『ジャングルジム』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私はジャングルジムの一番上に登れない人間。
登る時は一番上を目指し、やるぞ、と思っているのに途中から怖くなる。落下するのではないかと足が竦む。
真ん中の方から登れば地面に叩きつけられることはないだろうと易しい道を選んでも、何故か足がすくんだり頭を打ったりして諦める。
いつも一番上まで登った子を一番下から見上げてる。
私の人生もなんかそんな感じ。
ジャングルジム…
保育園のジャングルジムが好きだった。
てっぺんは4段くらいだったと思う。
てっぺんに腰掛けて長い時間を過ごす子供だった。
ある時、手が滑って下まで落ちた。
てっぺんから地面まで。
手足をことごとく打ちながら落ちた。
でも、そのおかげでケガはなかった。
現在、公園からジャングルジムが消えているそうだ。
原因は落下事故の増加だそうな。
子供の頃、よく遊んだ公園にはジャングルジムがあった。今でもあの公園にはジャングルジムがあるのだろうか。
Googleearthで調べてみる。すると、ジャングルジムが撤去されていて、ブランコとすべり台と鉄棒だけになってしまっていた。
昔は、グローブジャングルなどの遊具があったのに。子供たちの安全面のためと言われれば仕方ないのかもしれない。
昔有ったのが、何らかの理由で無くなっていく。寂しさを感じるが時代の流れなのかもしれない。次世代を担うであろう子供たちを怪我から守るためにも。
そうだとしても、やはり寂しさを感じてしまうのは、私が大人になったからだろうか。
追憶の中で遊んだ記憶を思い出すしか、今は方法が無いのかもしれない。
童心に帰りたいのに帰りづらくなっているのは、どう考えても寂しいものなのだからーー。
地面から見上げる景色と
登ったパイプの上から見下ろす景色
大きかったその差を
埋めてしまえるくらいに伸びた君の背
あたしと違うその筋肉に
そっと触れた夕焼けの公園
気持ちだけずっと
君を見上げてる
【ジャングルジム】
【ジャングルジム】
小1の頃
近くの公園にあったジャングルジム
ジャングルジムの間に木の板が敷かれてたのでその上を歩こうとしたら
端っこに乗った瞬間思いっきり板が顔面めがけて向かってきて
思いっきり鼻血を出したトラウマがあります
あいつはこの世界の王様だ。
このジャングルジムの頂上に立つ者が一番の強者だ。
昨日も今日も明日も来週も来月もずっとずっとあいつが王様なんだ。だから僕はずっとずっとあいつに仕える従者だ。
今日も城の上に立つあいつの命令に従って、下から攻めてくる敵を追っ払う。
僕はあいつには勝てない。ドッヂボールじゃいつもあいつにボールを当てられる。こないだの昼休みのサッカーはゴール手前であいつにボールを奪われた。さっき返された算数のテストもあいつは100点満点、僕は76点。喧嘩だって勝てた試しがない。
あいつになりたい。
なんで僕はあいつじゃないんだ。あいつとして生まれてたら僕の人生は最高なものになるはずなのに。
ずっと金魚のフンみたいにあいつの後ろについて過ごしてるけどあいつのことが好きなわけじゃない。本当は嫌いだ。あいつがいる限り僕は1番にはなれない。僕だって天下を取りたい。王様になりたい。
嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ…!!!!!
気づくと身体が勝手に動いていた。
明智光秀もびっくりの裏切り劇の開幕だ。
ジャングルジムをありったけの力を込めて駆け上る。
あいつはポカンとした顔をしている。
今がチャンスとあいつに手を伸ばした。
その瞬間視界が揺れ、真っ暗になった。
痛い。
あいつの他の従者に止められ、バランスを崩してジャングルジムの頂上から落ちたらしい。右腕骨折の大怪我だ。
ギプスが取れるまでの間、あいつは僕に優しかった。やっぱり嫌いだ。普段なら絶対こんなに優しくしないくせに。
僕には天下は取れなかった。でもいいんだ。僕は僕を僕の世界の王様にしてあげよう。
→短編・もう少し時間ちょうだい。
高層マンションに併設された夜の公園に、一組の親子がやって来た。
ちょこちょこ走る娘の後を父親が歩いて付き従う。風呂上がりの娘は頭にタオルを巻いている。そのアンバランスなシルエットに父親は苦笑を漏らす。幼い身体に乗っかった大きな頭はまるで宇宙人のようだ。
娘は遊具を目指して走るも、父親を気にして時折振り返った。
「お父さん、ちゃんとついて行ってるから、さぁちゃんは前を見て」
父親の姿を確認し前を向く娘の瞳には、涙の跡が残っていた。
近頃、彼女は何かにつけてダダをこねる。2歳と言うのはそういう年齢なのだと育児書やらSNS やら彼の妻は言う。
今日も今日とて、難関の風呂(入れるまでにパジャマやタオルの選定に付き合う。風呂のおもちゃに癇癪を起こす。何もかもがイヤになりグズる)を一段落させるも、彼女の機嫌は一向に回復しなかった。
パジャマを着るのも着ないのも「イヤ!」の一点張り。仕方がなく髪を乾かすのは諦め(タオルは外さないらしい)「公園に行く」と言う主張に付き合うことになった。厄介なことに明日の保育園に着る予定の服を着て。最近の彼女のこだわり具合から行くと、おそらく明日は……。
恐ろしい予測に身震いするも、娘の背中を見守る父親の瞳は頼もしげだ。イヤイヤ言うのは個人形成の発芽で、生えかけの歯をむずがるようなものだ、と近頃の彼は考えるようになっていた。見守るしかないのだろうな、と。
小さな背中が大きな遊具の前で立ち止まり、何か考えている。その横に座って視線を合わせ問いかける。
「さぁちゃん、ジャングルジムに登るの?」
娘はフルフルと首を横に振った。斜め上のイヤイヤ発動かと警戒する父親に、彼女は二人の足元を指さした。
照明灯に照らされたジャングルジムが規則的な穴あき模様を浮かび上がらせている。
「さぁちゃんね、ケンケンパ」
言うが早いか、娘はぴょんぴょんと影の穴を飛んだ。
「上手だね」
父親に娘はコクンと頷いた。
彼のスマートフォンが鳴る。妻からのSNSメッセージだ。
―夕飯できた! 帰宅任務よろしく!
ケンケンパの頷きよ、今再び、姿を現せ!
「さぁちゃん? お腹空かない?」
イエスを待ち望む父親を前に、娘は首を横に振った。
「ない!」
「そっかぁ、ないかぁ」
父親は妻にメッセージを即レスした。
―もう少し時間ちょうだい。
テーマ; ジャングルジム
街中の散歩道に
公園がある
暖かい日の日中は
親子が滑り台で遊んでいる
いつも
『ジャングルジム』は
それにジッと耐えている
そもそもどうやって
遊べばよいのか、
何が楽しいのか、
誰も教わったことがない遊具だ
そこに小学生が2人
自分達の居場所のように
ジムの上に上がっていき
おしゃべりをし始めた
天才!それでいい
よかったーー
まー
〜
そして夜が明けて、明日がやってきた。
けれども明日は訪れた途端に今日に変わってしまった。
次の日もまた次の日も明日は来なかった。
私は永遠に今日に閉じ込められて、そこから一歩も動けなかった。
〜
そして今日も私はここにいる。
明日になったら何をしようか?なんて架空の明日を夢想しながら。
詩(お題)
『ジャングルジム』
ジャングルジム
そこはまさに野生の森だった
弱き子供は
撤退するしかなかった
ジャングルジム
それはまさに人生の予言だった
ゆずるばかりで
逃げ続ける情けない俺だ
ジャングルジム
ジャングルジム
せめてそこのてっぺん登って
月じゃなく
太陽をつかんでみたい
「登ってみろよ!ノロマ!!」
「お前なんかにこっち来れるかよ!ははは!!」
ジャングルジム。それは力あるものが上へと進み、力の無いものは下の方にいるしかない。上に行けば行くほど落ちた時の危険は上がる。ただそれでも皆、上を目指す。だが、なかには他者の影響を使って上がる者もいる。ジャングルジムの上を眺める私は幼いながら社会とはこのようなものなのかもしれないと思っていた。
月日が流れ、自分はごく普通のありふれたサラリーマンとなった。会社も社会もジャングルジムと同じだ。しかし、違うところもある。それは全て実力であり、結果のみが答えにしかならないということだ。力なく登ったように見える人にも他者を味方につけるという別の力があり、登ったものが何らかの影響で落ちたのなら、その時見た高さが過去関係なく結果として見られる。未だヒラで結果を出せてない自分はジャングルジムの競走にも参加出来ていない。それは登りたいものの踏み台にされる危険性もあるということを孕んでいる。
仕事に、人間関係に疲れた私は夜の公園でジャングルジムに登った。さすがに子供がいる時間に大の大人が占有するのは気が引けた。上から見た景色は子供の頃よりもちっぽけに見え、ビルが建ったからか狭苦しく感じた。それでも心のどこかで何かから解放されるかのような安心感を感じた。今この瞬間子供だったのなら、ジャングルジムの頂上という抗いがたい魅力の虜になっていたことだろう。
ジャングルジム
何もかも、上手く行かなくて、
全部、嫌になっちゃった時は、
庭の片隅にある、
大きな木に登るんだ。
大人になって、木登りなんて、
誰もやらないから。
此処はボクだけの、
秘密の場所。
公園で遊ぶ子供達が、
ジャングルジムに登る様に、
ボクは、慣れた身の熟しで、
木に登っていく。
高い木の上から見ると、
嫌になった事なんか、
ちっぽけに思えて。
少しだけ元気になれるから。
そして、ボクの足元には。
突然姿を消したボクを、
心配そうに探してる…アイツの姿。
一番早く、ジャングルジムの
一番上迄登った子供の様な、
不思議な優越感に浸って。
ボクは、木の上から、
ボクを探す、アイツを眺めて、
こっそり微笑むんだ。
「ジャングルジム」
ここだった思い出の場所は
私「ねぇ!いつもここに居るの?」
君「うん、僕一人だから」
私「ひとりじゃないよ!私がいる!」
君「え?遊んでくれるの?でも、僕男なのに可愛い
から気持ち悪いでしょ?」
私「気持ち悪くなんかないよ!可愛いのっていい
じゃん!素敵!実は私もさ、女なのにかっこい
い格好するなよって言われてるんだぁ」
こんな会話から友達になり君と私はいつも一緒にここの公園のジャングルジムでお話をしながら遊んでいた。
気ずけば、私は可愛い君に友情では無く愛情を抱くようになっていた。
この気持ちを君に伝えたらもう友達じゃ居られなくなるのかな?私はずっと言えず時はすぎ私と君は高校生になっていた。小学生の頃から君といるけどやっぱり君は可愛い男の子で私の好きな人だ。
そんなある日君は学校に来なくなった、私は心配して君の家に行った。
でも君のお母さんが「少しの間休むだけだから心配しなくていいわ。」と会わせてはくれなかった。
君が居ないと学校に行く意味が無いじゃないか。
会いたい。
そんなある日君のお母さんが家に来てついてきて欲しいと言われた。
着いた場所は病院だった。そこにはもう冷たくなった君と一通の手紙があった。
「𓏸𓏸へ
僕もう長くないんだって。
本当は直接言いたかったけど無理そうだから
手紙にするね。
僕は君に隠していたことがあるんだ。
実はずっとかっこいい君が好きだった。
これを言ったら君を困らせるからずっと一緒に居たかったから言えなかった。ごめん。そして
ありがとう。」
なんだ、同じ気持ちじゃんw
私は泣きながら言った。
こんなことになるなら言っとけばよかったなぁ
好きだよって。
「私がそっちに行く時君はまたジャングルジムに居るのかな?」
通りすがった公園でふとジャングルジムが目に入った。
懐かしいな。
ジャングルジムを見ると、あの日を思い出す。
あれは夏の日のこと。
セミがやけにうるさかったことを覚えている。
幼なじみの男の子とジャングルジムで遊んでいた。
私が手を滑らせて落ちそうになったとき、その子が助けてくれたんだ。
遠い遠い、夏の日の思い出。
淡い初恋の想い出。
あの子はあれから引っ越してしまって
告白もできずそのまま。
元気にしてるかな?
別の人のヒーローになっているのかな?
私にとってのヒーローは、今でも君、ただ1人だけなのに。
『ジャングルジム』
㊾ジャングルジム
はじめは下をくぐるので
精一杯だった
1段1段登れるようになって
てっぺんまでいけた時の
あの風景を忘れない
きっと
ジャングルジム
「おい、早く登ってこいよ。お前が絶対好きな眺めだぜ」
そう言って、ジャングルジムに登るのが怖かった私に手を差し出してくれた小学生の時の君。
「ほら、掴まれよ」
久しぶりに彼と来た公園。私はあの日からジャングルジムに登るなんて怖くないのに、君と同じ景色を、君の温もりを、君のかっこよさを独り占めするために今日も怖がるふりをする。
ねえ、気付いて?
昔、住んでいたマンションにはそれなりに大きい共用の庭みたいなものがあって、そこにふたつのジャングルジムがあった。ひとつは滑り台がついてて、もうひとつはアーチ状になってた。
当時は身体能力も低く、周りの子達がヒョイ、ヒョイとジャングルジムの隙間をくぐりぬけて遊んでいるのを見ると自分もそこで遊んでいるような感覚になって好きだった。
今でもジャングルジムで遊ぶ子供たちを見ると、こちらもジャングルジムで遊んでいるような気分になる。とても、懐かしく感じて、切なく感じる。
大きかったジャングルジム
大人になった今でも少しだけ大きく感じる。
友達と遊んだ記憶もタイムカプセルを近くで埋めた記憶も
今となれば眩しくて美しい記憶だったな 。
ジャングルジム。
私は、頑張っても二段が精一杯だった。秋の空きっと高くてどこまで高くてキレイだろうな。
限界なんか決めたらダメですよね~。
今日は、蒼さんのゲーム配信を見た。蒼さんの家族と楽しそうにおしゃべりされていた。
とりま『こんにちは🎵』と、挨拶をしたの。キレイな女性の声だった✨️🎵
お子さんのことをお話しされてはりました。蒼さん、イクメンなんた……。リスナーさんから、聞いて知っていたけど、なんとなく…🥺
お父さんだから、こんな私にも親切にして下さっていたんだね✨️(_ _;)
蒼さんのお仕事大変ですよね~。蒼さんは、私にとっては近所の歌の上手いヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。お兄さんで、時には先生のような口調が好きです🎵
おちこぼれのジャングルは、てっぺんまで登れないね。そんな私なの。
蒼さんは、ポジティブ✨️で、私は、後ろ向きだヨ(笑)叱って下さい(。>﹏<。)
何時もみたいに、エンムのマネで『あんずさんは、愚かだなぁ~💜』と、言って下さいネ(。>﹏<。)
そしたら、私は幸せです……。そして、蒼さんの柑橘系のお声で頑張れ〰️🎵✨️と、叫んで下さい🎵
私の夢醒めます、多分。
でも、これからもファンでいます🎵(;_;)
時々の関西弁も大好きです💛✨️🎵
なんか、疲れたから、お母さんが聴いているカンさんの『まゆみ🎵』という歌を聴いた。
なんとなく、凹んでいる私に寄り添ってくれたんだ。爽やかで、優しく、慰めてくれたんだよ。
このぐちゃぐちゃした気持ちを受け入れてくれたの。イイなぁ〰️✨️(;_;)ジーン💧
終わり
ジャングルジム
頭も身体も硬くなった大人は
通り抜けられないし
頭も身体も重くなった大人は
てっぺんまで登れない。
夢をあきらめた大人には
ジャングルジムは登れない。