『セーター』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
セーター
おばあちゃんが編んでくれたセーターを引っ張り出す。
ーまた今年もこれを頼ることになったな。
私の背丈より少し大きめのセーターは、おばあちゃんの好きな綺麗な赤い毛糸で編まれていて、とても暖かい。
新しいセーターなんか買わなくたっていいくらいだ。
何より私自身気に入っている。
また巡ってきた季節とおばあちゃんとの思い出に浸りながら、少しタンスの匂いがするセーターによろしくを告げる。
前回のこれまでずっとの続編です。おばあちゃんくらいしか重なる部分がありません。(みけねこ)
あの子のこげ茶色のセーターは、
淡い香りに積もった雪も優しく溶ける...。
バッチーン!
彼氏と手を繋ごうとしたときに
激しい静電気
「あー。俺はもしや
君の体質に嫌われてるのか!?」
苦笑いした顔を見てから
セーターを着ることはなくなった
結婚して初めてのクリスマス
彼氏から旦那さんになった彼からのプレゼントは
ふわふわした白のセーターだった
「君の体質に受け入れられるための試練?
よく似合うから着て欲しい」
嬉しいよ…
言葉とキスが寒い冬を暖かくする
#セーター
モフモフセーター、フワフワセーター👕✨
秋と冬フワフワ、モフモフ。
セーター気持ちいね✨
「寒くなったからなにか来ていこう」
少女は呟いた。
コートやジャンバー、アウタ…
ハンガーに引っ掛けてあるものを
見つめながら、うーんと考え込むと、
ドンッと音がした。2階からだ。
2階には少女の母がいる。
トコトコと階段をのぼると、母は
洗濯物を畳んでいた。
「何が落ちたのかしら。」
母はそう言った。
少女と母は何が落ちたのか探した。
「こっちから音がしたと思うよ。」
少女は1度だけ入ったことがある
奥の暗い押し入れに入った。
少女はあるものを手に取ると、
すぐに、母のいる明るい部屋へ戻った。
「ねえお母さん。これかも。」
少女は母にあるものを渡した。
「あら、懐かしい。」
母は受け取って、言った。
すると少女は首をかしげた。
「これね、お母さんが昔、着ていたセーターよ。
無くなったと思ってたんだけどここにあったのね。
もしかして、あの奥の押し入れにあった?」
母が言うと、少女はコクっとうなずいた。
「あの押し入れには昔お母さんが着ていたものが山の
ように埋まっているの。今思い出したわ。」
「そうなんだ。
私、そのセーター着てみたい!」
少女が言うと、母は最初はきょとんとしたが、
すぐにニコッと笑った。
「やったぁー!」
少女は母からセーターを受け取ると
1階へ走っていった。
「セーター」
母親のことを私は「ママ」って読んでるんですが、
クラスの女子はお母さんって呼んでます
なんか恥ずかしい…でも大親友の子は
「ママ」って呼んでるから仲間だァ笑
#セーター
キミと色違いの
お揃いのセーター
さりげない優しさのプレゼント
風花舞う青いライトの中で
少し恥ずかしげに
少しだけおどけて
コートを開いて笑った
キミの顔を忘れない
木枯らしの季節になると
ふと思い出す
あのセーターもあの笑顔も
もう私のもとには無いけれど
あの温もりを忘れない
冷え切った心に今でも
優しさをくれる
キミがくれたセーター
ダイキは迷った。女神ノノッチにこれを買うべきかと。ここは異世界の洋服屋。この異世界は地球の文化も少しは情報が届いてるらしい。その洋服屋にはこういうセーターがあった。
童貞を殺すセーター
「うーーーーん。」
ダイキは考えた。童貞を殺すセーターを女神に買ってあげたら。相手は見た目女子高生風とはいえ、中身メスガキツンデレだ。俺にどんな要求や色目を使うか分からない。多分メスガキ言葉は使うだろう。でも可愛いというスペックは高いんだよなあ。ノノッチは。
「どしたのん?」
ノノッチが現れた。セーターを見る。胸にハートマークの穴が空いている露出高いセーターだ。
「これ買ってよ。ダイキ。」
ノノッチから言ってくるとは思わなかった。そして買ったらすぐ着た。ノノッチは嬉しげだ。
「どうって事ないな。」
「??」
思えばどうって事はない。だってここは異世界。こんな服装は一杯ある。どうやら俺は穢れて無かったようだ。
「ダイキが買ってくれたから大切にするね。」
ノノッチからの一言。明るく金髪を弾ませて言う。
やはり俺は穢れてたのか?? 俺は心で悶絶した。
白いセーターと淡いピンクのセーター
どっちが良いかな?と迷って迷って
両方買う。
気分やボトムに合わせて
少しセーターの色を変えて
お出かけしようかな♪
#40『セーター』
君に貰ったおさがりのセーター。私にはオーバーサイズだから中にシャツを着てみる。よし、いいカンジ。日中は会えないけど、君をそばに感じられるの、たまんないね。心も体もポカポカだわ。今日寒いから風邪引かないようにね。
赤色のセーターを編んだ
君には少しちいさすぎたみたい
『セーターを着るのをおすすめします。』
テレビからそんな声が聞こえる季節になったらしい。
昨日は30℃近くまで上がったのに。
20××年、地球は産業の発達により、温暖化するのみではなく、季節を右往左往するようになってしまった。
とは言っても、大抵は夏か冬。秋や春は、季節を移動するようになる前に消えたということになっている。
今日は冬、か。
衣替え、というのが無くなってからというもの、タンスは
満員電車状態。いや、季節ごとに分けているつもりではあるものの。
…いつまでこれが続くのだろう…
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セーター
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セーター╱11月24日 金曜日
今年も、もう終わりに近づいてきて寒くなってきた。
セーターの季節だ。
そういえば、貴方がセーター着てるところ見たことない気がする。
きっと似合うんだろうなぁ。
もし、付き合ったら。
お揃いのセーター♡とかやってみたい。
でも、貴方は恥ずかしがるよねw
実は私もちょっと恥ずかしいかもしれない。
いつか、2人で恥ずかしがりながらセーターを着て。
手を繋いで。
そんな日々が遅れるといいなって想像しながら
今日も貴方のことを考えます。
寒くなると思い出す。幼い頃、母が編んでくれたセーターのこと。雪の結晶柄のやつ。
「水が凍ると雪になるのよ」
「僕たちは、水なんだよ」
「どういうこと?」
母は、父が哲学の話をしてるのだと説明した。当時のオレには、よく理解出来なかったが、今なら分かる。
「人間は水分で出来てる。そうだろ? 父さん」
セーター
ピリリッ静電気がおこる
冬特有の現象にカチンッときて
少し強くドアを閉め仕事へ向かった。
誰もが体験する朝のこと
テスト終わりました👊🏻💗
分析しますね
私はいつも自己採点をしています
国語 52~71
数学 93~97
社会 59~81
理科 81~92
英語 79~94
ですが、自信ありとなしの解答があるので
こんな感じで範囲めちゃ大きくなります笑
今回は社会と理科を頑張った
国語はいつもこんな感じです
( 実力テストの方が点数高い )
数学はバリ簡単なのでいつもこんな感じ
このテストと実力テストが終わったら友達と
お寿司🍣を食べに行く約束をしてます🙈💕💭
楽しみだなぁ꙳⋆⸜(´˘`𓐍) ⸝ꔛ♡
もこもこのかわいいセーター
去年あなたにもらったよね
「この季節じゃ着れないね」と苦笑したあなた
やっと着れる季節になったよ
かわいいって言ってくれるかな
わくわくと胸を弾ませ
あなたを待つ私
セーターで暖まろう。
冷たい言葉にも負けないように。
今年は夏の終わりと同時に棒針を握りました。
なにせ制作期限はクリスマスまで。
孫2人に今年からワンちゃん1匹が増え、合計3着編むのです。早目に取り掛かるに越したことはありません。
ばぁばだって、毎日暇をしている訳ではないのですよ。
あれは日本でアグリーセーターが話題になった年、冗談で編んでみた1着がなんと大好評だったのでした。
それ以来娘夫婦が撮る家族写真の小ネタ係を拝命することとなり、毎冬、画面の賑やかしを手伝っています。
材料費は全部出してくれるし(とびきり良い糸を使い放題よ!)、とにかく編み物欲は満たせるので私は満足。
子供達にしてもお店には置いてないニッチなデザインをフルオーダーできるからとお礼までしてくれます。
本当、win-winの関係ってこういうことですね。
ただ少し心配なのは孫達のほうです。
あんなに小さな頃から本気のコスプレ英才教育を受けていて、後々、学校に入ったら文化祭の演し物なんかつまらなく思っちゃわないかしら……なんて。
いえいえ案外クラスの衣装係で活躍するかもしれない!
あら。これって親馬鹿ならぬばぁば馬鹿かしら?
************
「セーター」
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所感:
今時、親子三代で趣味満喫しているご家族も珍しくないですね。ほんとうに良い時代になりました。黒歴史を家族で共有できるのって、最強…それとも最恐?
【セーター】
私が高校生の頃、今思えば恋愛と友達が全ての世界で生きていた
「彼氏が欲しいなぁ」が周りの中の口癖のようになっていた
月日が経つにつれて仲の良い友達達が好きな人ができ、彼氏ができ始めていく。
季節は秋頃になり
こんな私にも彼氏ができた
1つ年上の先輩で彼は卒業して専門学生
会うのは週に1回くらい
先輩達が卒業する前に男女合わせて10人前後で行った1泊旅行がきっかけで仲良くなり
付き合うことになった。
正直彼のことが好きな訳ではなかった
だけど嫌でもなかった。
クリスマスの飾りづけが店頭などで見かけるようになった頃、誰が最初に始めたのか休み時間に編み物する人が増えてきた
「セーター編んでプレゼントするんだ〜♪」
無謀過ぎる…
いきなり難易度の高いセーターに挑戦かよ
と思いつつ
私にはその手編みのセーターを着て仲良さそうに手を繋いで歩いている友達と友達の彼の姿が一瞬で想像できた
友達はとても幸せそうに見えて羨ましかった
今どき手編みのセーターなんて重い女だなと思われて引かれるだろう
だけど、その重さを受け止めてくれるという事が愛情の深さに感じたのだ
私も周りに便乗してセーターを編む事にした
一目、一目、
気を抜くと穴が空いてまたやり直し
毎日母に教わりながら少しづつ編んでいく
だけど彼との仲はどんどん悪くなっていった
だんだんとわかってきたのだ
彼の事が好きにはなれなかった事に
付き合ったら好きになっていくかもしれないと思った
でも喧嘩をするたびに(絶対別れてやる)
という自分の心の声が静まらなかった。
私には重たい手編みのセーターをプレゼントする彼はいなくなってしまった
別れた後もしばらく編み続けてみたけど難しくて編み終える事はできなかった
編み物が好きな人は別として
これは編む側も愛情が深くないとダメなんだ
友達はセーターが完成する頃には春になってしまうと悟ってマフラーに変更して無事に渡していた
結局誰もセーターは完成しないまま冬は終わってしまったのだ
別れて完成できなかった人もいれば
難しくて挫折してしまった人も。
ただでさえ自分と相性の合う人と巡り合う事もかなり難しいのにセーターを受け止めてくれる人なんて夢のまた夢に感じる
いつか私にもセーターを完成する決意ができる相手と巡り合って
その愛を受け止めてもらえるのだろうか…
それは今でも私の密かな憧れなのだ…
「セーター」
私は、2月のパリを、完全に舐めていた。
1997年から1年間、私はロンドンにいた。特に目的があった訳ではない。強いて言えば、旅行ではなく、異国の地で生活してみたかったのだ。アパートを借り、スーパーで買い物をし、学校帰りに映画館や本屋に行って暇を潰す。公園を散歩したり、ノミの市で古着を見たり、普通に日本でしていることを外国でする。ただそれだけだ。しかしただそれだけのことが、とても刺激的だった。足が棒になるほど歩き回り、夢中で写真を撮った。充実した毎日だったと、今でも思う。
しかしそんな日々も、ずっと続くわけではない。所持金が少なくなるにつれ、日本に戻らなければならない日も近づいてくる。当初半年は語学学校に通い、半年はヨーロッパを放浪する予定だったが、気がつけばもう10ヶ月が過ぎていた。ちょっと長居し過ぎたか。ここまできて、イギリス以外の国を見ずに帰国するのはもったいない。そろそろ移動しよう。行き先は、パリだ。
もともと綿密な計画などない旅だから、パリを選んだのも、単なる気まぐれみたいなものだった。ロンドン・パリ間は、TGV(ユーロスター)という新幹線みたいな列車で2時間半だ。イミグレも簡単だし、「世界の車窓から」のファンだったし。そんなお気楽気分で、意気揚々と出発したのだった。
フランス人の友人は、「そんなに寒ないで。ロンドンよりちょっとマシぐらいちゃう?」(というぐらいフランス語訛りの英語で)と言っていたのに、嘘だった。いやたまたま当たり年だっただけかもしれない。とにかく2月のパリは、極寒だった。パリ北駅で降りた私がまず思ったのは、「パリに着いた!」「まずシャンゼリゼ通りでお茶やな」ではなく、「み、耳が痛い」だった。
旅の始まりは、宿探しからだ。「地球の歩き方」と駅にある観光案内所で安宿地域を探し、あとは行き当たりばったりで宿を決めるのだ。今日泊まる宿も、入口に「英語できます!」って書いてあったので入ったのだけれど、宿主のおばちゃんは何かにつけ「ガッハッハ」と笑ってばかりでほとんど通じない、いい加減宿だった。ちなみにそのガッハッハおばちゃんの娘さんが、英語ができる人だったと後から知って安心したのだが。
このガッハッハおばちゃん曰く、「今年の冬は超寒い」らしい。まずは防寒だ。ロンドンで買ったペラペラのダウンでは、寒くて動く気にもならない。そんなことを、お互いつたない英語で話していると、ガッハッハおばちゃんは「ちょっと待ってろ」と言って、奥の部屋からセーターを持ってきてくれた。なんでも亡くなったご主人が着ていたもので、「お前には少し大きいが着ていけ」と言ってくれたのだ。ガッハッハおばちゃん、いい人じゃないか!いい加減宿とか言ってごめんよ。
それから2日間、私は寒さに震えることなく、パリを歩き回った。ありがとう、ガッハッハおばちゃん。クリーニングとかしないで返すけど、ごめんね。助かったよ。
ちなみにあとでよく見たら、手書きのレシートに「frais supplémentaires(追加料金)」として「location : sweater (レンタル代:セーター)と書いてあった。やるな、ガッハッハおばちゃん。しかも娘さんから、お父さんは亡くなってなどいないと聞いて、ますますこのガッハッハおばちゃんが気に入ったのだった。