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どうしようもなく暑い、昼下がり。


目の前で語られる、酷く面白みのない話を聞き流しながら、窓の外を眺めていた。
机の上には形だけのノートと教科書が開いてある。
授業を受けてからまだ30分にも満たないはずなのだが、もう何時間も受けているかのように感じられた。
ひとつ溜息を漏らせば、教師が此方を軽く、睨みつけてくる。
更々やる気はでず、頬杖をついた。

窓から吹き抜ける風が、青い夏の薫りを運び、汗ばんだ肌に触れる。
それに合わせ、揺れるカーテンに貴方の影を見た。




─貴方は今、どこで何をしているのですか。



《カーテン》編集中

10/12/2022, 10:03:35 AM