『プレゼント』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
プレゼント
これあげると目をつぶっている私の手にかざっという音ともに重みを感じた。目を開けると赤い箱に緑色のリボンが付いている。あ。そうか、今日クリスマスだったのか。リボンをほどいて、中を開けると思はず息をのんだ。嘘でしょう。この箱の中には指が入っていた。指輪ではない。指だ。まさか、この人連続殺人鬼では
【プレゼント】
私が幼い頃から望んでた物はただ一つだけ。
誰か私を、、、そう何度も何度も願ってきた。
今日その願いがようやく叶った。
凍てつく寒さの中で貴方が差し出したそれは
私の心を掴みとる。
貴方がくれた小さな箱に私の何十年分もの願いが詰まっていた。
小さな箱のおかげで気づけたの、貴方が私にとって1番のプレゼントだって事に。
私を愛してくれてありがとう。
『僕の気持ちです』
シンプルな文面の手紙が添付された箱。綺麗なラッピングが施されたそれを、わたしは手紙ごとゴミ箱に突っ込んだ。
持った感触から、中身は食べ物と推測できる。だけど、たとえ食べ物を無駄にすることになっても、こいつからの贈り物を受け取りたくなかった。何を混入させているか知れない。
「あー、やだやだ。くわばらくわばら」
ひしゃげた箱を二度と見向きもしなかった。
今年のプレゼントはとんでもなかったなあ。
とても尊敬している人から裏切られたような気分をもらった。まだちゃんとした話し合いはできてないけど…。
みんな自分のことしか考えてないのかなと思ってしまう。
追い詰められて生きるか死ぬかの話なら我が身第一でもしょうがない。でもこんなことで二の次にされるなんてとても悲しい。
こんな日だけど会社で財布を失くしたというひとの財布が見つかってよかったなあと思う、そんなクリスマス・イブ。
「クリスマスのプレゼント 何がいい?」
そう聞かれて悩んでしまった
今欲しいものは正直なかったから
無いわけではないけれど
それは形あるものではないし
ちょうだいと言って貰うものでも無い
だから困ってしまった
悩んでいると彼は微笑んで
「僕も考えとくよ」
と言うといつも通りの会話に戻った
別れ際に彼は
イブは朝から予定あけといて
と言って手を振って帰って行った
…朝から?
イブって平日よね?
私はフリーだから何時でも大丈夫だけど
間違えたのかな?
そして今日クリスマス・イブ
朝7時から家のチャイムが鳴る
ドアの向こうには彼の姿
慌ててドアを開けると
彼は笑顔で言った
「メリークリスマス!
今日は一日めいっぱい遊び倒そう!
それがクリスマスプレゼントw」
そう言うと早く用意してと急かされ
あっという間に車に乗せられてしまった
「いつも時間がなくて少ししか会えないからさ
今日は日にちが過ぎるまでずっと君といるよw」
嬉し過ぎて思わず涙が込み上げてきた
思ってたのと違ったけど
今までで一番素敵なクリスマスプレゼント♡
「プレゼント」
プレゼント何て貰えない。
幸せなんて貰えない。
奇跡何て貰えない。
友達何て貰えない。
愛情何て貰えない。
ただ、約束を守るだけだ。
「生きる」って約束したから。
たった1人の親友との約束を守らないと。
ただそれだけだ。
小学校とかの出席確認で「〇〇くん」、手を上げて「はーい」とかやるけど、フランス人は「プケザーン」とか「プケゾン」みたいに聞こえる言葉で返事をして、ハイル・ヒトラーみたいなポーズはしない。
何言ってるんだろう、と思ったら、この「プレザン」はprésent で、「ここにいます、いてまっせ」の意味らしい。
たぶん同じ語源の言葉なのに、場所によってはぜんぜん違う、きっとお互いに分からない使われ方になってる。なぜか女性でもこのまま。
プレゼント
苦しいよ、
普通のお母さんができないこと、
悔しいよ。
捻じ曲がってる、
腐ってる…それが私の子育て。
ふつうをプレゼントしてあげて、
ウチのおチビたちに!
私を遠くにやってください!
プレゼントはとても嬉しいんだけど、せめてラッピングに返り血がつかないようにしてほしかったな。
なんか、プレゼントって自分が欲しいものをもらうより、相手が決めてくれたプレゼントの方が嬉しいと思うんだよね。だから、あえて欲しいものとかあんまり言わないようにしてる。でも、おばあちゃんにだけ、ハムスターのゲージを頼んだよ。ハムスターは自分のお年玉で買う!お正月が待ち遠しい
《戦場のメリークリスマス、祖父のくれたプレゼント》
戦争など関係なく”サンタさん“はやってくる。
例えそこが戦場だったとしても。
私の住む日本は平和で戦争も今はない国だけど、そうでない国は沢山ある。
日本に生まれてこれたことを本当に嬉しく思う。
クリスマス休戦というのを聞いた事がある。本当か定かではないが、第一次世界大戦中、ドイツとイタリア兵がクリスマスイブとクリスマスの日に一度、戦争を休止してクリスマスを祝ったというお話。
それは兵士たち自らがやった事だったそう。
兵士たちの「戦争なんてやってらんねぇ」というせめてもの心情表現だったのかなと思うと戦争の残酷さを再度理解できた。
お父さんが出兵でいないクリスマスなんて経験したこともないし想像ができない。
世界中の人々が笑顔になる日を願って、メリークリスマス。
お題:プレゼント
私にとって、皆様の作品を読ませていただけることが最大のプレゼントです。
お題「プレゼント」
プレゼント
プレゼントなんて特別な時にしかあげないものだと
思っていたけど、なんにもない日にプレゼントするのも素敵だね
記念日にそっと差し出された、
お洒落なラッピングの、小さな箱。
リング?コスメ?それとも美味しいお菓子?
いいえ、そのどれでなくてもいい。
私のために時間とエネルギーを使って
真剣に考えて選んでくれた。
そのことこそが、最高のプレゼント。
プレゼント
あなたにとって素敵な日になるような贈り物
この嬉しさを無くしませんように。
「クリスマス、誕生日、バレンタインにホワイトデー、それからお年玉。ハロウィンは違うか」
そもそも「プレゼント」を渡すタイミングって、1年の間に何度あっただろう。某所在住物書きはお題の通知文を見ながら、ふと考えた。
結婚記念日は知らない。告白記念日も考慮しない。
年中行事としてである。リア充は末永く爆発するのがよろしい。
「……プレゼント行事、冬に一極集中してる説?」
12月、2月と3月、1月。春と夏と秋のプレゼントは何があったか。物書きは記憶をひっかきまわして、
「あっ、母の日と、父の日……?」
自身の親にプレゼントのひとつも贈った記憶の無いことに気がついた。
――――――
前回投稿分からの続き物。
「ここ」ではない、どこかの世界に、動物のビジネスネーム制を採用している職場がありまして、
そこの経理部のコタツの主を、猫の無毛種、「スフィンクス」といいました。
このスフィンクス、前回投稿分で、まんまと稲荷の子狐から「ゆずの香り」のするお酒を手に入れまして。上機嫌も上機嫌。
同期で友達の収蔵品保護課勤務、「ドワーフホト」も経理部のコタツに招いて、
ふたりして、酒盛りを始めることに。
スフィンクスが勤務するこの職場、
その日の仕事さえ完璧に終われば、他者に迷惑かけない程度に、お酒を飲んでおつまみ食べて、
そのまま、帰宅が許されちゃう職場なのです。
なかなかホワイトなパラダイスですね。
だって「ここ」ではない「どこか」の世界なのです。気にしない、気にしない。
さて。
経理部にお呼ばれしたドワーフホトです。
ドワーフホトと5人の助手とで、みんなでわちゃわちゃ仕事を終わらせて、確認も完了して、
はい、お仕事終了!経理部に急行、
「あ、まってぇ!」
友達のスフィンクスからお呼ばれのドワーフホト。
せっかくお呼ばれしましたので、お礼のプレゼントなど、いそいで用意です。
「スフィちゃん、寒がりだから、コレかなぁ〜」
それは、購買部でその日入荷したばかりの、美味しい美味しいチキンスープでした。
生姜をベースに、ゴボウやタマネギのエキスがたっぷり。フリーズドライ個包装で調理も簡単。
鶏肉とレンコンのつみれも具として入っておるので、あとはお湯を入れてちょっとかき混ぜれば、
最高ポカポカ、ほっこりチキンスープの完成。
「よぉーし。バッチリぃ」
プレゼントもバッチリ!
準備万端、整えまして、ドワーフホトはスフィンクスが待つ経理部のコタツへ向かいました。
ドワーフホトが経理部のコタツに到着すると、
同期で友達のスフィンクス、早くも酒盛りを始めておりまして、稲荷神社の子狐にトクトク、お酌をさせておったのでした。
「おぅ。遅かったじゃねぇの」
コタツの上にはカゴ盛りのミカンと、ポテチとジャーキーと即席のおつまみセット。
酒盛りはどうやら突然開催が決定したようで、
焼き鳥やおでんみたいな軽食は、ひとつも、用意されていませんでした。
まぁ、そりゃそうです。
だってその日は子狐が、何の予定も予告も無く、
カモがネギ背負ってならぬ、子狐が酒のボトル背負って、スフィンクスの職場にやって来たのです。
「丁度良いじゃーん」
ベストタイミング!にっこり笑ったドワーフホト、購買で購入してきたチキンスープのフリーズドライを、さっそくスフィンクスにプレゼントです。
「一緒に食べよーよ。体ぽっかぽか、ぬっくぬく。オニオンチキンスープだよぉ」
当然のようにスフィンクスのコタツから、魔法瓶タイプのポットとスープマグを取り出すと、
ドワーフホト、それにプレゼントのフリーズドライをポンポン落として、タパパトポポ、トポポ。
2杯のぽかぽかチキンスープを、すぐに用意してしまいました。
「このスープに、少しゆずの酒入れて、ゆず風味にしたら最高じゃねえか」
「お酒の風味も入っちゃうよぉ。素直に刻みゆず入れた方が安全だと思うー」
「知らね。投入ッ!」
どんちゃんちゃん、どんちゃんちゃん。
ドワーフホトのチキンスープと、稲荷の子狐のゆず酒とで、2人の酒盛りが本格開催。
ドワーフホトが持ってきたプレゼントは、その日のうちに全部、2人の胃袋の中に消えましたとさ。
プレゼント
ささっと一瞬 ぱぱって決める
優柔不断な 私は無理だ
適当みたいで センスが良くて…
憧れるけど むずかしい
あのコの性格 趣味や好みや
最近の会話 全部がめぐる
あげたらどうかな? 迷惑ならない?
喜ぶ笑顔が 想像できる?
朝から晩まで 1日かけても
飽きずにやってる プレゼント選び
それって楽しい 連続ドラマ?
選ぶたびに 泣き笑い?
それってやっぱり 恋してるのかな?
それってその愛って ハッピーいいな
【プレゼント】
今日で何回になるかわからない誕生日。
年下のあなたは何時だって私を年上扱いしない。
だからずっと一緒にいたいと思えた。
だけど。
「…別れましょう」
「は?」
「別れて欲しいの」
「…理由は」
「私もそんなに若くない」
事実、今年誕生日を迎えてもう少し三十歳後半。もうすぐ、四十だ。
彼は二十歳後半。まだまだ遊びたい年頃だろう。
いつまでも私が縛り付けておくことは出来ない。
なのに。
「それが理由?なら俺が別れる理由にはならないよ」
「だけど…」
「これ」
「え?」
「開けて」
「うん」
彼がテーブルに置いたのは、小さな正方形の箱に綺麗に包装されたものだ。
私は丁寧に包みを開いた。
中には蓋を開けるタイプの入れ物。
「開けて」
「…これ」
「うん」
中に入っていたのは光輝くダイヤモンドの指輪だった。
「結婚しよう」
「それは…」
「年齢のこと気にしてるならそんなの関係ない!俺はずっとお前と一緒に居たいよ。お前は?」
「そんなの私だって…」
嬉しさと動揺が入り交じり涙が止めどなく溢れた。
彼の手が私の背に回される。
「なら一緒に居ようよ。これからも二人で。あっ子供は沢山作ろうな!」
「…何よ、それ。…ありがとう」
プレゼント
贈り物を受け取ってもらえること自体もプレゼントだと、思う。
受け取る力があることも、言わばプレゼントだ。
ありつづけるのも、通り過ぎるのも
受け取ればこそ、プレゼントになる
何も見えなくなりそうな、闇の奥にも星はあった
星の光を導に目を開く
明日クリスマスか。今日クリスマスイブか。
何もしてないな。生まれてから普段と変わらないクリスマスなんてなかったな。
こうしてると柄でもないけど、寂しくなるよね。
昨日から妙に胸が苦しいわ。
今日は今から散歩にでも行こうかな。最近実験してないな。青かびの培養でもしてペニシリンでも作ろうかな。アセトアニリドとか。いや、これって犯罪か?