『ススキ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
高速道路で見たススキを見たのだが、京子は賀川さんがくれた(プレゼント?)指輪を家に置いていた。
それを、失くしてしまった。別に結婚のためにという訳ではない。
それは、会社の帰り道、賀川さんといっしょだった。
賀川さんには好意を持ち、『ラッキー』と思っていた。
指輪の店で、キレイな指輪があった。
彼がいるはずもない京子は、行こうと思いながら、その指輪から離れる事ができずにいた。
そしたら、「おっ、キレイな指輪」
と、賀川さんが言った。
「買おうかな?」
といわれるまま、手をやさしく握り、
「この指輪ください」
と言うとわたしを呼んで、賀川さんが、
「どの指にする?」
と、混乱中のわたしは、
「えと・・・あの・・・その」
ばっと出したのがっ左手のお姉さん指で、店員の方が、
「指の大きさをはかりますので」・・・・・・。
賀川さんが現金で払い、そして、
「よかったな」
と、言いながら帰っていった。
(ススキ)🦜
あのね
先日 優しい叔父さん、の
お家に遊びに
行ったんだよ。🦜
(そしたらね)
「お部屋の隅に
ピクリとも動かない
すずめ、が居たんだね。」🦜
・僕は不思議に思って
しばらく、話し掛けたり
顔を見詰めたりしたけど
全然動かないから
少し、怖くなったんだね。🦜
✣そしたら、叔父さんが
其れは、お月見の
ススキで作った
雀、なんだって。🦜
✣ススキは、縁起物で。
・魔除けになる。
・悪霊を追い払う
・僕の大好きなお米の
豊作を祈がう。
[そして]
✣ススキの花言葉はね・・。
《悔いの無い青春。》
なんだって。🦜
【僕は叔父さんにお願いして
ススキの雀を貰ってお部屋に
置いたら兄妹みたいになった。】
❞そう、娘すずめ。しゃん。なんだよ。❝
私が通っていた保育園の近くにはススキの畑みたいなとこあった。お月見の時はいつもそこのススキを取って妹のススキとどっちか大きいか比べてたっけ。
でも、今はもうそんなことしない。クリスマスの飾り付けも、お雛様も飾らなくなった。
飾ればたちまち猫の餌食になるからだ。
『ススキ』
地元が田舎で、学校帰りにススキが生い茂っている公園で友達と遊んでいた記憶を思い出した。
毎日遊んでて、放課後が楽しみでしょうがなかった。
今は高校が違くなって遊ぶことは減ったけど、会ったら毎日遊んでた頃の雰囲気に戻れる関係性と友達が大好きです。
〚ススキ〛
生きるにおいて、必ずみる植物。
僕らのように生きて、枯れてまた生きて。
まるで太陽のように生きる人生なんだろう。
はあ、今日は雨か
折角娘の運動会があるのに、こんな天気では中止だろう。
雨が降らないようにてるてる坊主を作っていたのに、結局駄目だったようだ。
可哀想だけれど、きっと日曜日に振り替えられるだろうし大丈夫だろう。
そんなことよりも⋯もう娘はお腹を空かせているだろうから朝食を作らなくてはいけないし、洗濯物も干さなくてはいけない。
朝から大変だな、運動会見たかったな、なんて思いながら重い体を起こす。
窓の外には、揺れている「ススキ」が見えた。
ススキは縁起がいいんだって_。
悪霊や災いから収穫物を守ってくれるらしいよ!
それじゃぁ私、信じて願っちゃう♪
どうか今年も悪霊や災いなどから収穫物を守ってくださいって。
来年もその先も、って欲張りすぎだね!💦
それでも、月を見てススキを思い浮かべる夜はいいかもしれない
_ススキ_
『Break☕😌』
昼休みの時間に校庭で、スマホを渡してきたの。ーー(・・;)何??とにかく、聴いてと言われた。う、うん、私。
耳に、イヤホン🎧️を入れた。(・・;)!蒼さん……。ショート動画だった。
にわかに、ドキドキ💓した。サムネは、時々見ています。
『もういいよ。』という歌だった。
TEL、メール止めて。ワガママに。私、照らして。😯というないようの短い歌だった。
でも、蒼さんの声だぁ〰️😢久しぶりだネ。
蒼さんは、私なんか居なくても充分に輝いています🌟!!保証をします☺️
アッ!!チャンネル登録者数も8000人超えている〰️✨️🎵(≧▽≦)よかったねぇ〰️、蒼さん。蒼さん、おめでとうございます㊗️☺️
蒼さんの笑顔、変わらないですネ(*^^*)🎵フッと、心が滲んだ。(;_;)
沢山のリスナーさんがいるから安心です、私。
でも、心の中では何時も話しかけているんだヨ🎵うふふふ。
お母さんが、時々聴いているマッキーの『遠く遠く。』が頭を掠めたの。
私、もうすぐ、お誕生日です🍓蒼さんは、リスナーさんに、何時もバースデーソングを歌っていますネ(*^^*)🎵
蒼さんに、私もバースデーソング🎵を歌ってほしいなぁ〰️。ソレは、多分、私の甘えだから遠慮します……。
蒼さん、お元気でそうでよかったです。私も元気です。
ちょっと、胸が塞ぐこともあって、ヘコんで蒼さんに話し聞いてほしいなぁ〰️と😢と、想う日もありました。
でも、蒼さん、時々、『あんずさん、元気にされているかな〰️。』と、思ってくだされば幸いです💐ハイ。
川柳は、わがままかもしれませんがとりまお休みしています(^_^;)
蒼さんと、知り合ったのは『おはよう、僕の姫君。』でしたネ🎵今年の確かに二月でしたよネ。(#^^#)
遠くで、蒼さんのことを応援していますから…、私。
蒼さんも、時々でイイから、私のことを憶い出して下さるとうれしいなぁ〰️(。>﹏<。)
『あんずちゃん、大丈夫〰️??』と、陽蒼ちゃんが私の顔を覗き込んだ。( ゚д゚)ハッ!
『大丈夫だヨ、陽葵ちゃん。夏音ちゃん、ありがとう〰️🎵また、蒼さんの近況の歌が聴けてうれしいなぁ〰️。』と、私は、俯いた。
『あんず、ムリしないように。❢』と、夏音ちゃんは、外方を向いたまま言った。
私は、夏音ちゃんに、スマホを返した。蒼さんの笑顔が瞼のウラに残像になった……。
『もうすぐ、昼休み終わるね。』と陽葵ちゃんは、言った。
私は、紙パックのフルーツ牛乳をズズーと、音をたてて飲み干した。
ーー私も、私の力で頑張れたら素敵かもです、蒼さん(#^^#)🎵
冬になりかけの空は、白くて。なんて、余裕があることは言えない。川柳のクセでついつい(^_^;)。ーータイムリミットでしたね。
終わり
秋なのに夜なのに暑いってヤバくない?
体調も崩すし、衣替えも難しいし、このままじゃススキを見れるかどうか……(正しい時期に)
けど、そう簡単に地球に良くなるようにって行い続けて変化させるのって難しいし時間もかかるから…仕方がないのかなぁ?(とは言っときながら、んや、んなわけないだろ派の人です( 'ω')/ ハイ!)
「今からススキとりにいかない?」
「なにそれ笑」
妹が訳のわからないことをいっている
「なんでススキ?もっとあるでしょ笑」
「いいから!」
俺は強引に手を引っ張られ畑へと放り出された
「探すよ!」
可愛い妹のために探してやろう
「はいはい」
俺は畑と森の境まで行った
「ほい、ススキ」
すると妹は怒った顔で
「だめ!!もっと背の低くてかわいいやつ!」
といい、俺がとってきたススキは地面に叩き捨てられた
妹がススキを探しに行ったあと、俺はぼーっと地面を眺めていると近所の70-80くらいの爺さんが近づいてきた。
「さっきからなぜススキと喋っているんだい?」
爺さんは引き気味で聞いてきた。
俺はその瞬間爺さんに殴りかかろうとしていた。
「せっかくの俺の物語が…なんで、、なんで、妹をススキなんで言わせない!!!!」
【理想郷】← change order 【ススキ】
◀◀【鋭い眼差し】からの続きです◀◀
⚠⚠ BL警告、BL警告。誤讀危機囘避ノタメ、各〻自己判斷ニテ下記本文すくろーるヲ願フ。以上、警告終ハリ。 ⚠⚠
ゲーアハルト、そして残業社員たちとしばしの別れを果たして二階の事務所を出、吹き抜け階段を降りていったアランはやがてエントランスのロビーに到った。此処ならどんな言葉で言い合っても彼らの仕事の妨げにはならないだろう ―― そんなことを考えながらアランは、さてどこで電話を掛けようかとあたりをぐるりと見渡した。間接照明のみのために一階全体は仄暗いが、道側を向いたエントランスはシルヴィガラスから射し込む街灯の明かりや走り過ぎていく車のライトが乱反射して程よい明かり採りの場となっている。加えて気まぐれに拡散する光がいびつにぼやけて見えてノスタルジックな雰囲気を誘い、その風情に魅了されるがままにアランは壁に背をもたれさせてくつろぎ、此処へ来た目的をしばし放置することにして、ささやかな光のイリュージョンにうっとりと見惚れた。
それにしても、なんとも不思議な旅になったものだと思い返す。今朝出発したときは、まさかこんなドタバタ珍道中になるとは想像もしていなかった。仕事から離れてリフレッシュするためだけのつもりだったのに、奇妙なつながりが新たな出会いを引き起こしていった。
イダ・スティール・プロダクツ ―― バルマーグループにおいてもっとも重要な、生産部門に数多く連なるうちの優良製品工場のひとつだ。その企業のことは、一年と半年程前だっただろうか、それより少し前にCMO、最高マーケティング責任者に就任した取締役が初めて企画したマーケティング会議で呼び集められた、数あるグループ製品会社のリストにその名があったのをなんとなく覚えている程度だった。それから不定期に開催されるようになった会議にイダの専務、ゲーアハルトは毎回律儀に出席し、しかも前日にはすでに本社入りして、会議準備で取締役にこき使われるアランやヘルマンの助っ人を買って出てくれたり、取締役との短い会談や他に前日入りしている関連会社の代表たちと事前ミーティングをしたりと、かなり積極的にはげむ彼とはちょっとした顔見知り程度になった。常に人当たりよく穏やかで朗らかでスマートで、嫌味や押し付けがましさといったものは微塵も感じさせないハンサムな紳士。こんな人が専務として率いている工場とはいったいどういった感じなんだろう ―― そんな素朴な疑問を抱いたことがあったが、昨日突然に思いついた旅の出会いでその疑問が解消されたのである。アランは心に残った今日の素敵な邂逅での人々へ思いを巡らせた。
イダの社員で今日最初に登場したエルンスト ―― 彼とは二年前にも会っていた。本社への異動、そして取締役やその関係者との悶着のせいで、居心地のよかった南の支社にいたときの記憶が薄れ、問われるまで彼を思い出すことは出来なかったけれども、一度記憶がよみがえってしまえばはずみがついて、他にもポツポツと思い出すことがあった。同じワークショップの参加者で、企業名も名前も覚えていないけれど、彼がある女の子とよく一緒に話していたのを思い出した。さらにあの当時の彼は今よりもさらに短い髪型で、たしかバズカットだったと思う。だから印象が違っていてすぐには思い出せなかったんだ。スポーツでもやっていたのだろうか。旅の途中にでも聞いてみよう。もちろん女の子のことも。また真っ赤になってしまうかな?
それからマルテッロ……はまだ謎の人物だし、料理上手で魅力的なクラーラも社員ではないから置いておいて、お次はギュンター。エルンストとはなんだか兄弟のような年若い叔父の一人、親族の中でのムードメーカーっぽい存在だ。チャラいイメージであるがアーティスト肌なのだろう、デザインセンスやコーディネート感覚には感服させられた。彼の作品であるイダの施設建築物の全体構成、意匠設計、構造デザイン、機能やら内装やら、すべてに良い趣味が宿っている。今此処で厭かずに眺めている、光とシルヴィガラスの戯れによる拡散効果を活かした美しい明かり採りだってそう、これらはすべてアートだ!もうイダに住みたいぐらいにアランは何もかもを気に入っていた。自分とは年も近いようで、才能ある彼ともっと話してみたいと思う。実に興味深い人物である。
そして社長、レオンハルト。堂々とした体躯、威厳のある容貌、オペラ歌手のような深みのある心地良い声。おとぎ話に出てくる古き良き善良な王様そのもの、それでいて現場での労作業も厭わない気さくさ。社長に会うため現場へと向かう時にエルンストに聞いたところ、そんなことはしょっちゅうですよと言って笑っていた。手が足りないことも理由のひとつだが、とにかく勤勉なたちで、みなと一緒に働くことがなによりも好きなんですと誇らしげに父親のことを語っていた。会ってみてアランもすぐに社長の人好きのする、人肌を思わせる優しい温かなオーラにくるまれて、この人になら心から忠誠を捧げられると思った。イダの社員を心から羨ましく思ったものだ。
それからまた専務のゲーアハルト ―― エルンストのもう一人の叔父。作業着姿が新鮮だった。地元だからか、本社で見慣れていたスーツ姿のスタイリッシュな彼とは違い、少々ラフにくだけて、根の部分である軽い毒舌家でジョーク好き ―― という奥深い人間性のある一面を覗かせてくれた。有能で上品なビジネスマン紳士とだけのイメージであったが、今やアランの中では猫かぶりのとんだ曲者として、もともと彼に対して抱いていた好感株が爆上げとなった。ジョーク万歳だ!
しかし彼も取締役を嫌っていたとは ―― 本社でそんな素振りはかけらも見せたことはなかったのに ―― まあ当たり前の処世術なのだが、意外だった。会議においての真面目な取り組みぶりや、ゲーアハルトというファーストネーム ―― 島言葉風に読めば「ジェラルド」という同じ名前ということで、取締役の覚えも目出度くなにかと一目置かれ、珍しくも敬意を払われている彼なのに。 ―― それでも嫌う気持ちはよく分かる、あの人は極端な、結果だけを評価する仕事の鬼で遊び心がなく、しかもジョークも理解できない朴念仁ときているから ―― そう思い当たったアランは一人ウンウンとうなづいて納得した。
そして事務所の社員や現場の作業員 ―― 誰もが楽しげにみなと協調して業務に勤しんでいた。忙しそうではあったが、上司や部下、他部署といった隔たりなど関係なく助けあい、じゃれあって笑いあうゆとりを持っていた。そして気心の通い合ったお互いを思い遣り、一緒につましい幸せの日々を過ごしてゆく、まるで大家族のような社員たちのいきいきとした姿がこの企業の健全な精神を物語っていた。これがイダ・スティール・プロダクツ ―― アランが初めて知った小さな理想郷のような企業 ―― いや、世界だった。
いいなあ、大家族……僕のあこがれてやまないものだ ――
懐かしみのある光のいたづらを眼にしながら、今日あった愉快な出来事の印象を心の中のモノローグで振り返り、常に胸に抱えているひそかな望みをポツリと吐露して締めくくった。
ピッ。
そのとき、小さな電子音が聞こえてどこかの扉が開く音がし、どこか別の階段を誰かが事務所へ上がっていく物音がしてアランは現実に立ち返った。ここの他にも何箇所か入り口があるんだな……もしかしてエルンストだったのかな?と、見えるわけもないのに思わず二階を仰ぎ見る。さっきまでいた事務所のある場所。現場とはまた違った和やかで陽気な事務員たち。取締役からの電話で彼らとはそんなに長くは過ごせなかったけれど、とても楽しいひとときだった。さっさと電話を終わらせて僕も早く彼らのいる二階の事務所に帰ろう ―― 何気なくそう思いついた言葉だったが、次の瞬間、誰かに突き飛ばされて海の中へしたたかにダイブしてしまったような、大いなる衝撃がアランの全身を内から襲った。はたと目を見開き、さっき思いついた言葉を少々変えて、うわごとのように反芻する。
―― 帰る……イダの……事務所へ。
イダ……僕の、帰る……場所 ―― !!
それは天啓だった。
―― 帰る場所、運命の職場 ―― イダ・スティール・プロダクツ!
そうだ、素敵な旅が導いてくれたんだ!この約束の企業の地へ ―― ブラボー!!
奇しくも悟りの境地に至り真理を会得したアランはアドレナリンが分泌したのか、得も言われぬ幸福感に包まれ感慨無量の面持ちで天を仰ぐ。そしてひとまづ心を落ち着かせるために深く息を吸い、大きく吐きだしたあとに凄みのある不敵な笑みを浮かべ、スマートフォンをポケットから取り出すやいなや迷いなく取締役の番号へ折り返し発信した。接続音のあと呼び出し音をワンコール鳴らし、次のコールの途中で思い切りよく切断してやる。この人を食ったふざけた電話で、大人げない取締役はきっと感情的になってまたすぐに自分から掛けてくるだろう。それからはトコトン怒らせて、うまいこと解雇にまで持ち込ませれば占めたものだとアランはほくそ笑む。失敗したってなんのことはない、こちらからバルマーへ平和的に契約解除の意向を言い渡せば済む話だし、どちらにしたところでもう僕の腹は決まった。バルマーを去ってイダへこの身を捧げる ―― それはもう、揺るがない決意だった。
その前に最後の御奉公と洒落込んでから別れを飾るとしよう ―― 親愛なるウォルター取締役、あなたからのお電話、心からお待ち申し上げています ―― クスクスと笑いながら手に持ったスマートフォンの角にご機嫌な調子で軽くキスしたアランは、事務所を出たときとは真逆のウキウキした気分で画面の着信告知を鼻歌まじりに待った。
▶▶またどこかのお題へ続く予定です▶▶
十
私たちがススキだと思っているものは実はススキではないらしい。私がSNSで仕入れただけの豆知識を披露すると、君は目をまあるく見開いて、高く澄んだ声で「そうなの!?」と言った。本当は何という名前の植物なのか、私は知らなかった。たしかあの時、君が調べて教えてくれたっけ。
私が君に告白して振られてから、お互いどこか気まずくなって疎遠になってしまった。私の好きは恋だったけど、君の好きは友情だったらしい。どちらも好きに違いないのに。
秋になると毎年この記憶を思い出す。私は名前なんてなんでもいいだろって思ってたけど、君はススキじゃないあの植物をちゃんとした名前で呼びたがってた。
……そういうきっちりしたところにも、恋してたんだよな。
「ススキ」
※ススキ
ススキと言えば花粉でしょう。
私は大抵の花粉で肌荒れ起こすもんだから
花粉を出す植物って思い出してしまうんだよ。
肌荒れといえば
私はヴァセリンオイルが肌荒れ起こすのですよね。
だけどヴァセリンクリームだと
混ぜ物のおかげか肌ケアが出来ているのです。
ニベア、ミノン、キュレルはべっとりしますが
ヴァセリンクリームはサラッとしているので
使い勝手がよく、結構おすすめ。
1日3回のクリーム塗りが、苦にならないです。
使って1分くらいでスマホ触れるくらいサラッとしてるから
「なあ、にいちゃん。薄野って読めるか? 読めたらきっと行ったことあるんだろうなア、ぬふふ」
居酒屋のカウンターで隣り合わせになった客に話を向けられる。
見ず知らずのおっさん。酔客には割と声をかけられる方だが……
やれやれ。
「それ、カンハラですよ」
俺は言ってやった。
「へ?」
「漢字読めるかハラスメント。やめた方がいいですよ、普段から普通にやってるなら」
それに、と付け加え。
「ススキノはまだ行ったことないです。札幌に行ったら、一度行きたいとは思ってますけどね」
オヤジさん、お勘定〜。と声をかけて席を立つ。
「毎度!」
「……ほー…」
気の抜けた声が背後でした。おっさんの当惑した声が。
「オヤジい、その、ハラスメントってのは何なんだい?」
#ススキ
ススキの穂が揺れて
あの世へと
手招きをしている
【ススキ】*153*
中秋の名月が浮かぶかな
後、滝を見に行った時の山道に
見渡す限り一面に広がっていて
なんだか開放感ハンパなかったのを覚えてる
まぁ…ススキよりお団子ですが笑
「ねぇ、たまには地上でお月見しない?」
その言葉に、あたしは一瞬 言葉を失った。
逢魔時から黎明にかけては、悪魔が活発に動く時間。…とはいえ、それだけなら、自我さえしっかり保っていれば襲われることはない。
ただ、あたしは「仲間殺し」…人間で言うところの殺人を犯した悪魔だ。そしてあたしにお月見を提案してきた彼女は、あたしの契約者…悪魔視点で見れば、罪人を匿う共謀者だ。
追手共から逃れるために、私達は地上を捨てて、空島へと移り住んだのに…わざわざ夜の地上に降りるなんて、自ら見つかりにいってるようなものじゃない?
「…まぁ、心配なのはわかるよ。危険なのは、百も承知。でも、私だってこの数年でだいぶ強くなったはずだし……たまには二人で、空島では見れないような景色を楽しみたいから」
柄にもなく顔に出てたみたいで、彼女は困ったような笑みでそう言葉を続けてきた。
…まぁ、確かに。契約直後の彼女に比べれば、今の彼女の力は比にならない。仮に悪魔に襲われたところで、今の彼女なら返り討ちなんて容易よね。
彼女の強さは、あたしが一番間近で見てきたしね。
地上に降りたあたしは、彼女にナビゲートされるまま足を運ぶ。そうして小高い坂を登りきったあたしの前に、金色の海が広がった。
…いえ。海に見えるけど、あれは草ね。草なはず、なのだけど…月光を反射して、キラキラと輝いて…とても草とは思えないほど、綺麗…。
「ねっ、地上でのお月見もたまにはいいでしょ?」
「…フフ、そうねっ。」
地上から見る月は、空島の月よりも小さくて、白くて、模様もなんとなくぼやけてた。
でも、金色の海には…その小ささと色がちょうどいいような、そんな気がした。
(「空島」―悪魔と契約者―)
「ススキ」
私は、ススキを見ると、秋が訪れたと感じている。
今年の秋は、何をしようか?と私は風景を見ながら思う。
魔王プラント配下
七つの秋草が一角、群生のススキ
彼は、直属の兵団と共に樹兵アカマツの軍勢を瞬く間に育て上げる能力を持つ
普通ならば敵によってすぐ討ち取られるはずの弱い樹兵でも、ススキの庇護下に入れば大成する可能性が格段に上がる
群生のススキを攻略するためには、樹兵アカマツの軍勢が育つ前に、直属の兵団を素早く殲滅しなければならない
時間をかければかけるほど、こちらが不利になっていく
樹兵アカマツの軍勢が完成してしまえば、勝利は絶望的となるだろう
だが兵団さえ突破することができれば、もはや群生のススキに為す術はない
そうなれば、こちらの圧倒的有利に戦いを進めることができるのだ
いかに素早く攻められるかが、勝利への重要なポイントとなるだろう
「ススキ」
今夜はキツネの魔女の集会だよ
そんな声が背中から聞こえて来て
振り向いたら
女の子二人組がバスを降りようとしていた
それだけで
降りるつもりのなかった場所に降りてしまった
停留所の名前は 薄ヶ原
知ってる
昔 この近くに住んでいたから
そうじゃなければ いくら何でも
こんな無謀な事はしない
いつの間にか夕闇が濃くなり
女の子ズの姿はもう見えなくなった
ひとり 月明かりを頼りに歩き出す
そもそも 私は何処へ行こうとバスに乗ったんだっけ
向かう先に
月に照らされた原っぱが見えてきて
遅かったねえとキツネの女の子が
群衆の中で手を振っている