『モンシロチョウ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私が眺めていたモンシロチョウを君は殺虫剤で殺したね。殺している君も、命落とすモンシロチョウもどちらも綺麗だったよ。
白い体に黒い斑点
この色鮮やかな世界で
モノクロに生きるあなた。
モードコーデを見にまとう
憧れの存在。
景色に溶け込んで負けるどころか
周りを自分の景色にして
あなたが飛べばそこは花道。
その気になれば潰せそうな
羽のようなあなた
風とおしゃれを身に纏って
今日はどこを飛んでるの?
–モンシロチョウ–
【モンシロチョウ】
軋むベッドの上で、君は鱗粉を振り撒いている。その白くて小さい体に、僕は魅せられた。
僕達は蜜を求めて舞っていく。そして出逢った。
至極の快楽。
それは花のように一瞬で、すぐに散ってしまうけれど、温もりと湿り気さえあれば何度でも咲ける。
僕達は蝶だ。
長い人生の、一瞬に全てを賭ける。
艶やかな翅を伸ばて、抑えきれない口吻に鱗粉を散らし、蜜を吸って生きていく。
昂った感情を隠しもしないで。
今日も、明日も・・・・・・。
なにか魅力を感じる。惹き付けられる。〈みんな〉が好きで、嫌う者はあまりいない。ただ、そんなものは実存するのであろうか。何かを好む者がいれば必ずその反対の者もいるのではないか。反対の者が極少数である場合、だいたいは切り取られ海に捨てられる。捨てられた我々はやがてどこへ行くのか。深海の誰も到達したことのない暗闇も暗闇か、蒸発する海水に混じって雲となるか。深海に辿り着く者はそこで何を見るのか。雲になればやがて雨となる。雨は恐ろしく圧迫の大陸を濡らして――土を真っ黒に染めていく。暗いところには明かりが欲しいだろうと救世主であろうか花が咲く。「救世主様ありがとう、救世主様!」真っ先にすり寄るものが実は1番世渡り上手で魅力的。だけどやっぱり好きにはなれない。
「モンシロチョウ」
夏が来た。暑いしにそうだ。
虫がうるさい。ダルすぎる。
こんなこと言ってるけど数年前まで元気に虫とりしてたんだよな…俺…年取ったんだなぁ
虫取り網を片手に公園を走り回っていた
アゲハ蝶とか色々な虫
今思えば気色悪い…
でも1番熱心に追いかけてた虫がいた。
モンシロチョウだ
綺麗な白さが好きだった…
来世はモンシロチョウとかほざいてた
バカバカしいな
そんなことを思い出しながら窓開ける
1匹のモンシロチョウが入ってきた
あ、綺麗だ。外に逃がすために捕まえようとした
目の前で消えた……
あー暑、もう夏か、ダルすぎんな。
虫取りにでも山行こうかな…
ママ聞いて!
今日、理科の授業で習ったんだけど、アゲハチョウはみかんとかの柑橘系の木に卵を産み付けるんだって!
うちの庭の毎年アゲハチョウの幼虫がいる木は、本当に柑橘系の木なんだなって思った! 近所の人から貰ってきた木って聞いてたから、ちょっと疑ってたの。ごめんね。
それでね、モンシロチョウはキャベツとかの葉に卵を産み付けるんだって。それで、幼虫はキャベツの葉を食べるんだって!
ママ聞いてる?
これから毎日キャベツ食べるから、ママおねがい。キャベツ買って!
あのね、学校でモンシロチョウの卵が1つついたキャベツ貰ったの。
育てられる人だけでも育てて、って言われたから、貰ってきちゃった。育てたいの!虫かごどこかにあったよね?
#モンシロチョウ
ひらひら、ふわふわ、遊び舞う。
君はどこへいくのだろう。問いかけても当然返事はない。
その奔放な自由を得るために、ひとり静かに耐え忍んだ。そんな日々のことなどすっかり忘れてしまったように。うららかな春の日差しに包まれて、花から花へ。渡り移ろう。
気ままにゆく旅の先。進む季節の果て。君はまたひとり、静かに眠りにつく。
ひらひら、ふわふわ、軽やかに。
過ぎゆく時を憂うことはなく、やがてくる夜に怯えることはなく。羽ばたきはどこまでも可憐。
短い春を朗らかに歌う。
君をただ、眺めている。
【モンシロチョウ】
白い蝶は魂の世界 スピリチュアルな世界と結び付きの強い蝶である
白は純粋さ 無垢さな心 浄化を意味するいろ
白いワンピースの少女を
ベンチに腰掛けて眺める
花を見下ろすあどけない後ろ姿
ワンピースをなびかせる温かな風
陽だまりに映える輪郭
ふわりと空気を含んだように
足元を軽やかに浮かせて
君は見向きもせず花畑を離れる
またどこで会うかも分からない
気配ごと消えてしまうワンピースが
最後まで僕の目にちらついていた
#モンシロチョウ
白いワンピースの少女を
ベンチに腰掛けて眺める
花を見下ろすあどけない後ろ姿
ワンピースをなびかせる温かな風
陽だまりに映える輪郭
ふわりとし空気を含んだように
足元を軽やかに浮かせて
君は見向きもせず花畑を離れる
またどこで会うかも分からない
気配ごと消えてしまうワンピースが
最後まで僕の目にちらついていた
#モンシロチョウ
あの子はモンシロチョウ
ただただ白く
ひらひら舞って
花から花へ
軽やかに
陽の光浴びて
目に見えない鱗粉を散らし
密を吸う
だから
私は大嫌い
本当は軽やかじゃないし
グロテスクな胴体
大事なものを少しずつ奪って
逃げていく
あの子はモンシロチョウ
♯モンシロチョウ
自由奔放に飛ぶ"モンシロチョウ"が、あの子のランドセルに止まる。
狡いぞ、オマエ!
ぼくがオマエより早く見つけていたんだぞ?
ポカポカあったかいあの子はね、お日様みたいなんだ。
真っ白く
汚れをしらない
モンシロチョウ
──モンシロチョウに
色の魔法をかけて──?
太陽の下
温かい温もりをもって
優しさに触れて
モンキチョウ
夜の光を浴びて
妖艶に一歩足を踏み入れて
昼間へヒラリとかえる
シジミチョウ
魔女のような漆黒を纏い
闇に身を隠すような
カラスアゲハ
夜を駆け抜け
青空を自由に
舞い上がる
アオスジアゲハ
ねえ
今度は何色の魔法をかける?
白は汚れをしらない
白は何でも吸収する
白は……何にでもなれる──
(2023.05.10/モンシロチョウ)
平屋の前に干した洗濯物と、
小さな橋がかかった用水路と、
辺りを飛び交う白い蝶々。
母方の田舎の思い出。
#モンシロチョウ
モンシロチョウ。
モンシロチョウは
春が
来た。
こないだ
モンキチョウも
見て
懐かしかった。
モンシロチョウの幼虫が
生きていた
みどりの
死んではいなかったのだ
明るい
みどりの
蝶を見て、自由でいいよねと笑う人がいる。
そういうふうに言える人のほうが
よっぽど自由に生きてきたんだろうね。
死なないために蜜を集めて、
最後は蜘蛛の巣にひっかかっておしまい。
「モンシロチョウ」
初夏に入り、売れ残ったように咲いている花を見つけ、花瓶の縁に寄りかかり、ゆっくりと弱っていくそれを、なぜあんなにも優しく見つめていられるのだろうとその時は思ったものです
『モンシロチョウ』
森に続く小径を、私は歩いていた。心地よい風が拭き、綿のロングスカートの裾をはためかす。
樹々には木漏れ日が差し、夏の小鳥達が囀る。遠くで、郵便自転車のベルが鳴る音が聞こえる。あの鞄の中にロバートからの手紙はあるかしら。
歩いていくうちに、森は深くなり、暗くなっていく。にわかに強い風が吹き麦わら帽子を持っていこうとする。「もう」私は帽子の両の縁を掴んで飛ばされないようにした。
徐ろに顔を上げると、そこは一面にヒースが咲き、その周りを何千何万という見たこともない数の小さく白いモンシロチョウが飛んでいた。
私はアゲハ蝶でもモンキチョウでもないの
あなたに染まりたいからモンシロチョウでいるの
早く貴方色に染まらせて…