あの子みたいになりたい!
身長163cm 顔もなかなかにいい方です
太らない体質です
おまけにハーフです
愛嬌いいのが取り柄です
辛い経験ももちろんしています
人に頼るのが上手いです
自然と人が寄ってきます
夢にまで見た輪廻転生
そんなの叶わないから
あの子みたいになりたい!
服もメイクも気をつかってみる
周りの人に愛嬌振りまいて
気づいた時にはもうばたんきゅー
☆☆☆
運動神経いい方です
不器用だって自覚しています
朝起きるのが苦手です
口をついて出るのは でもばっか
こんなわたしにも夢があるの
あの子みたいな𝙘𝙪𝙩𝙚𝑮𝑰𝑹𝑳に
なりたい!なりたい!
とてもなりたい!
だから今日とて絶賛修行中
あの子みたいになりたい!
元気で明るくてかわいいなんて
天は三物を与えてますね
そりゃあんまりですわ
あの子みたいになりたい!
人から心配してもらえるような…
嫌いになりそう!
でもこれも嫉妬なのです
☆☆☆
メモに書いた設計図
マルをつけたマスのなか
無理難題もかかってこいや
でも気づいた時にはばたんきゅー
憧れ多すぎるのが取り柄でいいですか
不器用なのが取り柄でいいですか
あの子みたいになりたいの!
A判定くらいくださいよ
ありきたりな言葉で君を探す
あの時の言葉たしかにそうだったって
笑えるような月日が過ぎた僕らの間になにがある
この寒い雪の下でまぁせめて生きやすいならいいな
他人の影を追いかけてる僕
1人でずっと戦ってる君
分からないことこんなにあるのに
僕らあんなに話したよね
夢を続きを なにかの自慢を 綺麗なものを
教えあってた
過ぎ去る日々戻ることはないけどさ
大切だったことは変わらない
近付きすぎては反発し合って
互いに分からないことの方が大きくて
誤魔化した褒め言葉に君は気づいていた
1人で突っ走って倒れる僕を君は引っ張り起こした
掻き乱して頑張る君の傍でいつも話を聞いていた
どうしようもない世界の真ん中で
サイダーでも飲んで話そうか
「こんなもんか」って空白につぶやく
午後21時の5分前
なんだか急にスンとしてしまう
こういう人だったんだな
小さな態度の違いさえ小さな語尾の違いさえ
なんとなく察してしまうのは
きっとお互い様なんだろうな
憧れとか言ったけどさ
たぶん理想を幻想を見ていただけ
構って欲しいも黙って欲しいも
いつのまにか消えてく
目が覚める5分前に
君に会いに行く
目が覚める5分前に
君に愛を伝える
好きだった言葉好きな態度好きな返の仕方
もう一度貰っても
前みたいに素直に喜べないよ
案外君もさちゃんと人間なんだね
今気付いた
その返信はさ怒ってる合図で
その返信は許してもらいたい時
ちゃかす癖元気に振る舞う姿
ありのままみたいに見える外面は
半分くらいはありのままでもう半分の本音は
隠していたんだね
目が覚める5分前に
君に会いに行く
目が覚める5分前に
君に愛を伝える
他の人に笑う君に嫉妬しなくなった
こんなもんかって思ったら代わりが溢れ出した
目が覚めても君には会うけれど
目が覚めても 君と笑うけれど
眠りにつく時君のことで悩まなくなるんだ
親近感だなんて勝手に期待しておいて
サービスしていたのにお代くらいちゃんと置いて行って
純粋なその正義も 遠回しな言い方も
いつだって殺してあげる
リボンに隠されたその気遣いももう要らないよ
幸せだなんて勝手に決めつけて来ないで
勝手に同情して距離取って
隣に立って笑ってるその偽善にも
散々吐き気がするから今のうちに辞めなよ
虚しいだなんて余計なお世話
何もかも捧げて貢ぐくらいの意識を持って欲しい
けどそれも気持ち悪いね
選んじゃったの、センス無いね
幸せになれそうなのに
関わるって決めたなら何を見ても引かないで
今更何もかも遅い気がするから
愛だなんて軽い言葉を使わないで
泣き顔に騙される程単純そうだから
その反応、引いちゃうよ
意味がわからないし
それってつまり同情なんじゃない
それって浸かって甘えてしまうほど
甘くはないんだからさ
日傘の先を見ても
悲しくて寂しくて嫌われるのが怖いなんて
絶対に言わないし悟られたくもないんだ
だから早く見限ってくれ
なにが俺をこうしたのかって
心当たりはあるけど今さら振り返らないよ
もう過ぎたことだし
遠い遠い昔の記憶が根を張ってると
所々気付くのは こんな冗談で
隠してしまおう
割り切って俺と君はこういうもんでしょ
それ以上もそれ以下もない
君と話してるとまるで雨の路地裏に太陽の光が射し込むような気持ちになるんだ
その目線を奪いたいのに
いつか逸らされるのが怖くて
踏み込めずに 駆け引きをして
いつの日か君が飽きるのを待ってる
妥協や勘違いなんじゃない
面倒見るようなもんじゃない
なにか魔法みたいに俺に染み付いた
考えも呪いも消してしまえれば
そうすれば幸せに笑えるのかな