『キャンドル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
キャンドルって色に暖かさを感じられる
キャンドルって火の温かみを感じられる
キャンドルって時には灯りになってくれる
キャンドルって周りを温めるだけじゃない
身も心も温めてくれる
キャンドルってよく考えたら素敵だよね
私もキャンドルみたいに全てを温めてくれる人になりたいな
いつか、この灯し火が消えたなら
その時やっと
先輩の目を見て話せる気がする
キャンドルを集めるのがこの世界での私の仕事らしい。
❄︎
目が覚めると孤独だった。
暗く寂れた場所にいた。どこからともなく風が吹いて、身体を温めるマントも持たない私は小さく身震いした。
こんな所にひとり取り残されたような、しかし確かな意志を持ってここにいるような、そんな不思議な感覚だった。
周りを見回す。太陽の光もなく薄暗い景色の中、ひとつだけ光り輝くゲートがあることに気が付いた。
誘い込まれるようにそこを目指して歩き出す。足取りは案外軽かった。
この先にはきっと希望がある。そう信じて私は一歩、光の中に足を踏み入れた。
❄︎
この世界にはたくさんの住人がいるらしい。
みなそれぞれ個性を持ち、好きに生き、自由に空を飛んでいる。
私にも行動を共にする仲間ができた。
気さくでおしゃべり好きなのが一人。
人懐っこくていつも一緒にいたがるのが一人。
自由奔放で神出鬼没なのが一人。
共に過ごした時間は私にとってかけがえのない大切な時間だ。
楽しい思い出も、悲しい思い出も、温かい思い出も、少し辛い思い出も、私の記憶の中に大事にしまってある。
そうして何年が経っただろう。
みな、この世界から旅立っていってしまった。
私の記憶の星座盤には、今も変わらぬ姿で君はそこにいるのに。
私はまた、孤独になった。
❄︎
ひとりで生きるというのも案外楽しいものである。
この世界は美しい。
壮大な景色、気持ちの良い風、鳥の囀り。
風を受けながら自由に空を飛ぶ。川のせせらぎを聞きながらのんびりと川辺を歩く。
何にも縛られず、何も恐れない。穏やかな時間がここには流れている。
そうして私は今日も駆け回る。
まだ知らないあなたに出会うため。
君の心に火を灯すため。両手いっぱいにキャンドルを抱えて。
「Sky 星を紡ぐ子どもたち」より
わたしの気持ちが、キャンドルのように一気にきえた
なのに、キャンドルを付けたかのように
わたしの心がまた光った。
君が冷たい言葉を言ったり、
優しい言葉を言ったりするからだよ。
わたしの心はキャンドルみたいだ。
母がキャンドルマルシェを偶に参加している。
母が作ったキャンドルが好きで
キャンドル失敗作でも気に入って使っているし、
無印良品のキャンドル
キャンドゥで購入したラベンダーの香りがするキャンドル
俳優の横浜流星くんがプロデュースしたアロマキャンドル2つ(ムスク、ベルガモット)キャンドルウォーマーも持っている。
地元のオシャレなインテリア雑貨店でも
手作りのローズの香りがするキャンドルも使い切った
キャンドル以外にも、お香をたくさん所持しているし、
妹がタイ旅行に行ったときに私のプレゼントとして貰った
お香セット、無印良品の白檀も昨日、購入したばかり。
他にも、たくさんお香を持って、棚上にガチャポンで出てきたヒロアカ(僕のヒーローアガデミア)の轟焦凍、荼毘、麗日お茶子、ホークス。ディズニーのラプンツェルのミニフィギュア。ランダムグッズで出てきたヒロアカの相澤消太、進撃の巨人のハンジ・ゾエなどのマスコットを置いたり
コレクションとして母から貰ったナチュラルな棚上に
飾っている。
お香も香りを堪能させてくれるし、
キャンドルは、火で灯せるし、香り付きのキャンドルもある。私にとってキャンドルは、癒しの存在
一本の光
一筋ある
その光の中にはぬくもりがあった
何をしててもあったまるそのキャンドルが
私を包み込む
ふわふわと
キャンドル灯して
揺らぐ炎に見惚れる
何もかも忘れる時間。
ホーリーナイト
キャンドルに火をつけて
ひっそりと祈る夜
まるで静画のマリアが隣にいるような温もりの中で
独り微笑を携えたまま 静かに涙を流した
人間というものは何なのだろうか。キャンドルの火のように揺れめく心を持ち、キャンドルの蝋のように心によって身が犠牲になる。
私たちは本当に人間なのだろうか。人間という型にはめて作られたただのアンドロイドでありうることはないのか。それこそ、電気羊のような、私たちは神の作ったロボットのペットでは無いのか。その可能性はゼロなのか。
人間が人間の招待を知った時に人間は自身を人間だと言うことが出来るのか。
人間というものは何なのだろうか。
キャンドル見たことない。
100均のデジタルのしかない。
だって火怖いんだもん。
空前の結婚式ラッシュが訪れた
コロナ禍で式を控えていたカップルが、ここぞと式をあげに来たのだ。
お陰様で人手が足らず、
系列会社の葬祭セレモニー部門からきた新人の研修をまかされた。
「こういう派手なものは、やらない方も増えたけど、まあ、定番だから」とキャンドルサービスの手順を説明する
「えーっと」
メモを取りながら新人が繰り返す
「こちらのキャンドルサービスは、新郎新婦お2人の最初で最後の共同作業になります」
「……最後はダメだろ」
「あ、すみません、葬祭部門では最後連発してたので癖で」
「忌み言葉は絶対言わないように、あと、葬祭部門だったも禁止だ」
「はい!墓場まで持っていきます!」
なに上手いこと言ったみたいなドヤ顔してんだよ。
「“墓場”もダメだからな?」
時間を感じてみたいと思った。
炎のゆらぎ。
時間を感じる。
秒針が動く時計。
時間を感じる。
貰い物のちんちくりんな毛をした
クマのぬいぐるみ。
この毛もいつかへたれていくだろう。
ということで、時間を感じる。
ハンガーにかかった服。
このまま数百年と時が経てば
ぼろぼろに劣化しているだろう。
時間を感じる。
好きな作品のワンシーンを切り取ったグッズ。
あのまま置いておけば色褪せ劣化するだろう。
時間を感じる。
その切り取られたワンシーンの中の世界。
時間を感じない…。
写真付きカレンダー。
時間を感じる。
写真付きカレンダーの写真の中の世界。
時間を感じない…。
気づくか気づかないかの世界でも
“もの”が動いていれば
時間という概念が存在できるらしい。
つまり変化のない世界に時間はないんだろう。
ちなみに、テレビに映した
パソコンのデスクトップ画像の中の世界。
なぜか時間を感じる。笑
たぶんテレビがその画像を表示させるために
高速点滅して常に変化しているからだと思う。
もう少し時間というものを
掘り下げていこうと思う。
◎キャンドル
一つずつ蜜蝋のキャンドルに火を灯す。
石室の奥でゆらりと壁を舐める光は仄かに甘い香りを放った。
仄暗い空間に安置された主人を偲び、従者は胸の前で手を組む。
どうか楽園では何にも縛られることが無いように。
昔 私が小学生の時に 生活 と言う授業の一環でこの時期に
キャンドルライトを作るのが毎年の恒例だった。
周りの友達や先生と楽しく作っていた。 瓶に 好きな色の
砂のようなものを入れて3〜4層にして 次に ミニクリスマ
ツリーや可愛らしい オブジェクトを置いて 仕上げに
ロウを流し込んで 固まるまで暫く待ち 完成を今か今かと
楽しみに待っていた。
先生が 『〇〇ちゃんの完成したよ!凄く綺麗だね!』と
褒めて貰えるその瞬間が好きだった。
キャンドル
揺らぐこの炎は心のよう
包んであげると安定する
手を離すとたちまち揺れ動く
いくら揺れても芯だけは中央に保っていれば
きっと大丈夫
キャンドル
その灯台は、どうやら探し物をしているらしい
小さな浜辺に腰掛ける少女は、不思議な笑みを零した
町外れの夕暮れは色鮮やかで、色褪せなくて
車に映るレンズフレアが、波を焦がした
「ねえ、このまま旅に出ない?」
小さな音と光が、まるでカタルシスのようだった
「ここじゃないどこかに行ってみたいの」
逃避を求めた愛、しかしその眼には煌めきが見えた
ああ、なんてアンビバレンス
あの子に灯りなんていらないんだ
ああ、なんてアンビバレンス
あの子に灯りなんていらないんだ
部屋に帰ると、暖気が冷えた体を包んだ。同居人はすでに帰っているようだ。
「おかえり〜、もうすぐごはんできるよ」
カナデはキッチンでグツグツ煮込んでいた。ホワイトソースの香りだろうか。
「お、もしかしてシチュー?」
カナデの顔がぱぁっと明るくなる。
「そう!なんか急に寒くなったじゃん、だからあったかいもの食べたいなって思って」
「わかる、いきなりこの寒さはないよな」
コートを脱いで手洗いうがいをしたら、自分も食事の準備を手伝う。食卓にスプーンや小皿を用意していると、トロトロのシチューを盛り付けた皿を持ってカナデが現れた。
「じゃーん、あったかシチューの出来上がりでーす」
野菜の詰まったシチューからほわほわと湯気が立ちのぼっていた。ひと口食べるとソースの甘味が全身に伝わって体の芯まで温まるようだった。
「おいしい、なんか元気出てくるな」
食事を終えてゆっくりしていると、洗い物を終えたカナデが何かを持ってリビングにやってきた。
「仕上げはこれ!季節が急に変わったときは、ココロの芯からあったまらないとね!」
そう言って取り出したのは色のついた小さなグラスだった。中に白い液体…いや固体か? 真ん中で茶柱のようなものが立っている。
「え? ナオ、アロマキャンドル知らない?」
言われてはたと気がつく。なるほどアロマキャンドルか。自分では買った試しもない。カナデはどこから持ってきたのか、こちらも自分では買わないマッチ箱を取り出し、マッチを擦ってキャンドルに火をつけた。
次第に薄っすらと香りが漂ってくる。フルーツの香りだ。たぶんこれは
「りんご…?」
「へへ、そうそう、青リンゴみたいな香りでしょ、これカモミールの香りなんだ。落ち着く効果があるんだよ」
「カモミール…」
私はつぶやきながら、だんだんと眠くなっていくのを感じた。今日は寒かったのに、部屋に入ってからずっと暖かい。まぶたが重くなっていく。
ああ、そうか。
一人で暮らしているときには気づかなかったことだ。部屋に入った時の暖気も、誰かの作ったシチューの湯気も、アロマキャンドルの香りも。冬って寒い季節だけど、あたたかさを感じる季節なんだな。
私は心地良い香りの中でゆっくりと目をつぶった。
「キャンドル」
もうすぐ、Xmasが始まる
準備しないと、ツリー、ケーキ、くつした、キャンドル
それとサンタさんに、温かいミルク、チョコレートクッキー
子ども達のプレゼント。Xmasパーティの準備
あとは雪かなぁ?
キャンドルを灯して、ロマンチックにしたいね。
メリー・クリスマス
キャンドル
揺らぐ炎と、流れる水の音、ちょっと湿った土の匂い、どれも安らぐし癒やされる。何か、人間の本能に訴えかけるものが有るのだろう。
決して、蛍光灯や電球の灯りではない。焚き火やキャンドルの炎が揺らぐのは、なんとも美しいし、いつまでも見ていられる。
ましてや、好きな子と手を繋いで歌いながら見つめたキャンプファイヤーの炎は、もう10年も前の話だが今でも忘れられない。
彼はイケメンとまではいかないがとても優しい目をしていた。キャンプファイヤー直前のフォークダンスのとき、私が次に控えているのを知ってこちらを向いて微笑んだ顔に萌え、私はたった数秒で彼が好きになった。
最初の印象と同じで、彼は限りなく優しかった。その優しさによりかかり、わがまま放題に過ごした私は、と言うか二人は、卒業と同時に憑き物が落ちたように別れた。今思い出しても惜しい気がするが、流れでそうなったのだからしょうがない。
キャンプファイヤーの、炎の魔法にかかってしまっていたのかも知れない。
お題『キャンドル』
うちが停電した。懐中電灯はあいにく持ち合わせがなかった。
仕方なくスマホのライトを頼りに夕食を用意しはじめて……ふと、ろうそくが目に入った。
スマホのあかりを頼りにごはんを簡単に用意した後、私はなにを思ったのかろうそくに火をつけて、夕食の両脇に置いた。
あたりがほんのりあかるくなる。だが、不思議な気分だ。いつもの大した事ないサラダチキンだけの食事がなんだかとても厳かな気分だ。思わず
「すべての命に感謝を、アーメン」
なんて言い出すくらいにはこの雰囲気に浸り始めていた。