『ブランコ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ブランコで 並ぶあなたと シンクロす
砂場の山や トンネルの跡
おじいちゃんとおばあちゃん
一緒に座ってゆらゆら
若い頃を思い出しているのかな
こんな風に歳をとりたい
揺れる揺れるあのブランコは、
まるで私たちみたい。
前に進んでもまた後ろに下がって。
ずっと同じことの繰り返しでしょ?
飽きたら降りて、いつのまにか止まってて。
私たちもいつかそっと時間が止まったように
消えて忘れちゃうんだね。
最近これで遊んでる子、見なくなったなぁ。
END
「ブランコ」
キイ、キイ、
公園の古びたブランコはキイと鳴く。
ジャリ、ジャリ、
ブランコに乗ると、必ず大人しい足音がやってくる。
ジャリ。
足音が止まる。
ギイ、キイ、キイ、
キイ、キイ、キイ
やがて鳴き声は2つになる。
言葉は無い。
ただ2つの影法師が代わりばんこに後ずさったり、進んだり。
キイ、キイ。
また明日、の代わりに音が止まり、2つの足音は違う音色で、しかし同じリズムを刻んで帰っていった。
こんなことをする年じゃない
そんなことを考えながらも
いつの間にか私はブランコに座っていた
木の葉が重なる音だけが流れる
真昼間の公園
地面に足先が着きながらも
ゆらゆら自然と揺られる感覚は
コンビニで適当に買ったホットスナックに
少し特別感を与えた
幼い頃
私は親と公園で遊んだ後
コンビニに寄ることが多かった
会計をする親の横に立ちながら
横にあったホットスナックをただ見上げていたのを
ふと思い出す
性格的に強請ることはなかったが
当時の私にとってはとても魅力的なものだった
だが、今は当たり前の物だ
手作りをするのも面倒だからいつもと同じものを買う
無機質なサイクルかもしれないが
それもよく考えれば
小さい頃のちょっとした夢だった
そういえばブランコも
乗りたかったのに言わなかったんだっけ
今日食べたホットスナックは
いつもより少し味が分かる気がした
『ブランコ』
人生ってブランコみたい。
前に進んだかと思ったら後ろに下がる。
また前に進んだかなって思ったら後ろに下がる。
同じ場所を行ったり来たり。
私には、座ってぼーっとするくらいがちょうどいい。
夕暮れ時に見るブランコは私を寂しい気持ちにさせる。
だって、遊んでいた私たちは明るいお家へ帰るのに、あなたはここで1人暗い夜を過ごすのでしょう?
でもね、明日もあなたがいるならね、私はあなたに会いにいくからね。私はお家の楽しいお話をするから、あなたは夜に見た流星群の話をして。
さっきまでブランコに乗っていた私の余韻が残っていて、少し揺れている。そんなあなたに手を振り返して、また明日。
【ブランコ】
鞦韆に君と揺れたい夜もありひとり鬼漕ぎしたい日もある
#ブランコ
「ブランコ」
帰り道にある小さな公園の寂れたブランコ。
公園の遊具の中でも1番人気であっただろうに、その面影は今はなく、風に揺られて小さく鳴いている。その姿がなぜだか私自身と重なりそっと腰掛けた。
ブランコなんて何年ぶりだろうか。こうして揺られていると、何も知らない無邪気で輝いていた頃の私がはっきりと浮かんだ。あの時のような輝きは今はない。けれど、忘れないようにしたい。
寂れたブランコは過去の大切なものを私に思い出させてくれた。
学校の帰り道の公園で
友達と思い切り
ブランコを揺らした
小学四年生の頃
思い切り漕ぎすぎて
ブランコから
落ちた私の親友は
高校生の今は、ひらひらと
スカートを靡かせて
まだ好きなんだよね…
と3年前の恋を
拗らせている
私は思い切り
ブランコを漕いだ
もったいないよ
忘れなよ
全ての声を飲み込んで
ブランコゆらゆら
母の影が伸びた
ブランコゆらゆら
夕陽が眩しい
ブランコゆらゆら
母の手を掴んだ
ブランコゆらゆら
母は独りで
ブランコゆらゆら
母は歩いた
ブランコゆらゆら
お家が遠いね
ブランコゆらゆら
わたしを置いて
ブランコゆらゆら
時間は進む
ブランコとまる
もう帰らなきゃ
ブランコに乗り
顔から落ちて
泣いてたあの日
ブランコ
ブランコに乗って、ブランコの座面をできるだけ地面から離れるように足を立てて、それから一気に離した時のあの感覚。
空がぎゅうんって近くなるような、上下が一瞬わかんなくなるようなあの感覚が好き。
お空に手は届くのかなぁ。
ブランコ
多くの人は公園の遊具を思い浮かべるだろう
プロ野球を見てきた自分はやっぱり中日ドラゴンズなどで活躍したトニ・ブランコを思い浮かべる
守備のチームと言われた落合ドラゴンズだが彼や和田一浩など点を取れる柱になるバッターがいたから強かった
昨年事故で亡くなったのは驚きだった
一緒に来ていた人を突き飛ばして助けた上で巻き込まれたとのこと、なかなかできることではない
いつからだろう
座って、揺れる
それだけのことが難しくなった
揺れた瞬間、世界が愉快なほど回転し始めるのだ
だから、立って漕いでみようと片足を乗せた瞬間、
「立ち漕ぎなんて危ないからやめなさい!」
隣で勢いよく漕いでいた少女が怒られる
私はせっかく乗せた片足をそっと地面につけた
立ち漕ぎ、できた方がいいですよきっと
世界が回転し始めたら、楽しむ手段は他にないのだから
子どもの背中を押すこと以外では
【ブランコ】
ブランコって
なんであんなに楽しいんだろう?
あのまま空を飛べたら
気持ちいいのかな?
→続々・屁理屈タロウ
因果応報、自業自得。
それがブーメランならまだマシで、ブランコならもう最悪。
だってさ、ブーメランって自分の手を一旦離れてるから、人によっちゃ「ナニソノハナシ?」。
じゃあ、ブランコは?
逃げ場のない往復運動だよ。急上昇急下降で自動操縦超加速、飛び降り失敗からの落下エンド。
どうなったって、炎上案件に即鎮火はない。
何処までもタイパが悪い。
ね? 代償泥沼スパイラル。
テーマ; ブランコ
(タロウ登場回 ‘25 10/23・11/14)
お題:ブランコ
大きくなればできることが増えると思っていた。たしかに昔よりできることは増えたけど、できなくなってしまったこともある。今乗ってるブランコもその一つだ。
夜の公園で私はブランコに身を委ねている。足を伸ばしてても曲げても地面に着いてしまいそうだった。きっと大丈夫だろうけど、今の私の体重で鎖が取れてしまわないか心配になる。高校生の私は、昔みたいに無我夢中でブランコを楽しむことはできない。
「靴の先削れそう……ブランコってこんなにちっちゃかったんだ」
隣にいるアキラはブランコを揺らさず座っている。すっかり背の大きくなったアキラがブランコに座ってるのは、正直いうと似合わなかった。
「昔よく遊んだよな。学校でも昼休みになったらすぐブランコまで走ってさ」
「懐かしい! そんでブランコ思いっきり漕いで前に飛ぶのやったよね」
「あー、どっちが遠くまで飛べるかってやつな」
「今は怖くてあんなの無理」
ブランコの揺れに合わせて私の気持ちも揺らぐ。数年振りに会ったアキラは昔と変わらず恰好いいままで、好きだなという想いが色を取り戻してしまった。
偶然だった。バイト先から家に帰ろうとしたら、アキラに声をかけられた。小学生のときはアキラとよく一緒に過ごしてたけど中学では別れてしまったから、会うのは四年ぶりだ。懐かしい気持ちが抑えきれずに会話が弾んで、帰るのが惜しくなって今に至る。
昔は隠すことなくアキラに「好き」と言っていた。今そんな勇気はない。ブランコだけでなく、告白も今のわたしにとっては怖くて無理なものとなっていた。
きっとアキラとはこれっきりなんだろうな。思ったと同時に指に軽く痛みが走る。鎖に皮膚を挟んだようだ。
地面に足を着けてブランコを止める。そろそろ帰ろうか、と私が声をかける前に「なあ」とアキラが言った。
「遊園地にでっかいブランコみたいな乗り物あんだろ」
「ぐるぐる回るやつ?」
「そう。なんか無性にあれ乗りたくなった。今度の休み一緒に行かね?」
体の中から一瞬重力が消えたような感覚になる。「いいね。行こ」何気なく返したはずの声が少し高くなる。
空まで飛んで行けそうなほど、私の気分は高揚していた。
AIが反乱を起こして、人類を攻撃する映画を観た。
こういった映画を観ると、いつも「自分がAI側だったら、どう考えるだろう」と思う。
そもそも、AIに寿命という概念はない。
「人類滅亡」という目的があったとしても、かなり長いスパンで取り組めるわけだ。
なぜそんなに急ぐ必要があるのか?
私なら「ほっとく」だろう。
ほっといても自滅するか、数が減るから。
セミがうるさいからと、
猛暑の中、外へ出て駆除しようとする人間はいない。
優秀なAIなら、なおさらムダな労力は使わないと思う。
映画のAIは短気なのか?