カラフル』の作文集

Open App

カラフル』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/2/2026, 8:04:32 AM

心は彩り豊かで華やぎ

目に映る世界は鮮やかで

耳にする言葉は優しく

振り返ると 胸には

両手いっぱいの花束を抱えて

そんな人生になるといい

#カラフル

5/2/2026, 7:54:56 AM

こんな夢を見た。ふわふわと極彩色の球体たちが空を覆い尽くす。あれは風船だ。どこかで客寄せ用の風船が、飛んでいってしまったのだろうか。風船たちは空高く飛んでいくのではなく、少しずつ降下していく。眺めている内に、子どもが掴める高さまで降りてきた。
「風船だ!」
プラプラと垂れる風船のヒモを、子どもが勢いよく掴む。すると子どもの手にヒモが絡まり、風船の表面が口を開けるように裂け、子どもを一呑みした。悲鳴が上がり、町は風船から逃げる人々でごった返した。風船は生きてるかのように漂いながら近づき、人々を捕食していく。腹が満たされたのか、風船たちは今度こそ空高く飛んでいく。全て飛んでいくのかと思いきや、また別の風船が交代で降りてくる。私が捕食されるのも、時間の問題か。何かないか、と探していると、安全ピンがポケットに入っていた。近寄ってきた風船に向かって、安全ピンを刺す。風船はパンッ!と音を立て、簡単に割れた。材質は普通の風船みたいだ。
「これなら…!」
安全ピンを持ち、風船の群れに立ち向かう。針が刺さると軽い破裂音を立てながら、風船は地に落ちていく。アスファルトの地面がカラフルな風船の残骸で覆われる頃、風船は降りてこなくなった。
「やった…のか?」
一息つくと、静まり返った町の大型液晶モニターに地球が映し出された。それと同時に、雲もないのに空が薄暗くなっていく。
「一体何が…?」
モニターの中の地球に、一回り大きな赤い球体が近づいてくる。
「……嘘だろ?もしかして、あれって風船……」
気づいたときには空は真っ赤に染まり、すぐに真っ暗になったと思うと私の意識も途切れた。

5/2/2026, 7:54:24 AM

カラフルな袋から、ひとつ取り出した。
カラフルなラムネ。

体に悪そうだからダメ、と言われたのを思い出す。
植物色素だと知ったのは昨日のこと。

今日スーパーで見かけて買ってみた。
少しの罪悪感と大きなわくわくで手を伸ばす。

カリ。シュワ。
うん、ラムネだ。白いラムネと同じ。
ちょっとフルーツの香りがするかな。

期待はずれだったかもしれない。
それを確かめられて、嬉しかった。


2026年5月2日
お題→カラフル

5/2/2026, 7:50:12 AM

人を乗せて
人生を乗せて
地中を進み
旅に出る
僕はサブ·ウェイ
夢は地上を走ること
カラフルな世界を見ることです

5/2/2026, 7:40:54 AM

159.『たとえ間違いだったとしても』『今日の心模様』『ルール』


 論理クイズに『天国への道』と言うものがある。
 内容は以下の通り。

 『目の前に二つ道がある。
  一つは天国へで、もう一つは地獄へと繋がっている。
  どちらに正解かを知っているのは、目の前にいる天使と悪魔だけ。

  それぞれの道がどちらに繋がるかは、彼らに聞くしかない。
  だが質問には以下のルールがある。

  ・質問は一回きりで、答えが『はい』・『いいえ』のいずれか。
  ・天使は必ず真実を述べ、悪魔は必ず嘘をつくが、見た目は瓜二つで見分けがつかない。
  ・たとえ間違いだったとしても、道を引き返すことは出来ない。

  この状況で、確実に天国のへの道を知るためには、どのような質問をしたらよいだろうか?』

 ――というもの。
 割と有名な問題で、初見ではまず正解にたどり着くのは至難の業だ。
 もちろんフィクションであり、現実の死後がクイズで決まるわけではない。
 しかし、それに似合うだけの難易度があるのも事実で、答えも『なるほど』と言いたくなるほど理に適った物であった。
 初めてこれを聞いた時、『世の中には凄い事を思いつく人がいるものだ』と感心した。


――のだけど……

「まさか実際に目にするとはなあ……」
 天寿を全うし家族に囲まれながら目を閉じたはずなのに、気がつけば私は分かれ道の前に立っていた。
 そこに天使と悪魔らしき存在が鎮座していて、こちらをじっと見つめている。
 死の間際に脳が見せる幻覚とも思ったが、私の魂が『ここが運命の分岐点』だと告げていた。

 正直理解しがたい状況だ。
 だが、これはチャンスでもある。
 私はは悪人のつもりはないが、無条件で天国に行けるほど善人でもない。
 半ば諦めていた天国行きが、自分で勝ち取れるチャンスが巡ってきたのだ。
 自分の運の良さに感謝する。

 そして、私は逸る気持ちが抑えきれず、意気揚々と天使と悪魔の前に立った時、ある重大な事実に気づいた。
「……なんて質問すればいいんだっけ?」
 答えをドわすれした。

 そりゃそうだ。
 こんな問題で、本当に天国行き決められるとは夢にも思わない。
 感心こそすれど、真面目に解答を考察したわけでもない。
 そして難易度の高さゆえに、自分の頭ではどれだけ考えても何も思い浮かばないであろうことも、悲しいかな、確信していた。

「仕方がない。
 知っている人が来るまで待とう」
 この問題に時間制限は無い。
 よって、焦って二分の一に賭けに出る必要はなく、『待つこと』こそがが現時点における最適解と思われた。
 天使と悪魔には悪いが、こちらも天国行きがかかってる。
 たとえ彼らに不信な目で見られようとも、絶対に勝てる手段を取ることにした。

 ――のだが……


「あー、私もよく覚えてないです」
 残念ながら、次にやって来た人も答えを知らなかった。
 一応問題は知っていたらしいのだが、私と同様、真面目に考えてなかったらしい。
 だが責めても始まらない。
 さっさと気持ちを切り替え、新顔の彼と一緒に、次の人を待つことにした。

 ――しかし……

「スマン、オラも分かんねえや」
 その次も知らなかった。
 そして――

「拙者も知らぬ」
「吾輩も」
「あたいも」
「おいどんも」
 誰も知らなかった。

 さすがに焦りを感じないこともなかった。
 しかし私は『確実に』天国に行きたいので、逸る気持ちをなんとか抑える。
 功を焦って、地獄に行ってしまっては元も子もない。
 一応話し合っが解答が導き出せず、結局、全員で待機を続けることにいした。

 もちろん正解を知らなくても、カンで進むことは出来る。
 だが人間とは欲深い生き物だ。
 『確実に行ける方法がある』と知っていながら、『二分の一』という博打に出る勇者など一人もいない。
 いつか来るであろう救世主を、私たちは心待ちにしていた……


――だが……
「知っている人がこない……」
 それからも、たくさんの人を迎えた。
 けれど誰一人として正解を知っている人がおらず、いっこうに天国へと行くことが叶わない。
 誰もが夢見る天国行き。
 しかし、まったく天国行きの目途が立たないことに、人々の気持ちは暗く落ち込んだ……


 ――という事は全然無かった。

 なぜなら、人々には『天国行き』が確約されており、何も不安に思う必要が無いからだ。
 むしろ天国行きを祝って毎日宴会が行われる有様であり、現場はこれ以上ないくらい盛り上がっていた。

 宴会が最高潮に達したとき、ある青年が感極まってこう叫んだ。
「こんな楽しいこと、生きている時には一度もなかった!」
 彼はきっとこれまで辛い人生を送って来たのであろう。
 目尻に涙を貯めながら酒を煽っている。
 それを見た私は、居ても立っても居られず、ジョッキを天に掲げ、叫んだ。

「私たちの輝かしい未来に!
 天国に乾杯!」
「乾杯!」

 なんて素晴らしい日だろう。
 青年ほどじゃないが、私もここで充実した時間を過ごしていた。
 私の人生は恵まれたものだと思っていたが、本当の幸せは死んだ後に待っていたらしい。
 いや、もしかしたら、天国は道の先にあるものではなく、本当はここが天国なのかもしれない……

 そんな事を考えながら酒を飲んでいると、背中に突き刺さるような視線を感じた。
 驚いて振り向くと、そこには静かな怒りを携えた天使と悪魔が立っていた。
 私がここに居座って以降、ずっと苦々しい顔をしていた彼ら。
 『今日の心模様は一段と悪そうだ』と思っていると、二人は同じ道を指差しながら、声を揃えて叫んだ。

「「あっちが天国の道だから、とっとと行ってください!
 仕事の邪魔です!!」」



PS

 下に解答例をかきます。
 ネタバレ注意。




 ・解答例
 <あなたに『この道は天国への道ですか?』と聞かれたら、『はい』と答えますか?>

 ・解説
  天使の場合は、素直に答えてくれるので問題ない。
  ◇道が天国行き
   1.前半の質問(天国か?)に、天使は正直に『はい』と答える。
   2.後半の質問(『はい』と答えるか?)に、天使は正直に『はい』と答える。

  ◇道が地獄行き
   1.前半の質問(天国か?)に、天使は正直に『いいえ』と答える。
   2.後半の質問(『はい』と答えるか?)に、天使は正直に『いいえ』と答える



  少し複雑なのが悪魔の場合。
  悪魔は『質問に対する答え』に更に嘘を重ねてくる。
  ◇道が天国行き
   1.前半の質問(天国か?)に、悪魔は嘘をついて『いいえ』と答える。
   2.後半の質問(『はい』と答えるか?)に、悪魔は嘘をついて『はい』と答える。

  ◇道が地獄行き
   1.前半の質問(天国か?)に、悪魔は嘘をついて『はい』と答える。
   2.後半の質問(『はい』と答えるか?)に、悪魔は嘘をついて『いいえ』と答える

  

  つまり、『はい』なら天国、『いいえ』なら地獄という結論になる。
  質問を入れ子構造にするのがミソ。
  なぜこんなことが起こるかと言えば、悪魔は『必ず』嘘をつくので、嘘に嘘を重ね(二重否定)結果的に真実となるから。

 もし、天国への道が分からなくなったら、ぜひこのことを思い出してくださいね。

5/2/2026, 7:20:54 AM

カラフル 

君がいたんだ君が傷んだ君を傷んだ
忘れてしまったよ何もかも
埃が積もらない日々の事
本棚の上君が書いた3つの点、僕の笑顔だって不格好だ
君がいたんだ君はいたんだ君は傷んだ
いたんだ傷んだ悼んだ異端な君は
いつか
死んで死んで死んでしまうってわかってて
いたんだいたんだいたんだいたんだ君は
確かにここに
いたんだ

……なんて、すがってしまう僕も異端だ
おかしいことだけが確かだった
僕も君のいない日々も 埃の積もった本棚の上
笑いあって、いたかった

5/2/2026, 7:15:49 AM

先月4月18日頃には、「無色の世界」というお題が配信されておりました。
今回のお題は正反対、「カラフル」とのこと。
おはなしをひとつ、ご紹介します。

「ここ」ではないどこか、別の世界に、世界線管理局なる厨二ふぁんたじー組織がありまして、
ここの法務部に、都内在住の稲荷子狐が、完全週休2日制でもって修行に出されておりました。

経理部の部長さんから書類のおつかいを頼まれたり
法務部に稲荷餅販売を敢行したらハウス食らったり
まだまだ修行開始から2ヶ月程度ですが、
それでもコンコン、稲荷子狐は一生懸命、自分に任されたお仕事を為しておりました。

ところでその日は週休2日の休日でして。

『ねぇ子狐くん、ちょっと、頼みがあるんだ』
子狐がぐーすぴ、子狐に与えられた個室でヘソ天キメてお昼寝しておると、
その個室を使っておった先代おばけが出てきて、申し訳無さそうに言いました。
『きみも、僕の隠しキッチンは使うだろう?
そろそろ、そのキッチンの調味料を、いくつか補充してきてほしいんだ』

おお!おもちゃ!
寝ぼけた子狐、おばけの足にガブッと噛みついて、
ぶんぶんぶんぶんぶん!ぶんぶん!
楽しそうに、遊びます。

『昔は福利厚生部の医療・医務課に頼んでたけど、
今はきっと、ゴーレム使いの局員に直接、採掘を頼んだほうが早いんだろうなぁ』
幽霊としては、慣れたものです。
だって幽霊、この2ヶ月で何度も何度もぶんぶんぶん、子狐に遊ばれておったのです。

振り回されている間の視界は、まさしくカラフル。
めくるめく色が高速で移動していって、お題回収も簡単に、カラフル絶叫マシーン状態です。

『ちゃんとお礼はするから頼んだよ、コンちゃん』

ちょーみりょー?ゴーレム?
子狐はひとまず、幽霊に言われたとおり、
世界線管理局のゴーレム使いに、とってって、ちってって。協力を要請しに行きました。
管理局のゴーレム使いに心当たりがあるのです。

とってって、ちってって、ちってって。
コンコン子狐は狐なので、匂いが分かります。
迷うことなく局員寮の、個室のとある一室を突き止めて、トントントン。
難なくゴーレムの絶賛メンテナンス中な局員を、見つけ出しました。

環境整備部のテキサストルネードです。
ビジネスネームが長いので、縮めてトルネです。

「昔は医務課に頼んでて、今はボクに頼んだほうが早い調味料?」
ああ!なるほど鉱石系調味料!
コンコン稲荷子狐の話を聞いたトルネは、すぐにその調味料が何なのか、気付きました。
岩塩や晶糖の類です。
魔法洞窟に産出する、食べられる宝石です。

「種類は、何も指定されてないんだよね?」
丁度良いや。この子の最終チェックにもなる。
トルネは相棒のゴーレムの、メンテナンスをチャチャっと終わらせて、
子狐と一緒に、局内に整えられた難民シェルターの、魔法洞窟のひとつに潜りました。
「よし。カラフルな宝石調味料を、とりに行こう」

高光度ライトを装備させて、脱出用ロープも定期的に設置させて、ガシンガシン、がしょんがしょん。
トルネと子狐を乗せたゴーレムは、ゆっくり、安全に洞窟の中を進みます。

「魔法洞窟はね、すごく微量だけど、地面や水たまりに毒が含まれてることがあるんだ」
宝石調味料の採掘にゴーレムを使う理由を、トルネは子狐に伝えました。
「ゴーレムが一緒に進んでくれることで、
洞窟の環境を壊すことなく、周囲の毒素の測定もしつつ、宝石を採掘できるんだよ」

さいわい、ここの毒性は、「微量」どころかゼロだったみたいだね。
トルネがそう言うと、ゴーレムはゆっくり立ち止まって、子狐とトルネを降ろしました。
安全な採掘場所に到達したのです。
高光度ライトに照らされた可食宝石たちは、カラフルな光を乱反射させて、
それはそれはもう、それは、美しいのでした。

「さて、採掘しよう!」
トルネの声は、明るく跳ねました。
「ピッケルを、力いっぱい振り下ろすんだ!
ゴーレムじゃないと採掘が難しいくらいだから、
優しくしないで、本当に力いっぱい下ろすんだよ」

5/2/2026, 6:28:49 AM

・カラフル

桜とか紅葉とか、
品種の違いなのか同じピンクや赤でも濃淡があって
いろんな色に見える景色が好き

5/2/2026, 6:25:11 AM

人生に色があるなら、きっと、私の今は水色だ。

私の心には今雨が降っている。


過去の恋に未だにすがりついているのが今の私の悪い癖

「あの髪型にあの黒のパーカーは彼だ」

と見知らぬ誰かに好きだったあの人の面影を重ねる。

でも、いつも空振り。

会えるはずがない。

私たちは出会うべくして出会った二人じゃないから。


人生に色があるなら、私のいつかはオレンジ色であってほしい。

私の心に夢の花を咲かせたい。

5/2/2026, 6:19:06 AM

『カラフル』

木漏れ日にプリズムをかざし
7つの色に分ける

赤橙黄緑青藍紫

それに名前を付けていく
思い浮かぶ景色と結びつけ

心に絵葉書をしたためていく

君にいつか届けるために

5/2/2026, 6:07:32 AM

題:虹と出会いと(マリオ映画前作のネタバレ有)

「さっそくカートの準備じゃ!」
 そう言ってクランキーコング国王に案内されたのが、この工場(?)なんだけど。
 何すればいいの。
「ほらボサッとしてないで、はよ行け!」
(いやだから、説明は!?)
 せめて説明はしてほしい。これからクッパを迎え撃つんだから。
 とりあえずカスタムを選べそうなやつがあるけど……。触ってみる?
 何かゴリラが出てきたな……もしや!選んだカスタム通りにカートを作ってくれるのか!
(それなら!)
 ここは慎重に選ぶべきだよね。……いやキノピオ遊ぶな!ピーチ姫、君は選ぶの早い!
(よし!)
 結構いいカスタムなんじゃない!?

                                  〜数分後〜

「ヒャッホー!」
 最高に楽しいしカッコいい!テンション上がる〜!
 ピーチ姫もカッコいいじゃん!
 さて、キノピオは……。
「………」
 デッッッカ………。いや制御できてないじゃん……。
 ……お、皆集まった。
「この戦い、負けるわけにはいきません!hereweGO!」
(よし、行くぞ!)
 すごいな、この橋!景色が最高!
「ん?」
 先どうなってる?
「なんか、こう……道が途切れてる気がするんだけど……」
「むしろここでスピードアップじゃ!シートベルトしっかりな!」
 え、え?
 スピードアップすれはいいの!?
「え、え、え」
 いやさすがに早くないーーー!?
 って、え!?
 虹の道??
「……ヒャッホー!」
 すごい、虹の上を走ってる!
「――――――――――――――――?」
 ピーチ姫がなんか言ってるけど、聞こえない……。
「なんて?」
「あなたの世界にも、こういうのあるっ?」
「ははっ、いや、虹の上は走れないよ」
「結構ルールが違うのね。カメはいい子だったりして」
「そうだよ、カメはペットなんだ」
「嘘っホントに?」
「ブルックリンにおいでよ。買ってあげる」
「ふふ、行っちゃおうかな〜」
 これは本気だよ。
 ……口説いてるつもりはちょっとあった……かな。


 皆さんこんにちは、彗星です。
 長編小説を書こうと思ってるんですよ!
 それはですね、マリオカートのキャラ達が異世界に落ちてしまって、その異世界で起きている異変を解決する小説です!名前は『異世界崩壊事変』!楽しみにしていてください!

お題『カラフル』

5/2/2026, 6:05:28 AM

〈カラフル〉

 五月の風が、並木道を抜けていく。

 隣を歩く彩子が、「入ろっか」と言ってフルーツパーラーの扉を押した。
 ショーケースに並ぶ季節のケーキには、いちごやキウイが贅沢に盛られていて、見ているだけで胸が弾む。

「就職おめでとう」

 向かいに座った彩子が、アイスティーのストローをくるりと回した。

「ありがとう。まさかこんなに早く決まると思わなかった」
「もう少しゆっくり休んでてもよかったのにね」

 彼女の言い方は少し辛辣で、でもそのぶん嘘がない。
 パフェをひとさじ掬うと、マンゴーソルベの鮮やかなオレンジ色が光を受けてきらめいた。

「あんた、あの頃ひどかったよ」

 唐突に彩子が言う。

「部屋から全然出てこないし、メッセージしても既読だけつくし。
 どう見てもブラックな職場だって、私も、他のみんなも、ずっと言ってたのに。
 あんたなかなかわかってくれなかったから」

 私はスプーンを置いた。

「ごめん。ほんとに」
「謝るのはいいよ。
 こうしてちゃんと出てきてくれたんだから」

 彩子はそう言って、いちごを頬張った。

 あの頃のことは、少しずつ思い出せるようになってきた。
 会議室に響く怒鳴り声、浴びせられる言葉、積み重なっていく疲労。気づいたときには、朝起きることさえ鉛のように重くなっていた。退職届を出した日のことはぼんやりとしか覚えていないのに、白い紙に黒い文字を書いた感触だけが、妙に鮮明に残っている。

 私の世界は、あの頃確かにモノクロだった。

「今はどう? 色、見える?」

 彩子が冗談めかして言う。私は思わず笑った。

「見える見える。めちゃくちゃ見える」

 本当のことだった。
 今日だけで、どれだけの色に触れただろう。駅からの道すがら、公園の花壇に咲き乱れていたチューリップの赤と黄と白。街路樹の若葉が風に揺れるたびに見せる、透き通るような黄緑色。
 デパートのショーウィンドウに飾られた春物のコートが、テラコッタや淡いラベンダーやくすんだカーキで並んでいた光景。行き交う人たちの服が、それぞれ違う色をしていること。
 当たり前のことなのに、今の私にはそのひとつひとつが、少し特別に見える。

「あの頃さ、世界が灰色しかなかった」

 私は言った。

「信号の青も赤も、ぜんぶ同じグレーに見えてた。
 外に出るのが怖かったというよりも、出る意味が見つけられなかったんだと思う。
 世界がモノクロ写真みたいで、どこに行っても同じだから」
「うん」
「でも今は違う。こんなにごちゃごちゃしてるのにね」

 窓の外の通りを、春の人混みが流れていく。
 ピンクのカーディガン、コバルトブルーのスニーカー、オレンジのトートバッグ。どれも主張が強くて、にぎやかで、少しうるさいくらいで。
 それでも今日の私には、そのうるさいくらいの色彩が、ありがたかった。

「色が単調に見えてきたら危険信号ってことよね、多分」

 彩子が静かに言った。
 私は少し考えてから、頷いた。

「そうかもしれない」

 パフェのキウイを掬いながら、あの日のことを思い出した。
 灰色の部屋で、震える指がやっと動いて、彩子からのメッセージに短く返事を送った夜。カラフルなスイーツの写真が、私のスマホの画面ではグレーの濃淡にしか映らなかったのに、それでも《本当はどんな色をしているんだろう》と、ふと思えた瞬間。

 あの好奇心が、最初の一歩だったかもしれない。

 彩子は多分、気づいていない。諦めずに送り続けてくれたメッセージが、私の中で何かを動かしたことを。
 あなたに助けられたのよ、と私は心の中で思った。

 声に出したら泣きそうだったから、代わりにパフェをひとくち食べる。いちごが、甘くて、少しだけ酸っぱかった。

「ねえ、次どこ行く?」

 彩子がスマホを取り出しながら言う。いつもの調子で、何気なく。

「どこでも」

 私は答えた。
 新宿御苑に、今だけ楽しめる若葉を見に行こうか。帰りにデパ地下で色とりどりのお惣菜を買って帰ろうか。

 この世界は、どこへ行っても色がある。
 

──────

※以前書いた〈Beyond Monochrome〉続編です。

5/2/2026, 5:57:43 AM

カラフルな傘を差し揚々と行く
背筋の延びた麗しの君




#カラフル

5/2/2026, 5:36:33 AM

⬜️( ´ω`)ノ 先生!質問です!

⬛️(・ω・ )はいどうぞ

⬜️白って200色以上あるんですよね!
だったらそれを使って世界中の色塗ったら
それは『カラフル』ってことですか!?

⬛️( º ωº )💭
……かもしれませんが
それはあって欲しくない世界ですね
事故が多発します


    〜シロツメクロツメ雑談会〜
       『カラフル』


⬜️えー(*´・д・)

⬛️(。´-д-)えーじゃないでしょ
考えてもみなさいよー
黒だってそうでしょ?
思いつきやすいので言うなら……
月明かり程度の明かりの中
あなた見分けついてる?

⬜️( ゚д゚)ハッ!
もち…!………ぎ、ギリギリ……

⬛️でしょ?
それの白バージョンって考えてみなさいよ
見分けがつかないどころか
どこに何があるのかも
よーく見ないとわかんなくて
挙句白い世界の中で太陽もあるんだよ?
そんな世界どう見えると思う?

⬜️( 'ω')ギャァァァァァァ
(´ฅωฅ`)㍋~㍋~

⬛️( 'ω' )ってなるでしょ
世界はちゃんと
色がハッキリあるほうがいいよ

⬜️だって……
だって見分けがつくって……

⬛️( ´-ω-)σ
それは鵜呑みにしすぎ
赤と青と黄色ぐらいはっきりと
見分けが着く訳じゃないんだから

⬜️んじゃちゃんと色つけとこう🌈

⬛️(。´・ω・)ん?どこに?

⬜️(`・ω・´)ゞ!!教科書!

⬛️(˙ᵕ​˙ )アー
全部に蛍光ペンする気かな


〜シロツメ ナナシ〜

5/2/2026, 5:23:08 AM

「え?ガーデニングをやってみたい?」
「……う、うん……ちょっと興味があるっていうか、こう、ね?き、気分転換?あ、空いてる時にちょっと教えて欲しいなー、なんて」
いつもの品物を買うついでにとそんな相談をされ、チガヤはキョトンとする。暫く姿を見せなかったかと思いきやトレードマークとも言えるほどに長かった髪をバッサリと切った友人の、俯いてもにょもにょと口篭る姿を物珍しそうに見つめた後、ふむ、と考えるように視線を上に向けた。
「……や、忙しいなら大丈夫なんで、そいじゃあ」
「まってまって、違う違うよ、どういう花をおすすめするべきかなぁって考えてただけだから」
暫しの無言に耐えられなかったのかスっと帰ろうとする背中を引き止めて、立ち話もなんだしさと作業場兼休憩場所となっているバックヤードに通す。彼女は店は良いのかと心配していたがどうせ馴染みの客しか来ないだろうし呼んでもらえれば聞こえるのだから問題ない。
「はい、ここ座って。ごめんね、ちゃんとした椅子なくて」
「えっ、わっ、いや、今じゃなくて良いんだけど」
「いやいや、ナギさんはそう言ってもう声をかけてこないでしょう?せっかくやってみたいって思ってもらえたんだもの、すぐやってみようよ」
「で、でも、今、君は仕事中だろって」
「僕はナギさんが暫くお店に来てくれなくて寂しかったんだけど」
「人の話を聞け?」
「せっかく久しぶりに会ったのに、ナギさんは僕とのおしゃべりに付き合ってくれないの?はい、どうぞ」
椅子をすすめても気まずそうに立っていたが、お土産に持ってきてくれたクッキーと休憩時に飲もうと用意していた紅茶を簡易的にテーブルにしている段ボールに置くとさすがに観念したのか椅子に座った。その対面に座ってまずは紅茶を1口。お客さんから貰ったものを適当に用意したが、なかなか美味しい。これはリピありだ。彼女も紅茶に口をつけたのを見届けてから口を開く。
「とりあえず、ナギさんはお庭をどんな感じにしたいかな。難しい花を育てるとか複雑なレイアウトでも僕一緒にやるし、なんでもやれるよ」
「なんで君もやるの前提なんだよ」
「え〜?僕も人様のお庭でガーデニングしたぁい。ナギさん家のお店ってさ、お庭も結構広めだから手を入れてみたかったんだよね」
「私欲しかねぇな」
ボソッと呟かれた言葉は聞かなかったことにして、ガーデニング雑誌や庭園の写真集なんかを引っ張り出す。
「この中にこういう感じとかあるかな」
「うーん、うわ、庭ってこんなカラフルになっていいんだ」

5/2/2026, 5:18:34 AM

カラフル

お花屋さんは とてもカラフル
年に一度だけ夏に 花束を作って買う
幼なじみのために

去年はひまわりで
夏のひまわりはいい
見てるだけで 元気になる

一昨年は 珍しいブルーの薔薇で
ブルーのバラは人工的に色付けされたものだっだけれど
とても綺麗だった
珍しさに一目惚れ  

ガーベラやピンクッションを使ったことも

その日に仕入れられてるものになるから
同じ花束になったことがない

毎年 とても迷う
花の名前もあまり知らない
見たことない花もたくさんある
黄色やオレンジ、ピンク、白
同じ花でも色が違うと表情が変わる
店員さんに相談しながら 選ぶ

今年も もうすぐ花束を買う季節がくる

5/2/2026, 5:17:13 AM

「ところで」
「ところで?」

「今だと春爛漫?」
「お題がカラフルだからー?」

「そうだね。冬はなんか白っぽいけど、春は色とりどりだからね」
「カラフルー」

「色鮮やかというよりやはり色とりどりかな」
「カラフルが?だよね」


お題『カラフル』

5/2/2026, 4:56:53 AM

どんな色がいいかな
わたしの人生
落ちついたモノトーンも
いいけど
やっぱり
いろんな色で
カラフルな色がいい
でも好きな色は
ひとつだけ
心に持っておく

5/2/2026, 4:33:09 AM

カラフル

心が赤にになった
赤く燃える太陽のように
正義を貫く

心が青になった
青く美しい海のように
涙を流す

心がカラフルだ

心が透明になった
クリアボードのように
無になった

心が濁った
元には戻らないように
色を混ぜ込んだ

これも心がカラフルだ

5/2/2026, 4:02:33 AM

いつも通りの憂鬱な気持ちでカーテンを開けた。
何故だろうか。
いつもより、空が鮮やかに青い。
僕のコンパクトカーの2つ隣の軽自動車がやけに黄色い。

Next