『プレゼント』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
プレゼント?
別にいらないから、普通の一日を過ごさせて欲しいな。俺はキリスト教徒じゃないし、クリスマスにそこまで思い入れは無いんだ。
ほら、十二月、一月は行事が多いだろう? クリスマス、忘年会、大晦日、お正月、新年会……。
子供の頃は本とかゲームとかをプレゼントで貰えて嬉しかったけど、そういうので喜べない歳になったら気付いちゃったんだよな。
親にとっては酒が飲める口実が出来ただけなんだって。子供の気持ちなんか考えてないんだよ。プレゼントで気を引いて、親の義務は果たしたとばかりに酒に手を出すんだから。俺がどういう反応したかとか、ケーキの味とか、ロクに覚えてないんじゃないかな?
だから君も、別にプレゼントなんてくれなくていいよ。
今年一年仕事頑張って、なんとか生き延びました、ってご褒美とお祝いは、自分でするから。
だって、お返しとかめんどいじゃん?
◆◆◆
「そんで?」
「……ひっぱたかれた」
「だろうね」
「俺が総理大臣になったらクリスマスとあらゆるプレゼントを贈り合う行為を全面的に禁止にしてやる」
「わはは。それだけは百万年経ってもねえよ。そーゆーのはありがたく貰っとけばいいんだよ。後で捨てるなり誰かにあげるなりしてもいいからさ」
「その事後処理も含めて面倒なんだよ」
「僕に横流ししてくれりゃいいのに」
「めんどくね?」
「別に。食べ物なら一食分浮いてラッキーだし、それ以外なら売るか使うか捨てるかの三択だけじゃん」
「俺にとっちゃキリストよりお前が神様だよ」
「損な性分だよね、君って」
「めんどくさがりなだけだよ。あーもーマジでプレゼントなんて文化滅びればいいのに」
……僕はそれで毎回苦悩する君を見るの、結構好きだな。
END
「プレゼント」
どの女子も好きの次、二言目にはあれが欲しいだの、これをプレゼントしてだの言ってくる。
まあ社会人で稼いでるし、かわいい彼女の望みなら叶えてやりたいからいいんだけどね。
「おーい、この書類追加で頼むわ」
同僚からナイスパスが来た。今日はクリスマスイブだっていうのに残業だ。
本当に残念でならないけど、彼女にドタキャンの連絡をしなければ。プレゼントを買ってないからちょうどよかった。いい加減うんざりしていたから、あっちから振ってくれればいい。俺は仕事で書類といちゃついていた方がマシだと思う。
秒で『ごめん、残業で今日は会えない』とLINEを送ると既読だけがついてスマホは鳴らない。スルー上等だ。
黙々と仕事をこなしていると、デスクの上に置いたスマホからバイブ音がした。
彼女からか、面倒だな、と画面を見ると家が隣の幼馴染みからだった。一度は付き合って別れたが、家族ぐるみで仲が良いためたまに食事をしたりしている。
『早く帰って来い』
女子なのにスタンプなし、一言だけの命令LINE。幼馴染みらしいとくすりと笑う。
ちょうど一区切りついたからこのまま帰ってしまおう……そう思って外へ出ると、幼馴染みが寒そうに缶を手にして待っていた。
「遅い」
「ごめん。ていうかいつから待ってた?」
「さっき来たところ。あげる」
ぬるくなった缶コーヒーを手渡された。嘘が下手だねぇ。そして久しぶりに誰かに物を貰った気がして笑ってしまった。
「何にやにやしてんの?」
「ふふ、プレゼントありがとう。ちょうどコーヒーが飲みたかった」
幼馴染みは「変なの」と言うとヒールを鳴らして歩き出した。
「クリスマスのディナー、作りすぎたから呼んで来てって……うちの母さんが言ってたから。ここを通ったのは偶然だから、勘違いしないでよね!」
ツンデレが完璧で余計にやけてしまう。俺にはこの缶コーヒーで充分なんだけどな。
幼馴染みの数歩後ろを追うように、足取り軽く帰路につく──そんなクリスマスイブ。
【プレゼント】
「あーあ、サンタさん、来ないや、」
一人、ボソっと呟く。
「蒼桜っ!もう寝なさいっ!」
「やだ〜っ、サンタさん見てから寝るのっ、」
下では、妹の蒼桜を寝かそうとするお母さんと、サンタさんを絶対みたい妹の蒼桜が言い争い(?)をしているようだ。
「もうっ、鈴桜〜っ、!蒼桜寝かすの手伝ってくれない〜!?」
「はぁい」
妹の面倒見係が回ってきた。
「蒼桜〜、寝るよ〜!」
「やぁだぁっ、サンタさん見るのっ、」
いつまでも駄々をこねる妹を抱き、私は寝室に向かう。
「蒼桜。サンタさんはね、ちゃんと寝ている良い子のところにしか来ないのよ。」
そういうと、蒼桜は驚いたような顔をして、顔を曇らせ、こう言った。
「そーなのっ!?、、、じゃあ、蒼桜、寝る、」
「うん。良い子だね。きっと、サンタさんも来てくれるよ。」
「うん、、、。」
「じゃあ、蒼桜、おやすみ。」
「お姉ちゃん、おやすみ、」
泣き疲れたのか、蒼桜は直ぐに眠った。
「ふぅ、」
そして、私も寝なくちゃと、ベットに向かったのだった。
次の日
「お姉ちゃんっ!」
「ん、蒼桜、?」
朝早くに、蒼桜は私を起こしに来た。
「お姉ちゃんっ!プレゼント、届いてるかなっ!?」
「んー、」
曖昧な返事を返しても、蒼桜には聞こえていない。
そして、
「わぁっ!うさぎちゃんだ〜っ!✨」
蒼桜のプレゼントは、ちゃんと届いていた。
「サンタさん、ありがと〜っ!」
「良かったね。蒼桜。」
「うんっ!」
そして、蒼桜は遊び出した。
「ん?」
クリスマスツリーの隣にもう一つ箱があることに気がついたら私は、その箱を手に取る。
そこには、
鈴桜ちゃんへ。
お母さんのものでも、お父さんのものでもない筆跡で、そう書かれていた。
「私の、、、プレゼント、?」
気になり、中を開ける。
そこには、最新型のスマホが入っていた。
「ぇ、、、!?」
流石に驚きの声を上げる。
そして、もう一つのものに目がいった。
鈴桜ちゃんへ。
いつも、妹の面倒を見ることを頑張っていること、ちゃんと見ています。
蒼桜ちゃんは、天真爛漫。好奇心旺盛。きっと大変でしょう。
そして、妹の面倒を見るだけでなく、勉強も運動も頑張っていますね。
全てを完璧に。
その言葉を実行できています。
けれど、人は、いつでも完璧ではない。
だから、たまには息抜きも必要です。
休めることも、大切なことです。
全て完璧じゃなくても、頑張ればいい。
そのことを頭に入れてくれると嬉しいです。
これからも頑張ってください。
サンタクロース
その手紙を読んで、自然と涙が流れてくる。けれど、
「お姉ちゃん、泣いてるの、?」
蒼桜にそう言われるまで、気が付かなかった。
ああ、私、疲れてたのかな、
泣いたのなんて、いつぶりだろう、
「お姉ちゃん、」
「まぁ、鈴桜っ!?」
「鈴桜〜!今日は鈴桜の好きなチョコケーキ、、、ってなんで泣いてるんだ!?」
私、こんなに愛されてるんだな、
「ううん。なんでもない!笑」
流れた涙を拭き、私は笑った。
皆、驚いた顔をしていたが、最後には笑ってくれた。
______時に休憩も大事。
私が、クリスマスに学んだこと。
お陰で、今もこの世界を生きています。
#プレゼント
#一作目
枕元に置いてあった、夢に溢れた贈り物。
子供の頃は、そんな贈り物を見てはしゃぎまくっていたような気がする。
それをお母さんが、優しく微笑みながら眺めていた気もする。
...そんな少し前の記憶を思い出しながら、目の前で昔の私と同じようにはしゃぐ愛娘の姿を眺める。
あの時は当事者だったけど、今ではすっかり立場が入れ替わっている。
けれど、嬉しさは変わらず。
あの時、お母さんもこんな気持ちだったのかな
と思うと、更に笑みが零れてしまう。
ふふ、Merry Christmas
私の可愛い可愛い、娘ちゃん。
...いつかは貴方も、この気持ちが分かる日が来るのかな。
---二作目---
あいつから貰った、プレゼント。
顔を少し赤く染め上げながら、それでも渡してくれた贈り物。
箱を開けると、綺麗な青色の腕時計が入っていた。
意味合いは、多分そういうこと。
「大丈夫だ。俺はいつでもお前の事を愛しているからな」
そう言うと、あいつは「あぁ...」と言いながらさらに顔を赤く染め上げてしまった。
腕時計をプレゼントする意味
「あなたと一緒の時間を過ごしたい」
「どんな時でも自分を思って欲しい」
#プレゼント
158作目
プレゼント
大事なみんなの
記念日だから
何をあげようか
とても悩むけど
今年は
いつも話を聞いてくれる
あなたへの
プレゼント
美味しそうな
ケーキをあげるよ
Merry Xmas
なな🐶
2023年12月23日
プレゼント
世の中はクリスマスの話題でいっぱい
イルミネーションやクリスマスツリーが目立って
街全体がキラキラしてる
サンタさんからのプレゼントは欲しいけど
もうずっと長いこと貰ってないな
でも今年はサンタさんからのよりも
君からのプレゼントの方がずっとずっと嬉しい
期待してもいいかな?
昔、まだサンタさんの存在を信じていた頃。
母親は早く寝かせようとして風呂を急かしていたことを思い出した。
風呂へ直行すれば柚子の香りが漂っていた。
浴槽を見れば柚子が入ってる。
私は柚子が好きだ。
浴槽に入ってる柚子を眺めながら入って、あの時はのぼせやすかったから、のぼせる前に風呂から上がった。風呂から上がっても体からその香りはしてて、とても心地よかったのは覚えてる。
そして、パジャマに着替えて布団に入ればぐっすりと寝る。
寝てる間に母はプレゼントを私の枕元に置いていたのだろう。
数年前にそのときの話をしたら母は、いつバレるかひやひやしていたという。
確かに私が起きてたら焦っていただろうな。
今となってはもう大人で、多分子供がいたら私がサンタさんになっているんだろうなと思う。
その時は多分、母と同じような状況になるんだろうなと、これ書いててそう感じたのだった。
(ゆずの香り&プレゼント)
リアティ重視じゃなかった僕は
君のこと思い出しながら筆を走らせた
インクが机についた
出来上がった原稿は
割と好きな方の出来で
悔しかった
涙を堪えた
どこに居るかなんて分かりやしないのに
会いたくもないのにどうしてだろう
もっと上手くなって本屋に僕の作品が並ぶ頃に
後悔してくれるかな
夏散って 秋枯れて 冬咲いた
今日もまだ忘れられない
ふとした瞬間に思い出すのは
なんなんだろう
君はいらないんだ
これっぽっちもいらないんだ
ほんとにどうでもいいんだ
関係ないんだ
もう過ぎたことなんだ
終わったことなんだ
なんて叫んでも叫んでも
忘れられない
時間の薬はいつになったら
効いてくるのかな
インクが空っぽになるころには
忘れられるかな
2023
今年の誕生日は
誰も祝ってくれなかった
一人で過ごしていた誕生日
あなたは知らないけど
私
あなたから最高のプレゼントを
もらったんだ
「LINE交換しない?」
偶然だけど
あなたがそう言ってくれた日は
私がひとつ歳を重ねた日
その日から
あなたとの時間を積み重ねている
最高のプレゼント
【プレゼント】#47
好きな人の誕生日にプレゼントをあげた。まぁ、プレゼントって言っても、コンビニで買ったお菓子だけど。プレゼントをあげた時、好きな人は受け取ってくれたけどあまり嬉しそうではなかった。やっぱ、そうだよね。脈なしだよね。ラインをするのはいつも自分からだし、返信も適当だし、きっと他に好きな人がいるんだろうな。一体、どうしたらいいんだろう。諦めた方がいいのか、脈なしでも告白した方がいいのか。でも、諦める努力をするのは苦しいし、かといって告白しても玉砕して気まずくなる未来しか見えないし。片想いって、難しい。だって、どんなに頑張っても報われないんだもん。
プレゼント
子供の頃は当たり前だと思ってた
大人になって当たり前じゃないし
プレゼントって相手を想ってのもの
大切な人じゃないと中々できない
嫌いな人、無関心な人には絶対しない(笑)って
実感してプレゼントの思い出があることが
幸せと思えるようになった
だから貴方とお別れしたんだ
私は大切な人じゃないとわかったから
何をあげたらいいんだろうな?
オレは、おまえに何を渡せる?
そう考えて出た答えは、パートナーシップを結ぶことだった。
結婚は出来ないけど、結婚式みたいなことは出来るし。
オレの人生、全部おまえに懸けるよ。
#プレゼント
貴方から貰ったあのプレゼント
中には真っ赤な手編みマフラー
着けてみると暖かく貴方の想いが伝わった
クリスマスイブ、駅前にある大きなツリーの下で
貴方に最高のプレゼントを送る
「貴方を一生かけて愛し続けます。
どうかこのプレゼントを受け取ってください」
そうプレゼントを差し出すと貴方は目に涙を溜め
嬉しそうに受け取った
あぁなんて幸せなんだろう 貴方と私の指には
小さな星が光っていた
今年のクリスマスは今まで1番幸せだった
今年はあまり物欲がない
クリスマスプレゼントも、行き当たりばったり
中1でおもちゃはあまり買わないから
何がいいのかわからないまま過ぎ去りそう
【プレゼント】kogi
他校の両思いの好きな人にクリスマスプレゼント
あげたい…
あ、ちな、リアルでもネットでも、恋愛できる派
です。
彼は先生に怒られて拗ねてる。教室の端っこの床で座り込んでる。元気だして欲しいな。授業中だけど折り紙で鶴とハートを作った。
授業、終わり渡しに行った。なんか機嫌、悪そう。
渡しに行ったら、いらないって言われた。でも、
「なら、連絡先だけでも。」
連絡先の書かれた紙は素直に受け取ってくれた。
お題『プレゼント』
赤い服を着たひげの長いおじさんが
家にやってくるらしい
学校で友達に聞いた
そのおじさんに手紙を書くとプレゼントがもらえる
でもそのおじさんを見ると
もう家にはやってこない
ドキドキしながら今日は寝る
枕の横に靴下を置いて
ゆっくりと目を瞑り朝を待つ
〈プレゼント〉
聖なる夜に。
最高のプレゼント。
結局はモノじゃなくて。
あなたの笑顔が一番のプレゼント。
プレゼント選びは楽しい
あれが好きかな これはどうかな
驚く顔 喜ぶ顔を思い描いて
用意した瞬間から
手渡す時が待ち遠しい
早くあげたい がまんがまん
しあわせだな
受け取ってくれるあなたがいること
「プレゼント」
#281
女だけど、胸があるのは変な気がするのですが、無いのも変な気がしています。
女だって理解しているし認識している。
違和感が常にあるわけではありませんが、ふとした瞬間に、“あれ?なんか違う…”と感じます。
髪が長いのも変な感じです。
私、これ書いていて内心大笑いしてます。
どうしてでしょうか。