カレンダー』の作文集

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カレンダー』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/12/2023, 4:17:15 AM

カレンダーを捲る度に
季節を失っていく、そんな感覚がある

【カレンダー】

9/12/2023, 3:56:00 AM

日を刻むカレンダーは
毎日毎日、死へのカウントダウンを
血痕を刻む私は
運命に背いた死への一本道を

9/12/2023, 3:47:34 AM

高校生までずっと手書きの手帳とカレンダーを使っていた

毎年友達と新調しに行くのが楽しくて、ついでにペンやシールやマスキングテープも買って、年明けは良く文房具屋に何時間もいたものだ

テストの予定や、遊ぶ予定、何もしない日も何かを書いた

手帳とカレンダーが私の予定で埋まっていくのが好きだった

スマホで予定を管理するなんて、断固として拒否!
ありえない!

と思っていたけれど、大学に入ってまもなく、私の鞄の中から手帳が消え、部屋からカレンダーが消えた

その代わりに私の手元に残ったのは、この小さな現代文明だった

便利で、軽くて、なんでも管理できて、でもその代わりに、毎年の楽しみを1つ無くした

この間文房具屋コーナーに立ち寄った時、少しだけ、ほんの少しだけ、また制服を着てそこに何時間も居たくなった

-カレンダー-

9/12/2023, 3:43:15 AM

退屈な毎日も

楽しみだったその日も

悲しかったあの日も

カレンダーのようにめくれていく。

9/12/2023, 3:24:15 AM

「え、もうカレンダー貰えないんですか?」
驚く私の目の前に立っている新聞屋さんが申し訳なさそうな顔をした。
「ええ、こちらも不況でね……経費削減と相成りまして」
「そうですか……」
私は頷きながらも、少し残念な気持ちになった。
いつも実家の今のコルクボードには、新聞屋のカレンダーを飾ってたからだ。
シンプルかつかなり書き込めるようになっているそのカレンダーは、いつの間にか実家の象徴となっていた。
そりゃ最近は子供も独り立ちしていき、世間はスマホ主体のスケジュール管理になって書くことが減っていっていたが、無くなったらなったで、私はスコンと穴が空いたように寂しくなっていった。
「じゃあ買わなきゃな……あーあ、せっかくだし、可愛いの買おうかな」
私はため息をつき、文具屋へと出掛けていった。
……その先で推し(万年筆)に出会うのだが、これはまた別のお話。

9/12/2023, 3:24:15 AM

ハッピーバースディ

4月はいつも僕を追いかける
3月は眩しい 僕の誕生月だ
2月はなんだか忙(せわ)しない
1月はおずおずとやってくる

12月は君の誕生月だから好きだ
11月はひりひりする
10月にこれを書いている
9月は切なさと、暑くて
8月はもっと暑くて
7月は期待している 何に?
6月は鬱陶しくて嫌いだ
5月は君の死んだ月だ

僕の1年は5月で一旦記憶が途切れるように
なっている
君が終わったのに続いている僕を
僕は許せないから

6月のまとわりつく湿気にやられて
会社休んで引きこもって
8月くらいの暑さでその湿気が吹き飛ばされて
また僕が始まる
君のいない年月が
積み重なっていく事実が僕を癒す
なんて思い込んで
裏切られて

君のいない10月にこれを書いている
もうすぐ年を取らない君の誕生月が
やってくるよ
ハッピーバースディトゥユー
あの頃みたいにホールケーキ買うのかな
そんで食べきれなくて痛むんだ
そんな年月を積み重ねて
嫌になるくらい積み重ねたら
やっと君に許されて会えると思い込んで
きっとそれは裏切らない

9/12/2023, 2:46:13 AM

カレンダーは風景と化したまま先月から進まない、進めようとしないのかもしれない。
デート、とハートマークを散らした予定は結局こなかった。あの子は本当のことを言わずに消えてしまった。まだ届かない手紙とか、全部、全部。
だから私はカレンダーを捲らない。風景だし、と言い訳をするけれど本当は来るはずだった予定の、はしゃいだ字を見るのが嫌で仕方ないのだ。毎日のように通話だってしたし、今度は絶対離れない、と言っていた。あの言葉は結局、嘘だった。人を信じるな、と言われたようだった。
自己中心的になればいいんじゃない。
私の中の私の囁きを無視すれば、また誰かに依存する未来しか見えない。

9/12/2023, 2:21:08 AM

カレンダー

二段ベッドの上で寝てた頃、枕元に小さなカレンダーを貼っていた。
黒と赤のインクで印刷された、ほとんど半透明の薄い薄い十二枚の紙の束。
下に小さく横書きで〇〇米穀店、住所、電話番号。

楽しみは日付と曜日とその周りに表記された六曜を見ることだった。
数字と曜日と漢字の取り合わせがすごく面白かった。

眠る前、下では姉が大音量でエアロスミスをかけている。
私は目を閉じて、すぐ目の前の手が届きそうな天井をぼんやり見てる。
すると1分くらいでブワッと星空が浮かぶ。エアロスミスはここで退場。
鼓動に合わせるようにして、紺色の、輝く宇宙がどこまでも拡がっていく。
私はその星の一つ一つに名前を付ける。あなたは先勝、あなたは仏滅、大安さんはその隣りね。友引と三りんぼうは今日は一緒に遊ぶの?
名前を呼ばれた星は、まるで選手紹介のアナウンスに手を挙げるみたいに、一つ一つ光って応えてくれる。
今でも「米穀店」という文字を見ると、少しワクワクしてしまうほど、当時の私にとっては楽しい、何となく秘密の遊びだった。

今夜久しぶりにやってみようかな。
米穀店のカレンダーはiPhoneになったけど。
明日は、9、月、13、日、水、大安。あなたの名前は大安ね。
また返事してくれる。きっと。

9/12/2023, 1:54:51 AM

今日も、
朝からカーテンの間から差し込む光で目が覚めた。
少し気だるい体を起こして
毎日の日課が始まる。
洗顔、歯磨きの後、
体をほぐす簡単なストレッチを10分くらい、

仕事がお休みの日も
変わらずのルーティーン

ご飯とお味噌汁は必須。
これがあると無いとで一日がずいぶん変わる。

毎日が同じ過ぎて、時々お休みの日を忘れて仕事に向かうこともしばしば、

あ、
今日は何日だっけ?

そこで初めてカレンダーを見る

普段あまりカレンダーを見ない。
月が変わっているのに、
捲らない事も、
でも、無いと困る。

そっか、
今月はもうすぐ、
母の一周忌だ。

早いな。
カレンダーにはちゃんと
記してあるのに、
普段は気にしない。

改めて、
今年の出来事を振り返る。

いろいろあったな、

ショッピングに行くと
もう、来年のカレンダーや手帳が売ってる。

来年はどんな事があるかな?
少しの期待を
少しのワクワクで、
少しの未来を考える。

来年のカレンダーと手帳は
どんなデザインのものにしようかなぁ

楽しい、
未来が書き込めるカレンダーを、
選んでみよう。

9/12/2023, 1:46:29 AM

とうとう何も書きこまれなくなったカレンダーは真っ白だった。かわいらしいキャラクターと花の絵柄だけが枠の外を彩っているだけで、中身は空っぽだ。
 もうみているのも嫌で絵柄を伏せて机の端に追いやった。それすら今の自分の姿に重なってみえて、情けなさやら不甲斐なさやらが沸々と湧いてきてしかたない。

「どうしてこうなったんだろ」


               【題:カレンダー】

9/12/2023, 1:41:28 AM

カレンダーを最近見ていない

見たところでって感じ

カレンダーに何を書けば良いのか僕にはよくわからない

これと言って予定もないし?
ーーーーーーーーーーーー
✉送信メール✉
⏱2008/3/4 23:41
from 僕
sub 暇すぎる

ひとりも好きだけどさ

なんか、さみしいなぁ~w
 ーーーENDーーー

9/12/2023, 1:34:24 AM

大芸術家


僕は美術の授業が本当に嫌いだった。
美術の先生はおばさん。いかにも画家って感じの人じゃなくて、普通に近所に住んでいそうな何考えてるかよく分からない感じのおばさん。でも、先生、僕の作品を一つだって評価してくれないんだ。美術部のヤツらばかり贔屓しやがる。

別に芸術が嫌いなわけじゃないぜ。それなりに好きな画家もいたし、気に入った絵や彫刻もあった。だけどさ、美術の先生は『お題』ばかりだして技法だの何だのと言って作品を評価するんだ。描きたくないもの、作りたくないものばかりやらせるんだから、そりゃあ嫌にもなるだろ。

でさ、ある時先生が『お題は無し』と決めて、自由な絵を描いてくるよう課題を出したんだ。これだよ、これ。やっぱ芸術は自由じゃなきゃだよな。僕はかなりやる気になったよ。みんなきっと凄い絵を描いてくるに違いない。特に美術部の連中、アイツらそうとうやる気になってたな。

提出の期限は一週間後だ。それだけありゃ十分。僕はもうどんな絵を描くか決めていたんだ。
描くのは、桜の絵。近所に、それはもう見事な桜の木があったんだよ。僕は画材を持って、画用紙にその桜を迫力ある絵に仕上げていった。丸一日かけてその絵は完成した。

一週間後、絵を先生に見せるときがやってきた。美術部のヤツらもかなり凄い絵を描いてきてたけど、僕は怯まなかった。それくらい自信があったのさ。
僕は、先生に提出した。
“さあ、どうだい先生。この桜吹雪の雄大な絵は。僕がその気になりゃあこれくらいの絵を描けるんだ”
僕は心の中で勝ち誇ったように叫んだ。

「あの、なんと言うか…うん、そうね。正直に言うと気持ち悪い…かな。」

「は?」

「ごめんなさい。これは、何を…描いた絵なの? その、この蛆虫みたいなのが腐った、その…死体? みたいなのに群がっているのが気持ち悪くって」

「………」

「ちなみに、これのタイトルは?」

「…『桜吹雪』」

「え?」

「あっはははは! 桜吹雪のような腐乱死体に群がる蛆虫ですよこれは!! いやあそんなに気持ち悪かったかあ。そうですか、そうですか」

僕は目の前のババアから絵を奪い取るなり、ビリビリに引き裂いてやると床に叩きつけて踏みにじってやった。教室が静まりかえり、僕はババアを睨み付けるとズカズカと教室を出て行く。

「あれ、お前もサボり?」
廊下に男友達のジョンがいた。こいつはよく授業をサボる不良生徒だ。
「ああ、そんなところだな」
「じゃあさ、今から映画でも観に行かね?」
「そうだな。行こう。僕がおごってやるよ」
「マジ? お前今日やけに気前がいいじゃん! 愛してるぜぇ兄弟!!」

僕はジョンと肩を組むと学校を後にした。
「タバコ持ってるか?」
ジョンみたいな不良ならタバコくらい持っているだろう。
「あるけど、お前吸ったことないだろ」
「いいからよこせ」

「どうだい、うまいもんだろ?」
僕は肺に勢いよく煙を取り込んで、むせた。

9/12/2023, 1:31:41 AM

カレンダーって裏が一番いいよね

丁度いいサイズに切って

メモにしてもいいし、自由に絵を描いてもいい

表だけでなく裏も使えるカレンダーが

実は結構好き

#13

9/12/2023, 1:17:24 AM

日付を気にしない生活を送るようになって久しい。時たま壁に掛けられたカレンダーを見ると、いつも同じ言葉がでる。
「今月ももう、こんなに日が過ぎてしまったのか」

 今の私には、ひと月のあいだに一つか二つしか予定がない。一年前は違った。毎日が時間との勝負で、一日の中でどれだけの要望に応えられるかが重要で、カレンダーを見てはスケジュールを調整し、自分と人をどう動かすかに躍起になっていた。休日は寝るためだけに存在し、それを害されると非常に不愉快だった。

 あの頃に比べると自由な時間がたんまりと持てるようになった。本を読み、気になった記事をタイプし、冒険心の欠片もない料理を作って、笑う為と泣く為に映画を見る。服装もだらしない。何年も前に買ったTシャツと短パンがあればそれでいい。まずいとは思いつつも、宅配便やご近所の訪問者にもこの格好で出てしまう。もっとまずい事を書くと、風呂に入るのも、髪に櫛をとおすのさえ、気分次第と言った具合だ。

 しかし時が過ぎるのは以前よりずっと早くなった。何故だろう。ハリのない日々を送っているから? 実は一分一秒が充実しているから?
 どちらも正解な気がするが、間違いないのは今、とても幸福だと言うことだ。

 つまり、話をお題に戻すと、こと私の人生において予定なんてものは無いに限る。
 生まれた姿そのままの、数字やら日干支やら六曜やらが書かれただけの、白いカレンダーが好ましい。
 カレンダーの存在意義は、世間から乖離しすぎないよう、最低限の時の流れを知らせてくれる程度で良いのだ。


▼カレンダー

9/12/2023, 1:16:10 AM

『カレンダー』

ひとつだけ書かれた予定。
今日は恋人との1年記念日であった。
昼過ぎに起きて、スマホを確認する。
”今日荷物取りに行くけどいい?”
今回こそ2人でお祝いをしようと思ってとった有休は、元恋人が完全に出ていく日になった。
まだ日が残っているカレンダーを破り捨てる。
未練はないんだと悟られないように。

9/12/2023, 12:37:15 AM

カレンダー

 来年のカレンダーをまだ買っていない。
 いつも捲り忘れて、ヘルパーさんに声を掛けられてやっと気づくくらいだし買わなくても困らない。

 でも、今回は買いたいと思う。
 ブロック型の万年カレンダーを机に乗せたい。
 この目標があれば、机を片付けられそうだと思うから。
 いつでも見渡せるスペースに置こうとすれば、上にどかどか物を置いた机では為せない。
 スッキリと物が少ない机になったときに、今年最後の買い物にする。

 ブロックなら捲り忘れても困らない。
 その日その時間を実感したいとき、ころんと向きを変える。
 夜、書く瞑想をするときにでもいいのだ。
 そんな生活がしたい。

9/12/2023, 12:36:30 AM

どれだけ、カレンダーをめくっても
月日を超えても
『奇跡』は、起きない。

行きたい場所があるなら
計画を。
成し遂げたい事があるなら
夢を。
目の前に、困難があるなら
壊す支度を。

そう、自分の中のカレンダーに
大きく書いてしまえばいい。

小さなマスに、小さな文字で
日々の予定を詰め込んで
苦しいのなら。
前向きと後ろ向きの日々が
辛いのなら。

これ以上ないくらい、大きく大きく
書いてしまおう。自分だけのカレンダーに。


【お題:カレンダー】

9/11/2023, 11:58:06 PM

#76 カレンダー


今なら泣いても誰にも見つからないかな、なんて衝動に身を任せたのが良くなかったわね。

止め方が分からなくなったし、
泣きすぎたみたいで頭まで痛い。

…あと何日で解放されるかしら。

あの方が手を尽くしてくださるから、きっと時間がかかるわね。

あそこでは弱音なんか吐いたら、つけ入れられてしまうから、つい今でも強がりを言ってしまう。

踊りたい。踊りたい。
もし何度時を戻せたとしても、私は同じ選択をするしかないけれど。

満たせないと分かっている欲なんて、
本当に苦痛でしかない。


でも、もうすぐあの子の誕生日だもの。
お祝いしたいわ。それまでは生きなくちゃ。
置いて逝くのが辛い。でも一番辛いのは、これからも生きるあの子だから。

それに私がいなくなったら、
足の壊れた踊り子を未だ愛してくださるあの方の心に誰が添えるというの?


一日でも永く二人に伝えたい。
愛してる。踊り子でなくなった今だから、素直に伝えられるの。愛してる。



…瞼が腫れぼったい。
朝までに良くなるかしら?

はあ、目は冴えるばかりね。

あと何回、長い夜を過ごしたら…


---

王の寵愛を妬んだ妃からの嫌がらせで、
足を壊されてしまった踊り子。
全てを受容できるまでの葛藤の夜。

泣くと涙と一緒にストレスが流れていくそうですね。

私にとっては、一人になれるタイミングが少ないし、
よし今なら!なんて都合よく泣けないので難しい。

それよりも、言葉にして書く方が好みです。

9/11/2023, 11:56:09 PM

「なりたいもの」

もしも何かになれるなら
私は大きなクジラになりたい

大海原を悠々と巡り
慈愛に満ちた瞳で世界を見渡す

富や名声
地位や名誉
混沌とした争い
それら全てをかなぐり捨てて

ただ種のために存在し
ただ種のために滅びゆく

母なる海へと還りたいのだ

9/11/2023, 11:46:28 PM

「お…はよ~…う!」
 我が家の居間には、村のイベント予定なんかを書き込む大きめカレンダーの下に、1日ごとに破る1日カレンダーが掛けてあります。
 その1日カレンダーを、今にも破りますよ、という姿勢で姉さんが構えておりまして。
 口の端にタバコの如くココア○ガレットを咥え、切り取り線を睨み付け、
「へばらっっっ!!」
 ビリっ。
 …失敗しました。
「テイちゃぁぁぁぁぁぁん」
 弟(兄)に泣き付く姉。
 姉さんをよしよしするテイちゃん。
「姉さん…この上の所を押さえて、斜め上にビっと破った方が良いんじゃない?」
「にゃるほど!!」
 このやり取り、毎週やってる。
 咥えていたタバコ風菓子を、テイちゃんの口に移すと…※ちょっと持ってて後で口移しするから♡…という姉さん独特のノリです。
 再び1日カレンダーに手を掛け、構える姉さん、
「へばらっっっ!!!」
 ビリっ。
 …失敗しました。
 口移し予定の菓子を咥えたまま正座しているテイちゃんの太股に、顔を突っ込み、うつ伏せの直立姿勢で落ち込む姉さん。
 よしよしするテイちゃん。
「ドンマイ…」
 励ますオレ。
 我が家の1日カレンダーでは、
 今日はクリスマスです。

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