亀岡たわ太

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 ダイキは迷った。女神ノノッチにこれを買うべきかと。ここは異世界の洋服屋。この異世界は地球の文化も少しは情報が届いてるらしい。その洋服屋にはこういうセーターがあった。

 童貞を殺すセーター

「うーーーーん。」

 ダイキは考えた。童貞を殺すセーターを女神に買ってあげたら。相手は見た目女子高生風とはいえ、中身メスガキツンデレだ。俺にどんな要求や色目を使うか分からない。多分メスガキ言葉は使うだろう。でも可愛いというスペックは高いんだよなあ。ノノッチは。

「どしたのん?」

 ノノッチが現れた。セーターを見る。胸にハートマークの穴が空いている露出高いセーターだ。

「これ買ってよ。ダイキ。」

 ノノッチから言ってくるとは思わなかった。そして買ったらすぐ着た。ノノッチは嬉しげだ。

「どうって事ないな。」

「??」

 思えばどうって事はない。だってここは異世界。こんな服装は一杯ある。どうやら俺は穢れて無かったようだ。

「ダイキが買ってくれたから大切にするね。」

 ノノッチからの一言。明るく金髪を弾ませて言う。

 やはり俺は穢れてたのか?? 俺は心で悶絶した。

11/24/2023, 10:19:26 AM