『キャンドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
キャンドルや蝋燭なんかは、昔から神聖なものとして扱われてきた。神を祀るときも、昔はきっと蝋燭に火をつけて使っていただろう。今のかもしれないが。だがこれは信憑性が高い。明かりがない時は、蝋燭に火をつけて使っていたに違いない。もちろん、白熱電球とか、LEDとかがなかった時代だ。え?その頃は灯油が使われてたって?それじゃあもっと昔!これなら文句ないだろう。キャンドルは、主にユダヤ教や、キリスト教といった西洋のイメージがある。逆に蝋燭は、仏教とか、お葬式とか、日本的なイメージがある。まぁそう思うのも無理はない。だってキャンドルはカタカナなんだもの。さて、導入はここまでにして。
キャンドル。それは火が灯っていなければ、ただの置き物と同じだ。だがその火も、いつの日かは消えるさだめまるで人生のようではないか?
ピロンと昭子のLINEの通知音が鳴る。
『今週の金曜日、泊まりに行ってもいいですか?』
孫娘の莉子からのメッセージが届いていた。
『いいですよ。来る時間とスケジュールを教えてください。食べたいものはありますか?』
特に予定もない。かわいい孫娘に会えるのは大歓迎だ。一人になって、自分のペースで行動する事が増えた。知らず知らずのうちに人に振り回されるのを好まなくなっていた。だから、予め予定を立てておきたいのだ。
『金曜日の17時ごろに行って、土曜日の9時くらいに友達と出かけます。土曜の夜にまた荷物を取りに行きます。おばあちゃんのかぼちゃが食べたいです。』
莉子から返事がきた。莉子は今年から高校に通っている。昭子の家は莉子の高校から30分くらいだ。週末、友達と遊ぶ時など自宅から行くより便利だと言う事で昭子の家に泊まりに来る事があった。
金曜日、掃除機をかけて雑巾掛けをする。普段は気になった時しかやらないが、お客さんが来ると思うと張り切ってしまう。買い物に行って、莉子の好きなかぼちゃの煮物を作る。他にも鯖の唐揚げや白和などを莉子の好きなものの下準備をはじめる。作りながら、莉子が好きだったか、莉子の母親の希美が好きだったものか考えてしまう。
17時を少し過ぎた頃、家のチャイムがなった。
制服姿の莉子が立っている。会う度に少しずつ大人っぽくなる。
「おじゃまします」と朗らかな声で挨拶しながら入ってくる。
「これ、お母さんから」と差し出した袋には大きな柿が二つ入っていた。
「おじいちゃんにお供えしてきて」というと夫の位牌の前に柿を置き、手を合わせている。
夕食の仕上げをして、2人で向かい合って食べる。
「おいしかった。ごちそうさま」夕食を食べ終える。莉子が食べ終わった食器を流しに運んでくれる。希美に言わせれば「何もしない娘」らしいが結構気を利かせて働いてくれる。希美だって昔は何もしない娘だった。孫に娘の姿を重ね合わせて懐かしい気持ちにもなる。
「食洗機に入れておいてくれればいいから」と私は莉子に声をかける。一人分の食器なら手で洗ってしまうが、こうしてお客さんがきて食器の量が多い時や、食事の後にゆっくりしたい時は使うようにしている。
自分でできる事を機械にやってもらうなんて贅沢過ぎると思っていた。しかし、食洗機もドラム式洗濯乾燥機もとても便利だ。「普通のでいいよ。勿体無い」と言う私にプレゼントと言ってお金を出してくれたのは希美だった。【老いては子に従え】とはよく言ったものだ。昭子は希美に感謝していた。
片付けを莉子に任せ、お気に入りのロッキングチェアに座ってのんびりしている。
片付けを終えた莉子が手の平サイズのワインレッドの包みを持ってきた。
「おばあちゃん、ちょっと早いけど、お誕生日おめでとう」
すっかり忘れていたが、後2週間ほどで昭子の誕生日だった。
「まぁ、ありがとう。何かしら」
包みを開けると中からシンプルなガラスの器に入った淡い紫のキャンドルが出てきた。
「せっかくだから、つけてみない?」と莉子。
キャンドルに火を灯すとつけると、ラベンダーの優しい香りがほのかに漂う。
ゆらゆらと揺れる小さな火を見つめていると別の世界に行けそうな気分になる。この歳になって、孫にこんな素敵な物をもらえるなんてと昭子は涙ぐみそうになる。
「アロマキャンドル。おばあちゃんの部屋に似合うと思って」と莉子。
「私、今のおばあちゃんの家がとても好きだよ。前のおじいちゃんと暮らしていた家も広くて楽しかったけど、今のおばあちゃんの家はなんか落ち着く感じがして好きなんだ。私もおばあちゃんになったら、おばあちゃんみたいな生活がしたいな」
莉子の言葉にまた涙が出そうになる。
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お題:キャンドル
「――私が死んだら、これに一本ずつ火を灯しなさい」
そう言って、生前父は僕に木製の小箱を持たせた。
見かけによらずかなり重たくて、父の手が離れた瞬間にズシリと腕全体に負荷がかかり、よろめいた。
そんな僕の様子を見て、父は薄く微笑んでいた。
近頃ずっと青白かった顔色が、この時ばかりはほんのり紅く色付いて、いつぞやの健康な父そのものに見えた。
「いいかい。私が死ぬまで、開けてはならないよ」
少し錆びて黒ずんだゴールドの、子供心をくすぐるアンティークな装飾が施された小さい鍵。まるで手品のように、父はどこからか出してみせると、そのまま大事そうに僕の洋服のポケットに鍵をしまった。
思いがけないプレゼントへの興奮のまま、ウンと深く頷くと、父はありがとうと僕の頭を撫でる。
――それから一週間も経たずして、父は他界した。
悲しみに暮れるより先に、僕はあの小箱と鍵を想った。涙で目を腫らす母と親戚を置いて、こっそり部屋に戻る。
テーブルの引き出しにしまった鍵を取り出して、恐る恐る小箱の鍵穴にさし込んだ。ゆっくり回してみると、カチリと気持ちのいい音がして――ついに、開いた。
楽しみを少しでも長く味わいたくて、もったいぶったようにゆっくり蓋を持ち上げる。
「……なんだ」
ガッカリのため息とともに、思わず落胆の声が漏れる。小箱には、ぴっちりと敷き詰められたキャンドル、そして蓋の裏側にライターが付いているだけだったのだ。
しかし、父との約束は一応守らねばとキャンドルを一本取り出して、初めて扱うタイプのライターに苦戦しながら、僕はキャンドルに火を灯した。
ぽぅ……と火が灯る。
揺らめく小さな熱を、じっと眺めていた。
そのうち、眠くなってきて――
「――どこに行ってたの。お父さんにお別れの挨拶は?」
「少し部屋に用事があってね。もう済んだよ」
既に懐かしい我が家。そして妻。
未練がましい限りだが、若くして死んだ私にはまだやりたいことが山程あるのだ。眠りこけた息子の体を借り、私は久方ぶりに健康な体でこの世界を歩いている。
魂を呼び戻し生者の体に入り込む、危険な代物。
火が灯っている間だけの、夢幻のような効果。
それは死者にとって、魅惑のキャンドル。
2024/11/19【キャンドル】
「灯火」
あなたがいなくなった世界で
あなたが遺した無数の言葉が
灯火となって
私の明日になる
お題:キャンドル
※谷川俊太郎さんの逝去に寄せて。心よりご冥福をお祈りします。
キャンドルみたいなポケモンがいたことを思い出した
サイズ感がちいさそうで可愛い
全体的にしろくて、先端の部分などに少しだけ紫が入っているつぶらな瞳のあのこ
名前、ともしびだったっけ。
あってる??
くらやみにともる、ちいさなあかり
キャンドル 🕯𓈒 𓏸
蝋って割と食おうと思えば食えそうな見た目してない?
そういやどっかの推理もので、蝋燭の中に毒が混ざっていて、時間が経ち蝋が溶けていくと同時に毒も部屋中に気体として散布されるっていうトリックがあったようななかったような。
……やめときます。
キャンドル
今の世の中、ほんと世知辛いなって思う瞬間が多々ある。誰かの発言や行動に敏感になっている。そしてそれを批判的に捉えようとする人。そういう人たちの声を聴いて、心痛む人たち、そして自分を傷つけようとする行為に手を出し始める。それはリストカットなのかもしれないし薬物かもしれないしあるいは...
そんなことの連鎖で負の感情が入り混じっているこの世の中で、楽しく生きようって思える人がどれだけいるか。そんな苦しくしんどくなった時に「キャンドル」って心の支えになるよな。一般的にはリラックス効果や、ストレス軽減、睡眠の質向上のために使われる。けどヤツには揮発すると発がん性物質が含まれているらしい。
何か頼り甲斐あるのかないのかよくわからないよな。キャンドルって。そんなキャンドルみたいな中途半端なやつにはなりたくないね。相手にどんな影響を与えるのかも分からないヤツに。疑念が深まるばかりだ。
だからこそ、筋に通った人になりたいとヤツはそう思わせてくれる。ヤツを反面教師的な存在なのかもしれない。てかそうだ。
けれどヤツには、『好きなように俺もやらせてやるぜ』という意志も感じ取れる。誰かにとっての心の支えになろうが、誰かにとっての疫病神になろうがヤツはお構いなしだ。
けどそういう他人の目を気にしないヤツの性格も私は好きだ。そんな強靭なメンタルで自由に振る舞ってみたいものだ。
そんなヤツのもつ自由さや、自己肯定感を皆が持てれたら、今よりも快く生活できるようになるのかな
29. キャンドル
『火災保険入ってなかったな』
万が一を考えては見たものの、ライターへ伸びる手には関係がなかった。生まれたばかりの不規則な輝きがしどろな部屋に乱反射して、みな等しく赤橙色に染められている。一般的なものより柔らかい蝋は既に強烈なアロマを放ち始めていた。木軸が立てる音に耳を傾けているうちに呼吸の律動が大きく広がり、身体だけが深く沈んでいく。閉め切った窓は冷たく乾いた外気の侵入を許さない。しかし立ち上がろうと思っても今更、意識は甘い空中に発とうとしている。1時間だけ。達成する気のない目標を掲げて意識を手放した。
ゆらゆらと揺れる小さな炎。
その様を見ていると、少しばかり自分に重ねてしまう。
ゆらゆらとゆっくり燃え上がるキャンドルの炎はまるで貴方への微かな恋情に似ている。
きっとわたしはキャンドルのような淡い恋心を貴方に向けているんだ。
例え叶わない思いだとしても。
でも、その時は。
このキャンドルの火を吹き消してね。
そしたら貴方への恋心は全て消し去るから。
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キャンドル
キャンドル
キャンドルって文字を改めてまじまじみて、かんがえると、キャンドルってなぜゆえにキャンドルと名付けられたのか気になってきました。
candle 英語がわからないので、由来も思い付かない。
よく、英語の名前の由来はラテン語がなんとか〜とか、聞くけど、キャンドルもラテン語がなんとかなのでしょうか。
由来って、なんでしょうか。なんとなく使っていた漢字だけど、意味がわからないです。
キャンドル
赤く燃えたぎる炎、というよりもやさしくてふわふわしていて、綺麗だなあ、とおもいますし。
赤ちゃんや猫ちゃんが炎を触ってしまうのは、やっぱり何かに魅せられてるのではないかと思います。
でも、そんなことを言っても、なにか触ってしまう理由が科学的に証明されているかもしれない。
科学的とか、言葉とか、表せないものがそこにはあってほしいなと思います。
子供の頃、ヤクルトの容器で
キャンドルを作った。
白いロウソクを溶かし
クレヨンを削り
タコ糸を切った割り箸に巻き付けて
容器の上にセットする。
蝋を注ぎクレヨンを好きなように混ぜる。
蝋が固まったら容器をカッターで切って
出来上がり。
で、灯した記憶がない。
あの手間と材料に謝りたい。
(キャンドル)
お題『キャンドル』
夕方になって大神達は家に帰って行った。
誤解を解く為僕は思っている事を正直に大神に話した結果、彼の解釈はやはり僕はあのBBQの時、萌香(子猫)ちゃん達に「“ナンパ“しようとしていた」という事になってしまった。
船星(ふなぼし)は大きく溜息をついて、客間とキッチンを掃除している。
船星「あのやり取りはなんだったのだろう。今日はすごく疲れた」
掃除が終わり、愚痴をこぼしながらリビングへ向かい北欧風デザインの三人掛けソファの真ん中に座った。
手前には大理石風の楕円形ローテーブルが置かれその上には母親がインテリアとして鹿の形をしたキャンドルが飾られている。
船星はそう言えばと思い、ソファから立ち上がりTV台にある引き出しからマッチの箱とアロマキャンドルを取り出した。それを楕円形テーブルの上に置く。
マッチ箱からマッチを1本取り出しマッチ箱の側面についている側薬(そくやく)を擦り、火を起こす。マッチに火が点き今度はアロマキャンドルに火を点ける。マッチの火を手を仰いで消し水の入った、コップへ移す。
しばらくするとアロマキャンドルからほんのり森林の香りがしてきた。
僕は少し部屋の明かりを暗くてアロマキャンドルの中の小さな火をぼんやり眺めることにした。
End
キャンドル
本日より発売になりました、外部記憶装置キャンドルを紹介させていただきます。この商品は、3m立方の以内の空間であれば1時間記録でき、それを100年の間、1回だけ再現出来ると言うものとなります。
本日は、この商品の発案者であもある株式会社キャンドルの代表取締役社長清田悟さんにおこし頂きました。どうもありがとうございます。よろしくお願いします。早速ですが、どのようにしてこの商品の開発にいたったのでしょうか?
「10年程前、友達の結婚式に招かれ、教会にいきました。誓いと指輪の交換の場面になりました。私は2人ともよく知っていたのでハンディカムで記録もしていました。記録は多分、記念日に見られるのでしょう。それをもっともっとドラマティックな形で見せることは出来ないかと考えたのが、このキャンドルになります。」
御社の商品を見ていると、ごく普通のキャンドル、ロウソクにしか見えませんね。
「使い方も同じですよ。記録する時は、この機械にセットします。記録したいシーンの中央にセットします。使い方もシンプル、ボタンを押して白いキャンドルが赤くなったら記録済となります。再生する場合は、部屋を暗くし、火をつけます。金婚式銀婚式などの記念日に再生するのもいいでしょう。また、弁護士や司法書士の前で記録し、遺言書とセットで預けるのもいいかもしれません。」
清田さんは弁護士でもいらっしゃるんですね。この外部記憶装置キャンドルは特許をとられるんでしょうか?
「いいえ、そのつもりはありません。」
さて、この記録は、令和6年のニュース記録です。
これ以降、多くの離婚や尊属殺人を含む事件がおきています。そのためキャンドルの不買運動もおきています。デモが続いている株式会社キャンドル前から中継がつながっています、、、
【キャンドル】
title『誕生日ケーキ』
蝋燭は、否応なしに増えていく物だと思う。
自分の意志では止められない。
どんなに、増えないでと願っても。
でも、それが嬉しい時期もあったんだよな。
一歩ずつ大人になっていくのが。
今は、それが怖くて怖くてたまらない。
蝋燭なんて、増えなかったらいいのに。
fin.
(キャンドルは、蝋燭と同義だろうか。
そうだと信じて書かせてもらった)
キャンドル
流石に何も出てこんてキャンドルは爆笑
蝋燭ならギリ出た
僅かな風で揺らぐ炎
小さく動く影を静かに見つめる
電灯を消し
アロマポットの明かりで浸かる湯船も
たまにはいい
水面に映る灯火は小さく煌めき
今にも消え入りそうだ
お願い もう少しだけ
このゆっくりと流れる時間の中に
微睡みさせて
「キャンドル」
ハートが煩悩の数まで来ました。どうもありがとうございます
キャンドル
暖かい光で小さな命を灯し、
私たちの心を安らげてくれるキャンドル。
しかし、そんなキャンドルもいつか
その幸せを与えてくれる力が無くなり、
灰となってしまう。
自分で作った思い入れのキャンドルも
いつかそんな終わりが来ると思うと、
使えない。
でも、みんなから愛されていて
必要とされている。
こんなことを思うのは、私だけなのだろうか。
遅れましたが、書けました。
▶19.「キャンドル」の値段
18.「たくさんの想い出」
17.「冬になったら」
:
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
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宿屋の娘視点
食堂に夕食を食べに来た宿泊客への対応が落ち着いた頃。
外に出ていた客がひとり戻ってきた為、私は受付に戻ってきた。
「おかえりなさいませ」
「ああ。忙しい所すまないが蝋燭が1本ほしい」
この町に住んでる人は日没後ほどなくして眠りにつく方が多いのに、目の前の客は頻繁に蝋燭を買い求めるから、少し珍しく感じる。
「大丈夫ですよ。銅の6いただきます」
「確かめてくれ」
「はい。ちょうどですね」
3日に1回は買っている。
眠れなくて、しかも暗闇が怖いのだろうか?
この人、旅人って言ってたけど、それでやっていけるんだろうか。
客に興味を持つのは良くないことだけど、なんだか心配になる。
お母さんは金払いが良い客だって喜んでたけど。
(あ、そうだ)
「すみません、ちょっと待ってもらえますか」
「わかった」
(いつも出している蝋燭、ちょっと臭いんだよね)
私は奥に入り、少し高い値段の蝋燭を取り出してきた。
「あの、もし良かったらでいいんですけど、こっちの蝋燭を試してみませんか」
「ふむ」
差し出すと受け取って蝋燭を眺めているが、その表情は怪訝そうにしている。
「あなた、よく蝋燭を買うから。もしかして眠れないのかなって。値段はそのままでいいから!使ってみて!」
客の反応に慌てた私は、素の言葉づかいに戻ってしまった。
「そういうことか。気遣い感謝する」
「え、じゃあ…!」
「しかし差額は払わせてもらおう」
(なんで!?)
「その様子だと、この申し出はあなたの独断だろう。だとすれば、あなたがここの主人である親御さんに叱られてしまうかもしれない。それは避けたい」
この旅人さん優しい。もしかして優しすぎて不眠になっちゃったの?
「でも…」
「いいんだ。この蝋燭は香りが良さそうだから使いたい。いくらなんだ?」
「あと銅が2と鉄40…」
「わかった。手を出せ」
じゃらじゃらと私の手の中にお金が落ちてくる。
銅2と大鉄4だ。
「私は不要なら断る。だから、そんなに気にしなくていい。薦めてくれてありがとう」
そう言った旅人さんは、部屋に入っていった。
私はお金を握り締めたままボーッとしていたみたい。
結局お母さんには叱られた。
でも、旅人さんがその後も高い蝋燭を買ってくれたから、
気づいたお母さんが、よくやったって、ご褒美に1本あたりの差額分と同じ、銅2と大鉄4をくれた。
嬉しいけど、ちょっと思ったのと違ったなぁ。