『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
カーテンコールはまだ遠く
人間誰しも、理想の最期というものに想いを馳せたことがあるだろう。ない?それはまぁそれで幸せなんじゃねぇかなと思う。
どちらかといえば後ろ向きな話だろう、死に際の話なんて。
それでも考えずにはいられないのは。
多分この世界にいる限りロクな死に方しないんだろうって思うからだ。ジジイまで生きてる人もいる。だけど一握りだ。
加齢と共に持病とか増えてくとは聞く。だけど任務中の負傷が多い。そこから悪化ってのも聞く。
若くても、任務に呼ばれた先で行方不明とか、
後日加筆します!
その部屋を一言で表すとしたら、黒一色だろう。
ベットやカーペット、テーブルやイスまで、ありとあらゆる家具が黒で統一されている。もちろん、カーテンも。
遮光カーテンはさすがに白色だったが、それ以外は何もかも黒色だった。
このような部屋に住んでいるのはどのような人物なのだろうか。
黒い部屋というのはどこか重厚感を与えるもの。重厚な感じの人が使うのだろうか。
例えば、どこかの組織の長、ボス的な立場の人物とかが思い浮かぶ。
あるいは、どこかのアジトの一室とか。別荘だったりするのかもしれない。
または現実と隣合わせの異世界という可能性もある。鏡の中の真っ暗な一室とか。
カーテン一つで様々な想像をすることができるものだ。そこで、あなたに問わせてもらおう。
あなたが今いる部屋は何色の部屋かな。そして、誰が使っていると思う。
人間が使っているのか。異世界のバケモノが使っているのか。はたまた、神と呼ばれている存在が戯れに作ったのか。
あなたがどんな答えを導き出すのか。それはあなたが決めることではないのかねーー?
生焼けのトーストを齧る。
壁掛け時計は、朝の七時を指している。
紙コップの中の、ぬるいコーヒーを飲み干して、立ちあがる。
トーストを齧りながら、鞄を肩にかける。
窓辺に立って、きっちりカーテンを閉める。
分厚いカーテンは、光を通さない。
部屋の中は薄暗い影に包まれる。
私にとって、カーテンは閉めるためにある。
カーテンの役目は、外からの視線を遮って、部屋の中を隠して守るだけではない。
部屋の中の私の視界を遮って、外の景色を隠してくれる。
紙コップを潰して平坦にしてから、トーストを持って、床に座り込む。
鞄を肩に掛けて、膝に抱えたまま、トーストを齧る。
ツルツルと輝く塵一つないフローリングに、パン屑がパラパラと落ちる。
私は病的な人間だ。
床に落ちているものはどんな小さなものでも我慢ならないし、家具や家電を置くのは怖い。
凹凸はどうしようもなく気になるし、円柱や立体的な“モノ”感があるものが怖い。
私は立体が怖い。
そして平坦が好き。
こうなってしまったのは、いつからだったろうか。
もう覚えていない。
人嫌いが病的になり、立体恐怖症に悪化して、部屋に引き篭もるようになってから、私はずっと日中は、カーテンを閉め続けている。
トーストを食べ終わり、折りたたみ式のほうきとちりとりを組み立てて、パン屑を掃除する。
掃除が終われば、急いでほうきとちりとりを分解して、また平面に戻す。
そこで私の心はやっと平坦を取り戻す。
もう私は、外では生きていけない。
外には、あのカーテンの向こうには、奥行きが溢れている。立体が溢れている。
だから私はカーテンを引いて、ただの四角い部屋の中にへたり込んで朝ごはんを食べる。
そんな家主を持ったおかげで、うちの部屋の窓の鍵はすっかり錆びついてしまっている。
朝食も終わったので、鞄からノートパソコンを取り出して、起動する。
立体が怖い私は、仕事も買い物も会話も平面でする。
現代は、私にとって良い時代だ。
大抵のことは外に出ずに、平面上で済ませられる。
インターネットは、私の日常を支えてくれる。
カーテンは、私を立体から守ってくれる。
だから私は、ずっとこの部屋の中で暮らしている。
ゴミは玄関前に置いて、管理人さんに回収してもらう。
届いた荷物は綺麗に潰して、平坦にする。
立体に侵略させないために。
私は、カーテンに守られ囲まれた平坦な王国で、暮らしている。
私だけの王国。
カーテンはこの王国の砦で、守衛なのだ。折り目の影がちょっと気になるけど。
そういうわけで、私は今でもカーテンに守られて生活している。
カーテンに四隅を囲まれた、平坦で手狭な楽園で。
カーテンが、部屋に薄暗い影を落としている。
部屋の中のどんなものにも公平な、平坦な影を。
私はゆっくりと体を伸ばす。
今日も、私の平坦な一日が始まる。
カーテンコール
いざ何百回何千回
全開で君を救うって救うって
歌うから
反対の反対で二人で来世
笑って笑って夢の中
喝采 痛みを代償に
代償に何が欲しかった
万歳 勝たなきゃ正義などない
正義などない ただ笑っていたい
誰もかれもが誰かの為に歌っている
そんな明日を奪っているんだよ
譲れない旋律 重なり合う僕らに
相反して君も叫んでいる
今だ カーテンコール
さぁ闘っていこう
右左も分からない僕だけど
いつもカーテンコール
終わらない魔法
日々 いざ行こう 最高出力で
いざ何百回何千回
全開で君を救うって救うって
歌うから
反対の反対で二人で来世
笑って笑って夢の中
再開 少し変わった二人
幕開けないまま立ち尽くした
相半するは悪か正義か
悪か正義 ただ笑っていたい
誰かかれもが誰かの為に奪っていく
そんな明日を変えたいんだよ
外れない旋律 重なり合う僕らを
掻き消すような幕引きが訪れても
今だカーテンコール
さぁ闘っていこう
右左も分からない僕だけど
いつもカーテンコール
終わらない魔法
日々 いざ行こう 最高出力で
いざ何百回何千回
全力で救うって救うって
歌うから
反対の反対で二人で来世
笑って笑って夢の中
僕ら違う物語で出会えてたなら
争うことなんてなかったのかも
与えられた役を与えられた場所で
与えられたままになんて出来ないや
今だカーテンコール
さぁ闘っていこう
右左も分からない僕だけど
いつもカーテンコール
終わらない魔法
日々 いざ行こう 最高出力で
いざ何百回何千回
全開で君を救うって救うって
歌うから
反対の反対で二人で来世
笑って笑って夢の中
oh
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どうやら君たちは自分たちの棺桶をこしらえていたみたいだ
考えてみろ…全盛期のオールマイトが死ぬか?こんなモノで、少しは考えてみろ!
なぜ勝てると思った?僕等は準備した。魔王の体は完成した。
理解したか?この先は………僕等の物語だ!
無駄だヒーロー
俺は、お前の敵(ヴィラン)だ
俺の望みはただ1つ!
あの家から連なる全ての崩壊だ
今なら、どんな困難にも立ち向かえる気がする。
この胸に、夢とオリジンがある限り
ようやくクソゲーも終わりだ
守った先に何がある?
必死に先送りしても、待ってるのは破滅だけ
理解できなくていい
できないからヒーローと敵(ヴィラン)だ!
トガです。トガヒミコ。
生きやすい世の中になってほしいです。
生きにくい…生きやすい世界に…
好きなものだけ世界に!
ねぇヒーロー…君は私をどうしたい?
すぐ好きになっちゃうの
動物でもヴィランでもヒーローでも
男の子でも、女の子でも
だって、皆んな綺麗な血が流れてるんだもん
笑うなって言われたもん
羨ましかったんだもん
出久くん、好きな人に似てたの…斉藤くんって言うの
血ちょうだい。って、言えなかったの。だって
人間じゃないって言われちゃうから
かぁいくないって、思われちゃうから
お茶子ちゃんと出久くんみたいに正しいこと
言われて、おしまいだから。
だから敵(ヴィラン)連合なの
私の好きに生きられる場所だったの!
私………かぁいい?
誰が泣こうが笑おうが、明日は平等にやってくる。
それなら…笑おうぜトガヒミコ
人は…笑う為に生きている。
みんなが見てる
あぁ…こんなものか…こんな簡単なことだったなら
もっと早くに…
いろいろ限度を超えるとさ、自分が形づくっていたものが白黒反転するんだよ
俺のオリジン
こんな簡単なことだったら…もっと早くに、ぶつけられていたなら…
ぶつけたいこと言いたいことまだあるんだ
だ………大嫌いだ…お父さんなんか…
家族………なんか………
漫画とかでよくカーテンでヴェールやるよね、なんて言いながら。あなたもやってるじゃないですか。
/カーテン
今日から色んな所で新生活が始まろうとしているこの頃。
私も遂に一人暮らしを始めた!
山積みになったダンボールを片付けていると、
「ヒュ〜」と、爽やかな風が部屋中に広がった。
一息つこうとカーテンを開けたら、そこには素敵な街並みと鮮やかなピンク色の桜の木が目に入った。
1つ深呼吸をして、
「よし、頑張るぞ!」
私の胸は希望と勇気で満ち溢れていた。
空には満月、すすきが揺れている。
少し飲みすぎたかな、体が火照っている。
そうだ、窓を開けよう。
涼しげな風がカーテンを揺らす。
秋が来た。
どんなに落ち込んだ日だって
同じような朝が来る。
重いカーテンを開けることから
1日が始まる。
さぁ今日も頑張って生きなきゃだね
(無理ないように)
私の住居の、居間のカーテンには、ブルー系のシンプルな彩りで、南国風の花々と、ハチドリのような小鳥たちがプリントされている。
そしてこのカーテンは、大きい。この窓が、普通のマンションの窓としては結構大きなサイズだから。そして、この窓からは、海が見下ろせる。
他の点では、特別にデザインが凝っている内装というわけでもなく、昭和の末頃に建てられた賃貸マンションだから、結構古びているところもある。でも、この広い窓の外に広がる海の景色が、私は好きだ。
大きな窓枠の飾りとなる、青と緑の花々、そしてミイミイと鳴いてそうなハチドリたち。カーテンを開けて朝日を思い切り入れると、私は幸福に包まれる。
【書く練習】
明日から連休だ
なのに何も予定がない
好きなことをしたらいいのだが
何をしたらいいのかわからない
好きなことってなんだろう?
あれをしよう、でも、間違っていたら?
そう思うと怖くて動けなくなる
きっとだらだらと過ごし、
最終日の夕方に激しく後悔するだろう
優柔不断な自分
ダメな自分
弱い自分
そんな自分を認めてあげられない自分
だから、連休前はいつもちょっと不安になる
「カーテン」
毎朝、カーテン開けて良い朝を迎えて、笑顔で登校して、まじめに勉強して、汗かいて部活する。
羨ましい。
別にいじめられた訳でも、家族崩壊とか起きたわけでもない普通なのに、不登校なわたしとは正反対に生きる双子の姉。
カーテンは開けずに薬のビンを開けて、数十粒口に運ぶ。ふわふわしてベッドに逆戻り。こんな毎日を過ごして楽しいはずがない。
もっとふつうに、笑顔で生きたかった。
布を足す丈の短いカーテンに
一人暮らしで凍えぬように
♯カーテン
一枚のカーテンがあるだけで壁を感じる、薄いのにね
でも見えないからこそ言えることはあるよね
カーテンの向こうに誰かが居る
相部屋で入院することになったが
隣にどんな人が居るのかわからない
女性であることは間違いないけれど
夜中にいびきの音が響き渡っているのだ
カーテンで仕切られてる上に
いつの間に入院患者は入れ替わっているから
音のヌシが何処の誰なのかもわからないまま
よく寝たのかわからない時を過ごした
入院したことなど殆どない私だが
カーテンの向こうに誰か不明な人がいることが
入院で一番怖い経験だった。
普段行くクリニックでも
ベットのカーテンの向こうに誰かが居ると
ちょっぴりホラー味を感じてしまうのは
私だけだろうか
「カーテン」
レースカーテンにくるまって
肌をぬるりと温める。
ぼんやりとした白につつまれて
永遠にこない夜を乞う。
その夜は暑かった。クーラーをかけたところで寝苦しく、なかなか寝付けない。
タオルケットをクシャクシャにしながら、ゴロゴロと寝返りをうつ。
明日も仕事だ、早く眠らなければ。思えば思うほどに、眠れなくなっていく気がする。
「眠れないなあ……困るなあ……」
現状を口に出したところで、変わるわけもなく。
私は寝ようとすることに疲れて、上体を起こした。
ふと、カーテンの隙間から月明かりが差し込んでいることに気づいた。
何となく心惹かれて、ベッドから立ち上がり、カーテンを少し開けて、夜空を見上げてみる。
そこにはまん丸の月があった。ちょうど雲から出てきたところのようで、濃紺の夜空に白く綺麗に浮かび上がっていた。
私はしばらく、ボーっと月を眺めた。
夜空の中で一番大きく輝いているのに、その光はなんだか優しい感じがする。
眠れなくて焦っていた気持ちが、だんだんと落ち着いていく。
一度大きく深呼吸をして、カーテンを閉め、ベッドに戻った。
カーテンの向こうの月明かりをまぶたの内側に思い出す。
次第に意識はふわふわと曖昧になって、夜に溶けていった。
ピピピピピピピ……
アラームが鳴る。目を開けて起き上がる。
カーテンを開けば、眩しい朝が私を迎えた。
心のカーテンは開けておこう
でも、無理はしなくていい。
カーテン
にするか、
障子にするか悩んでる。
やっぱりカーテンでいいかなぁ。
もうこれは覗き、かもしれない
通勤電車から流れる車窓に映るピンクのカーテン
毎月、毎日、同じ時間
僕は同じ電車に乗る
季節は変われど電車は変わらない
そうこうしていると
飽きるのも通り越して
楽しみを見つける段階にまできた
当初は同じ時間に同じ顔で乗ってくる、恐らくは同じ様な境遇であろう同じ車両の常連にあだ名をつけたりして遊んでいた
僕は仲間達の格好や仕草、表情から昨日との違いを見つけては、
この電車を降りた後にこの人に起こるトラブルなんかを予言できるレベルにまで達する
その予言が当たっているかはわからないけど、ついにそのレベルにまで達する
そして、そんな毎日があまりにも続くもんだから
もうどうしても飽きてきた頃、あ、と気づいた
通勤電車から流れる車窓に映るピンクのカーテン
なんで今まで気づかなかったんだろう
自分の家のカーテンを選ぶ時、あんなピンクを選ぶだろうか
あんなピンクを選ぶとか、どう考えてもエロい
そして
なんでかわからないけど
カーテンは少し開いている
それで僕は確信した
車窓から見えるあの家には
きっとエロい女が住んでいるに違いない
それから僕は
毎日混み合う同じ顔をよそ目に
時速100㎞で流れるカーテンの僅かな隙間を
カーテンの中身を
見逃すまいと
日々努力している
『カーテン』
【カーテン】
幼馴染ってこともあって僕と君は仲が良かった
それこそ周りから茶化されるくらいに…
今日もまた、君と擬似結婚式を行う
白いカーテンがベールの様に君を包む
「ほら、本物のお嫁さんみたいだろ?」
君は少し微笑んで
「本当?いつか本物のお嫁さんにしてね!約束!」
僕も頬を少し緩ませて
「うん、約束!」
でも、いつからか君と話さなくなった
「あんな約束、もう忘れちゃったよな」
君に好きな人ができたらしい…そんな噂を聞いた
「当たり前だよな、あいつ優しいし、可愛いもんな…」
ある時君は僕に相談をしてきた
「私、実は好きな人がいて…
でも、振られたらって思うと怖くて」
「そん時は全力で慰めてやるよ、ほら、行ってこい!」
「ありがとう、
やっぱりあんたに相談して良かったよ!」
「頑張ってこいよ!」
なんて、僕は思ってもいないことを言って…
自分の気持ちは見ないふり
しばらくして君が僕に伝えにきた
「付き合うことになったの!本当にありがとう!」
「おめでとう」
(あぁ、初恋は叶わないって本当なんだな…)
それから月日は流れ、同窓会の知らせがきた
僕は出席の欄に◯をつける
久しぶりに君に会える日…あれから何年経ったかな
会場で君を見つける、君も僕に気づいた様だ
「久しぶり、元気だった?」
「久しぶり、ぼちぼちかな、そっちは?」
「私もぼちぼちかな、そっちは?結婚とかした?」
「独身だよ」
「私も独身なんだ」
「あれ?付き合ってたんじゃなかったけ?」
「あぁ、別れちゃったんだよね」
「そっか」
「ねぇ、この後付き合ってよ」
「良いよ、色々聞きたいし」
なんだか昔に戻ったみたいだった
お互い程よく酔いが回ってきたころ君が言った
「私が告白するって時あったじゃん」
「うん」
「実はさ、あの時あんたのこと好きだったんだよね」
「え!そうだったの」
「うん、あんたのことを諦めたくて
告白しようと思ったんだよね」
「そうだったんだ…
実は俺もお前のこと好きだったんだよな」
「両思いだったんだねw」
「だなw」
「なぁ、俺は今でもお前のこと好きなんだ
…お前は?」
「うん…私もあんたのこと、今でも好きだよ」
「なぁ、覚える?子供の頃、白いカーテンを
ベールの代わりにして擬似結婚式やったの」
「覚えるよ、私をお嫁さんにして〜ってやつでしょ」
「今すぐ結婚とはいかないけどさ、
結婚を前提に付き合って下さい」
「私で良ければ、貰って下さい」
「“お前で”じゃなくて、俺は“お前が”良いの」
「ありがとう、約束守ってくれて」
「お互い様だろ、ありがとう」
そんなやりとりをしていた僕たちも今日…結婚します!
あの時の白いカーテンも
本物の白いベールになって君を包む
純白のドレスを見に纏った君に僕はまた恋をした