『ミッドナイト』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「桜の木になりたかった、、な。」
ずっと思ってた。
木は木でも、桜の木ならよかったのにって。
春に咲き、夏には姿を隠し、
来年の春にまた現れる。
姿を消している間も忘れ去られることなく生きてる。
咲けば満開で綺麗で、たくさんの人を
少しの期間だけ幸せにする。
いつか散ってしまうとわかってて満開に咲く。
私はただ笑っていてほしくて。
私といる時だけは、嫌なこと忘れてほしくて。
前に進むための1歩になれたらいいなって。
ただそう思ってただけだった。
桜のように、
一定期間でいいから、幸せになれる期間を作れたら、
私は最後、儚く散れるのに。
ミッドナイト
夜型人間なワタクシには
とても落ち着く時間帯
ミッドナイト
何故かバイクと
真夜中の「湾岸」が浮かんだ
ミッドナイト・・・
ベタな歌の歌詞でも出来そうな
昭和脳
「ミッドナイト」
反抗期な俺の夢を見た
それが潜在意識を表すとするならば
俺はいくつまでこんな夢を見るのだろう
親孝行なんて、未だに何もできない、
しょーもない俺は、
死ぬまでしょーもないままなのか?
闇の中、独り自己嫌悪。
ラジオの声に救いを求めている。
#ミッドナイト
こんな夜があってもいいと思った。
ベランダに1人、梅酒のロックを片手に寝静まった住宅街を眺めて、空には満天の星空。
愛する人も、可愛らしいペットもいない、寂しい夜だけど、でも。
私はわたしでとても幸せだ。
明日からもまた、この時間を守るために私は働く。
……それでもいつか、本当に好きな人ができたら。
この時間を共有してもいいのかもしれない。
最後にもう一度と空を眺めたら、流れ星が走っていた。
『ミッドナイト』
いつだって下ばかり向いている
前を向けず、横も向けず
ただ ただ 下ばかり向いている
何か辛いことがあったわけじゃない
悲しいことがあったわけじゃない
でも下しか向けなかった
でも たったひとつ
上を向けるときがあった
だれもいない なにも音がしない 雲ひとつない 真夜中
そのときだけ 上を向けるんだ
上を向くと 綺麗な 星
それしかない 自分と 闇と 星 だけ
寒いけれど それすら 忘れてしまいそうになる
星が 闇が 自分を隠してくれる
下しか向けない ちっぽけな自分を 包んでくれる
闇が 自分が どっちを 向いてるかなんて
分からなくさせてくれる
星が ひとりの 自分を ただ見守ってくれている
これは 真夜中の 自分だけの とくべつ
ひとりになりたいけど なりたくない
あべこべな 自分だけの とくべつ
「ミッドナイト」
私は朝型になりたいんだ。
ミッドナイト。まるで80’sのJ-POPにでてきそうな言葉だと思うのは、私が歳をとったからだろうか。
若いうちは、たいてい夜型だと思う。LINE、Youtube、Tiktok、Netflix などなど、スマホ世代は24時間では足りないようだ。
うちの娘も例外ではなく、スマホに制限をかけなければ、もう無限列車にように突っ走って Youtube を見続ける。そして私は言う。「そんなの毎日24時間365日見ても、終わらんで!早よ寝ろ!」と。
しかしそう言う私も、若い頃は夜更かしばかりしていたので、あまり強くは言えない。
小学生の頃はラジオの深夜放送にはまり、中学生では読書、高校生にもなると、盗んだバイクで走り出すことはなかったが、深夜に部屋を抜け出して、近所の公園でこっそりタバコを吸っていた。大学時代からは一人暮らしを始めたので、明け方寝て夕方起きるような不真面目学生の典型にような生活っだったっけ。
確かに夜は楽しい。静かだし、親は寝ているので、余計な干渉もない。昔は夜中にラブレターを書いて、朝読み返したら赤面ものだったというのがあるあるだったが、夜中というのは、それほど気分が盛り上がる時間帯だったのだ。
今の時代、マッチングアプリで出会って、LINEで別れるを告げるといったところかもしれないので、ドキドキしながら告白とか、こっそり下駄箱にラブレターとか、過去の遺産、それも世界遺産級の話なのだろう。そもそもレターって書いたこともないしと言われそうだし。
社会人になっても、週末なら、終電まで呑んでましたとか、朝までカラオケとか、まだありそうな気がする。昔ほどではないかもしれないが、コンビニもファミレスも24時間営業だ。もう夜に出かけないから知らんけど。
そんな私はというと、社会人になってパワハラと激務で、今はうつ病で休職療養中だ。何も好んで夜型なのではないが、眠れないことが多い。2〜3時間で目覚めてしまう途中覚醒が酷かった時期は、まさに明け方になってやっと眠れるといったことも珍しくなかった。
今は睡眠も多少回復してきており、途中覚醒もほぼなくなった。ただ健全な睡眠が取れているかといえば、そんなことはなく、睡眠導入剤を飲んでいるにもかかわらず、寝つきが悪く、眠りも浅い。睡眠の質でいえば、まだまだ道半ばだ。
できれば規則正しい生活がしたいと思う。眠れずに朝を迎えるのではなく、ぐっすり眠って、朝から活動したいのだ。
早朝も静かだし、家族の干渉もない自由な時間なので、もったいないと思うのだけれど、朝起きれないのだから仕方がない。飲んでいる薬の副作用もあるけど。
早く寝て、早く起きる。そんな普通の生活がしたい。
でも今日もまた遅くなってしまった。現在1:40。薬を飲んでもう寝ることにしよう。
明日もいい日でありますように。
まだ眠りたくない。
そう思うのは、今日を充実したものとして認めることができないからだ。
貪るように探す。
今日を有意義だったと言い切れる理由を。
画面の向こう、活字の向こうに。
そんなところにあるはずないのに。
暗闇と静寂。孤独。
これだけ揃ってるんだから、あと一つ。
今日も闘ったという自負を感じたくて。
まだ、眠らない。
夜は、自分が生きてていい時間って思える
真夜中が1番そうなのかもしれない
目を瞑りたくない
瞑ってしまったら、もう朝になってしまうから
インターネットで「ミッドナイト 意味」と検索すると、
『真夜中』と出てくる。
ミッドナイトをmidとnight に分けて直訳すると、真夜中とは即ち、夜の中間地点、なのだそうだ。
その『夜の中間地点』 に、自分は生かされている。
……以前、どこかでONとOFFの切り替えが大切だと聞いたことがある。
人前ではON、プライベートな時間はOFF、というように。
しかし、プライベートな時間の自分は、本当にOFF状態になって良いのだろうか?
あくまで個人の意見だが、今の社会における 『休憩時間』 とは、あくまで体や脳を休めるための時間であって、心を休めるための時間ではないように感じられる。
共に過ごす相手がそこにいる以上、協調性は大切だ、という考えは理解できる。
しかし、気が合わない相手と共に摂る食事はどうしても味 が落ちるし、心も休まらない。
自分のプライベートな時間に誰かが存在する限り、それが覆ることはない。
これのどこが『休』み 『憩』う時間なんだろうか。
だから、自分が心を休ませられる時間はどこにもない。
唯一のタイミングを除いて。
それが、真夜中。
それこそが、自分にとって最高級の、そして本当の意味での『休憩時間』。
自分が自分のままでいられる空間。
家族との内容の薄い会話、知り合いや仲間からの連絡・返信といった、煩わしいものがまだ存在するのが夜の前半。
この場にいるのが自分一人である限り、夜の後半は、自分のための時間だ。
その事実が、心を太陽のように明るく照らしてくれる。
月光のように優しく包み込んでくれる。
おそらく、この一瞬の高揚感と、濃度の高い幸せが、自分の生きがいになっている。
自分は、夜の中間地点が生み出す『それ』に、生かされている。
ミッドナイトって真夜中って意味なんだね。知らなかった。
なんか湾岸線ミッドナイトって聞いたことあるけど意味は知らなかった。
真夜中か。夜勤だから真夜中はいつも働いてるわ。休みは寝てるけど。
夜中に特別な意味を感じてたのは子どもの頃だけだな。今はなんの感慨もない。
子どもの頃は深夜になにしてたっけ。こっそり起きてゲームしてた気がする。
大人になってからはバイトか寝るだけだ。睡眠以上にやりたいことも大事なことない。
深夜といえば夜食ってのもあるな。俺はあんまり夜食を食べたことないけど。
食べるとしたら軽いのがいいね。ちょっとしたスープとおにぎりなんかが理想かな。
夜食って英語でなんて言うんだろう。どうでもいいか。
【ミッドナイト】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
1/29 AM 10:30
「第一試合始まるっぽいね~」
体育館2Fの細い通路で、暁と一緒に
合同練習の様子を見物していると、
両高のスタメンがベンチでジャージを脱ぎ、
ユニフォームでコートの中へ入っていった。
「宵ちゃんのユニフォーム姿は
いつ見ても凛としててカッコいいねぇ。
真冬にあの格好はすごく寒そうだけど」
自分の二の腕をさすりながら暁が言う。
初めて宵のユニフォーム姿を見た時、
暁は「真夜(よる)くんの色だね」と
表現していた。
濃紺よりももっと暗くて、黒に近い青。
ミッドナイトブルー。
宵にとても良く似合う色だ。
「(……頑張れ、宵)」
主審の手から、ボールが空中へ
トスアップされる。
――試合が始まった。
『麻衣ちゃん』
私を呼ぶ優しい声。心にすとんと落ちて、ほっとするような、胸が暖かくなるような声。
愛情のこもった声色で私に話しかけるのは、誰だったっけ──。
「……っ」
急に意識が浮き上がった。雨の日に窓を開けたみたいに、音が戻ってくる。
反射的に辺りを見渡した。綺麗に整えられた黒髪に青の洋服。いない。どこにもいない。バラバラに置かれた絵本。破られた画用紙。私が昨日使って、しまわないままに放っておいたんだ。
……こんな狭いおもちゃのテントの中になんて、いる訳ないのに。
胸がずきりと痛む。
『……おいてめぇ、今何つった!?』
パパの怒鳴り声。椅子が倒れる音に、皮膚と拳がぶつかり合う鈍い音。
思い出しちゃダメだ。
鼻がツンとする。目頭が勝手に熱くなって、私はギュッと目をつむった。
『大丈夫よ』
真っ暗いまぶたの裏側に、彼女の姿が浮かんだ。
いつもと同じ、こちらを気遣うような安心させるような優しい笑顔。
駆け寄った私に、彼女はそう言ったんだ。
彼女と話すのは大好き。私はお母さんがいないけど、彼女はまるで、ほんとのお母さんみたいだった。優しくて、あたたかい。
そばにいると、なんだかすっごくぽかぽかした気持ちになる。
もっと一緒にいたい。もっとたくさんおしゃべりしたかったのに。
唇を噛む。胸の前でギュッと拳を握り締めた。
私のせいだ。
私がお義母さんと仲良くするせいで、お義母さんはいつも酷い目に合うんだ。
私が何も話さなければ……。
閉じた目から涙が溢れ落ちる。
彼女の優しい笑みがいつまでもまぶたの裏に残っている気がして、私はテントの中で膝を抱えてうずくまった。
「お義母さん…‥
会いたいよ……」
窓の外は小雨がしとしと降り始めていた。
夜は苦手だ。
静かで冷たくて凍えてしまいそうになる。
過去の嫌な記憶が頭を巡る。
固く瞼を閉じて、末端から消えていく温度に気がつかない振りをしながら早く時間が経つことを祈った。
「ねえ」
いつもより数段柔らかい声が耳を撫でる。
返事はしないまま近くにいるそいつの手を手探りで見つけ、握った。
体温の高いそいつの温度が染みていく。
あったかい。
「うわ冷た…急に握らないでよね」
文句を言いつつ手を離す気配はないことにほくそ笑む。あいつに気取られないよう指を絡め、体温を貰う。
私のことが嫌いなくせに私を放っておかないお前の体温で今日も生き長らえる。
「…おやすみ、またあした」
意識を手放す頃にはもう寒くはなかった。
#安心と不安
夜になると安心感が倍増する
昼間が不安とか言うことでは無いけど夜は安心出来る時間。
きっと…夢の世界に入ることができるから。
1/26
#ミッドナイト
自分の呼吸が聞こえる時間。
そして静かに眠りにつく…
心を休められる時間…。
1/27
真夜中、
俺の背中には翼が生える
漆黒に染まった、渇いた翼で、
この暗闇を切り裂くように飛ぶ
真夜中、
私の背中には翼が生える
純白の、美しく輝く翼で、
この夜空に明るさをもたらすように飛ぶ
このふたりが交わった時、この空、いや世界は――
〜ミッドナイト〜
[ミッドナイト]
眠らない街に住む
眠れない女の子は
窓から夜空を眺めます
小さな窓には映らない
月を思い浮かべながら
朝を待つのです
膝小僧に落とした頭を持ち上げると
ヒヤリと冷たい風が頬を撫でる
この時間が
この静寂が
この闇だけが
守るように、私を包み隠してくれる
ミッドナイト
ヒーローについて語りたいけど、まだ本棚に眠っている状態だから語れない。
時間ができたら、ゆっくりしっかり、読みたいな。
緑谷くんの無個性への気付きのシーンで号泣したのは、ここだけの秘密だよ。
僕も何かの個性が欲しいと、本気で想った。
「何もできない自分は必要ない」そう、自分に呪いをかけていたから。不思議な力を持ったスーパーヒーローに憧れていたんだ。
真夜中は、大人になれない大人達が、子供に戻る時間。
眠いけど眠れない。「やりたかったこと」の欠片を集めながら、「明日」っていう現実から目を背ける。
もう、現実から目を背けているなら、君は大人なのかもしれない。子供と大人の線引なんて曖昧だ。
時間なんて人間が作り出したもの。
朝も昼も夜も、真夜中も、ずっと続いてる時の流れの一瞬だ。その一瞬で何をする?
真夜中は、曖昧な境界線。
目を瞑って横になれば、眠っているのと同じだよ。
今日に「おやすみ」。
ミッドナイト
真夜中になる時間帯には、毎晩繰り広げられる夫婦喧嘩も静まり、体力を使い切ってしまうからだろうか、夫婦別々の部屋に行った後は朝まで起きては来なかった。
私は何時も真夜中まで続く夫婦喧嘩を聞いているわけにもいかず、だからと言ってすぐ自分の部屋として与えられた空間に引きこもると、自分達が与えたはずなのに引きこもったとすぐ騒ぐので、私のことで無駄に喧嘩を大きくさせない為に、賢い私はある程度リビングで静かに傍観者としていることに……。
だけれど、高校生になった私はある程度遅い時間帯迄静かに傍観者として耐えると、明日も学校があるからと言って自分の部屋に逃げるように移動した。
ところが部屋に行くと直ぐに寝ることはせず、寂しさからなのか、居場所が欲しかったからなのか、人恋しさからなのか、駄目だと分かりつつも出会いを求めて持っている携帯電話から出会いを求める日々を過ごす。
そして、その日、当日会える人を見つけ出すと、家族が寝静まっているであろう真夜中に、こっそり自分の部屋の窓から用意周到に用意していた靴を持ってそっと抜け出した。
抜け出すことに対して、見つかったら凄くヤバいことになるというかなりの危機感と、緊張感……そしてドキドキ感があったものの、何なく抜け出すことには成功し、抜け出した後も庭で飼っている犬は気づいていた筈なのに見守ってくれていたのだろうか、姿を見られても家族だからなのか吠えることは一度も無かったので、そのお陰も相まってそんな生活が続けられることに……。
私はというと、出会いを求める男性がどんな人なのか初めから知ってはいた、自分から求めていたのは最初からHがしたい……という安易なものでは無かったものの、結局はホテルに連れてかれる……そして皆私の体目当てであり、その目的を果たすために出会う人は皆優しかった。
ところが、自分の体目的なのに、必要とされていると感じられてしまうからなのだろうか、イケナイ行為に及んでいるのに、心が満たされ、幸せを感じ、凄くそれが嬉しかったのは、自分は此処にいる、いてもイイんだと生きてることに対する実感があったからなのかもしれない。
「初めてなの?」
「はい……」
「大丈夫、優しくするから」
「お願いします」
初めての時、あまりよく考えていなかったので、避妊はしなかったけど、運が良かったのか妊娠することは無くて……そのせいか、それ以降も出会った人とは避妊なんかせずに行為に及んだ。
そして、朝、日が昇る前には家路に帰り、両親にバレないように自室に戻る生活を毎日のように繰り返す生活が続けられることになる。
出会った人とは一度きり、それ以降はお願いされても会うことはしなかったからだろうか、依存性のようにHする度にその一瞬、一時だけ幸せを感じるものの、日が昇った朝、自分の部屋で孤独に襲われた。
寂しくて、胸が締め付けられるように苦しくて……。
どんな時も笑って過ごしたいのに、泣いてばかりの自分は部屋で一人……静かに声を殺すように泣いた。
未来に期待が持てない私は、よく大丈夫だったなと思える程……学生という身分でこれを当たり前の日常として過ごしたのに、何事も無く、大人にさえバレることも無く卒業式を迎えることが出来たのは、本当に奇跡に近いともいえるだろう。
真夜中……それは居場所を求める時間だった。
真夜中……それは自分が幸せになる時間帯。
真夜中……終わってしまうと、孤独に襲われた。
そんな私は、今は実家を抜け出し、王子様と結婚することが出来た……それは、愛してくれる男性に出会えたから。
もう真夜中に寂しくなることは無くなった……それは、二人の間に子供を授かったからでもある。
真夜中……私には居場所がある。
真夜中……私には君がいる。
真夜中……隣には娘が寝ている。
真夜中……もう寂しくない、怖くない、幸せです。
――三日月――
『ミッドナイト』
からん
ウィスキーのグラスが鳴る
ミッドナイトの静寂から
現実に引き戻された
ああ もうこんな時間か…
時計の針は0時を少し過ぎていた
読んでいた手紙をテーブルへ置く
長い間、音信不通だった母からの手紙だ
わたしへの謝罪と後悔を綴った手紙は
わたしには、なんとも無機質に感じられた
ウィスキーを口に含み味わう
ミッドナイトの静寂に身を任せて
今夜は少し酔っていたい気分だ
母への返事は、まだ書けそうにない