昔、まだサンタさんの存在を信じていた頃。
母親は早く寝かせようとして風呂を急かしていたことを思い出した。
風呂へ直行すれば柚子の香りが漂っていた。
浴槽を見れば柚子が入ってる。
私は柚子が好きだ。
浴槽に入ってる柚子を眺めながら入って、あの時はのぼせやすかったから、のぼせる前に風呂から上がった。風呂から上がっても体からその香りはしてて、とても心地よかったのは覚えてる。
そして、パジャマに着替えて布団に入ればぐっすりと寝る。
寝てる間に母はプレゼントを私の枕元に置いていたのだろう。
数年前にそのときの話をしたら母は、いつバレるかひやひやしていたという。
確かに私が起きてたら焦っていただろうな。
今となってはもう大人で、多分子供がいたら私がサンタさんになっているんだろうなと思う。
その時は多分、母と同じような状況になるんだろうなと、これ書いててそう感じたのだった。
(ゆずの香り&プレゼント)
12/23/2023, 10:42:02 AM