『カーテン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#カーテン
部屋を掃除してたら、カーテンが、古かったので買った、どの、カーテンにしようかな?可愛い?おしゃれ?私は…………おしゃれのカーテンにしよう。
【⠀カーテン 】
カーテンから入る光が好きだった
光が当たるその先に、まだ友達だった彼がいたから 彼と隣の席になったこともない、部活も、委員会も、全てが彼と真逆だった、
だけど挨拶はする程度のなかだった……
こんなことを思いながら卒業アルバムをめくる私
後悔はない
カーテン
カーテンが風に揺れる姿が好きだ。
こちらと、
こちらから見た向こう側との、
その境目にあるものを、
その狭間にある記憶の一つ一つを、
フワリと丁寧に紡いで届けてくれるようで。
フワリとなびいた時の、
さらわれてゆく空気の優しさ動きも。
ソンへ
彼女はカーテンを閉めると、部屋の雰囲気が一変した。彼女は落ち着いた空間を好み、カーテンを閉めることで居心地の良い空間を作り出すのが習慣となっていた。
ある日、彼が彼女の家に遊びに来た。彼女はカーテンを閉めたまま、彼とお茶を飲みながら話をすることにした。彼は窓の外を見て、少し不思議そうな表情を浮かべた。
「なんでカーテンを閉めてるの?」彼が尋ねた。
「落ち着くから。」彼女が答えた。
「でも、外の景色を見逃すよ。」彼が言った。
「でも、私はここにいるときは、外の景色よりもあなたと話をしたいから。」彼女が微笑んで答えた。
彼は彼女の言葉に感動し、彼女の手を取って、彼女を抱きしめた。二人はカーテンの中で、ほかの誰にも邪魔されず、大切な時間を過ごした。
この日を境に、彼女と彼はより深い関係になり、カーテンは二人の愛の証となった。
どうか、どうか。
君のその心のカーテンが光まで遮ってしまわぬよう。
どんなに小さくとも、光はあるのだと、ある筈だと。
そう信じて、生きてほしい。
〝カーテン〟
最近は日差しも強いし風も強い。
私の教室は午後になると少しづつ日が入ってくる。
だから外側の席の人はカーテンをしめる。
だけどコロナ禍だからまだ換気をしなければならない。
日差しで暖まっていたけど風で冷える。
...ぬるい。
今の席はそこまで風は届かない。
でも、気温が下がるとめちゃくちゃ寒い。
そんなことを授業中に考えている。
ちゃんと集中しなきゃ。
黒板を見ている私の目線の隅でなにか動いた。
風に煽られているカーテンだった。
これを見て思うことがある。
[カーテン生きとる。]
と。
休み時間になると私は教室の後ろに行く。
友達と話す。
その友達の中に同小の子もいる。
その子がカーテンを毎回のように抱いている。
なんだか微笑ましいなぁ。
普段は部屋の飾りのようなカーテンには人を笑顔にする力がもしかしたらあるのかもしれない。
身の回りにあるものを深く考えると、おもしろい。
【カーテン】9 kogi
窓際の席で授業うけているわたし
窓を開け、カーテンをして太陽を遮る中
風になびいて大きくカーテンが揺れた
わたしを包み込んでくれるみたいにそっと
"かぶせてくれたカーテン"
普通にカーテンが来たら、授業しててうっとうしさとかあるかもしれない
でも、わたしには違って見えた
この表現は変かもしれないけど、あったかく抱きしめてくれてるみたいに
I.m.
スッゲーくだらねぇことで、恋人と揉めた。
一緒に住むと決めたから、まあ、色々用意してたワケ。
で、カーテンの色で揉めた。
「緑」
「青」
意見は、平行線。
「なんで、青にこだわるんだよ~?」
「おまえの色だから」
「…………」
オレが、緑がいいのは、おまえの色だからなんだけど。
#20 カーテン
透けた刺繍のレースカーテンに
隠れても意味はないのよ、
恋心
2023/10/12
人と人との間ではためくもの。見えたと思えばまた覆われる。
どうしようもなく暑い、昼下がり。
目の前で語られる、酷く面白みのない話を聞き流しながら、窓の外を眺めていた。
机の上には形だけのノートと教科書が開いてある。
授業を受けてからまだ30分にも満たないはずなのだが、もう何時間も受けているかのように感じられた。
ひとつ溜息を漏らせば、教師が此方を軽く、睨みつけてくる。
更々やる気はでず、頬杖をついた。
窓から吹き抜ける風が、青い夏の薫りを運び、汗ばんだ肌に触れる。
それに合わせ、揺れるカーテンに貴方の影を見た。
─貴方は今、どこで何をしているのですか。
《カーテン》編集中
『カーテン』
「しんどいなぁ〜」って、感じたら
心のカーテンを閉めようよ。
カーテンは、あなたの心をふんわりと包み、
大事な心を守ってくれるはず。
いつでもまた、開けることもできるんだよ。
閉め続けるのも、あなたの自由。
隙間から、様子を伺って、
またじっくり考えるといい。
その時間が、あなたの火照った頭を
冷やしてくれるかもしれないし、
もしかしたら、震える心をあたためてくれるかも。
自分を取り戻せたら、また帰っておいで。
『怠けてるなぁ〜自分』って、自分で自分を
いじめようとしていたら
心のカーテンを閉めることに成功したんだ!って
自分を褒めてあげてみない?
閉じられたカーテンを 開けた瞬間に
目に飛び込んでくる 鮮烈な 景色の感動は、
カーテンが閉じられていた人にしか
味わえないのだから。
開けっぱなしのカーテンなんてもったいない。
閉じて、開けて、またすぐ閉じて、
ドキドキしながら開けてみたり、
閉じ続けてみて、隙間から覗いてみたり。
あなたの大切なカーテンに
優しく、そっと手を添えてみて。
カーテン
夏の日。
暑さにだらけてごろごろ。
ベットに足をかけて床に寝転がると、ベランダに干した洗濯物が目に入る。
真っ白なシーツや洋服が、時折吹く風に揺れるさまをぼーっと眺めているのが好きだ。
風は窓のレースカーテンを揺らすと、床に伸びる者の鼻先をかすめて、もとに戻っていった。
廊下から可愛らしい鈴の音が聞こえ、愛猫が登場。
顔を近づけてくる猫の鼻に指を沿わせると、ひと嗅ぎして、顔を擦り寄せる。
さらに撫でようと手を伸ばすと、猫は主人のお腹の上を通って出窓へ飛び乗った。
ちぇ。気分屋め。
後を追って、窓辺から垂れて揺れる尻尾をしばらく観察。
やがて飽きる。
風が吹いて、レースカーテンがふわりと舞う。
心地よい風に目を閉じると、どこからか風鈴の音(ね)。
ちりん、ちりん。涼しげな音(おと)。
音色に誘われて、いつの間にか眠ってしまう昼下がり。
カーテン
毎朝開けて、毎晩閉める。
単純だが、それはとても大切なことらしい。
1番つまらない記憶こそ、一番大切なことだと、……
誰かが言ったこと。それは私でもあるし、君でもある
「 ん、美味しい! 」
もぐもぐと口を動かしながら、私は目を輝かせた。自分の手の中にはお気に入りのクッキー。お菓子作りの得意な友人が作ってくれたものだ。やッぱり美味しいなあ … 。
足をふらふらと動かしてみる。右足と左足が交互に視界に入ッた。
「 うん!今日死ぬッて決めておいて良かッた! 」
私は笑顔でそう言い放つ。そう。私が今、このビルの屋上にいる理由。それは自殺するためだッた。25階建ての廃ビル。自殺スポットとしては一番である。
今腰かけているのも、ビルの建物の際。少し前に体重を掛ければ落ちてしまうだろう。このスリルは何とも堪らない。
私の家は、結論から言うと狂ッていた。暴言暴力が耐えない父親。勉強第一の母親。自分をサンドバッグ代わりにする弟。何から何まで、異常だッた。
それに気がついてくれたのが、今住んでいる児童預かり所の係員。私が殴られた衝撃で玄関まで吹き飛んだ音を、耳にしたらしい。
そこからは、両親逮捕・兄弟は少年院行きとなッて事なきを得た。しかし、問題はここからだ。係員の人に救われてから、私にとッてその係員の人は救世主だッた。名を“ 羽塚芽伊 ”と言う。私がなにかする時は、羽塚さんは常に近くにいてくれたし、見守ッてくれていた。
だが、日に日に羽塚さんからの気持ちが、歪んでいるように感じてきてしまッた。私に向ける視線。私に触れる時の表情。瞳の奥に隠されている想いが、どんどんと透けているようで、羽塚さんの近くにいるのが嫌になッた。
そしてある時、遂にその決定打となる出来事が起きてしまッた。
「 葉月ちゃん。…私のこと、好き? 」
突然の問いに、私は戸惑いつつも頷く。
「 …はい。私は羽塚さんのこと、好きですし、頼りになる方だと思ッてますよ。 」
その言葉を聞いた羽塚さんは、「 安心した 」と微笑むと、私にぐいッと顔を寄せてきた。
もうすぐで唇が触れてしまいそうな距離。私はあまりにも急なことで、うまく息ができず、抵抗する力もなかッた。
「 なら…拒まない、わよね…? 」
気がつけば、羽塚さんと二人きりの部屋で行為をしていた。甘く交わる吐息。時々漏れる嬌声。それを包むかのように優しく揺れるカーテン。私はその光景を忘れたことは無い。あのクリーム色のカーテンには、少し悪意の混じッた淡い藍色の染みがあッた。
「 さて…と。 」
私は食べ終えたクッキーの袋を傍に置くと、脱いであッた靴で、それが飛ばされないように押えた。これでよし。
遺書はない。きッと誰も読まないだろうから。
少し下を覗いてみる。下には歩道が敷いてあッた。人通りは少ない。絶好の機会だと思ッた。
私はぐッとひとつ前に身体を乗り出してみる。お尻がギリギリビルの際に乗ッている感覚がして、くすぐッたかッた。
「 皆、じゃあね。 」
ぼそりとそう呟くと、私はひょいッと手でお尻を持ち上げ、そのまま前に飛び出した。私は死ぬんだ。やッと死ねるんだ。
そう思ッた瞬間だッた。ぶおおおおッとすごい勢いの風に煽られ、身体が横にズレる。
理解が出来ないまま、強風に目を瞑ッていると、気がつけば風もやみ、どこか室内に移動していた。
「 は? 」
驚きが頭の中を支配する。室内…というより、電車の中という言葉の方が正しいのだろうか。いつもの電車と違うのは、窓という窓に紺色のカーテンが引かれていることだッた。
「 驚いた? 」
その声にはッとして辺りを見回すと、車両の繋ぎ目あたりにある扉に寄りかかッている女の子が見えた。
真ッ黒いワンピース。それに不釣り合いなくらい明るい赤のパンプス。こんな格好をした友人を、私は知らない。
「 あんた…誰… 」
掠れた声で出たのはその問いだッた。女の子は私の「 あんた 」という二人称に苛立ちを隠せないのか、私を軽く睨みつけたあと、「 ミヨ。ミカノミヨ。 」と名乗ッてくれた。
「 ミヨ…。あ…ッ私は江口葉月。 」
宜しく、とこちらも名乗ると、ミヨも「 よろしく。 」と応える。この会話が、なんだか自然で、新鮮で、優しい気がして、涙が溢れそうだッた。
「 何、涙目になッてるのよ。 」
自殺怖かッたわけ?、とミヨは首を傾げる。嗚呼、やッぱり自分が自殺しようとしたのは現実なんだなと、改めて実感した。
「 怖くは、なかッた。 」
目の縁に溜まッた涙を拭きながら、私は言葉を紡ぐ。
「 ただ…最後の最後で、本当にこれで良かッたのかッて迷ッたんだよね。私が居なくなッても、あいつらは何も感じないし、反省もしない。当たり前のことだッたのに。 」
私の言葉に、ミヨは黙ッて耳を傾けてくれる。私の口は止まらなかッた。
「 馬鹿だよね、私。飛ぶ直前にそんなこと考えるなんて。自殺者失格って言うの?笑える。 」
ぼろぼろと涙が零れ落ちてくる。嗚呼、私…こんなに我慢してたんだ。
「 両親には虐待されて、解放されたかと思えば、今度は先生に処女奪われるし、友達には無視されるし。唯一一緒に最後までいてくれたのは、真奈だけ。 」
私は涙を拭ッた。
「 真奈ね、すごく料理うまいの。クッキーもタルトも食べたけどすごく美味しくて、幸せだッた。真奈の家でお菓子を食べて、勉強して、ゲームして、一緒に笑い合う時間が一番好きだッた。 」
ごめんね、真奈。と私は最後に付け足す。ごめん。こんな身勝手な私を許して。
私の話を一通り聞いたミヨは、足を組み直すと少し冷たいような、でも切なそうな声を出した。
「 そんなに親身になッてくれる子と、離れてどうするのよ。 」
私はぶんぶんと首を横に振る。そういうことじゃない。離れたいくらい、離れないといられないくらい、他のことが辛いだけ。
「カーテン」
子どもの頃は私にも見えていた。そこに何かいるのが。
朝とても早く、目をあける。
さっきまで見ていた夢の中のざわめきがまだ耳に残っている。
横にいたはずの母親はもう起きてどこかに行っていて、空っぽの布団の上に、カーテンのすき間から光が差し込んでいる。
光のすじの中に見えるのは、銀色の魚の群れ、小さな竜や羽根がはえた奇妙な生き物たち、遊園地から逃げて来たジェットコースター、ピカピカの楽器を持った小人の楽団。
時には人の顔がふっと見え隠れする。
「だれ?」
と尋ねると、その顔は
「あたしたちは夜の中に戻るのさ。お前は目をつむってもう少しお眠り」
そうささやいて、キラキラしたちりになって消えてしまう。
あれから何年もたって、今はもう、カーテンの光の中には、なんにもいない。
いくら目をこらしても、ただ、ほこりが寂しくゆっくりと舞っている。
カーテン
カーテンが揺れて、澄んだ青い空と
部活中の生徒がいる校庭が見える。
かなり身近にあるものだけど、僕はその景色が好きだ。
だけど、その景色を見ている君の後ろ姿が、
どんな景色よりもずっと綺麗で、好きだったんだ。
カーテンを開くまで
今日の本当の天気は分からない
例え雨音が聞こえていたとしても
それはもうすぐ止む雨なのかもしれないし
今日は心にカーテンを閉める
そんな日があってもいい
明日の明るい陽射しを待って
またそっとあけるよ
毎日毎日
同じ行動を繰り返して
何も成長してなくて
もう嫌になっちゃった
起きたらまた同じ行動を始めて
寝たら起きなきゃいけない
そんなの嫌なのに、どうしようもない
あぁカーテンから光が差し込んでる
もう起きる時間だ