『ココロオドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ココロオドル出来事は
今はもう思い出の中…
また私に
ココロオドル出来事なんて
起こるのかしら?
【ココロオドル】
「楽しみを待つ時間」
月曜日から金曜日までだいたい同じような日々を送っている。
たまに休みをとって出掛けたり、友人に会うこともある。
もちろん楽しみだしワクワクする。でも、スケジュールを調整したり準備したり、多少の煩わしさもなくはない。
「書く習慣」をはじめて、お題が追加される19時が楽しみになった。お題を見て何を書こうか考える時間が楽しい。いざ書こうとして思うように言葉が出ないことも、納得のいかない文章のまま投稿してしまうこともある。それでもちょっとした達成感を味わうことができる。
誰に評価されることもなく、携帯ひとつで完結する。そんな手軽さも日々の生活にあっている。
「書く習慣」を私の子どももやっている。その投稿を読むのももうひとつの楽しみだ。
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お題:ココロオドル
『ココロオドル』
ような出来事を
思いつくだけで
ココロがオドル!
今でしょ!
やっと書けた!
まー
君が幸せでいるだけで私の心は透き通る
君が笑ってくれているだけで
心躍る
"ココロオドル"
君が横切ったとき、ふわりと香ったあの匂い。
君の艶のある髪。
君の綺麗な横顔。
白くて綺麗な手。
それを見るだけで、僕は心躍る。
''ココロオドル''
テーマ「ココロオドル」
僕が飛び跳ねて君が笑う
涙よりも強い太陽が
明日を照りつけて
僕たちを笑顔にする
いつまでたっても
ココロオドル
ココロオドル
(本稿を下書きとして保管)
2024.10.9 藍
心躍る
それはホテルで日の出を見たときのこと。
朝の匂いとまだ透明な空気があった。
カーテンからの朝の気配に誘われて、予定より早く起きてみた。眠い目を擦りながら、またぼうっとした頭で勢いよくカーテンを開けた。
目の前には昨夜の暗闇からは想像つかないような澄んだ青い海と、遠くて広い朝の空が輝いていた。
私は思わずベランダに出た。
この美しい景色の空気に触れたかった。
「美しい」素直にそう思った。
美しいと口にしたのはいつぶりだろうか。
いつからか私は美しいと口にしなくなった気がする。
学校に行けば「ヤバい」「すごい」そんな言葉で会話が通じてしまう。
きっと私の生きる日常にも「美しさ」は存在していた。けれど、私はそれに気づけていなかった。
頭の中は常に何かでいっぱいで、もしかしたら単なる背景にしてしまっていたのかもしれない。
それから私は刻々と変化する空模様や季節の香りを感じている。
私たちはいつだって心躍ることが出来る。
試しにちょっと感覚を研ぎ澄ませてみてほしい。
気づかないだけで「心躍る」はどこにでも存在するのだから。
何事にもココロオドル時ってあるよね。
オムライスの玉子に切れ目を入れる時。
新しい服を買った時。
好きな人と目が合った時。
新しいことを始めた時。
ココロオドル瞬間は身近にある。
ちなみに私は新しい服をいつ着ようかとココロオドル。
「ココロオドル」
提示されたお題を見て、
ココロシワシワになってしまった
今日は疲れちゃったんだわ〜
うまくいかない人間関係
辞める辞めないの話
進まない資料作成
まぁそんな日もあらぁなと
笑い飛ばせるようになりたい
ワルツを踊るように
ココロは常に軽やかに
当時、付き合っていた彼氏が車で流していたっけ。
若かりし頃、本当にココロオドってた。
現在、車で流れるアニソン。
違う意味で、ココロオドルは。
朝。定期券を通して改札口を出る。これから電車に乗るであろうサラリーマンの流れに逆らって駅舎から出ると、日に暖められ始めた涼しい空気が体を包んだ。
学校指定の通学バッグを肩にかけ、両耳のイヤホンは線を通して胸ポケットのウォークマンに繋がっている。音楽を聴きながら人が少ない時間に登校し、教室で勉強するのが日課になっていた。
学校へと向かいながら今日の時間割を思い出していると、曲が変わりテンポの良い音楽が流れ始めた。自然と歌詞を口ずみ体がリズムを刻む。
日日是好日。今日もまた音楽に身を委ねるのだ。
『ココロオドル』
ココロオドル
今日は朝から雨模様。
下ろしたての靴は、
すっかり泥だらけ。
お昼のサンドイッチは、
苦手なレタスがたっぷり。
コーヒーを溢して、
ワイシャツには茶色のシミ。
窓の外は、相変わらずの雨。
中々進まない仕事を前に、
溜息ばかりが増えていく。
帰り道。廊下で見かけた、
憧れの先輩の後姿。
手の届かない憧れの背中を、
ただ、黙って見詰める。
ふと、先輩が振り返り。
先輩の瞳が、
俺を捉えたんだ。
憧れの人と目が合った。
只、それだけで。
ココロオドル。
ココロオドル
「最近じゃあ、心躍ることもねぇよ」
休憩時間、最近あったことについて話していると、先輩は後頭部にごつい両手をやって天井を仰いだ。
「昔はもっとこう、ワクッとしたもんだが」
「先輩は斜に構えすぎなんですよ」
強面で屈強で口数が少ない先輩は、いつも周囲から一定の距離を置かれている。本人は一匹狼の方が楽だと飄々としているが、なんだかんだ僕を相手に愚痴ってくるところを見るに、見た目に反して強がっているのだと思っている。
「最近はSNSでどんどん情報が流れてきて、何もかも知っている気になります。だから、まだ知らないことに対する探究心が薄くなるんですよ、きっと」
「なるほどな。どうりでつまらねぇわけだ」
「でも、先輩だって心躍ることもありますよね」
「だからねぇんだって」
「え、じゃあ今日、飲み行きませんか?」
その瞬間の先輩はちょっと見ものだった。驚いて少し目を開き、頬を緩めかけたと思ったら仏頂面になる。僕の顔を見る余裕がなかったのか、視線を逸らした。
「……ったく、わかってんじゃねぇか」
僕は勝ち誇った顔でにやにやした。それから、同じ楽しみを共有する感覚に嬉しくなる。誰かと踊るのもまたいいものだなと思った。
「ココロオドル」という曲が昔あった。
ヒップホップのようなレゲエのようなテンポがあって
ノリがよく、メロディーラインは好きだった。
今でもサビは明瞭に思い出せる。
しかし歌詞は「恋愛に心高鳴ってドキドキするぜ!」
という内容だったため、性に合わず、
総合的にはどっぷりとハマるには至らなかった。
大好きな方々には申し訳ないが、
恋愛の歌詞であるだけで一歩引いてしまう性分なのである。
そのため、アイドル全盛期と重なってしまい、
どうにも流行歌に乗り切れない青春時代だった。
その代わり、比較的恋愛曲が少ないロックバンドの
曲に、共感者を見つけられぬままのめり込んでいた。
現在人気の米津玄師やYOASOBI、Adoさんで
盛り上がることができるティーンエイジャーが
少し羨ましい。
彼らの曲はメロディー、歌詞共に大好きなのである。
今、私が中高生だったなら、
共に盛り上がることができる仲間がいたかもしれない。
こればかりは運の巡り合わせである。
ココロオドル
お気に入りの同じジャム瓶を
集めて、それを眺めてる時、
心躍る。
ココロオドル
日頃の練習
来る日も来る日も
来る日を夢見て
さっさ。しゅっ。あの日、貴方が去ってから、気分転換にと絵を描いた。だが、ソレも貴方よりも心が踊る事は無い。
貴方と他愛も無い話をしている時が1番楽しかった。まるでその時だけは私だけの貴方の様で。
何故貴方が消えてしまったのか。理由を聞きたいけど聞き出せない儘、時が過ぎて行く。
嗚呼、神様。もしも再び私の元に貴方が戻って来たのならば。その時は、貴方と再び。
: ココロオドル
他愛も無い話が出来ますように。
まだ言葉を知らない僕に、
ずっと語りかける外からの声はぼんやりと聞こえる。
水槽で1人、足を抱えこんで唯一の管を頼りに時を待っていた。
天地が返り浮力に体を預けてプカプカと、まだここにいたいななんて夢心地を堪能していると、
突然水槽にヒビが入り水が漏れ出した。
警報ブザーが鳴る。
外のけたたましい音が鮮明に聞こえる。
外に出る時間が来たらしい。
僕は地球へ降り立つ。
【ココロオドル】2024/10/10
“ココロオドル”
何かあったかな。
そうだな、私にもなんだかよく分からないけれど。
喉の調子が悪くて何度も咳き込む私を心配して『大丈夫?』って顔を覗き込んでくれた。
顔を上げたら、貴方と目が合った。
私の唯一の友達とよく似た、優しそうな目。
あんまりにも不意だったから、心臓が跳ねた。
隣を歩いてくれていた貴方が、いつもよりも近くて。
優しすぎる貴方にはそんなつもり全くないんだろうけれど、私は時々、私の心が貴方の手の上で踊らされているような気持ちになってしまう。
でも。
それでも。
貴方と少しでも日々を共有させて貰えるのなら、一向に構わないのだけれど。