『スリル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
スリル
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あぷりのひきつぎが
たいへんです
ね
スリルでしょう?
スリルにそそられる
そんな時もあったけど
今は安定を求めてる
冒険したい気持ちもあるが
安全をとってしまう
怖いものみたさが
怖いものと捉えてしまう
そんな今日この頃
『スリル』
昨日から余裕が無さすぎて、このお題はスルー
でも、何も書かないのも、そわそわして落ち着かないし…
そんなわけで、今回はこんな感じで書かせて貰いました。
でも、習慣になってるものを、自分への甘えからサボっちゃうのって、ちょっとドキドキしない?
これで、ここまで続いた習慣が途切れてしまいそうと言うか、なんと言うか…
でも、自分を信じてサボるのもありかも…とか…
チキンレースしてる気分だね!
スリル感じるね!!
スリル…?
好むと好まざるに関わらず、人生はスリルにみちている。
そんなことはないと思ってる人は、考えてみてほしい。
あなたも体重計に乗ることはあるでしょう?
スマホの充電切れかけでコンビニのレジに並んだ事は?
衝動買いしてしまった高額のコートを、いつ家族の前で着ればいいのかドキドキしたこともあるはず。
ちなみに、私の人生でかなりスリリングだったのは、学生の頃のヒッチハイクの経験だ。
(長くなるので、“ヒッチハイク”というお題が出たら書くことにする)
さて、スリルをわざわざお金を払っても体験したい人もいるようだが、
冒頭にも書いたように、そんなことをしなくても、毎日の中にたくさんある。
散歩中に鉄パイプが落ちてくるかも
しれない。居眠り運転のトラックが突っ込んで来るかもしれない。
感染症も心配だ。
家の中にこもっていたとしても、ミサイルや隕石やUFOが直撃してこないという保証はどこにもない。
もっと言えば、明日の朝目覚めるという確証すらない。人生はまだ終わらないと、誰が責任を持って言ってくれるだろうか。
私たちは例外なく、そういったスリルの中で、たまたま生き残っている。
#スリル
29 459
スリル
ゾクゾクだけどワクワク
叫んで笑ってお腹いっぱい
ごちそうさま
舞華
バレないか、バレるかの瀬戸際。もし、バレてしまったらどうなるのだろう。それが楽しくてたまらない。なんてふざけたことをお呟きになって。では、そんなアナタにこんなスリルよりもっとよいスリルをお教えしますよ。誰かをヤるよりももっと深いスリルです。己の欲をこのワタクシに全て捧げるのです。なんて簡単なこと?いいえ。きっとアナタサマはそんなことなど言えなくなるでしょう。線ギリギリそこを狙うのです。線を超えなければこなせるこのまま深い幸福に包まれるでしょうが、線を少しでも超えればもう戻ってくることなど出来ないのです。ね?素敵でしょう?ほら、スリルを開始しましょうか
スリル。やはり長くなってしまいました…。
東京で学生をしていた頃、時々夜、皇居外周を走った。
半蔵門の辺りから緩やかに下っていくと、丸の内のビル群の明かりが見え、絶え間なく流れていく車のテールランプが田舎者の私の目には美しく映った。
しかしそれよりも好きなのは、最後にやってくる暗く静かな遊歩道だった。
すれ違う人はほぼ無く、明かりも見えない。緑の匂いが濃いので束の間、田舎の夜に帰った気になる。
女一人には心細いその小さな暗がりを走ることに、私は少しのスリルを感じていた。
その夜は年の暮れも押し迫って寒かった。
いつものように半蔵門から走り、遊歩道にさしかかったが、その日は一段と暗く、
人の気配が無いかわりに黒々とした木々の存在感が強かった。
今日は早くここを抜けたい。直感的に足を早めた時、
前方にぼんやりと赤い光が浮かんだ。
ゆらゆらと揺れているが懐中電灯や自転車ではない…
火の揺らぎだ。
どうも、提灯を持った人が歩いてくる。
気味が悪くなって引き返そうかとも考えたが、
ええい、仕方ないとその火に向かって走った。
どんどん近づく。
一人では無い、集団のようだ。
ボソボソとした話し声がする。
全員、ロングスカートだろうか…袴…?
そう思った瞬間にすれ違った。
古い畳のような匂いが鼻をかすめた。
一人の男の横顔がちらと見えたが、頭頂部を剃り、
髪を結ってある。
どの人影も私と同じほどの大きさしかなかった。
私は150センチである。
振り返らず走り、半蔵堀まで来た。
堀は深い底なしの谷のように感じられた。
スリルとは、自分の力が及ぶ範囲において感じられるもので、その範疇を飛び出てしまうと恐怖に変わると知った。
だいたい皇居って昔の江戸城だもんなー。
仕方ないか。
🍀スリル
スリルなんて味わいたくない。
ゆとりを持って生きていきたい。
穏やかな生活でいいです。
食べることはどんなことよりも気持ちいいって知ってる。だから俺は食べるために息をしている。
甘いもの。おれの快感のトリガー。口、第二の性器とも呼ばれるそこ。彼の快感のトリガー。彼との関係は、食べさせてくれるから、食べる。それだけ。
喉仏を押されてたまらなくなって嘔吐く。半開きの唇をなぞられて、捩じ込まれて。
鼻腔を甘ったるい匂いがぬるぬると満たす。幸せの具現化みたいなそれを、無我夢中で咀嚼して、半分くらい飲み込む。そのとき彼は一心不乱にクリームでひたひたになった口を、ぐちゃぐちゃと掻き混ぜる。嬉しそうにわらう。その顔つきがきもちわるくて、ただただ綺麗で、また吐く。せりあがった熱が引っ込む。指の形に沿って、歯茎にも甘い味が蔓延する。 クリームが口まわりにべっとりと塗りたくられる。血管の色が透けて見えるような、赤くて黒い舌で、たまご色のクリームを舐めとる。彼の指についたやつも。舌を這わせる。おいしい、と舌足らずに喘ぐ。彼はそんな俺をすきだから。緩く勃ちあがったそれと悦楽の沸き立つさまに興奮を漏らす。そんで、臓器の隆起、咀嚼と一緒に、ふたりでセックスをする。とろけるようなセックス。食欲と、肉欲。全部が全部、交わりあってきもちい。ねちっこくて、えろい。
「美味しい?」
「ぉえ、あゔ」
咥えた指まで全部美味しい。気持ちいい。ありえないくらいの密度の幸福がおれの水槽を満たす。ぽたってなんかが落っこちてくる。汗。鼻血。
「んゔ、」
「だいすき、かわいい」
もったいなくって、彼の鼻血も舐めた。それでも、立て付けの悪いシャワーみたいにぽたぽた、つづけて落ちる。色が乗って、赤い舌はさらに存在を見せしめる。ふたつぶんの重さでみしみしと軋んだベッドのシーツは、ときおり赤黒くなったり、なまぐさくなったりする。抜いた指から溢れた唾液、クリームの匂いや、ミルクの味も、ひとつの余韻として残る。その匂いにひしめいた、彼の性器を咥える。
彼の体液はどんなスイーツよりも甘い。そう信じ込んでいる。これは一種の洗脳ともいえるんだろう。鳩尾から爪先の方まで蜂蜜みたいに生ぬるくって可笑しい。気持ちよさにすがれるなら、それしか出来ることがないのなら、別に洗脳でもなんでもいい。夢を見れる、それだけで恵まれている。
中学のころ、隣の席の子が喉に咀嚼し損ねたものを詰まらせて、噎せた。その子は身体をがくんと強ばらせた。
ぞわ。腹から蔓延した熱。血が指の末端までとぷとぷと注がれる。
その途端に、その細い背中からあふれる息が、急かすような狂ったリズムになる。たまらず口を開ける。胸のまわりをひたすらにとんとんと叩き、異物感に喘いでいる。咳が震えた身体から飛び出す。レンコンのサラダ、かぼちゃのうま煮なんかが乗っかったピンク色のトレーにはあちらこちらに吐瀉となった欠片が散らばっている。人の塊が机のまわりをぐるりと囲んで後ろからとん、と背を撫でるように叩く。かひゅ、と浅い息でもがいている。目尻に涙が溜まる。喉がちいさな音とともに隆起する。口の端から唾液が滑る。赤黒い舌がたまらず飲み干した牛乳の白に塗れててらてらと光り、鮮やかな色をした歯茎が視界で煌めく。
どくん。ばくん。
その様子を、興奮でたまらないといった様子で見つめていたのは俺だけだった。頬を青くする彼に、みんな、心配そうに声を掛けるばかりだった。
椅子に収まった膝がかたかたと揺れた。薄いズボンを、ただみじめな性器がぐりっと押しあげていた。
思春期の俺の欲求の捌け口であったり、快感のトリガーであったりが、少し拗れているのだと気づいたのはそれからだろう。
それからずっと、我慢だ。誰にもばらしたくない。人の口に興奮する、なんて。
彼は、彼の口は、俺の扇情を掻き立て波立たせる、自慰としての、性とかなんとかの、理想の形だった。
大学の色あせたベンチ。レタスと、ハムと、トマトと、ゆで卵を潰したやつとかが厚めのパンに挟まって、奇麗な断面に切りそろえられているサンドイッチ。
「お前って飲み込むの早いよなぁ、ちゃんと噛んでんの」
「うるさいなあ、喉を押しあげるみたいな、固形物が通る感覚が好きなんだよ」
2、3人くらいの男が、他愛ないことを話している、ただそれだけのことなのに、俺はそのうちのひとりに釘付けだった。
殆ど口に含んだものを噛まずに、固形物が喉をつっかえるように滑る音がする。遠くからでも、分かる。
ずくん。きゅんっ、じゃない。ずくん。
あの時はたしかにお腹の底に心臓の形が浮かび上がってきたような気がしたの。
みぞおちが胸焼けするような欲が、少しずつせりあがってくる。決して皮膚を削って、心臓まで突っ切るような思い切りのよさはなく、俺の性欲の上澄みだけを掬って、ぬるい口元で咥えられているみたいな後ろめたい欲。偏った性欲をコンプレックスと名付け、ひとりで抑えきっていた青春の皺寄せがいま、俺の片隅で渦巻いている。
あの日と同じような目眩と、腹の煮え立つようなもの欲しさが、薄いズボンを押し上げる。彼に喰われてみたい。
彼のサンドイッチが手の奥で隠せるような大きさになった時、俺の意思で動いている肉、みたいな心臓が、多分だけど、随分と大きくなっていた。
彼の、マヨネーズでべたべたになった指先を拭いたくなった。勢いに任せて、走る。心臓がぐっちゃぐちゃ。気が動転する。
「あの」
「俺と、ご飯行きませんか」
驚きで軽く噎せた彼の口。喉仏。唇。あ、やっぱり俺にぴったり。
ちょびっと拗れた恋愛がすきです。充電が切れそうなので途中経過。
爪を立てて そっと
縁をはじく
触ってはいけない
わかってる
掻いたのは無意識だった
めくれたところから
血がにじむ
/ スリル
生か死か。
私たちはそういう運命だったのだ。
生まれや生き方など何も知らずに
共に過ごしたあの幼き日々から。
最初から敵として出会えていたら
どんなに良かっただろう?
友として出会わなければ
どんなに楽だっただろう?
今向かい合って差し出すものが
刃ではなくお互いの手であれば
私はお前の手を握り
しっかりと抱きしめるだろう。
次に動けば全てが決まる。
静寂。
滲む汗。
互いの思いを殺し、
同じ刹那、踏み出した。
-スリル-
スリルといえば江頭登場!でおなじみ、布袋寅泰のセカンドシングル。
ベビベビベイビベイビベイベーのフレーズが流れれば頭に浮かぶあの曲
癖なのだろう
気がつくと君は
ベッドの隅で眠っている
寝返りを打てば
間違いなく落ちる
落ちそうで落ちない君を見る僕
スリル
騒ぎ出した声に合わせてささやかに足元を駆け抜けてなくしたものにも気づかないまま
『スリル』
八月三十一日、午後一時五十六分。
りゑ子の夏休みもあと半日もしないうちに終わる。
宿題はとっくに終えていたし、滅多にない“家族揃っての休日”なのだからどこか遠くのレジャー施設にでも連れて行ってほしいところだが、りゑ子はその日、父と母と弟のひこ彦とリビングで身を寄せ合うようにして、何をするでもなくじっとしているしかなかった。
庭に通じる大きな窓はカーテンが閉め切られていたが、キッチンの小窓からは絵に描いたような青々とした夏空が広がっているのが見えた。光線みたいな強い日差しが、りゑ子の顔を照らす。しかし、眩しさに顔を逸らす前に、時折何かが太陽光を遮って薄暗い部屋から光を奪っていく。
窓の外からは、一切の物音も聞こえてこない。
子育て世帯向けの広大な住宅地で、普段なら車の往来も多く、乳児の泣き声や小学生のはしゃぐ声が四六時中聞こえてくるような場所なのに、今日は町ごと死に絶えたようにしんと静まり返っている。
りゑ子とひこ彦を抱き寄せていた母が、時計を見て「そろそろね」と言って立ち上がった。テレビのリモコンを押したが、電源のついた画面は砂嵐しか映さない。母は緊張した顔のまま、ボタンを押して国営放送のチャンネルに合わせた。
殺風景な白いスタジオに、スーツの中年男が一人座っている。男の顔も母親同様に表情筋が硬直し、目は血走っていて、台本であろう数枚の紙を持つ手が小刻みに震えている。
甲高い電子音が鳴り、スーツの男がゆっくりと口を開き始める。父の大きな手がりゑ子の肩を強く掴んだので、思わず彼女は「痛いよ」と声を上げたが、すぐに母に「静かにしなさい」と叱られてしまった。
スーツの男は原稿を必死で目で追いながら、震えた声で読み上げた。
「国民の皆様、今年も『オミツギ』の日がやってまいりました。皆様には例年同様、指導者様のご選定が終わるまではくれぐれも外出しないよう、お願いを申し上げます。なお、今年の『オミツギ』数は、昨年の二倍である約三百五十世帯となっております。選出されました皆様は、なるべく抵抗せず速やかに捕食されて頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。」
そこまで言うと、スーツの男が禿げた頭を下げたと同時に画面は砂嵐を映した。
母が泣いている。父はよくわかっていない様子の幼いひこ彦を抱え上げて、圧し潰してしまいそうなくらい強く抱き締めた。
ふと、りゑ子は庭に出しっぱなしにしていた朝顔の存在を思い出した。
そうだ、毎朝観察日記をつけなくちゃいけなかったのに。今朝は庭に出ることもしなかった。水もまだ上げていない。今日まで丁寧に育て上げてきたのだ、枯れてしまっては困る。
りゑ子はキッチンの小窓を振り返り、陽射しの強さを確認しようとした。
途端に、小さな窓が闇に覆われ、リビングは真夜中と化した。
#スリル
お化け屋敷は、数える程しか行ったことは無い。
それも、乗り物に乗ってまわるのではなく、自力に歩いてまわるとなると、私の記憶では1回きりだ。
地元のお寺では、初夏にお釈迦様の誕生日の祭りをやる
地元の人は「おしゃかさま」とそのお祭りのことを言うが、釈尊降誕祭(花まつり)が正式な名前らしい
お釈迦様の誕生日は、4月8日なのだが、旧暦でやるので、私の子どものころ「おしゃかさま」は5月8日と9日だった。
その頃は、本当に大きな祭りだった。
屋台が境内のほかにも、近隣の車道が通行止めになり、お寺までの道の両側にも屋台が並び、幼稚園や学校が終わった午後に祖母や父親に弟と一緒に連れて行ってもらうのが楽しみだった。
でも、祖母や父から「何か欲しいものあるか」とは言ってもらった記憶は無い。イヤ、言ってくれたのかも知れないが、端から端まで魅力的な屋台を前に、なかなか「これ」と言えなかったのか、言ったが「ダメ」と言われたのか、もう記憶に残って無い。
いつも「金魚すくい」をして「綿菓子」を買ってもらって帰って来た。
ピンクや青のヒヨコは欲しいとは思わなかったが、リンゴ飴は食べてみたかった。
境内には、掘っ立て小屋の怪しさ満点の『見世物小屋』や『お化け屋敷』が建ち、おじさんの呼び込み口上に、子どもには怖いもの見たさで、心くすぐられたが、本当に怖そうで、自分から入りたいとは思えなかった。
ある年、幼稚園に入ったばかりだった弟が言ったのか、『お化け屋敷』に入りたいということになった。
看板に描いてある「ろくろっ首」などの妖怪の絵が気になってはいたが、「入ってみたい」と言ったところで、父が連れて入ってくれるとは意外だった。
お化け屋敷は、真っ暗闇で、3人で入った途端に人が出てきておどかされた。
それ以降、弟は父の左足のズボンにしがみついて顔を埋め、私は父の右わき腹に顔を埋め目をつぶったまま、引きずられるように歩いた。
父も、子ども一人なら抱き上げるなり、背負うなりできただろうが、二人の子どもでは、引きずるように歩くのが精一杯だったろう。
最後まで順路を歩いたのか、それとも入口に戻ったのかさえも、右わき腹に突っ伏していた私には分からなかったが、そんなに長い時間には感じなかったので、入口に引き返したのかもしれない。
私の初めてのお化け屋敷は、ただ
ただ、父のべルトにしがみつき、わき腹に顔を埋め、目を強くつぶり、引きづられるように歩いた記憶だけだ。
それ以降、お化け屋敷に入ったのは、高校生の遠足で遊園地に行った時までなかったし、歩いて入るお化け屋敷は、その後は一度も無い。
きっと、子どもが入りたいと言ったら私も父のように、子どもを引きずったり、抱き上げたりしながら、歩くのだろうなぁ、自分が本当は怖かったとしても・・・と思う。
今度、実家に帰ったら、あの時の事を覚えているか、父に聞いてみよう。
『スリル』
スリルは嫌い。
スリルを味わいたい、楽しみたいという人はご自由にどうぞって感じだが、巻き込まないでほしい。
たまに付き合うこともあるが、怖がってるのを笑われるのは解せない。
怖いのに付き合ってくれてありがとうって、感謝ぐらいしろ。
スリルとは、死ぬと思うけど死なないという狭間の事だと思う。絶望感とも近い気がする。例えばジェットコースターなど。
俺は今か今かと落ちるのを待っている。
ゾクゾクとしたこの独特のスリルは何度味わってもやめる事ができない。
叫ぶ準備をして、安全バーに掴まる。
その頃には既に頂上へと到達していたため、今度はゆっくりと傾いていく。
一瞬静まり返った後、一気に加速して落下していく。
"ワァアアア‼︎"
落下すると同時に、俺を含めた乗客全員が一斉に叫ぶ。
その声には恐怖というよりも歓喜の色が混じっていた。
ガタンゴトンと大きな音を立てて、コースターが終着地点へと着く。
"お疲れ様でした"
そんな声と共にバーが肩から外された。
#スリル
今はどうだか知らん。FE。ファイアーエムブレムってゲーム。当時1マップ始めたらクリアまでセーブがないシステムだったんだわ。途中セーブは出来るけど再開できるのは一度だけのパターンな。
で、闘技場ってのがあって。全キャラチート運用するのにカンストまで経験値貯めるんだけど「まだいけるはず」って調子こいてキャラが死ぬ。死んだら二度と復活しないシビアなゲームだった。
5時間とか消えるわけだ。大変スリルな遊びでした。