『セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【セーター】
連日の寒さに取り出した
もこもこセーター
少しチクチクするけど
見た目以上に暖かい
身体の周りに空気のバリアを作ってくれるからかなぁ
なんて考えながら
毛糸の繊維を眺める
単色だと思っていたけど
よくよく見るといろんな色が混ざってる
小学校だったか中学校だったか
覚えてないが
美術の時間に風景画を書いた
田舎の学校
周りはほぼ田んぼと山だ
絵の具を取り出す
田んぼと山に緑、深緑
木の幹に茶色、こげ茶色
空に青、水色、白
まぁこんな所か
ふと隣のタカオカくんを見ると
赤や黄色、黒と
こちらのチョイスには無い色が結構ある
改めて景色を見渡すが
赤なんて何処にも見当たらない
きっと赤が好きで使いたいんだろう
色塗りを始めると
意外と凝り性な性格から
細かい部分をはみ出さないように
色が混ざらないように
うっかり変なとこに色を付けないようにと
こまめに筆を洗い
水分を調整し
作業を進める
良い出来だ
最後の方は時間に迫られ
雑な所もあるが
ともかく書き終えた
ちょっと誇張した木の存在感も良い
自分の絵に満足した後
タカオカくんの絵に目をやる
衝撃だった
絵の具の色
全部使ったんじゃないかと思えるその絵
木の幹や葉っぱにも赤や青が入り
ステンドグラスみたいだ
だけど
少し離れて見ると
ステンドグラスは木になり山になり田んぼになった
深みがあり立体感があり生命感がある
同じ風景をみながら
タカオカくんの目には
どう映ってるのか
取り込む才能なのか
表現する才能なのか
技術なのか
周りにも色んな人が居る
カタオカくんみたいな人も居るだろう
合う合わない様々だけど
視野を広くすれば
全て必要な色なのかも知れない
なんて綺麗にまとめようかと思ったけど
やっぱり
チクチクはない方がいいなぁ
お題「セーター」(雑記・途中投稿)
セーター……三年か四年ぐらい前の季節外れギリギリの四月頃に買った二枚のうち、真っ白で気に入っていたのにものすごい伸びちゃって、先日ネットで調べて熱湯漬けしてみたんだけど。全然変わらなかったっぽくてつらい。シワが寄ったからもう一回洗濯しなきゃと思いつつまだ放置。
二枚同時に買ったうちの淡い桃色をしたもう一枚は、まだ袖がちょっと伸びた程度で収まっている。仕事に着ていくのどうかと悩んでいたせいか着る回数少なかったらしくてまだマシ。
今回はそんな服の話。
基本的に季節外れの投げ売りでほとんどを買っている。
季節が無関係な仕事用のスカートぐらいかな。それでもタグ切りのめちゃくちゃ安いやつだけど。
六時に閉まるから休日にしか行けないけど、近くの商店街にスカート千円未満とかで売っているお店があるから重宝している。たまにそこから更にセールで半額になるの謎。基本的にどこかのお店で余った商品だから一点ものばかりで探すのは大変だけど。
昔から服の流行とか全く分からないから、好きな系統を適当に買って適当に着ている。コンサバ? オフィスカジュアル? とかのかっちりした服が好き。
でもゴスロリとか着てみたい。一着一万円とかで全然手が出ないけど。
先日EverNoteに保存したニュース記事を整理していたら「ショート丈のダウンが久し振りに流行した2018〜19年と違い、2019〜20年は再びロング丈のコートが主流になりそうです」とか書いてあったんだけど、ダウンジャケットっていつ見ても糞ダサいなと思うから一度も欲しいと感じた事がない。着膨れの代名詞じゃないのあれ。
寒がりだからショート丈のコートも買った事ないけど。足元から風吹き込まないの??
てか中学の時に学校指定で買ったコート(大学の時に買い替えた)と同じような形ばかり買っている気がする。
三代目のコートを去年いつの間にやらかぎ裂きみたいなのやらかしたから、さすがに買い替えだけど。(捨てようと思ってまだ捨ててない)
寒くなってきたのに休日に買い物行きそびれてつらい。
お題『セーター』
冬になると、家の中ではセーターしか着ない。ただおしゃれなセーターを持ってないので、外では無難に見えそうなカシミヤ生地の服を着て、会社行ってもおかしくないパンツを履くんだけど、家に戻ると秒でセーターに着替える。
足下までセーターっぽい靴下をはいてこたつの中に入る。
冬が苦手すぎる寒がりは、こうやって冬は引きこもりがちになるんだ。
あ 寒くなったな
い そうだね
あ ちょっと買い物付き合って
い もちろんだよ
あ そろそろ着るものが…さ
い え?
あ 似合いそうなやつ…
い やっぱ行かない
あ え?
い 絶対行かない
『セーター』
『セーター』
一年生のときから仲良くしていた親友が海外に旅立っていった。親の都合もあるけれど、そもそも頭がいいやつだったので今の学校よりレベルの高いところへ編入学すると決めているらしい。彼はゆくゆくは国立大学へと進むのだと野望を口にしていた。英語を話すことすらハードルが高そうなのに不安も迷いもなく夢を話してくれた親友はいつもバカ話をしている姿からのギャップも相まってなんだか遠い存在に感じられて、別離することよりも寂しく思ってしまった。
もう会う機会もないのかもしれない。漠然とそんなふうに思い、ぼんやりと時を過ごしていた自分のもとに海外から荷物が届いた。差出人は親友から。
『俺たちズッ友だょ』
荷物に付いていた簡単なメモにはそう書かれていて、いつか似たようなことをプリ機でも書いていたなと思い出す。そして梱包を開けてみると、赤と緑のビビッドな色づかいにサンタクロースがデカデカと表現されたセーターが入っていた。
「ダッッサ!」
思わず口にし、身震いしてしまうほどのダサセーターだった。親友がどんな顔をしてこれを見つけ、買って、そして自分に送りつけてきたのか逐一想像できてしまう。ならばやることはひとつしかない。クソダサいセーターを身に纏った俺はアウターも着ずに家を出た。クリスマスには早すぎるし、独特な色づかいのそれはすれ違う人たちからの注目を浴びに浴びたが、プリ機へと向かう足に迷いはなかった。
高校生最後の冬、制服だけは可愛いのでこのセーターが着れる日を待ち望んでいた。あとは合格発表を待つのみ。世界中の神様お願いします。
寒くなってきた。そろそろセーター出そうかな。やっぱり暖かい☺️この季節が好き☺️
編み機というものを
母が持っていた
義母も持っていたらしい
ずっと昔のことだ
編み機は
とにかく音がうるさい
戦車が線路を通るような
横移動の往復
母が若いころ
家で家族のセーターを編むのは
普通のことだったが
いつの頃からか
すっかり姿を消した
流行り廃りは世の常だけど
こんなに一気になくなったのは
何故なんだろう
ミシンはまだあるのに
小さい頃は糸のチクチクが嫌いで、
着たくないと駄々をこねていたっけ。
今はなんとも思わないし多少のチクチクは我慢できる。
生きていくうえで色んなチクチクに出会ってきたもんね。
今年の冬も乗り切るぞ〜
(セーター)
空も
大地も
海も
ビル群も
ありきたりな日常も
宇宙も
ひと続きだって言うのなら
編んでみたい
小さな冬のはらづもり
『セーター』
セーターといえば冬だろう。半年ぶりに衣装ケースを開けて、太い毛糸で編み込まれたその姿を見るたびに「寒い季節がやってきた」と思う。
サマーセーターなんて物もあるが、あれは好みではない。袖が短かろうが生地が薄かろうが、外で着るには暑すぎるし、冷房の効いた室内では露出した腕が冷えるし、活躍の場がいまいち分からないのだ。
そう言いながら私は、もこもこと着ぶくれする暖かなオーバーサイズのセーターよりも、体にぴったりと張りつくタイトなタートルネックセーターのほうが断然好きである。男女かまわず、美しいスタイルを持つ者が着ていると、ついチラリと盗み見てしまう。決して素肌をさらそうとはしないのに、肉体のラインをことごとく主張してくる様がなんとも淫靡な雰囲気を醸しており、その矛盾に惹かれるのだ。
無論、私もタイトセーターを着用する。先の矛盾が人目を引くことを承知で、あまつさえ期待すらして。
例えるなら、誰にも知られてはならない秘密を抱えながら、できるだけ強引に暴かれたいと渇望しているような烈しい矛盾を、優しい毛糸の内側に隠して人ごみを歩いている。
だから矛盾に満ち満ちた冬の日には、私はときどき恋と呼ぶにはふさわしくない、投げやりな愛を結ぶ。一年と言わず半年も持たない、超期間限定の、冬季限定のよこしまな感情だけで成り立っている愛を、私は結んでいる。
▼セーター
→短編・ラッキーアイテム
私は、商店街のブティック(マダム向け)に勤めている。
ある朝、店を開けるなり女性のお客さんが飛び込んできた。忙しなく視線を動かしている。
何か目当てのものがあるに違いない。声をかけようかと思ったところで、彼女は瞳を輝かせ棚から赤いセーターを取り出した。
「これ、お願い!」
「試着は……?」
ここで着替えさせて、と言う。試着室で彼女は快活に話し続けた。「今日のな、朝の占いのラッキーアイテム、赤いセーターやってん!」
さらに曰く、仕事で大きなプレゼンがあるらしく、験を担ごうと思ったらしい。
ありがとうございますと送り出すまで、彼女は明るく和やかに色々な話をしてくれた。
可愛らしくエネルギッシュな彼女のおかげで、朝から清々しいスタートとなった。
テーマ; セーター
※ちょびっとだけ実話を元にしています。
セーター…
エアコンのせいで夏やや厚着、冬やや薄着がBEST
あなたの綺麗な瞳から
やりきれない感情があふれ出しても
此処にいる誰ひとり 笑わないわ。
暖かい 陽の光の色をした
とてもきれいなあなただけの結晶。
暖を取るには
あたたかいお洋服だけじゃ足りない。
愛し、何度も握ってくれたあなたの手、
わたしの底をきちんとみつめた上で
何かを理解して、こころを暖めてくれる
あなたのことば。
欠けているものがあれば満たされないのが
奥が深いからこその ひとのこころ。
わたしはまいにち
足りないものを探してる。
ゆめ
理想
いやなものを取り払う なにか。
お題 セーター
33. セーター
セーターは重い。今着ているのも牛乳パック二本よりは軽いが、一本よりは重いくらいだ。羊は自分の毛の重みで体が凝らないのだろうか。ウールじゃないものもあるが、やっぱりこの温かさには敵わない。それに、冬は4番目に好きな季節ではあるが、この重さも冬って感じがして嫌いじゃない。冬は少し窮屈で不便でないと。
セーター
個人的にセーターみたいにかぶって着るタイプの服はあまり好きじゃない。だからセーターは持ってない。
俺が持ってる服は基本的に前にジッパーがついてるタイプだけだ。はおって着るやつだな。こっちのほうが服の着脱が楽だから好き。
セーターとかはどうも着るときに髪の毛にふれたりするのが苦手かな。脱ぐのもがばってやらなきゃいけないしあえて買う必要性を感じないな。
そういえば今日はジャンプの発売日だな。久しぶりに感想でも書いてみるか。
こうして読んだ時のことを思い返してみると今俺が読んでるのは主に四つだな。魔男、カグラバチ、シド、鵺だ。
あと今週は休みだったけどワンピースもあるか。それと今はハンターハンターもやってるからこれもだな。
でもハンターハンターは正直今つまらないんだよな。とにかく文字が多すぎてそもそも読む気が失せるというか。面白いし好きなんだけどね。
まぁハンターハンターのことはどうでもいや。長くなったし今回感想を書くのはシドだけでいいや。というかシドの感想が書きたくて久しぶりにジャンプの感想を書くことにしたんだよね。
正式なタイトルはシド・クラフトの最終推理。今調べた。このタイトルはちょっと覚えにくいんでね。
内容はホームズっぽさのあるラブコメだな。時代と舞台が多分ホームズ的な感じで探偵と少しのミステリーを加えたラブコメだ。
まだ始まったばかりだからわからないけど多分ラブコメ成分多目のコナンみたいな感じになるんじゃないかな。作者の前作がラブコメだったし。
でこれが面白い。連載経験者だけあって安定感があるしかなりいい。まだ二話だけど期待できそうだ。
呪術が終わった時はどうなることかと思ったけど魔男やシドが始まってまだまだジャンプは大丈夫そうだな。安心したよ。
お着替えしましょう
ようやっと季節が冬めいてきたのよ
このセーターに腕を通してあげれば冬仕様の完成だ
嗚呼泣いてるの?どうして?
セーターはまだ暑かった?それとも苦手な色だとか?
理由の分からない涙は嫌いなの
今度はあなたの瞳も奪おうかしら
セーター
寒くなって来たから、セーターを取り出す。
取り出したセーターはもう…色褪せている。
分かっている…セーターをくれた君はもう居ない。
君がくれたこのセーターは、何年経っても捨てられずにいる。
所々ほつれてもいるし、首元や手首の辺りもヨレヨレになっている。
いつかは捨てなきゃいけないけど、君の事を忘れたくないから…捨てられない。
だからこうして、毎年着てしまう。
嗚呼…また僕にセーターをプレゼントして欲しい。
こわい、こわくない、大丈夫、痛い、痛くない、やっぱり痛い、大丈夫、死ぬわけじゃない、ほんの一瞬、ちょっと痛いだけ、でもどのぐらい痛いかわからない、お願い痛くしないで…
私は目をつぶって深呼吸をした。よし、行くよっ。ゆっくりと右手を前に出して、鉄のかたまりに触れ
「そんなに怖いなら、私から触ろうか?」
急に話しかけられて、びっくりして振り向く。そこにはオレンジ色のトレンチコートを着てエコバッグに食材を買い込んだナオがいた。
「ナオ! 同じタイミングだったんだね、おかえり!」
一緒に暮らしていても、帰宅時間が同時になるのはあんまりないから、ちょっと嬉しい。
「ただいま。で、何をためらってるの?」
いざ問いただされるとちょっと恥ずかしい。
「えっと、静電気…」
「やっぱりそうか」
そう言うとナオはおもむろにドアノブを握った。その瞬間にバチバチッという音が聞こえた。やー痛い痛い! でもナオは何事もないようにドアを開けた。
「玄関先で神妙な顔してるから、何かあったのかと思ったよ」
夕飯の支度をしながらナオがさっきの場面を振り返る。
「だって静電気こわいんだもん。今日ほら、セーター着てるし」
今朝はだいぶ冷え込んでいたから、お気に入りのピンクのセーターを着込んでいた。
「てかナオは平気なの? さっきもすごい音してたよ。バチバチって」
「ああ、そういう痛みには強い方かな。注射とかも全然平気」
へー、うらやましい。
「私なんて音を聞いただけで『痛い』ってなっちゃうのに」
「まだまだお互い知らないことあるな」
「え?」
「冬になって初めて知ったよ。カナデの弱点」
春から始めたルームシェア。たしかに生活を続けているとどんどん知らないことは出てくる。その発見の連続が楽しみでもある。
「私がいるときはいつでも言ってよ。ドアを開けるぐらいお安い御用だから」
「ありがと〜、頼もしいパートナーがいて、私ゃ幸せだよ〜」
食事を終えてリビングでまったりタイム。
「キャッ!」
という声と同時にバタバタと物音が聞こえた。ナオの声。私は急いで声のする方へ向かう。洗面所へのドアが少し開いている。金属部分に触れずにドアそのものをつかんで開ける。
「ナオ! 大丈夫?」
洗面所には腰が抜けたようにのけ反って倒れ込むナオの姿があった。私の声にナオは洗面所の隅っこの床を指差す。
そこには黒いモノが佇んでいた。なぁーんだ。私は思わずにやけた。
私は洗面所の下の収納を開け、常備してある殺虫剤をサッと手に取るとナオの脇をクルッと一回転して(ぐらいの気持ちで)抹殺対象との間に割り込んだ。ターゲットを捕捉すると、一直線に銃口を向け、躊躇せずトリガーを引いた。
シューッという音とともにターゲットは悶え苦しみ、そして動かなくなった。ナオはその光景を口を開けたまま凝視していた。
「ま、私がいるときはいつでも言ってよね。こんなのお安い御用だから」
「カナデさん、頼りになります…」
ナオの弱点みぃつけた…。まだまだお互い知らないことがたくさんある。
何年前だったか、彼にマフラーを編んであげた。編みものなんか初めてで、ところどころ目が飛んだりボサボサになったりしていた。まあ、自分としては一本の糸が布になったというだけでかなり満足だった。正直なところ、彼の反応はあまり覚えていない。たぶんビミョーだったんだろう。
だから今年のセーターは私の手づくりではない。のだが、誰と間違えたのか彼は
「ありがとう!編みもの上手だもんね」
と大喜びしていた。あとでスマホでも見てやろうかしら。