リアティ重視じゃなかった僕は
君のこと思い出しながら筆を走らせた
インクが机についた
出来上がった原稿は
割と好きな方の出来で
悔しかった
涙を堪えた
どこに居るかなんて分かりやしないのに
会いたくもないのにどうしてだろう
もっと上手くなって本屋に僕の作品が並ぶ頃に
後悔してくれるかな
夏散って 秋枯れて 冬咲いた
今日もまだ忘れられない
ふとした瞬間に思い出すのは
なんなんだろう
君はいらないんだ
これっぽっちもいらないんだ
ほんとにどうでもいいんだ
関係ないんだ
もう過ぎたことなんだ
終わったことなんだ
なんて叫んでも叫んでも
忘れられない
時間の薬はいつになったら
効いてくるのかな
インクが空っぽになるころには
忘れられるかな
12/23/2023, 10:41:02 AM