タイムマシーン』の作文集

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タイムマシーン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/23/2026, 2:22:42 AM

タイムマシーン

タイムマシーンがあれば
未来の自分を見に行けるのにと
思ったことがある

将来がなかなか描けなくて
自分で決めないといけないことばかりで
あの頃の自分はその時生きているだけで
精一杯だったんだろう

今は自分で選べる選択肢があるなんてラッキーだし
未来の自分もなんとか楽しく生きてきているさと
思えるようになった

未来は見えなくてもいい
辛かった過去にも戻りたくない

1/23/2026, 2:18:50 AM

タイムマシーン

過去を変えたら自分が消える
そんなストーリーは沢山見たけど
両親の離婚を防いだら
どうなっていただろう

どんな空想を重ねても
消えそうになく
意味なく頭の中でぐるぐる
嫌な気持ちが抜けないので
想像したのを後悔した

私の難儀な人生を変えること
そのこと考えるべきだった
誤って人を傷つけた時の
過ちなら変えたいことは
沢山あるのに

1/23/2026, 2:12:40 AM

タイムマシーン

 ドラえもんが真っ先に出てくるけどなんか車がタイムマシーンの有名な映画があったな。名前、バックトゥザフューチャーだ。ど忘れしたと思ったけど思い出した。

 人によってはドラえもんよりバックトゥザフューチャーのほうが先に出てきそう。そのくらいの映画だよな。確か。

 でもこの感覚は昭和で令和だと違うタイムマシーンを連想するんだろうな。あんま最近の作品でタイムマシーンってない気がするけど、今時の人はなにを連想するんだろ。

 それはともかく今日はめちゃくちゃ寒いな。寒すぎて水道が凍って朝大変だったよ。寒いとは思ったけどそこまでとは、って感じだ。

 いつも朝は白湯を飲んだり歯磨きのお湯を用意するんだけど今日はそれができなくて生活リズムが狂っちゃったよ。明日から立て直そう。

1/23/2026, 1:58:51 AM

『タイムマシーン』

鉄腕アトムの人形を握りしめた僕は60年後へ駆け出した
みんな夢のような箱を握りしめていた
たくさんの乗り物が走っていた
どうやら掃除も洗濯も食器洗いもみんな機械がやってくれるらしい
綺麗な建物もたくさんあった

でも
みんな暗い顔をしていた

1/23/2026, 1:35:25 AM

いつにいきたいか
ちょっと思いつかない
戻りたいとも思わないし
いってみたいとも思わない

1/23/2026, 1:29:38 AM

タイムマシーン

タイムマシーンがあったらいいのに、って思うよね
何年も過去に戻りたいわけじゃないよ
何年も未来に行きたいわけでもないの

ほんの数十分前に行きたいの

布団で寝こけてる自分に向かって
「てめえそのまま寝てると電車間に合わなくなるだろうが早よ起きろ」
って叩き起してやりたいの

何年も過去に戻っても、どうせ自分の能力じゃ「あの時こうしてたら」をやりきれないだろうし、
何年も先に行って「あぁ、やっぱり自分はこうなってしまったか」って悲しくなりたくもないよね

だから日常のほんの些細な失敗をやり直せるように、ほんの数十分前に戻れるようになりたいな

1/23/2026, 12:56:20 AM

『タイムマシーン』

「母さんはなんでそんなシワとかシミだらけなんだよ!ババアだから友達に見せるの恥ずかしいよ……」
思春期、と世間で言われる時期に差し掛かった息子。
私の顔を見て、ウンザリした顔でそう言った。

とてもショックだった。
自分の顔を貶されたことよりも、息子が、私の大事な息子が、平然と人を傷つける言葉を吐くようになったことが何よりも辛かった。

貴方を育てるのにお金を使ってしまって、自分の美容に使う余裕が無かったのだと言っても貴方は納得しないのでしょう。
私が被害者ヅラをしている、とより嫌悪感を抱くだけなのでしょう。それか、そんなものは甘えだと言うのかもしれない。

ああ、貴方は若いのだ、息子よ。
貴方は若いから傷も直ぐに治るし、シワやシミのないハリのある肌なのだ。
貴方もいずれこうなる日がくる。
何十年か後、鏡で自分の顔を見た時、ヨボヨボの老人がそこには写っていることだろう。

そうして貴方は自分の生きてきた月日の長さを知る。

今の私と同じように傷つき、長かった人生を思い出し、過去の自分にスキンケアや体調管理をちゃんとしておくよう、タイムマシーンに乗って言いに行きたくなるのかもしれない。

けれど。
私にとってこのシワやシミは、誰がなんと言おうと大切なものなのだ。

「これはね、貴方を育ててきた証なのよ。貴方を産まずに、貴方を育てないまますぐに死んでいたら、こんなに老いることも無かったでしょう。この顔や手のシワは、貴方と共に生きてきた年月の長さなの。」
───大事な息子を、大切に育てるための等価交換に、私の人生が必要だったのよ。

1/23/2026, 12:33:06 AM

もしタイムマシーンがあったら
『過去』か『未来』どっちに行きたいですか?

僕はどちらにも行きたくない。
もし過去に戻れたとして、過去を変えられたとしたら、今の僕は存在していない。何か一つが変われば全てが変わってしまうこの世界で今を変えたいと思うか。
普通は思うだろう。
僕も過去の自分を変えたいとか過去に戻りたいとかそういった感情がないわけではない。
でも過去に戻っでしまったら、これまで経験してきた辛いことも苦しいことも、全部から逃れられてしまう。
そんなことをしたら、もう僕は僕じゃない。
それに、これまで出会えた人とも出会っていないかもしれない。
それが嫌いな人であっても好きな人であっても。
楽しいと思えたことも嬉しいと思えたことも
全てが変わるかもしれない。
考え方も性格も全てを変えられる。
今の僕らは過去からできているんだから。

もしタイムマシーンがあったら
あなたは『いつ』を生きたいですか?



__________________タイムマシーン

1/23/2026, 12:01:25 AM

“タイムマシーン”


どこか好きな時代に戻れるってなったら

どこがいいかをぼんやり考える

いい思い出も苦い思い出もたくさんある

後悔もあったりなかったりする

だったらできるだけ前に戻りたい

もう一度、初めから

人生というゲームを遊びたい


“Time Machine”

If I could return
to any time I liked,
I find myself vaguely wondering
which era I’d choose.

There are plenty of good memories,
and plenty of bitter ones too.
Some regrets—
or maybe none at all.

If that’s the case,
I’d go back as far as I can.
Start over once more,
and play the game called life
from the very beginning.

1/22/2026, 11:49:28 PM

そうだ、と世間話を始めるくらい軽やかに、先輩が言う。
「タイムマシーンが完成したら、君を一番乗りにさせてあげよう。いつに行きたい?」
 なるほど、先輩はタイムマシーンを作っている最中らしい。相も変わらず先輩の話は突拍子もない。それでも、その人はどんな願いも叶える神様のように笑っている。
「たとえば、入学前とか。君がひどい思いをする前とか」
 ああ、試されていると思った。
 だから僕は微笑んで、先輩の目を見つめ返す。
「過去に戻るのであれば、先輩に初めて会ったときにします」
「……その心は?」
「あのときの先輩の姿をもう一度見たいので」
 先輩が僕を救ったとき。夢が現実になったような衝撃ばかり頭に残っていて、僕の記憶は少しだけ曖昧だ。喜びも、感動も、眩しさも覚えているのに、それ以外はかえって抜け落ちてしまったらしい。そのことがもったいないといつも思っていた。
 先輩は「ふーん」と低い声で呟く。その瞳が少しばかり暗くなる。
「じゃあ君には使わせてあげられないな」
「あれ、どうしてですか」
「私が隣にいるのに、昔の私のためにタイムマシーンに乗るなんて許せないから」
 その言葉で僕はすっかり嬉しくなってしまって、「なら、遠い未来を見に行きましょう、一緒に」と先輩に笑いかける。「それならいいよ」とけろっとした顔で先輩は言った。もうその瞳は凪いでいて、でも僕は、一瞬だけそこに現れた怒りの色をきっと忘れられないだろう。

1/22/2026, 11:37:23 PM

幼い頃観ていたドラえもんによく登場したタイムマシーン。当時はそれほど惹かれなかった秘密道具。
そして、よく考えたら、今となってもあまり惹かれない秘密道具。
少数派かもしれないけど。

1/22/2026, 11:33:21 PM

1/21お題『特別な夜』への寄稿です。
本日のお題『タイムマシーン』へとお話はまた改めて投稿します。

4000字を超えてしまいました。
かなり長文ですが、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

※この物語はフィクションです。登場する人物および団体は、実在のものとは一切関係ありません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
タイトル『何も起こらない特別な夜』

 片田舎のローカルコンビニ、ましてや深夜の滅多に客も来ないような時間に、人生の何たるかなんてことに思考を巡らすのは、単に虚しさが募るだけなのでよしておいたほうがいい。
 とはいえ、ワンオペ業務の合間のふとした手持ち無沙汰な時間になれば、考えなくてもいいことを考えてしまうのは仕方がないことだ。どこからともなく不安や期待のようなものが、煙のようにえんらえんらと立ち昇り、空っぽの頭の中でぐるぐると漂い始める。

 ここはなんとも平和だ。人もまばらで、外の世界とはまるで時間の流れが違う。最低限のコミュニケーションで何となく社会と繋がり、考えて動くことはあまり必要とせず、決められた時間に決められたことを、毎日同じように始めて終わらせればいい。ましてや三年も同じ環境にいれば、業務も手慣れたもので、今では、この淡々と過ぎていく時間が生活リズムそのものになっている。それはとても心地のいいリズムだ。
 
 レジカウンター越しに、冷蔵ケースのうえでぽっかりと浮かんだ満月のような壁掛け時計を眺める。午前零時の十分前。節目はただ静かに訪れようとしている。
 
 ――特別なこともないままに、またひとつ歳をとってしまうのか……。
 
 長い独り言が声にもならず、誰もいない店内の照明に溶けていった。スマートフォンがパンツの後ろポケットで数回震えたが、もはや画面を見る必要も感じない。
 バースデーソングの代わりにスピーカーから流れてくるのは、名前も知らないアイドルの歌声。もう数時間前から何度も繰り返し聴いた『夢はいつでもプライスレス』みたいな歌詞は、まるで観客を置き去りにしたパフォーマンスのように、モップがけを終えたばかりの床へと落ちていく。

 二十四歳とはなんとも中途半端な歳だ。四捨五入してもまだ二十歳の年。大人にもなりきれず、かと言って、もう子どもと呼ばれるのも憚られる歳の頃。
 一年という区切りを迎えるたび、疎ましさが胸に沈む。年齢の物差しは毎年確実に数字を重ねていくというのに、何ら劇的なことも起こらず、この内側には波風ひとつ立ちはしない。たとえ今この時に人生が終わったとしても、百の歳まで生きようとも、見えてる景色はほとんど変わらないのではとすら思えてくる。ぞぞぞと胸騒ぎがする。

 不意に入店音が鳴り、条件反射のように脊髄から昇ってきた声が、頭のなかの煙を蹴散らしたあとで口から出ていく。
「らっしゃっせー」
 それはもはや声というより意味が乗っただけの音だった。
 いつもならその届く先まで追うこともないのだが、今日は珍しく、自動ドアから冷気とともに入り込んできたその客人に、思わず目がいった。

 この場所にはあまりに不釣り合いな、仕立ての良いチャコールグレーのコートを羽織り、ポケットに左手を突っ込んだまま、右手では、白髪をのぞかせる布帛のソフトハットの縁を静かに撫でている。ピカピカに磨かれた革靴は、床のセラミックタイルをコツコツと小気味よく叩く。

 老紳士がまっすぐレジカウンターの前を通り過ぎると、コロンの香りが鼻先をかすめた。自然と背筋がぴんと伸びる。
 この片田舎にもあんな紳士がいるんだな、と感心してまもなく、いてもおかしくはないか、と自己完結をする。

「はて……」
 老紳士がふと何かを思い出したように立ち止まり、こちらを振り返る。
「私の欲しいものは何だったかな……?」
 老紳士は棚を巡る風でもなくこちらに歩み寄り、まるで私を古い友人か何かのように見つめたあとで、静かに口を開いた。
「最近は物忘れが酷くてまったく困ったものだ。よければ、思い出すまで少し話を聞いてもらえませんかな」
 老紳士は、喉の奥にコントラバスかバリトンサックスでも隠し持っているかのように、低く落ち着いた声をしていた。
 私は困惑しながらも、その重厚な空気に呑まれて「はぁ」と気の抜けた返事をした。
「ところで、君は何のために働いているのかね?」
 老紳士の唐突な問いに重なるように、窓の外で大型トラックのライトが通り過ぎた。この世界はあまりにも速い。こちらの脚力などお構いなしに、気づけば遥かに遠く先にいってしまう。私はそのまま世界から取り残されて、特にしたいことも夢もなく、ただ何となくこの場所に落ち着いているだけだ。
「……まあ、普通に、生活するため……というか」
 端折りすぎて短くなったにも関わらず、まったくまとまらない言葉。老紳士は、ほお、と短く息を吐き、視線を宙に漂わせた。
「なるほど、生活のためか。では、もしも砂漠にある砂の粒を数えるだけで、生活に充分な給料がもらえるとしたら、君はその仕事に魅力を感じるかね?」
 彼の言っている意味が分からなかったが、黙々と単調な作業を続けるのは嫌いではない。
「何も考えなくていいなら、それでもいいかもしれません」
「見た目以上に地味で厳しい仕事だ。砂の粒は風が吹けば飛ばされて、ついさっき数えた一粒がどれだったかなんて分からなくなってしまう。途方もない数だ。今数えている一粒は、昨日すでに数えている粒かもしれない。何とも不毛だとは思わないかね」
 老紳士の言わんとしていることは分かる。しかし、そんな不毛な生き方しかできない人間はどうしたらいいのか。自分のなかに目的を定めて、進む道を切り開いていく。何とも理想的な言葉だ。でも、私の今の経済状況では、先の見えない暗闇を歩けるほどの度胸は生まれない。
「そういえば、こんな話もある」
 老紳士はこちらの返事も待たずに次の『思いつき』を口にする。
「とある男が、世界中にあるすべての金を溶かして巨大なスプーンを作ったそうな。ところが、いざ食卓についても食べるものが何ひとつない。食材を買うための金はすべてスプーンのために使ってしまったのでね。スプーンがどれほど輝いていようが、喉を通るのは己の唾液だけ。皮肉なことだと思わないかね?」
 私は何と答えてよいやら見当もつかなかった。あまりに支離滅裂で脈略がない。
「あの……、さっきから何を……」
 私は堪らず尋ねた。一体彼は何を求めてやってきたのか。この一見脈絡のない四方山話が示すものが、この店の棚に並んでいるというのだろうか。

 この紳士は、いわゆるボケ老人というやつなのだろうか。しかし、声の輪郭とは似ても似つかぬ、力の漲った眼光は、湿り気を帯びた深い知性を湛えていた。
「私ね、あの時計が午前零時を指す頃には齢八十を迎えるんです」
 老紳士が壁掛け時計を指差した。分針は数字の十一を指している。まさか。この珍客との間に生じた妙な偶然に、私は胸の奥がじくじくとした。
「明日が誕生日ですか。私もです」
「それは奇遇ですな。お互い、何とも劇的な夜になりそうだ……」
 老紳士がふっと小さな笑いを漏らした。劇的な夜という意味が理解できないでいると、老紳士は視線を少しだけ天井の方に持ち上げて話を続けた。 
「誕生日を迎える瞬間というのは、螺旋階段をぐるりと登って、一段上の窓から外を眺めるような心地がしませんか。私はとても高いところに来てしまいましたから、見える景色もさほど変わりませんがね。私がまだあなたほどの頃は全く気づきもしませんでしたが、今になってみれば、その景色はあまりにも違いすぎる。そして、あの頃見ていた景色が無性に恋しくなるんです。あの頃に戻ったら、まず何をしようかとね」
 ちょうど店内に再び流れ始めたあの曲が、私の胸を軋ませる。――夢はいつでもプライスレス。
「若いころに経験するものの価値は測りきれないほどに尊い。それは、まるで大きな卵に夢を詰め込んでいく過程のようだ。都会の空気に溶け込んだ透明なカラスが、夜の闇の中で産み落とす虹色の卵。その中には、昨日までの夢と明日見る夢がブラックホールのように圧縮されて詰められていく。しかし、中身を見るためには卵を割らなきゃならない。とても覚悟のいることだ。もしも割らずに中身を見られる道具を天秤に乗せれば、天秤は己の測っているものの均衡も忘れて、単なるヤジロベエに成り下がってしまうでしょうな。いざ、卵を割ったとして、その中身をすべて掬うためには、どれほど大きなスプーンが必要なのでしょうね」
 老紳士の声が一層低い響きを持って店内の空気に混じっていく。心なしかLEDの照明も光を僅かに失っているようにすら感じる。
 老紳士はずっとコートのポケットに入っていた左手を静かに差し出した。ガサガサと乾いた摩擦音を立て、皺だらけのビニール袋がカウンターに姿を現す。ストロング缶が六本ほど入りそうな大きさ。紳士のきちんとした身なりとはあまりに対照的で、言いようのない不穏さを覚える。
 これは何の時間だ。壁の時計を見る。随分と長い時間が過ぎたように思えたが、短針も長針も、まだ僅かに真上を指してはいない。秒針がチクタクと誕生日前日のラストランを始めたところだった。

「そうこうしているうちに、もうこんな時間になってしまった。そろそろ家に帰ってパーティーの準備をしなければ。ようやく思い出しましたよ。ここに来た理由を――」
 老紳士が徐にコートの内ポケットへと手を差し入れ、穏やかで慈愛に満ちた笑みを浮かべた。まるで誕生日ケーキの蝋燭を吹き消す前の祈りのような、静かな決意が滲んでいた。
 店内のBGMはいつしかおすすめ商品の紹介に変わっていたが、内容がまったく耳に入ってこなかった。
「誕生日には金のスプーンで食事をしたくて、螺旋階段を降りてきたところまではよかったが、如何せん、『材料』が少しばかり足りなくてね……」
 引き抜かれた老紳士の手元には鈍い光を放つナイフが握られていた。刃先がカウンターに置かれていた皺だらけのビニールを指し示し、老紳士の静かで穏やかな低い声がその上に落ちる。
 パンツの後ろポケットがまた小さく震える。今になって画面を確認したくて仕方がないが、私の手はまるで石のように固まっている。
 老紳士が不敵に笑う。
「この袋に詰められるだけでいい。その箱に入った『スプーンの材料』を詰めていただけるかね……」 
 ナイフの刃先がすいと持ち上がり、私の硬直した体と無機質なレジの機械を行き来する。
 決して変わらないと思っていた私の視界が、一気に様相を変えて、ぐわんと大きく歪む。何も起こらないはずの夜が、一転、劇的な夜に変わろうとしていた。
 
 『何も起こらない特別な夜』―完―

1/22/2026, 11:05:16 PM

歌舞伎町って街はさぁ ... ぁ、うん ... 東京新宿の歌舞伎町ね .... 俺はさぁ ... 自分の足で遊び歩いたりって事は一度も無いんだけどさぁ ... 無いんだけど ... 35年間都心でころがし(※タクシー)乍ら見て眺めて膝まで歌舞伎町にズブって生きてる若い子や大人等と瞬間的に接するのを繰り返して来て ... あの ... 歌舞伎町の女の子の頬は丸いんだよ。それから ... 歌舞伎町の男の子の目は ... なんか、常に ... 笑ってても無表情でも ... そして怒っていたとしても ... 常に涙ぐんでいるように見えるんだよ。映るんだよ。俺の目には。口を聞いて、歌舞伎町ってどんな街こんな街って客と話になると皆、同じひとことを最初かオチに付け加える ...〝 欲望の街。〟欲望の渦巻きのど真ん中にダイブして ... ... ... 果たしたいアレやコレを ... コツコツ ... 或いはバズーカなりミサイルをブッ放す ... いや、歌舞伎町は違うな ... 歌舞伎町は静かだ。静かに自己のデカい革命を果たす果たしてる街だ ...... 。だけどね ... 行かないけど ... 歌舞伎町を遊び歩く事は俺は無いけど ... 歌舞伎町の女の子の頬っぺは丸いんだよ。心が、こんな欲望の渦巻きの中で中に居て ... 力強く守り続けてるんだよね。平凡なお金持ちに言わせるところの所謂〝 どうでもいいこと 〟... そこにこだわり続ける事から逃げ切れなくて迷い続け乍らにして ... でも、途の了る時に悔しくなりたくないから今は笑っていたい ... その為に今日も働く ... アタシの歌舞伎町で ....... 。俺が歌舞伎町で遊び歩く事は絶対に無いけど ... 女房と出逢ってなかったら、なかったなら ... 新宿で風に撫でられて吹かれてた人が ... まぁ、相手にされないってスジが高いけど ... 新宿の冷たい風の染み込んだ女性を好きになるかな。

1/22/2026, 11:03:14 PM

シャルが引っ張り出してきた鉄屑は、まるでタイムマシーンのようだった。
 タイムマシーンは、セオドアが目を輝かせて語るもののひとつでもあった。僕自身は現物さえ見たことがない。どんな乗り物かも、わかっていないのだ。
 地球に興味津々なセオドアは、地球の文化や科学をよく知っていて、タイムマシーンを作ろうとしていた。完成したら一緒に乗ろうって約束もした。その約束を叶える前に、僕は母星から追放されたわけだが。まさか、セオドアが追って来た?
「ねぇ、この鉄も宇宙船の修理に使えそう?」
 シャルは無邪気な笑顔で僕を見た。肯定してほしそうな眼差しが眩しい。
「ゲンさんに見せないとわからないなぁ」
 答えを濁す理由は三つ。
 ひとつ、セオドアの物かもしれない鉄屑だから、今は壊したくない。
 ふたつ、もし鉄屑を再利用する場合、鉄の加工に詳しいエンピツさんを頼ることになる。彼は今、めちゃくちゃ機嫌が悪いから話しかけたくない。
 みっつ、鉄屑が不要だった場合、シャルのご機嫌取りをしなくてはならない。それが一番の面倒事だ。
「早くゲンさんに見せに行こうよ」
 急かすシャルを横目に、どうしたものかと考える。言い訳しても、正直に話しても、結果は同じに思える。ならば本当のことを言おう。
「ゲンさんは仕事中だよ。サボると所長に怒られちゃう」
 シャルは頬を大きく膨らませた。リスみたいで可愛いと言えば、即座に雷が落ちてくる。ここは沈黙でやり過ごそう。
「なんだ、なんだ? 鉄臭いぞ、オマエ」
 噂をすればなんとやら。エンピツさんがやってきた。この星で最も鉄を触っている相手に、鉄臭いだなんて言われたくない。
「ちょっと。テオの悪口はやめてよね。鉄の塊のアンタに臭いなんて言われたくないのよ」
 シャルが間に入って僕を庇う。気持ちは嬉しいが、エンピツさんに喧嘩を売るのはやめてほしい。
「チッ。プラズマ娘か。キサマとは相性が悪いのでな。アタシはこれで失礼するヨ」
「待ってください」
「なんなのヨ! 鉄が雷を通すって、オマエも知ってるでしょ! アタシを引き留めないで!」
 足早に退場しようとするエンピツさんを呼び止めたのは、聞くべきことを聞いておきたいからだ。
「これを見てほしいんですけど」
 シャルが引っ張り出してきた鉄屑を、エンピツさんに見せる。
「鉄臭さの原因はコレか」
「これって、タイムマシーンですか?」
「それはアタシの専門外ヨ。ゲンにでも聞きなさいな。まあ、違うと思うけどね」
「違うんですか?」
「アタシも専門じゃないから詳しくは知らんけど、タイムマシーンは時間を行き来するもの。これはどう見ても宇宙空間を移動する乗り物。見た目は違えど、オマエの宇宙船と作りは同じ」
「そうですか」
「何をガッカリする。この星に宇宙船が流れてくるのは日常茶飯事でしょ。オマエの宇宙船より壊れてるから使い物にはならんがね」
 くつくつと笑うエンピツさんの態度に、シャルが機嫌を悪くする。我慢しているのか、まだ放電はしていない。しかし、既にピリピリしてきている。
 シャルは不機嫌になると電気をまとう。その性質が危険に繋がるのは誰だって怖い。
 宇宙に存在する様々な惑星から、わけありで流れてきた者が集まるのがこの星だ。電気が主成分の生命体がいても不思議ではないが、つきあい方には気を遣う。
 それはエンピツさんも同じだ。皆はエンピツさんを鉄と呼ぶが、僕にはグラファイトにしか見えない。確証がないから黙っているが、セオドアが見せてくれた本で見たものとそっくりだ。
 もし、エンピツさんがグラファイトなら、本当は脆いのだろう。それを隠すために鉄のふりをしているのか? この星の住人は鉄に疎いから気づいてないし、隠さなくてもいい気がする。更に言えば、グラファイトのことを知っている者の方が少ないと思う。
 何より、エンピツさんがグラファイトなら、シャルの電気を上手く制御できるはずだ。相性が悪いなんてとんでもない。むしろ逆だ。
「それじゃ、今度こそアタシは失礼するヨ」
「エンピツさん、まだ話は終わってません」
「アタシの名前は『エンピッツァーノシン』だ」
「鉛筆の芯?」
「……もうエンピツでいいヨ。で、話って何。なるはやで済ませてくれたまえ」
「エンピツさん、本当はグラファイトですよね」
 僕が言い終わるより少し前に、エンピツさんは逃げ出してしまった。それが答えと受け取っていいのだろうか?
「おうおう。テオくんはお仕事サボりかぁ? 所長にチクられたくなかったら酒を寄越せ」
 エンピツさんと入れ替わるように、ゲンさんがやってきた。
「そんなことより、ゲンさんもこれを見てください」
「なんだ、この鉄屑」
「タイムマシーンかもしれません」
「そりゃあねぇだろ。タイムマシーンは物理法則的に作れねぇんだ」
「作れないって、何故です?」
「あー、簡単に言うとだな、光速での移動と、高重力環境が必要になる。高重力環境ってのは、まあ、ブラックホールと同じだと思ってくれ。タイムマシーンを作るってのは、想像を絶するエネルギーを使うんだな、これが。あと、過去に戻ると因果律を破ることになるんだ。つまり、矛盾が生じる」
「なるほど」
 エンピツさんから話を聞いたときも思ったが、セオドアは本当にタイムマシーンを作っていたのだろうか? タイムマシーンが作れない事実を、セオドアが知らなかったとは思えない。たくさんの理想を抱くことはあっても、地に足のつかない夢想はしなかった。
 最初から宇宙船を作っていたとしたら、目の前の鉄屑で僕を追って来たと説明がつく。
 僕が星を追放されることを、セオドアは早い段階で知っていたのかもしれない。
 もし、本当にセオドアの宇宙船だとしたら、セオドアはどこに行った? この鉄屑からセオドアが脱出できる可能性はどれくらいある?
「おーい。珍しく考え込んじゃってるけど、俺の話ちゃんと聞いてるかー?」
「ゲンさん、この鉄屑は宇宙船なんでしょうか?」
「十中八九そうだろうな」
「これ、母星で友達が作ってたものにそっくりなんです」
「つまり、お前の友達も流されて来たってか?」
「それはないです。友達はいわゆる王子様なので、誰かを流す立場ですよ」
「ふーん。じゃあ、これがたまたま友達の宇宙船と似てたか、友達が地位を捨ててこれに乗って来たか、だな」
 セオドアがこの星にいるとして、今はどこにいるのか。既に仕事が与えられているのか。配属の基準はどうなっているのか。
 ゲンさんが何でも知っているとは思えないが、ひとつずつ確認していくしかない。
「この星に流れて来たら最初にやることって、何でしたっけ?」
「宇宙船の着陸は上に報告する義務がある。誰が発見しても、だ。部隊に連行されて尋問されたあと、仕事が与えられる。お前もそうだっただろ。まさか忘れたのか?」
「ああ、そうでしたね」
 ゲンさんに言うべきか悩むが、僕は尋問されていない。着陸した場所の近くにシャルがいて、ずっと放電していたからだ。部隊は僕の宇宙船をシャルの物だと思ったらしい。僕の代わりにシャルが連行される姿を見て、呆気にとられたのは今でも覚えている。そのあと所長に見つかって、何故かお仕置きを受ける羽目になったんだ。その流れで、今の職場に紛れている。この星の管理体制はわりとガバガバだ。加えて、所長が従業員の顔を把握していないこともわかった。
「ところでお前、あの堅物な所長をどう説得したんだ? 宇宙船の修理が許可された前例はないんだぞ」
「それは企業秘密ということで」
「いつから企業始めたんだよ」
 ゲンさんはガハハと笑いながら、仕事に戻った。サボってたのはゲンさんの方じゃないか。
 エンピツさんとゲンさんの話でわかったことは、鉄屑が宇宙船だったこと。タイムマシーンは作れないこと。
 そして、未だにわかってないのは、この宇宙船の持ち主。セオドアなのか、そうじゃないのか。
 もし叶うのであれば、タイムマシーンでこの宇宙船が着陸した瞬間に戻りたい。

1/22/2026, 10:54:20 PM

「タイムマシーン」


君とは10個歳が違う。
でも、年の差なんて全く関係ない、むしろ年の差を感じないぐらい仲良くて、敬語なんて使ってないし、
君の考えてる事はほぼ分かってる(笑)
いつもたわいも無い会話をしているが、それがまた楽しい。ただ1ついつも思うことがある、もっと君と早く出会っていればな、君の学生姿見たかったな、君のバイトしてた姿とか見てみたかったな、友達とはしゃいでる君を見てみたかったな、そんな事を思うことがある。
タイムマシーンがあれば、その頃の君に出会いたい…。

1/22/2026, 10:50:59 PM

「タイムマシーン」

「行けるなら過去と未来とどちらがいい?」「未来!」と笑顔で即答する君

1/22/2026, 10:49:43 PM

「タイムマシーンに乗って、過去をやり直さないかなんて、未来人に言われても断るね」
と、彼女は言った。どうしてかと僕は聞く。
「だって、今の私があるのはあなたのおかげだし、あなたと出会ったことをなかったことにしたくないもの」
と笑顔で言った。

全く、よくそんな小っ恥ずかしいこと言えるな。
まあ。僕も同じ気持ちだけど。

title 「タイムマシーン」 2026-01-23

1/22/2026, 10:48:42 PM

私には変えたい過去がありすぎる
 変えたらきっと私もいない



#タイムマシーン

1/22/2026, 10:44:10 PM

私は過去に戻る決意をした。
 こんな日の為に用意をしていた。タイムマシーンだ。
 私は早速乗り込み、日付と時刻を合わせた。
 戻るぞ。――昨日へと!

 そうしてやって来た。
 届いた新聞を見て、間違いなく辿り着けたことを確認する。
 やった。成功だ!
 早朝にやって来たので、この時の自分はまだ寝ているはず。自分と鉢合わせないうちに早く家を出なくては。

 私は身支度を整えると家を飛び出した。
 行先は――コンビニ。
 私の目的、それは――即日売り切れた人気ゲームのコンビニコラボグッズを購入することだ!
 その為に私は一日前に戻ってきたのだ。
 昨日の私だって、発売開始すぐに買いに来たはずなのに、その時にはもう売り切れていた。こんなに早く売り切れるとは、いくらなんでもおかしい。転売ヤーのせいに違いない。転売ヤー許すまじ。
 だから、転売ヤーが買う前に私が買い占めるのだ。

 コンビニに辿り着き、棚にグッスが並べられると同時に、私はそれを全てカゴに入れてレジへと並んだ。そして無事に購入することができた。
 やった! 目的達成だ!
 コンビニを出ると、向こうから歩いてくる人影が見えた。
 まずい。あれは、私だ。
 慌ててコンビニの影に隠れる。
 私は私に気付くことなくコンビニの中へと入っていった。
 ――そこで、私はすぐ売り切れていた理由に気付いたのだった。


『タイムマシーン』

1/22/2026, 10:40:36 PM

もし、あなたにタイムマシーンがあったらどうしますか?
過去に戻りたい?
未来を見てみたい?
過去に戻るなら、軌道修正できます。
未来を見れるなら、今を軌道修正できます。
さて、どっち?

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