丈夫
   他の蝶は無理なんだけどね

よく教室からモンシロチョウが見えるの

いっつも思うんだ
なんでモンシロチョウはこんなにも
綺麗な白色なんだろうって


みんなはなんでかわかる?

私の推測を特別に教えてあげよう
それはね、、、

天国にいる人が私たちの様子をモンシロチョウに
なって見にきてるからだと思うんだ!!



今、笑ったでしょ?‼︎


※作者の私は小学生の頃ガチめにそうだと言っていました。流石に低学年だけどね!


8回目

5/10/2023, 12:04:03 PM

あ、と思った時にはもう遅かった。ひらひらと舞う白い翅が止まり木に選んだのは彼の細い指、薄いピンクの爪の上。針のような蝶の脚が彼の手に触れる。
——絵になる光景だった。蝶の羽が指先に止まった瞬間ボロボロと崩れ落ちていったことさえ無視すれば。
「もっといっぱい命があれば、死ななかったのに」
 蝶の残骸を風に流しながら、彼は呟いた。
「蝶の体は小さいからあれが限界なんじゃないか」
「……確かに」
 それならもっと慎重に飛んでほしいよな、と彼が唇を尖らせる。「虫とか動物って本能で危ないものとかわかりそうなのに」
 危険なものだとは思わなかったんだろう、彼の姿を見れば誰だってそう思うはずだ。陽の光を浴びることができない金髪はそれでもきらきらと輝いてまぶしい。青空のように澄んだ瞳も薄く紅色に染まる唇や頬、指先。そのどれもが暗い夜の怪物のイメージと結びつかなかった。彼は天使のようだった。
「……もう少しだけなら、吸ってもいいぞ」
 彼の空っぽの手のひらを掴めば、肌が触れた部分がほのかに温かく、そして見えない生命が自分から彼へと流れていくように感じた。
 あの小さな蝶から吸い取った分よりはるかに多く生気を吸っても自分は平気だった。彼がこちらに手を伸ばし、顔の輪郭をなぞるように頬を撫でる。涙の滲んだ瞳に笑みが浮かんだ。
 君の罪悪感が消えるなら、何度でも君に命を吸われたいと思った。

5/10/2023, 12:02:12 PM

白くて
ちょっと黒?
でも…シンプルで素敵な色だった

葉っぱの上に止まって居たからちょっと観察
見ているだけで沢山のチョウの色を思い出す。

そんなときにさっき居たモンシロチョウは姿を消してしまった。

あっ!

と追いかけ続けた…

無我夢中で追いかけるとそこには…沢山のモンシロチョウの姿があった。

何万匹いる?

そんなことを少女は…思いながら沢山のモンシロチョウに囲まれて一日見つめていた。

5/10/2023, 11:59:22 AM

モンシロチョウ


モンシロチョウ、英語ではSmall Whiteと呼ぶらしい。
白くて小さい蝶。

春先にたくさんの花に囲まれて、
パタパタ飛んでる。
なんとも可愛らしい。

これからも多くの人から愛される蝶なんだろうな。

5/10/2023, 11:58:39 AM

【モンシロチョウ】

 その昔、この世界にはモンシロチョウという生き物がいたらしい。雪のように真っ白な翅をひらめかせる、美しい蝶が。

 薄青く光り輝く地底樹の葉が、地下迷宮を淡く照らし出す。ひらひらと舞う蝶たちの翅は、紫、青、黒、黄色と鮮やかなのに、白色だけがそこにない。自身の纏う罪の色を恥じたモンシロチョウたちはその翅を花々の染料に浸し、翅の色を変えたのだと国史には記されている。
「馬鹿馬鹿しい。そんなわけないじゃない」
 僕の持ち込んだ分厚い国史をパラパラとめくっていた、この地下迷宮に棲まう『魔女』は吐き捨てるように呟いた。
「白を纏うなんて魔女の手先だなんて勝手に畏れて、片っ端から蝶の翅を染めて歩いたのはどこのどいつよ」
 僕よりも年若い彼女が、そんな大昔のことを直接知っているわけがない。けれど彼女たちの一族は、子孫へと記憶を受け継ぐのだそうだ。経験なんてしていないはずの過去の惨劇を、彼女は地続きの記憶として知っている。
 過去を知り未来を知る、時視(ときみ)の一族。太陽の光を受けると美しい銀色に輝く純白の髪を特徴とする彼女らは、その能力を畏れた時の権力者たちにより魔女と罵られ虐殺された。それ以来、この国では白は魔女を象徴する罪の色とされる。……本当に、意味がわからない。魔女の末裔と呼ばれる少女はこんなにも可憐で、手首なんて僕が握り込めば簡単に折れてしまいそうに細くて。人々が不吉の象徴と怯える雪の日は澄み渡った空気が心地よく、世界がキラキラと光り輝いてこの上もなく美しいのに。
 手近な蝶を捕まえて、魔法をかけた。ほんの一瞬白色に染まった翅は、けれどすぐに元の黄色へと戻ってしまう。うーん、この術式でもダメなのか。
 不機嫌そうに国史を読む少女の横顔を盗み見た。この子がこんな場所に閉じこもり続けなければいけない世界なんて、間違っている。「絶対に僕が守ってあげるから一緒に外に出よう」と手を差し出した僕へと、彼女は冷めた眼差しで告げた。
『とうの昔に消えてしまった、白い翅の蝶を私に見せて。そうしたら貴方と一緒に行っても良いわ』
 きっと彼女は、不可能な条件を突きつけて僕を追い払ったつもりだったのだろう。でも僕にとっては、願ってもない提案だった。だって君の長い髪と同じ真っ白な翅で空を飛び交う蝶なんて、この世のものとは思えぬほどに美しいに決まってる! そんなの、見てみたいに決まっているじゃないか!
 モンシロチョウを引き連れた君が、白銀の髪を風になびかせながら、太陽の光の差し込む雪原を無邪気に笑いながら歩いていく。その姿を想像して、僕は羊皮紙に再び術式の案を練り始めた。

5/10/2023, 11:57:21 AM

モンシロチョウ
(宝石の国二次創作)
「モンシロチョウ、好きだったっけか?」
スピネルが学校に迷い込んだチョウと、指先で戯れていた。白い鱗粉を落とすチョウを慈しむように、優しい眼差しを向ける。
「シリマナイトが教えてくれたから、思い出す」
スピネルの表情に影が差す。久々に聞いた思い石の名前に、動揺する自分がいた。忘れたいような、それでもこびりついて離れない名前。
「そうだっけ」
遠くを見つめて、誤魔化した。思い出せてよかったと思う。思い出してまた自分の罪を責める。あの日俺の身代わりになったあの子の、生きた意味を探し続けている。

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