ベルの音』の作文集

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ベルの音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/20/2023, 3:21:25 PM

『ベルの音』

母の目覚ましのベルは本当に小さな音で
それでも母は毎朝きちんと起きて
これまた小さな音でラジオを聞きながら
お弁当を作ってくれたっけ

学校が大嫌いな私だったけど
小さくてあたたかい
でも頼もしい仲間を鞄につめたら
何とか「行ってきます」を言えたよ

ありがとう

12/20/2023, 3:19:58 PM

『予鈴』
駅前の喧騒に珍しく溶け込んで 私が半分溶けていく
プランターには元気の無いパンジーがやはり半分溶けていく 全部溶けたのはパンケーキの上のバター 誰かにちょっと呼ばれた気がした ほんとうに微かで忘れてしまいそうだったけど

12/20/2023, 3:16:00 PM

『ベルの音』がどんなだったか調べてみた。
夜中ベッドに一人で座っていると、あの音が右から左に通りすぎていったのは二十歳くらいの頃だったろうか。窓の外を見ても誰もいなくて。耳元で聞こえたその音は、お布施の器を持った僧侶の魂が私の前を通過したのだろうと勝手に思っていた。
今でも忘れられない不思議な音。

12/20/2023, 3:15:44 PM

ベルの音。そう聞いて思い浮かぶのは、スキマスイッチさんの奏の歌詞。
突然不意に鳴り響くベルの音、焦る僕解ける手離れてく君
歌は、メロディに乗せながら想いを伝えたり語ったりできるから好きだ。
今もこうやって、書く事ができているのだから。



ベルの音____
2023.12.21

12/20/2023, 3:14:55 PM

30.ベルの音


僕の家の近くはベルの音が鳴る。
まぁ、僕の家といっても孤児だから施設だけど。
小さい時は親がむかえにきてくれると思ってたから、頑張ってきたけど、どんどん成長するにつれて
親が迎えに来ないことに気づいていた。
なぜ親は僕を捨てたのか。どうして見捨てたのか。
知りたかった。でも、施設の人に聞いても話を
そらされてしまう。
ベルの音が鳴ると、みんな施設の中に入ってくる。
小さい子達が沢山いる。
中学生くらいなのは僕ぐらいだろう。僕はこんな施設からでたかった。自由になりたかった。
親がなぜ見捨てたのか理由を知りたかった。

数日後、僕は施設をでた。見つからないように…
静かに門をくぐり抜け外へ出た。初めての外だ。
だが想像していた外とは違かった。
僕の目に見えるのは、まるで戦争が終わったあとの
ような…怪物が暴れていたあとのような…そんな感じの風景が拡がっていた。そこで僕は悟った。
親は死んでしまっていたんだと…
ベルの音が聞こえた。僕は戻ろうとした。
でも戻れなかった。足が動かない。
後ろからものすごいスピードで動く何かがいる。
振り向くと、化け物がいた。僕は食われるのだと覚悟を決め目を閉じる。まだベルが鳴り響いている。
僕は施設からでるんじゃなかった。と後悔していた。

12/20/2023, 3:13:59 PM

ちりん。ベルの音。
にゃあと泣いた黒猫は、懐っこく私の膝に前足を乗せる。
「どうしたの、ミーコ」
頭を撫でると、ごろごろと喉を鳴らして手に頭を擦り付けてくる。何とも愛おしい。
外を見やれば、雪景色。今季一番の寒気が関東平野にやってきているらしい。
「ホワイトクリスマスだねぇ」
首につけた小さなベルをちりちりと鳴らすミーコの背を撫で、独りごちる。

12/20/2023, 3:00:36 PM

ベルの音
今夜も鳴らない…リビングから、玄関のドアを見つめ溜息をつく…君とちょっとした行き違いで、口論になって、其れから、君がこの部屋に来なくなって、もうひと月になる…毎日のように、遊びに来ていたから、君の居ないこの部屋が、時間が、味気ない…何時もなら、二三日もすれば、機嫌直して来て呉れてたのに…意地っ張りな私は、どうしても自分から言い出せ無くて…本当は、今直ぐ君に逢いたい…ギュッと抱き締めて居たい…机の上のスマホを見つめ乍ら、ただ、ドアのベルが鳴る時を待っているよ…

12/20/2023, 3:00:15 PM

『ベルの音』


シャン シャン シャン
どこか遠くでベルが鳴る

ここまで音が聞こえる夜に
暗がりの中で独り歌う

When I was just a little girl
《私がまだ少女だった頃》
I asked my mother
《お母さんに尋ねたの》
What will I be
《私は何になるのって》
Will I be pretty
《私は可愛くなれるかなって》
Will I be rich
《お金持ちになれるかなって》
Here’s what she said to me
《お母さんはこう言ったわ》
Que Sera, Sera
《ケ・セラ・セラ》

しん しん しん
外では雪が降り積もる

細かい雪でも積もれる夜に
暗がりの中で独り歌う

When I grew up I fell in love
《大人になって恋に落ちて》
I asked my sweetheart
《恋人に尋ねたの》
What lies ahead
《この先に何があるのって》
Will we have rainbows
《虹を見ることができるかなって》
Day after day
《毎日毎日見れるかなって》
Here’s what my sweetheart said
《恋人はこう言ったわ》
Que Sera, Sera
《ケ・セラ・セラ》

シャン シャン シャン
しん しん しん
どこか遠くでベルが鳴る
外では雪が降り積もる

ここまで音が聞こえる夜に
細かい雪でも積もれる夜に
暗がりの中で独り歌う

Now I have children of my own
《いま私には子供達がいて》
They ask their mother
《その子達は私に尋ねるの》
What will I be
《自分は何になるのって》
Will I be handsome
《自分はハンサムになれるかなって》
Will I be rich
《お金持ちになれるかなって》
I tell them tenderly
《私は優しく答えるの》
Que Sera, Sera
《ケ・セラ・セラ》

"こんな夜なら誰かに届く"
そんな少しの希望を乗せて
暗がりの中で独り歌う

Que Sera, Sera,
《ケ・セラ・セラ》
Whatever will be, will be
《なるようになるわ》
The future’s not ours to see
《未来は誰にも分からないけれど》
Que Sera, Sera
《ケ・セラ・セラ》
What will be, will be
《なるようになるわ》

届いた後の未来など
分からないままただ歌う

12/20/2023, 2:58:29 PM

十二時を知らせるベルの音が街に響き渡る。
賑やかな街がより活気だつ。
今日の半分が終わったと楽しげな声で各々が昼食を楽のしんでいる。家族で食べるもの、仕事先で仲間と食べるもの。
中には一人で食べるものもいた。
それでもうまし糧よと昼食を頬張っている。
午後のため。仕事のため。自分のため。誰かのため。
うまし糧よ。



ベルの音

12/20/2023, 2:54:34 PM

ベルと聞いて、真っ先に思い浮かぶのは赤いベルマークの募金だった。ベルの音よりも印象に残っている。
 というよりも、ベルの音を聞いたことがないかもしれない。スマホのアラームの、耳をつんざくベルのような音は毎日耳にしてはいるが、本物のベルの音はめっきり聞かない。
 幼い頃は、なぜだかヨーロッパの、教会にあるベルを聞く事に憧れていた。うろ覚えな上に知識不足なので、本当に教会にベルなんかついているのかはわからないが、とにかく本場のベルを聞いてみたかった覚えがある。
 そもそも日本にベルなんてあるのだろうか?

12/20/2023, 2:54:33 PM

こんな深夜になっても
LINEの通知音を待っている
もう日付が変わっちゃうよ…
待っている間
ずっと ずっと
あなたのこと考えてる…

今、LINEが届いた
こんな時間に私を思い出してくれて
ありがとう
今日一日の終わりに
私を思い出してくれて
ありがとう

私の一日が
幸せな気持ちで終わる幸せ

12/20/2023, 2:41:26 PM

#ベルの音


 シロは、音楽隊の新入りです。
 けっして聖歌隊のような花形ではありません。
 けれど音楽好きがあつまって、熱心に練習をしています。

 今夜は、村のお祭りです。
 音楽隊も広場で演奏をするのです。
 これはチャンスです。
 音楽隊は「聖歌隊に入れなかったおちこぼれの集まり」と、あなどられているのですから。名誉をかけて、みんな本気です。
 シロがもらったのは、レの音でした。
 ハンドベルというのは楽譜にあわせてみんなで順番に音を鳴らしていく音楽です。シロの出番は少ないですが、音がひとつでも欠けたら完全な曲にはなりません。
 シロにとって、はじめての舞台でもあります。
 朝はだれよりも早起きして、夜遅くまで居残りして。いつもシロだけが遅れてしまうむずかしいパッセージは、とくに念入りに練習を重ねてきました。
 
 夜。
 お祭りの篝火のまわりで笑いあってお祝いしている仲間たちの輪から、シロはそっと、はなれました。
 赤い衣装の、気どった聖歌隊たちの横も通りました。暗がりをこっそり抜けるシロの姿に、だれも気づきませんでした。

 村のはずれの、丘のてっぺんまで来ました。
 足をとめて、シロは頭上をあおぎました。
 にぎっていたハンドベルを、夜空にむかって鳴らしました。
 
 レー レー
 レー レレーレ
 
 遠くまたたく星の光が、たちまちにじんで見えなくなっていきます。
 ぽろぽろ、涙があふれてきます。
 
 レー レー
 レー、レレーレ……
 
 場違いな不協和音が、ギョッとシロを見た指揮者と仲間たちの顔が、よみがえってきました。
 ちらちら、雪が降りはじめました。
 
 レー、レー……
 レー…… レレーレ……
 
 
 ぽろぽろ、ぽろぽろ泣きながら。
 まちがえてしまったメロディーを、ずっとずっと、鳴らしつづけていました。

12/20/2023, 2:38:46 PM

この鐘の音が、幸せの福音なら
良かったのに。


赤くも黒くも見える
ただれた空と
悲鳴と、焼け落ちる何かと。


街を見守る時計塔は無惨に崩れ
鐘は、真っ逆さまに落ちた。


日常のシンボルが奪われ、潰され
初めて、現実を見る。

平和な日時は、あまりにも脆弱で
誰もが皆、明日も同じように
ベルが鳴ると信じて疑わない。

それが、普通だとしたら。
この光景は、夢なのだろうか。

いや違う。
私の街の鐘は、もう鳴らない。


【お題:ベル】

12/20/2023, 2:31:50 PM

カランコロンと錆びれたベルの音がする。
ドアの方を見るとそこには彼がいた。ほんの些細な出来事ですれ違い別れてしまった彼が。
このカフェはあまり有名でもないし、お客さんの年齢層も高めで高校生が来るのは珍しい。
彼は誰かを探すように店内に視線を巡らせ私のところで止める。どうしても目を逸らせない。どう対応するべきか決めかねていた時店長に声をかけられた。
「行っておいで。知り合いなんだろ。もうラストオーダー終わから大丈夫だよ」
「でも...」
なかなか気は乗らなかったが早めに話をつけて帰ってもらうのが1番だろう。店長が入れてくれたコーヒーを持って彼のそばに行く。

「久しぶり」
彼は素っ気なく「おぉ」とだけ返した。1番端のテーブルにコーヒーを置いて座るように促した。
しばらく沈黙が続く。
沈黙に耐えられずに口を開いた時だった。
彼はまっすぐに私を見つめて言った。
「もう1度、俺と付き合ってくれませんか」
予想通りの言葉がやってきた。

私たちは別に仲が悪い訳でも無かった。
それでも徐々に一緒にいるのが苦しくなった。
よく話し、反応が欲しい私と。
静かに人の話を聞き自分の話はなかなかしない彼。
一見合うように見えるが何かがはまらなかった。

「ごめんなさい」

私はただ一言そう言った。

彼は初めから想定済みだったのか体勢を崩して苦笑いを浮かべた。
「そっか....そうだよな。わかってた。ごめんな」

何も言えなかった。ただ手を握りしめて俯くことしかできなかった。
こんなに弱気な彼を見るのは初めてで、こんなにも自分を見せてくれるのも初めてで。
なんでもうちょっと早く自分を見せてくれなかったんだろう。なんでもう少し待てなかったんだろう。

「悪い。いきなり。帰るわ。ごめんなさいって店長さんに言っておいて」

「じゃあな」

テーブルの上に千円札を置いて去っていった。

結局彼の顔は見れなかった。涙で滲む世界の中で彼の後ろ姿はドアの方へと吸い込まれる。
彼はもう「またね」とは言わなかった。
「ごめんね」という掠れた声はからに届いただろうか。
視界の端で小さく彼が頷いた気がした。

錆びれたベルの音がしてバタンとドアが閉まった。

私はきっとこのドアベルの音を一生忘れない。

12/20/2023, 2:22:55 PM

朝、カーテンの隙間から差し込む陽の光とともにけたたましい目覚まし時計のベルの音が響き渡る。
「ん‥‥うぅん」
寝ていた男は鳴り響く目覚まし時計を止め、ベットから起き上がった。
大きなあくびをしながら頭を掻きむしり時計を見た。
朝の6時半、男はベットから降りるとのそりのそりと洗面所まで行き、顔を洗い歯も磨き、寝間着から着替え自身の仕事場である喫茶店のエプロンを着用した。
一階に降り、自身の店である『喰魔カフェ』の食事の下準備と自分の朝ご飯を作り始める。
あと少ししたら探偵事務所の面々やお客様がやってくる。

デジモンであり、七大魔王である自分がこんなことをやっているなど、昔の自分からしたら思いもよらなかったのだろう。それでも今の自分は七大魔王『ベルゼブモン』であり、このカフェのマスター、そして探偵事務所の仲間である『喰魔 ゼブル』なのだ。
俺はこの生活が案外気に入ってるみたいだ。
首にかけていた恋人であった『ベルスターモン』の写真を入れたロケットを見ながらそう思った。

時刻は8時、もうすぐ探偵達がやってくる。
すると

チリン チリン

お店のドアにつけていた鈴の音が聞こえ、そちらに目をやるとまだ眠そうな探偵と元気な声で「おはよう!」と言ってくる赤い恐竜デジモン、そして探偵の助手。
「ああ、おはよう。何時ものでいいよな」

今日もまた、何時もの平和な時間がやってくる。
なんでもない、幸せな時間が。

12/20/2023, 2:21:16 PM

たった一つのベルが此のイエ(施設)を支配し

怯え、苦しみ

救いのない生活を続ける

タスケテ何て言えない

ベルが僕達ヲ支配シテるカら

# 26

12/20/2023, 2:09:42 PM

恒例行事だ。職場の忘年会での、演奏は。
クリスマスソングを二曲ほど、大体10名前後で演奏する。
私はいつも、若いからとか、遠い昔にピアノを習っていたとか(うっかり口を滑らせてしまった)そんな理由で、二つから四つ担当することになっている。
年配の人や楽譜が読めない人は一つ。それ以外の人は二つ。足りない音があれば、私がなんとか補っている状態。
今年はきよしこの夜と、ペチカ。子どもでもできるような簡単な楽譜で、短い構成になっている。
そのたった数分のために、仕事終わりや休みの日に二時間ほど練習する。
非常に面倒だし億劫だし……やりたくないのだが、毎回出されるちょっとお高いお菓子と、特別手当の誘惑に負けて律儀に参加しているのだ。
本番は来週末。あとわずか。
今日も白い手袋をはめて、ハンドベルを鳴らす。
毎年恒例、忙しい中での、唯一のクリスマスらしさ。

12/20/2023, 2:09:26 PM

まだ少女だった頃…
携帯電話なんて夢のようだった頃

電話の前で待っていたね
鳴らないベルの音を
ずっと待っていたね
わかっていたけど
わかっているけど
待っている夜を過ごしていたね

少女だった頃の
切ない思い出

【ベルの音】#44

12/20/2023, 2:07:16 PM

#2
『ベルの音』

からんからん、と今年も扉のベルの音が鳴る
子供たちのきゃらきゃらとした声とそれを見守る大人達。
どうか今年も、素敵な日になりますように。
一足早いメリークリスマス。

12/20/2023, 2:05:57 PM

ベルの音

クリスマス
結婚式
電車とかかな

気をてらって
火災のサイレン

警告
祝福

祈願など

ベルによって違う
違うけどベルではある

これってのはない

いまからクリスマスがくる
ジングルベルが有力
これが鐘だと除夜でお祓いに
神社なら初詣の鈴となる
鈴と言えば熊よけも思いついた

なにかしらのサインになってる
状況や事情によるはず
だけど周囲に伝わることが目的
それとなく何かがあったとは判る

その何かとは
基本的に
ベルの鳴らし方が表している
そんな気がする

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