『ススキ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ススキの楽しみ方
ススキは、秋の七草の一つ。
近所の人で、ススキを七草粥に入れて旨い旨いと頬張っている人がいた。
ススキを食べ物と捉える発想は斬新だと思う。だが私は食べようとは思わない。あれは歯ごたえがとても固そうで味もなさそうだ。
恐らく、飾りとして楽しむのだろうな。あの近所の人みたいに直接食す人はごくごく一部の人だろう。
それに、ススキは見る方が趣深い。月に照らされ金色に輝く花。時々ある赤色のススキも、月の光で可憐に輝く。
秋にもお花見があるとしたら、必ずススキを見ていたことだろう。
秋って言ったらなんだろう?
もみじやイチョウ,ススキとかかな?
最近はずっと車移動しているから
外を眺めるなんてしてこなかったことに気がついた。
「そうだ!ねぇ一緒に散歩に行こう?」
私は彼にそう言った。
「えっ」
彼はあまり乗り気じゃなかったけど
一緒に言ってくれるようだ。
外は思ったより寒くて
散歩に行こうなんて言って後悔していたら,
彼は私の手をつないで歩き出した。
「こうやったら暖かくなるでしょ」
彼は言った。
「...うん!」
ちゃんと私のことを見てくれる彼。
彼と久しぶりに手をつないだ私は
嬉しくて少し恥ずかしくてとても幸せだと思った。
「散歩してみるのもいいね!」
私はそう言って笑いかけながら彼を見た。
「...そうだね。また一緒に行こう。」
彼はそう言って私を見た。
マスクをしてしても彼が笑っているのがわかる。
「キスしたいな」
なんて思っていたら,
彼が私のマスクを取ってキスをしてきた。
「えぇ!?」
「ごめん,キスしたくなっちゃった。」
少し笑いながら,
「ほら帰るよ」
なんて言って
黄金色に輝いているススキを見ながら
色んな景色を彼と見たいと思った。
─────『ススキ』
『ススキ』
秋、ススキの草原に光が差し込むと
目を奪われるほどの黄金色に
壮大さとノスタルジーを感じる
決して派手ではないススキの美しさ🌾
「ススキ」
悲しいね、悲しいよ
いつか消えてしまうもの
あんなに綺麗なのに最後は焦げて
面影ひとつ残らない
サラサラと揺れていた面影も残らない
ただそこには草木のない平地が広がっている
もの寂しい。でも、暖かい
あなたの、その身を犠牲に私はこうして温まっている。
あなたのおかげで夜を明かすことが出来る
暖かいご飯も食べることが出来る
真っ赤に燃えて、どんどん火力は強くなって
あっという間にあなたを包み込む
真っ赤に燃える炎は美しいけれど
切なくもあり、どこか儚げでもあった。
あなたの面影もなくなってしまったけれど
きっとまたいつか、あの景色は見れるから
寂しいよ、切ないよ、でも温かいよ。
思い出すのはカニって感じ。近所の川っぺりに生えてるし、蟹めっちゃいるの。夕方とかわらわらわらわら出てきて、散歩すると「人間来たぞー」って端寄ったり隠れたりするんだやつら。時折踏み潰されてるのいるんだけど、あれ走ってる人にやられたんだろうな。大自然かよ東京。
ススキ
花言葉は『心が通じる』
ゆらゆら揺られながらも
折れずに堂々と、まっすぐ伸びる。
『ススキ』
ススキの根本がどうなっているか知っている?
秋のススキは、遠くから見ると黄金色で風になびく姿がとても美しい
でも、ススキの中に入ってみると、よくわからなくなってしまう
目の前に広がるのは、背の高い草、草、草
足下もぬかるみ
右も左もわからない迷路のよう
よくイメージするような黄金色の草原ではなくなってしまう
それは、美しいよりも、この迷路から抜け出せるかどうかと不安さえ抱かせる
美しいから、つい近付きたくなってしまうけど
近付かずに、遠くから眺めるからいいものもあるんだよ
「ススキ」
緩やかな風に身を任せ 太陽の元で 黄金に輝くその姿 立派だね そしてすごく強いね 見とれてしまうよ 秋から冬へ 歩く散歩道 今日も美しく 話を仲間と クスクスと笑っているみたいで
スキスキ
好き好き
空き空き
ススキ
さわわさわわ
しゃららしゃらら
久しぶりに踊ってみるか
#ススキ
ススキってなんかいいよね、
古風でエモいみたいな、すきだわ。
そういえば昔ススキから米できるって勘違いしてたなー。
え、米なのかな?くっそ似てるよね
お題を見てすぐ、
「昭和枯れすゝき」
が脳内再生され・・・
他に何も浮かばないんだが。
ꉂ( ᵔ̴̶̤᷄∇⃚⃘⃙̮ ᵔ̴̶̤᷅ )キ”ャ′‵′‵
🎑 「ススキ」
理科の補講でA先生が教えてくれた
あの声に凄く聞き入ってしまうんだ
私1人の生徒としてもう少しだけ話してもいいですか?
視界から消える前に食べてしまえ 小さな愛を食べ尽くして 満足しただけだったよ
口が解けたあなた 道が溶けて
小さな赤い涙のうちに 酔生夢死が見えてた
体温をうまく、感じられていた事が思い出してた
小さな喇叭 嘘をついてたけど 君さアネモネだから
あなたの身体 赤い花を咲かせて 咲って お願いだから
君が二人いた 出会ってもなかった 咲いてもなかった
ただ伝わらないあなた 静かに泣いて どうしたの?
映画を最初から あなた笑ってたそんな時
全て崩れてた事
胸が騒いで 明くる日の事意味わからなくて
熱が頭に 私が熱に 水たまりに それが全て映し出されたみたいに もう終わりだって 教えてくれたのに
あれは虚言だ。 あれは妄言で、あなたは虚像かな
浅い川に流れたままで 拾われる事を願わなかっただけ
『ススキ』
可惜夜に月影と囁く湖
風に揺れる尾花は黄金
言葉少なに並び座る二人
同じ心を水面に映し合う
音のない星天が燃える
テーマ“ススキ”
家の外を眺める
風に揺れる、草…ススキと言うらしい
隣には、ヌシ(ヒト)
ヌシの横はいつも、ポカポカで
何処へでもついて行きたくなる。
ただ、水が流れ出す
スイドウがあり、水が溜まっているフロに
ヌシが居るときは
その部屋の前で待つ。
おもむろに、ヌシが立ち上がり
目の前の、大きな窓を開けた。
「にぁ?」
今日は出かけないよ。
ヌシが居るから。
そう告げたのに、ヌシは
なんだか出て行ってほしそうにしていたから
ノロノロと外に出てみた。
外に出たら、さっきから揺れていた
ススキが気になり始めた。
もう気になりだしたら
終わらない。
ススキVSボク
「にぁーーー!」
戦う。
風に揺られているススキは
思いの外強くて
だけれど、ボクの中の闘志が燃え上がる
「にぁーー」
負けない!
どのくらい戦っていたかは
知らない。
「コダマ、おいで」
ヌシがボクの名前を呼ぶ。
ボクは
「にぁっ」
今回はこのくらいにしといてやる
そう言い残して、ヌシの元に駆け寄った。
「あー…ススキまみれになって…」
「にぁー?」
ススキまみれ?そう言われると
なんだか体がムズムズする気がする。
ヌシは、ブラシを持ってきて
ボクの毛づくろいを始めた。
…ススキめ…
こんなに、ボクをよごして…
次こそは負けない!
そう、思った。
(前に書いた物の、猫(コダマ)視点)
(シリーズ化するつもりはなかった…)
ゆらゆらと
秋の夕風に
揺れている
私の心も
ススキの如く
「けほ…こほっこほっ…」
誰もいなくなった病室で寂しく乾いた咳の音だけが聞こえる。ここにはさっきまで1人の男がいた。帰ってしまって今はいつもいる彼一人だが。
「もう…長くはないでしょう」
元々言われていた余命は残り半年あるかないからしい。今日見舞いに来た彼に言ったことなどないが。彼は毎回花を持ってくる。花瓶に水も入れてくれたりして、なんだかんだ自分よりも花を大切にしている。そして、毎回彼が持ってくる花は変わっていて、今日はススキだった。母親に見せると驚いたような顔をして、その後は泣きそうになっていたかな。あなたは良い友達を持ったわ。そう言っていた。
…何を言っているのだろう。この母は、そう思ったが口には出さない。その代わりに
「どういうこと?」
と聞いてみた。母は
「花言葉を調べて見なさい」
そう言って帰っていった。言われた通りに調べた彼は、誰もいなくなった病室で寂しく1人泣いていた。
ススキの花言葉、生命力、悔いのない青春
風が吹き抜ける秋の高原で
一面のススキがキラキラと輝いている。
そんな風景を見ながら
子ども時代を過ごした訳でもないのに。
不思議と懐かしく、切ない気持ちになる。
こういうのを、原風景、というのだろうか。
ススキ
「秋も終わりかあ」と感じる。電車に揺られ、窓の外を見ると田んぼの隅にススキが夕日を浴びて揺れていた。
毎年のように四季はだんだんと短くなり、忙しく過ぎ去った秋に別れを告げるように、ススキはさようならと私に手を振っていた。
思えばもう何十年もあの穂先に触れていない。どんな感触だっただろうか。
駅を出て線路沿いを我が家に向かって歩くと、網フェンスに挟まった不恰好なススキが目に入る。
おそるおそる腕を伸ばし、その穂先に触れるとそれは予想以上に硬くて、油断すると手が切れるほどだった。
そうか、お前も頑張ってるんだなと彼の頭を撫でて家路を急いだ。北風が冬の到来を告げていた。
ススキの花言葉を知ってる?
ススキってけして可愛らしいわけでもなく
色鮮やかでもなく
見た目は薄い茶色で
でも風に揺れて
想いを飛ばす
あなたに届けと静かにそよぐ
ススキの花言葉はね
《心が通じる》
あなたと今ススキ
【ススキ】