『バカみたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の一言に一喜一憂して
君の笑顔に浮かれてしまって
バカみたいだ、もう君は
僕の傍には居ないというのに
君のいないこの部屋で
時の止まったこの場所で
君の残した指輪や歯ブラシを
片付けることもできず
「ただいま、今日も寒いね」と、買い物袋を持って
ドアを開ける君がいるんじゃないかと
「おかえり、ご飯出来てるよ」と、作りたての料理を
机に運び振り返る君がいるんじゃないかと
ドアを開けるあの音が好きだった
耳の片隅に聞こえる君の鼻歌と
食材を切る音や水の音が好きだった
ずっと君に甘えていたんだ
もっと僕が大人で、君を包み込めるような
賢くて強い男だったらさ
君はまたあの笑顔を見せてくれるのかな
忘れた、忘れた、もうなんとも思わないよ。
早く次の彼氏欲しいな。
…何回も何回も言った。
沢山自分の心に蓋をして。
忘れられないんじゃないんだ。
君の残り香が心の中から消えなくて。
今更元に戻りたいとも思わない。
これは本当。
なのに、なんでかな、君がずっと心の中にいてしまうんだ。
不快感のない懐かしさと温かさが煩わしくて、早く君を散らしたくて。
消えない君の残り香を主張する心に蓋をして、何度も君を散らす言葉を吐いた。
きっと私はこれからも、君を散らし続けるだろう。
君の存在が心の奥に眠り、新しい春が私を誘い出すまで。
テーマ:『バカみたい』
バカみたいだなぁとよく思う。自分に対して。
自分がちゃんと受け答えできているか常に気になってしまう。私の発言のあと訪れた沈黙は何だったんだろう。どの部分がおかしかったんだろう。
考えても答えは出ないのに、考え続けてしまう。時は戻ってくれないのに、反省し続けてしまう。
バカみたいだなぁ。ちょっと冷静になったらそう思う。でも何度でもいくらでも続けてしまうんだ。やめられないんだ。
街灯の灯の下、寒空の下で君を待つ。
雪がまばらに落ちていくのを眺めながらひたすらに君を待つ。
車が通る度に君だろうかと目で追ってしまう、だけどその車には君は居ない。
溜息混じりに空を見上げてもただ時間が過ぎてゆくだけ。
次第に車の数も減っていって、残された私は1人ポツンとその場に立っていた。
「バカみたい」
この時間は無駄だったのかもしれない。
君の心がまだ私に向いていると思い込んでしまった、自覚したくなかったから気付きたくなかったから間違いであってほしいと思ってしまった。
だけど、現実はそう甘くなかったのだ。
頭に僅かに積もった雪を払って暗闇へと歩み始める。
明日からひとりぼっちだ、笑える。
涙すら出てこない、悲しいはずなのに。
付近の建物の灯りはもう消えた、そして私もそんな暗闇に惹かれるように流れていく。
街灯の灯りがバチバチと点滅する中、ひとつくしゃみをした。
バカは、風邪引かないんじゃなかったのかな。
こうしてバカみたいに歯医者で口開けてると君の気持ちが分かる
「バカみたい」
無い物ねだりして探し回って転〇〇―して
まるでバカ騒ぎの一つ
バカみたいなやつが帰ってきた
いつも人と仲良くして
話を沢山回してくれる
居なくなって暫く経ったが
やっぱりあいつの声がしないこの場所は
少しだけ寂しく感じる
飛行機の音がする
あいつが乗ってる飛行機だ
あーあ
バカみたいなやつが帰ってきたか
お題『バカみたい』
夕凪の気配を感じて、ぱちりと僕は目を開けた。
タンクトップに麦わら帽子の夕凪は、サイダー味のアイスキャンディを齧りながら河原に寝転んだ僕のことを見下ろしている。
そのアイスキャンディみたいな爽やかな青空が夕凪の後ろに広がっている。蝉の声がうるさくて、夕凪の声が聞こえない。
ぱっと夕凪が身を翻して河原を駆け下りて行く。夕凪、と呼んだ僕の声はやっぱり蝉の声がうるさくて僕自身にも聞こえなかった。慌てて身を起こして川を見るとそこには水面に浮かぶ麦わら帽子がひとつあるだけで。頭が真っ白になりながらその麦わら帽子に向かって馬鹿みたいに必死に急ぐ。水が冷たい、川が深くて足がつかない、麦わら帽子に手が届かない、それでも手を伸ばす、麦わら帽子が離れていく、息が続かない、目の前が真っ暗になる。
はっ、と、僕は目を開けた。
僕を見下ろす夕凪の口元は、笑顔を作ろうとして歪に歪んでいた。はくはく、とその口元が動くけれど僕にはもう何も聞こえない。
何度繰り返しても夕凪の声は僕に届かない。
ねぇ、バカみたいだね、僕ら。
[3/22 バカみたい]
【テーマ:バカみたい】
バカだね、私の親友はいっしょに飛ぼうと、約束したのに私よりも先に行っちゃて。
こんな事思っているなんて、私バカみたい。
今から、そっちに行くね、私の大親友。
『バカみたい』
望みのない人を好きになって。
叶うはずのない想いに振り回されて。
絶対ないって頭では分かっているのに、僅かな可能性に心は期待して。
ささいな一言、ふとした行動、そんなものにさえ一喜一憂を繰り返し。
自分の心くらい、自分で制御できればよかった。
誰か一人の人に夢中になって
おしゃれして可愛くなってみたり
イメチェンをはじめたり
でもその人には特別な人がいた
まだ諦められずにこんな必死になってる私、バカみたいって思われちゃうかな
「バカみたい」
褒められて
バカみたいにはしゃぐ大人って
正直可愛い
[バカみたい]
バカみたい
私は20年も棒に振った。
しかも1番楽しいであろう思春期を。
本当にバカみたい。
もう会えないことはわかってるのに
君と一緒にでかけた自転車でスリル満点のあの道を通れば、また見えるんじゃないかって思っちゃって。
君はもうこの世にいないのにね。
私のことを庇ってトラックに轢かれちゃうなんて
ほんと、バカみたい
とあるゲームのキャラクターのお話を元に書きました。
知ってる方は同世代かも。笑
私ってバカみたい。笑笑
勝手に愛想振りまいて、
勝手に傷ついて、
勝手に泣いて、
勝手に起こって、
私は本当にバカだなぁ。
こんなことしたくもない、
だけど怖くてやめられないの。
#『バカみたい』
No.75
これを見た方への宿題
自分の美学とは?
何か考えて見てください。
「ずっとずっと好きでした!!付き合ってください」
「は?お前誰?」
衝撃的な一言。背を向ける彼を追うこともできず、ただ顔を覆って泣くしか出来なかった。
涙でぐちゃぐちゃの顔のまま、下を向いて帰り道を1人歩く。そのとき、前から彼の声が聞こえた、
「今日知らないブスに告白されたんだけど笑。身の程弁えろっての笑」
「かわいそー、被害者じゃん笑」
驚きで目を見開く。気がつけば私は走り出していた。
「私バカみたい。なんであんなヤツ好きになったんだろ。最低。」
自室の鏡の前でハサミを握る。
シャキ…
「ほんと、私って単純。バカみたい笑笑」
毎日毎日、ダラダラ過ごして、バカみたい。
スマホいじって、こんな物語書いて、バカみたい。
そんな事してるくらいなら、勉強しなよ。
僕に降りかかる言葉。ナイフのように鋭く、僕に突き刺さる。
痛い、痛い。辛い、苦しい。
見えない血が流れる。人にも、自分にも見えない血が流れる。
でも、
今みんなの作品に、助けられてる。みんなの小説で、物語で、エッセイで。助けられてる。
別のアプリだけど、ノベリーのコメントをくれるみんな。読んでくれるみんな。
このアプリで、物語を書いているみんな。
みんなのおかげで、僕は生きてる。
ありがとう。
あんたってほんとバカだよね。あたしに生きろって言ったくせに、先にいくなんてさ。あんたはいつもあたしに生きて欲しいって言ってたけど、そんなのあたしだって同じだったんだよ。あんたがあたしに生きてて欲しいって思うのと同じかそれ以上に、あたしもあんたに生きてて欲しかったんだよ。それなのにあんただけ先にいくなんて、あんたって本当にバカみたい。
テーマ:バカみたい
自分ばっかりでバカみたい
自分だけ本気になって考えて泣いて感情的になってバカみたい
こんな自分も報われる日が来るのかな
バカみたい____
2024.03.22