『僕の気持ちです』シンプルな文面の手紙が添付された箱。綺麗なラッピングが施されたそれを、わたしは手紙ごとゴミ箱に突っ込んだ。持った感触から、中身は食べ物と推測できる。だけど、たとえ食べ物を無駄にすることになっても、こいつからの贈り物を受け取りたくなかった。何を混入させているか知れない。「あー、やだやだ。くわばらくわばら」ひしゃげた箱を二度と見向きもしなかった。
12/24/2024, 6:00:19 AM