「ずっとずっと好きでした!!付き合ってください」
「は?お前誰?」
衝撃的な一言。背を向ける彼を追うこともできず、ただ顔を覆って泣くしか出来なかった。
涙でぐちゃぐちゃの顔のまま、下を向いて帰り道を1人歩く。そのとき、前から彼の声が聞こえた、
「今日知らないブスに告白されたんだけど笑。身の程弁えろっての笑」
「かわいそー、被害者じゃん笑」
驚きで目を見開く。気がつけば私は走り出していた。
「私バカみたい。なんであんなヤツ好きになったんだろ。最低。」
自室の鏡の前でハサミを握る。
シャキ…
「ほんと、私って単純。バカみたい笑笑」
3/22/2024, 1:14:14 PM