イルミネーション』の作文集

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イルミネーション』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/14/2024, 7:06:39 PM

イルミネーション 12.15

貴方と見たイルミネーション、とても綺麗だった
確かにそう思ってた
今ではただの思い出
きっと、そう

さよなら

この記憶ともあなたとも永遠におさらばだね

絶対に逢えないから
やっぱ淋しいな

12/14/2024, 6:32:57 PM

『何だよ、飾りやがって』
そう、胸の内で1人、毒づきながら、元太は帰り道を急いでいた。
クリスマスが近いため、大通りはイルミネーションで着飾っている。
カップルたちが手を繋ぎながら、歩くには最適な環境だろう。
大学受験に失敗し、一浪中で彼女もいない、荒川元太には無縁の世界だが。
予備校から地下鉄に行くには、この通りを通らねばならないのだ。
少し回り道することもできるが、なんだか負けた気がして、この通りを足早に過ぎ去ることにしている。

「あれ?荒川くん?」
ふと、声をかけられ足をとめる。
「やっぱり、荒川くんだ。久しぶり、覚えてる?同じクラスの越川だけど」
声の主を見て驚く。
忘れるわけがない。
同じクラスで、ずっと気になっていた越川舞がそこにいた。
「あ、ああ、久しぶり、もちろん覚えてるよ」
他愛のない、近況を話し、その後、彼女とは別れた。

「またね」
最後に、舞がそう言った。
連絡先も交換してないし、社交辞令だろう。
でも、同じクラスにいたときは、一度も話したことがなかった彼女と、あんなに長く(実際は10分か15分くらいだけど・・)話せたことは、奇跡のようだった。
なんだか、さっきまでは鬱陶しかったイルミネーションが、元太の道を照らす光に感じた。

12/14/2024, 6:05:59 PM

百合のつもりで書いています。苦手な方はご注意ください。
────────────────
【イルミネーション】



 珍しくテレビを見ていた彼女が言った。
「こういうの、見に行きたいと思う?」
 画面には観光客に人気だというイルミネーション。何やらクリスマスの夜景をランキング形式で紹介する番組らしい。映像は去年のもののようだ。

「私は別にどっちでもいいかな。綺麗だとは思うけど、寒いし、人も多いだろうし……」
 私もそうだけど、彼女は人混みが好きじゃない。それに、私以上に寒さが苦手だ。本人は何故か「寒くない!」と強がるけど、風邪を引かせたくはない。何より、外はどうしても人目が気になる。デートスポットなら尚更だ。

「結局は、家の中の方が良くない?」
 言って、彼女の隣に擦り寄るように座った。ここなら誰も見ていない。好きなだけくっつけるし存分にいちゃいちゃできる。
「でも綺麗なものは好きでしょ」
「うーん。外だとべたべたできないからヤダ。部屋の中から見られるなら良いけど」

 彼女がスッと立ち上がった。
「あ、逃げた。居なくなると寒いんだけど」
 くっつく口実とばかりに、部屋の温度をほんの少し低めにしているのはわざとである。

「お茶淹れるだけだよ。冬だし、紅茶にブランデーを少し……なんて、どう?」
「最ッ高」
 流石、私の好きなものをよく知っている。
「ちゃんと甘くしてよ?」
「それくらい自分でしなさい」

 説教っぽい口調で、呆れたように言いながら、それでも砂糖もスプーンも私の手元まで運んでくれる。ならばブランデーの瓶は私が持ってこよう。彼女は私を甘やかすし、私は彼女を甘やかす。私たちはそういう関係だ。

 熱い紅茶に角砂糖を三個。ブランデーは目分量だけど、大さじ一杯くらいか。しばらく前に購入した少しお高いお酒は、小瓶なのにたまにしか飲まないせいでなかなか減らない。
 動きにくいくらいぴったりくっついて、二人でお茶を飲む。テレビでは綺麗だけど寒そうな景色について、誰かが何か喋っている。

 甘ったるくていい香りがして、温かくて、ふわりと酔ってしまいそう。紅茶はもちろんだけど、彼女自身が私にとってそういう存在。
 そんな彼女にわざわざイルミネーションを見るために寒い思いをさせるなんて。その上、手を繋ぐのもままならないのだから、外に出るのは気が進まない。

「美味しい」
 私より角砂糖ひとつ甘さを控えた彼女が、満足そうにほうっと息を吐く。
 その横顔を見るのに忙しい私は、もうテレビなんてどうでも良かった。

12/14/2024, 6:05:04 PM

燦然と輝く光の塊が目の前を走り去った。
正確には走り去ったのは僕達の方だけれど。
一枚の窓を隔てたそれは少しぼやけて、そして瞬く間に消えていった。

イルミネーションに心を震わせなくなったのはいつからだろうか。
大きなツリーを前にして一緒に笑ったあの子がいなくなってからかもしれない。
何ともなしに外を眺めていると窓越しに隣の男と目が合った。

「ねぇ、今の見た?」
「今の?なんのことですか?」
「イルミネーション。運転席からは見えなかった?」
「いえ、見えました。あなたがお好きなら戻りましょうか?」
「お前は好きじゃないの?」
「おれが好きなのはたったひとつだけってあなたも知っているでしょう?」
「…そうだね」

言外に含まれたI love youに少しだけむず痒くなる。
まさしく僕以外に興味のないこの男にとってはイルミネーションだってどうでもいい風景のひとつにすぎないんだろう。
どんどんとつまらないものが増えていく僕と比べてもこの男は『どうでもいいもの』が多すぎる。
それでも、たったひとつを大切に抱えて幸せそうに笑う姿を見ているとそれでもいいのかもしれないな、なんて思ってしまう。
つまらないものもどうでもいいものも溢れすぎているこの世界で大切なものだけを愛し続ける。
それってとても幸せなことなのかもしれない。

イルミネーション

12/14/2024, 4:59:23 PM

〔イルミネーション〕

今日は記念日。僕が初めて家をこっそり出た、記念日。
記念日って自分が言ったのに、思わず『記念日じゃないだろ』と思って、1人でくすっと笑ってしまった。
でも、そう、きっと記念日だ。
僕は今まで家をこっそり出た事なんて無かった。夜10時半には必ず寝て、朝6時に起きる。これをずっと守ってきた。
でも、今日、初めて。初めて夜に家を出た。今日は12月24日。今は夜中の12時前。25日に変わる頃。少し眠たいけど、目の前の光景がとても綺麗で、美しくて。眠る事が惜しくなってしまった。
イルミネーション。いつもは学校の帰りに少し見るか見ないかくらいだから、イルミネーションの明るい光がこんなに綺麗なものだとは思っていなかった。
「綺麗だなぁ…」
思わず口から出てしまって、自分でもびっくりした。
周りは夫婦や恋人達ばかりで、自分だけがぽつりと立っているような気持ちだったけど、僕の心はイルミネーションでいっぱいいっぱいで、途中で気にするのも面倒になった。

こんなに綺麗な景色が見れて、気分もとっても良いから、せっかくなら街を歩いてみようかな。
いつもはこんな事思いもしないけど、今だけは少し我が儘にいこう。こんな街見た事無いから、目に焼き付けたい。

12月25日。日付が変わった。僕はまだ歩いていた。
まだ歩いていたい。外にいたい。このイルミネーションに照らされて、僕の童心があぶり出されたみたいだ。
楽しい。とっても楽しい。

僕は気が済むまで街を歩いてまわった。
僕はこの風景を、眩しさを、きっと忘れる事は無いだろう。

12/14/2024, 4:52:17 PM

おとぎの国の光の中で笑ってる
キミの写真は捨ててしまおう

#イルミネーション

12/14/2024, 4:50:34 PM

夜に輝く光に、人々は釘付けだ
光が消えてしまえばただの飾りと化す

輝きを失った私は飾りでしかない。

12/14/2024, 4:47:24 PM

【イルミネーション】


実家から少し離れた老人ホーム

人里離れたその施設は

冬になるとイルミネーションを飾っていた

普段通るような道でもなく

たまたま発見して以来

子供達を連れて見に行った


職員さん達の手作りと思われる

温かみのある明かりは

いつも工夫が凝らされ

派手な装飾ではないけれど

毎年違う雰囲気を作っていた


嬉しい事に

ぜんざいやフランクフルトなど

ちょっとした物が50円くらいでの販売もされてた


今はもうしてないみたいだ

煌びやかなイルミネーションもいいけど

あの落ち着く雰囲気も良かった

またやってくれないかな

12/14/2024, 4:46:18 PM

【イルミネーション】

「あ、イルミやってる。もうそんな季節か」
「ほんとだ、きれいだね」

あなたの方が綺麗ですよ、なんてクサい台詞は言えるはずもなく、隣でイルミネーションを見つめるあなたを見守る。瞳には七色が輝いていて、今にも吸い込まれそうだ。

手つないだら怒るかな、怒るだろうな。外じゃ手はつながないっていつも言ってるし。多分恥ずかしいだけなんだろうけど。

半ば諦めの気持ちでポケットから出した手を引っ込める。
その途端に、手がポケットから引きずり出された。
驚いている間にも指が絡められる。

「手、つないでいいんですか」
「……くっついてたら上着に隠れて見えないでしょ」
「大好きじゃん」
「悪いか」

12/14/2024, 4:45:51 PM

道を行き交う人たちの、イルミネーションを見て楽しそうに笑う気持ちがわからなかった。
 ただ木々が人の都合で電飾を巻かれ、それが季節の風物詩のようになっている光景が不思議だった。
 その輝きの美しさがわからなかった。

 ……漠然と、何かを変えたかったのかも知れない。

 寒空の下、一際大きな木の一番上。
 イルミネーションの一番目立つ場所。
 輝く星に、手を伸ばしたの。
 それが作り物だと、わかっていたけれど。

 その星を指差して何が楽しいのか、無邪気に笑う人を何人も見たの。
 そんな光を手に入れられたら何かが変わるかもなんて、愚かで短絡的なことが過ってしまったの。
 人に紛れられない私でも、街を照らす輝きの一部に紛れられる気がしたの。

12/14/2024, 4:44:08 PM

「また来年来ようね」
そう言った貴方の顔は、どんなイルミネーションよりも輝いていて美しかった。
あの時、もし私が貴方の手を取れば
共に歩んでいれば、何か違ったのだろうか。
冷たい海に涙が溶けてゆく。
震える手で、空を掴んだ。

12/14/2024, 4:35:36 PM

イルミネーション

星の光もかすむほど明るすぎる現代では、その起源がなんであったかなど気にする人はいないのだろう。

ピカピカと点滅を繰り返す光は綺麗だけれど、そのひとつひとつを間近で見ると味気ない。

12/14/2024, 4:22:49 PM

「あ〜寒い!だけど、あなたと一緒にイルミネーションが見れるから幸せ!」なんて、鼻を真っ赤にして嬉しそうに言ってくれた君。僕のために服も髪もメイクも可愛くしてくれてなんて僕は幸せ者なんだ。「じゃあね!来年も一緒に過ごせたらいいな。」僕も同じ気持ちだ。二人とも方向が別々だから、彼女が横断歩道を渡るのを見送ろうとすると、ドン!大きな音を立ててトラックが彼女を轢いた。なんで、なんでだよ。来年も一緒に過ごそうって言ったじゃないか。どうして君は過ごしたいな、じゃなくて過ごせたらいいななんだよ。まるで、この後のことが分かってたみたいじゃないか。彼女は最後の力を振り絞って僕を睨みつけて指を指していた。僕は死合わせ者だな。

12/14/2024, 4:15:43 PM

僕と君は、遠距離でイルミネーションを見に行くデートもままならないから、
 同じ星空を見上げよう。
 Youtubeの天文台ライブカメラにアクセスして。同時視聴するんだ。
「あっ、今流れたね!」
「見えたよ、綺麗だねえ」
 ワイン片手にそんなやりとりをすれば、それなりにロマンティック。


 今夜はふたご座流星群。ダイナミックな宇宙のイルミネーションを君とふたり、堪能するのさ。

#イルミネーション

12/14/2024, 4:07:44 PM

イルミネーション
イルミステーションって言ったの思い出した
なんてことしてくれるんですか、しばし休業中です

12/14/2024, 4:06:18 PM

山の中に有る診療所

国道沿いの診療所

たまに夜間明かりが灯る診療所

交通事故が多い国道の診療所

院長が1人雪かきする朝の診療所

午後から2人で雪かきする診療所

たまにハイカーに無断駐車される診療所

大きな送電線が近い診療所

窓に雪が見える頃ツリー点灯する診療所

患者の無事を思う2人の診療所…

……

息を止めて…

君を見つめてる…

wow wow wow wow

君を抱きしめていたい


君に僕は何も誓えない…

だけど僕は君のために

精一杯の人生を生きる

wow wow wow wow

美佐子を見つめてる…

wow wow wow wow

wow wow wow wow


小田和正さん

12/14/2024, 4:05:55 PM

君とイルミネーションに行きたい。
君と行けたらどんなに楽しいか、
そんなことを想像してる自分がいるの

この想いが君に届いて欲しい、、、

12/14/2024, 3:56:21 PM

イルミネーション

最近自宅をイルミネーションで飾るおうちを、あまり見かけなくなりました。
お金かかりますもんね。

うちの近くにも毎年ブロック塀や玄関を飾っていた家がありましたが、今年はまだ飾ってないなと思いつつ、後日諸事情あったことを知り、そういう理由もあるんだなと残念に思うこの頃です。


皆さんはお気に入りのイルミネーションありますか?
寒空に輝くイルミネーションを見過ぎて、風邪を引かないように気をつけましょうね。

12/14/2024, 3:50:40 PM

『電気の子』
連日快晴が続いてる 白昼だ すずめのお宿で寝てしまう 夢をみた 相変わらず脈略のない夢を 飲みものを買いに外に出る 子どもたちが手を振って それぞれの家に帰ってく そこで光るは電気の子 去年もいたね 去年もみたぞ どうぞどうぞよろしくね
夜はもうすぐそこだ

12/14/2024, 3:49:15 PM

「イルミネーション」

ここ数年イルミネーションなんて見ていない。
もしかすると見た可能性もあるが、多分小さなものだ。いつか、大きな公園にある巨大なイルミネーションを見たい。何万個という光を使ったもの。ものすごく遠くから見ないと絵が見てないもの。テレビではよく見るが、自分の目でその迫力を感じたい。

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