『ミッドナイト』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
世界が眠っている。
家族は眠り、自分だけがここにいて、
この時間は自分だけが
独り占めできるような。
実際はただの夜更かしでしかないのかもしれない。
最近よく行くカラオケ店で、
声の高い高校生らしき男の子が働いている。
始めたてなのか、全力で、微笑ましい。
ああ、自分もそこで働いていたんだった。
シフトが被らないというだけで
さらに距離は遠く他人からの視点になってしまう。
ここはネカフェ。
隣の部屋で、
カップルのイチャイチャする声がして苛つく。
壁をドン、となぐった。
<ミッドナイト>2024.1/26
No.22
創作。
ミッドナイト
そんなに珍しくもなくなった、夜ふかし。
ベッドにいるけど、眠らない。
耳にはイヤホン、お気に入りの曲をいくつか流す。
側には飲み物、あったかいものがいい。
近くには本の山、マンガに小説、つい夢中になるやつ。
薄暗い部屋の光、明るすぎないくらい。
窓のカーテンは眠るまで開けたまま、星が見たい。
天気が良ければ窓も開ける、外の風が気持ちいい。
そんなこんなで、今日も夜ふかしの準備は万端。
遅めの三日月に目をやって、今日もご機嫌な・・・
ミッドナイト。
『ミッドナイト』
夜中の12時、ですか…
うーん…
ネタが思いつかないです…
私が深夜に起きている事は
大晦日以外に無いので
分からないです…
とりあえず、今日はそろそろ寝ようかな。
おやすみなさ〜い
ミッドナイト
真夜中って言われたら何時を思い浮かべる?
十一時?それとも一時?
僕は十二時を思い浮かべる。
シンデレラの魔法が解ける時間。
今日もお疲れ様です。
魔法を解いて、
舞踏会で頑張った本来の自分を休ませてあげてください
ミッドナイト
終わらない仕事
そろそろ帰る 帰らない、と攻防戦のBAR
慌てて乗った終電の座席
真夜中の香りがするいつもの道
鍵が見つからない玄関前
静かな棲家
入る為には鼓舞が必要な極楽の湯船
止められない物語
ぐっすり布団の中
ひっそりと終える 昨日
2023/1/26
ボクは花束を。
ボクは花束を持って、走って、走って、
ずっと、ずっと…、夜道を走り続けたんだ。
キミという人間に会いたいが為に。
意味も無いのはボクだってとっくに知ってたさ。
だけど、ボクはその意味の無い事を…、
意味のある事に変えたかったんだ。
今日もボクの目の前に来て、キミは、
ボクよりも泣きたそうな顔をしているんだ。
「今日も来たよ。、、ずっと忘れないからね。」
そうして、ボクはいつも
"墓場"
でキミを見て、待っているんだ。
その場から動くことの許されないボクは、キミが来てくれるしか、
会える方法が無いんだ。
----一応の解説----
夜道を走った=天国でも地獄でもない真っ暗な場所
走り続けた=死んだことに気付いていなかった
意味の無いことはボクにも知ってた=死んだ事に気づいてしまった
花束を持って、走って、走って、=何かしらの方法でキミに花束を渡したかった
ずっと…=事故か何かに会い、少しの時間が経った
誰もが寝静まる真夜中。
君の中で今日もせっせと働く影が一つ。
今日起きた事。
学んだ事。
君にとって思い出、または、記憶と呼ばれるそれらを
影は、仕分けて整理する。
影の仕事は、君の今日一日の行動を整理することから始まる。
朝の支度から始まり、その日食べた物、行った場所、会った人、その時交わした会話等など。
君が見たもの、聞いたもの、全てを書き出していく。
君が思い出したい時にちゃんと思い出せるように
インデックスをつけるのも忘れない。
その作業を終えた後、
今度は、君が感じた事を整理していく。
君の心の襞にやさしく触れ、君独自の感性を慈しむ。
影は、君が君である事が誇らしいのだ。
並大抵の人であったならめげてしまう作業も
頑張ってしまえるのは、
君の見てきたもの、感じた事、
君の全てが大切だから。
影は、手抜きをしない。
今日も沢山の大切な記憶を整理する。
その中で気になった出来事を繋げて
ちょっとしたプレゼントを作ってみる。
支離滅裂で意味不明な物を作っちゃうこともあるけど
君の反応が見たいから
作っている時は毎回ドキドキ、ワクワクしている。
今日の君はどんな反応をしてくれるだろうか。
現実でも覚えていてくれたら嬉しいな。
影は君の中でひっそりと微笑んだ。
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真夜中の影
オールとか、言ってみたいけどオールとは無縁の人生を歩んできたから、真夜中を堪能した事がない。
大晦日さえ、除夜の鐘を聞いたら布団に潜り込む。
シーンと静まり返り、些細な物音に目が覚めた深夜2時…。
目を開けたら見てはいけない物が見えてしまいそうな気がして、すぐさま目を閉じる。再び眠りに入れた日は無事に朝を迎えるが目を閉じても眠れない日もある。
暗闇の中で窓を叩く風の音…
寂しそうに鳴く野良猫の声…
まっすぐな道路を駆け抜ける田舎特有のバイク音…
私の眠りを妨げる様々な音を感じながら、絶対目は開けない!と意気地になる自分。
そんなささやかな…ミッドナイト
み 道の真ん中で、立ち止まる。
つ つい、目を奪われた。
ど どっと疲れが溢れ出ていたが、吹き飛んだように感じた。
な 何食わぬ顔でこちらを見る満月。
い 居た堪れなくなって、目を逸らした。
と と思えば、ぱらぱらと降ってきた雪が月光を反射した。
お題:ミッドナイト 2024/01/26
「眠りについているつもりだよ」
『本当に?』
「えっ?」
『アハハw』
「!?」
『それなら良かったよ』
「ミッドナイト」
″ミッドナイトブルー″
深い海の底のような
遠い宇宙の彼方のような
真夜中の青の色
力強く凛とした
深く澄んだキレイな青
私もそんな色の
人間になれたらと思う
真夜中の街に繰り出すのが好きだった。何をするともなく、ただ無目的に歩き回って、真夜中の街の住人と肩を並べてみるのが好きだった。
そんな私の厄介な敵が補導――私はそれを恐れることができるヤングなのだ。
中学生だね、高校生だねと好き勝手に尋ねてくる彼らは仕事熱心で、氏名と学校名を絶対条件に、答えるまでは今夜は帰したくないと言わんばかりに立ち塞がる。
厄介なのだ。大変なのだ。
でも私は今日も真夜中の街にヤングの象徴、セーラー服で出かける。
私の居場所はここじゃない。
でも私の居場所、たとえば彼らの言う学校では、私は特別になれない。
真夜中の街の奇異な視線――関心、何をしているのかと一瞬でも私に架空の理由が書き足される。
きっと私は特別になりたいだけなのだ。
【ミッドナイト】2024/01/26
あの頃の主人公だった私は、ここで息絶えるのかな?
だって顔も見せられないくらい自己嫌悪ばかりで、
目を合わせて愛が始まるあの頃が懐かしくて。
少し力を押せば、願いが叶っていたの。
足がつかない足がつかない、そんな道のりばかりで。
雨がほしい。
あの頃のように。
きっと、きっと上手いこといく運を持っていると確信していたときへ。
君みたいな、病弱そうでひ弱そうな人の悩みも全て受け持っていた。
それでも車の外を生温かく見つめれば、どこからか希望も湧いてきたの。
喜びとか悲しみとか、口に出せるほどはっきり感じてはなかったけど。
それでも、夢の時代を生きてるって感じてた。
それくらい秘めていた気がする、何か、何か愛に似た心地よさを。
なんとなく彼がいて、あの人がいて。
それを不満そうに噛みしめていた。
どこかむず痒くって。でも、誰も私の答えを急いで求めなかった。
生きているだけで幸せっていう感じで、なんだか楽しかったな。
今の空はどんな色かな?あの時と何が違うんだろうか。
楽しくて眠らない金曜日のミッドナイト。
疲れ果てて即寝する金曜日のミッドナイト。
【ミッドナイト】
午前0時を回ったころ、私はひとりカクテルを喉へと流し込む。
照明はつけず、カーテンは開けてあるものの今日は星ひとつ見えない曇り空。明かりはダイニングテーブルの上にあるランタンだけ。
0時を回ればシンデレラは魔法がとけるというけれど、私はたいてい、夜中にようやく魔法がかかる。
ランタンのぼんやりとした光に照らされた、深い赤紫色のカクテル。これを一杯飲むだけで、ほんとうの私は内側のほうにひっこんでしまう。
………ステージの上。
身に纏うのは赤色の豪奢なドレス。カクテルで少し火照った頬はほんのり桃色に色づいて、音が響く高いヒールで大胆に歩みを進める。
観客の視線、スポットライトの光…この瞬間、すべては私のためにある。
美しく艶やかで、優雅に、華やかに舞う…このステージのアゲハ蝶。
誰もが私の歌に酔いしれ、演技に目を奪われる。
いつもは内気で気が弱い私だけど、ひとたびステージに立てば、そんな私はおやすみなさいの時間。ほんの少し、カクテルの力も借りてるけどね。
どんな人にも、輝かしい瞬間はあるものなのかもしれない。私がこうして輝けるときがあるように。
ステージにいるときの私は、
_____________最高のミッドナイトシンデレラ。
ミッドナイト
ミッドナイトと言えば、
ミッドナイト・ブルーかな。
ブルーと言えば、
ジョン・コルトレーンの、
「ブルー・トレイン」名盤ね。
アルバム、最初から聞いてみて。全曲聴いたことあると思うよ。全てが名曲。ミッドナイトにぴったりのアルバムね。
テーマ〖ミッドナイト〗
きっとこれは夢なんだ。この幸福は長い長い夢だ。
いつかの夜この夢は終わりを告げるのだろう。
それはいつなのか俺には知る由もないが。
この夢から覚めるのがとても怖い。覚めたら俺は、、。
これが夢ならこのまま永眠していたっていい。
俺は自らの頬を引っ張る。痛い。それと同時、
この幸福は夢では無いと知る。怖い、。怖い 、、、。
この幸福が崩落することに更に恐怖を感じる。
そんな俺と裏腹に時計はミッドナイトを知らせる鐘の音を響かせる。幸福の終わりと共に。
沈黙の部屋で
口から子供の鳴き声が漏れている
頬は赤く、瞼が膨らんだ
こんな夜が続いたは貴方は
叶わない夢を望むんだ
照らされる教室で
袖から光沢の残穢が顔を出す
嘘を偽り、綺麗を着飾る
こんな日々が続いた貴方は
死にたくないから世界を生きてんだ
ありふれた日常に
一滴の努力が落ちた時
貴方はきっと美しいんだ
足枷 引き摺る その姿は
汚くなんてないんだ
変わらず貴方は誰よりも
麗しい世界そのものなんだ
#13 ミッドナイト
~コソコソ裏話~
想像力豊かな人は仄かに分かっていると思いますが、「光沢の残穢」ってのは、リストカットの事ですね。
きっとこの行為をする人って、生きるための媒体、
だったり、方法だと思うんですよね。だから、
別に悪いことではないと思います。
生きるために必死だと思うんです。まぁ、
自分はした事ないので感覚が分からないですが、
その人になった気持ちで描いて見ました。んで、
実際にリストカットをする方々に向けて描いてみました
@philosophy_Mid 自分の適当な頭の中を投稿しているので、暇な方は見てください。暇ではない方も見てください。失礼します。(あ、Xで調べたら出てくるはずです)
MIDNIGHT
GOODSHOW
皆さんこんばんは、満月の夜のお耳を拝借、夜を滑って朝に眠るラジオDJ【アルフォンス・モシャ】です。
今週はとても冷えましたね、雪の舞う日もありました。体調などは崩されませんでしたか?崩れても、崩れてなくても、お耳のお供にお付き合いくださいね。
さっそく、1通目のお便り紹介です。
p.n.明日はどっちだ、さん。…明日は一応、東方向だと思いますね。はい。さて内容は……
『先日、仕事が手につかなくなるほどハマっていた動画配信者さんのチャンネルを見ても、楽しめていない自分に気がつきました。ルーティーンのような、作業なような物に感じられてしまいました。これからこういうことが増えていくのか、私自身も誰からか必要性を求められなくなる日が来るのでしょうか、不安で仕方がないです』
……随分と重たい1通目、真面目に答えましょうか。
んー。飽きが来ない人なんていない。どんなに丁寧に生きても生命だって終わりが来るのだから、気持ちの終わりくらい、いくらでも来ていいと思います。だけど、人から与えられていた愛にちゃんと感謝をしなきゃいけない。
動画配信者さんはあなただけのために動画を出しているんじゃない、たまたまあなたがヒットしただけ。つまらなくなったのは、笑えなくなったのはあなた自身の変化なのではないですか?
もっとハマるものが見つかったのかもしれないし、そうじゃないのかもしれないけれど、あなたがこのまましょぼくれていたら、周りはしょぼくれた人だなぁ、声をかけづらいなぁ、と思ってしまいます。
気持ちが変わることは悪くない、むしろ自分が変わり続けることを成長として喜ぶ方が、毎日変わらず昇ってくる太陽に感謝した方が、幸せなんじゃないですか?
……こんなもんでどうですか?いいかな?ふふっ。よく口が滑るものだなと、自分でも少し可笑しくなりました。さて、明日はどっちだ、さんに一曲目、お届けします。
Mrs. GREEN APPLEで【ダンスホール】
軽快な音楽が夜に響く。きっと明日はもうすぐ見える。
いつ言うの
いつ聞くのかな
ミッドナイト
早寝早起き
縁ない言葉
お題☆ミッドナイト