『やわらかな光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ドン💥
あーあ、これ私絶対死んだわー笑
そりゃそうだよ、歩きながらスマホしちゃってたんだから
「だぃ、、ぶ、、ですか!?ぃし、、あ、ま、、か?!きゅ、、、う、、ゃ、よ、まし、、、死なないでください!」
みんなの慌てる声、遠くから聞こえる救急車、
意識はあるけどさ
もう目の前真っ暗だよ
あー、やばい死んじゃうわ…イキタカッタナ…
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ん?なんだか光が、
「目が覚めましたか?○○さん」
久しぶりに見る光がなんだかやわらかい
感じたことの無いやわらかな光だ
それに見慣れない光景
あー、なるほどそゆことか
ホントいっちゃったわけだ、だから見たことがないんだ
やわらかな光
白くて黄色くて、
でも目に入れても眩しすぎないの
月明かりが、僕を照らした。
今日は満月。
雲もなく、空も綺麗だ。街灯の所為で星は見えないけど。
深夜ということもあって、車の音はさほど聞こえない。
歩行者もいないみたいで安心した。
僕は、いまマンションの非常階段の手すりに座っている。
本当は、最上階の10階がよかったんだけど、
怖かったから7階にしちゃった。
せっかくだから最期に音楽でも聴こうと思い、
無線のイヤホンを取り出すと、
そのうちの1つが落ちてしまった。
小さくなってくイヤホン。少し経ったとき、
__カンっ、と落ちた音がした。
あーあ、絶対壊れたな。まぁいっか。
どうせこれから、
『死ぬんだし』。
なんだかおかしくなって自嘲気味に笑った。
そうか。落ちるのか、ここから。
あのイヤホンのように。
夜中バレないように起きて、抜け出してきた。
1番のお気に入りの服を着て。
何回もあった。病み期なんて学生によくある事だし、
きっとすぐ回復するだろうと思ってた。
実際すぐに思い直して楽しく過ごしてた。
けど、不定期の結構な頻度で病み期、というかメンタルが沈む期間が多くあった。
友達もいる。部活がクソ楽しくて最高なんだけどさ。
4回の転校。家庭環境。親の離婚。受験勉強。
色々重なりすぎた。
なんの前触れもなく、_あぁ、もういいや。
死のう、と強く思ったんだ。
そう、端的に言えば衝動的な行動だった。
すぐ飛び降りればよかったのに。
ロマンチストに考えちゃうから。
「来年も勝てるといいね」「次の部長はどっちだろうな?笑」
いつも隣にいてくれるお前の事が頭によぎったんだ。
何分、何時間もわからない時間、
ぼーっと放心していた。
そして、気づけば泣いていた。
いつのまにか朝日が僕を照らして、
7階の住民さんが必死に声を掛けてくれてることに気づくまで、自分が何をしていたのかわからなかった。
見るはずのなかった、朝日を、
そのあたたかさを感じながら、
欠かさず行っている朝練に顔を出した。
【歩の大好きな歌ランキング】
1位蝋人形の館
2位ブレーメン
3位あ・い・うー
4位最高到達点
5位ミライクルクル
6位バナナおやこ
7位チキンダンス
8位おもちゃマーチ
9位さよならマーチ
家を出て軽く散歩をすると、思いのほか風は丁度良い温度で気持ちが良かった。
前の日に降った雨のせいで蜘蛛の巣に引っかかった雨の水滴が、磨かれたばかりの宝石のように並んでいた。
水たまりでは3羽の雀が水浴びをしていた。
やわらかな光が風と同じタイミングで優しく僕の腕を撫でていった。
やわらかな光
私が3歳から習ってたプール。
夕陽が透けて凄い綺麗だった。
あの光は一生忘れない。
生活の為、仕事の為とはいえ山奥へ入りすぎた。
帰路につく前に日は沈み暗くなってしまった山道を慎重に歩く。
見覚えのある竹林に出た辺りで光を放つ竹があることに気が付いた。
これは助かった。少しでも明かりがあると落ち着くのぅ。
そしてその光る竹を切る。
上下を切っても光は消えず、その明かりで無事に家に帰れた。
そのまま竹を部屋に入れるとやわらかい光でいつも暗い部屋が照らされた。
(やわらかな光)
かぐや姫のオマージュ、かぐや姫が入っている節を切らなかった場合。
やわらかな光が
カーテンの間から病室に通り抜ける。
部屋の丸く見えるような角。
また朝は来ている。
そんな事実に安堵しながら
今日も一日をベッドの上で過ごす。
たまには身体を動かしたいな。
なんて思うけど、
きっと動いたら瀕死の状態になっちゃう。
ふっと窓の外を、眺めた。
朝顔が、太陽を見ていた。
「やわらかな光」
昨日と対極のお題なんじゃないかというのが第一印象。
昨日と関連づけると、他人が笑顔や優しい眼差しでこちらを見ていると安心して話しかけたり仲良くしたりすることができる。私もそれができるようになりたいと、最近は目をかっぴらいて真ん丸にして、怖い目つきにならないように気をつけている。この姿を鏡で見たことがないため逆に怖くなっているかもしれない。が、細い目よりは怖くなくてましだと思っている。
やわらかな光のように金木犀香る小道を駆け抜ける午後
「やわらかな光」
私は焚き火を見るのが好きだ… YouTubeでも焚き火の動画があって 暗やみの中で灯る温かな明かり パチパチと薪が爆ぜる音 ゆらゆらと柔らかに揺れる炎… ついつい見入ってしまう…
気持ちをほっとさせてくれる このやわらかな光は 心地よい眠りを誘う…
ポポヤ
やわらかな光
名も知らない大きな木
そよぐ風に
さわさわと
その隙間から
光が差し込む先には
名も知らない小さな花
包まれて
穏やかな風景
誰かが
誰かの存在と共に
【やさしいオレンジ】
中山総合病院を出ると、どんよりとした空がお出迎えしてくれた。
さて、次はどうしようか。
今は5時、そろそろ今日の宿を探すべきか?
しかし、スマホで調べてみるとそれはどうやら簡単なことでは無いらしいのだ。
未成年者は、ホテルに宿泊するには親権者の同意が必要なのだ。
親権者、すなわちお母さん。
お母さん、か…。
お母さんとは喧嘩している、とても話せそうに無い。
お母さんは私が家出して東京にいることを知らない。
お母さんの同意は得られない。
ホテルには泊まれない。
どうしよう、このままじゃ本当に補導される…
私は本当に泣き出しそうだった。
目にはしょっぱい水がスタンバイしていて、
いつでも流れ出ることができそうだ。
ああ、時間を巻き戻したい。
やっぱりこんな事するんじゃなかった。
フラフラと歩いていると、ある楽器店が目に付いた。
少し古びていて、オレンジ色の光が漏れ出ている。
ああ、似ているな。
近所にあった楽器店と同じ雰囲気を纏っている。
やわらかな光だなあ。
私は何を思ったのだろうか、光に吸い込まれるように店の中へ足を踏み入れた。
「いらっしゃいませ」
店の中に入ると、40代くらいの店員さん(恐らく店長)が挨拶してくれた。
私は空気を吸い込んだ。
やっぱり似てる。
近所にあった楽器店も、こんな匂いだった。
他にお客さんは居ないらしく、店長さんは私に話しかけてくれた。
「何かお困りですか?」
「えっと…ピックってどこに売ってますか?」
ピック売り場を案内してもらうと、色とりどりのピックが目にとびこんできた。
こんなにたくさん、迷うなあ。
私は久しぶりに心が躍った。
色も形も多種多様。
気のせいか、どれも宝石のようにキラキラして見える。
私が目を輝かせていると、店の奥から女性(この人も40代くらい)が出てきた。
「あれえ、珍しく学生さんかしら?」
「あ、はい」
「あれ、キャリーケースってことは…」
あ、やばい。家出って思われる?
「あ、えっと、私の学校、少し早めの夏休みで、それで東京に来たんです」
何とか家出を誤魔化そうと思ったが、かなり無理のある嘘をついてしまった。
「あー、そうなんだ!最近暑いからね、やっぱり休み増やさないとやってられないよね!」
何とか誤魔化せたらしい。
ピックを買うついでに、ギターの弦も張り替えることにした。
約5年もギターを弾いているにも関わらず未だに自分で弦を張れないので、店長さんに張ってもらうことにした。
もちろん、これもお金がかかる。
本当はこんな事している場合ではないけれど。
今はどうしても現実から目を背けたいのだ。
「ではケースからギター本体出してもらえますか?」
私がギターを出している間、女性の店員さんは色々と私に質問してくれた。
「あなた、今日泊まるところはあるの?」
「えっと…」
言葉につまった。
決まってない。だから路頭に迷っている。
そんな私の姿を見て悟ったのか、女性の店員さんはある提案をしてくれた。
「もしよければ、今日うちに泊まらない?」
「え、そんな…」
「いいのいいの!ちょうど子供が一人暮らし始めちゃって、寂しいからさ」
「いやでも…」
そんな会話の最中、店長さんはいきなりこう言った。
「もしかしてあなた、大智の娘さん…?」
店長さんは、オトウサンの名前を口にした。
陽がだんだんと丸みを帯びてきた
辺りの緑がくすみ始め、あの背の高いイチョウの木が輝き出した
まだ鼻をくすぐる金木犀の香りは見当たらないけれど、それもきっと時期に来る
やわらかな光
こんばんは。
今日は月の光がとてもやわらかくて心地いいですね。
おかげでまぶたが重くなってきましたよ。
寝不足気味だからちょうどよかったです。
このまま、眠気が醒めないうちに寝ることにしますね。
それではまた明晩
お会いしましょう。
end
秋風が湿っていて気持ち悪いな
2024/10/16㈬日記
君を包んでる光に吸い込まれ
消えられたんだ 夢のなかでは
あたたかい光を見ていたのだろう
幼い瞳は 最期のときに
♯やわらかい光
寒い冬の天気の悪い日のふと差す太陽の光が好きだ。重ね着をしてニット帽を被りネックウォーマーを着けて手袋までしてガチガチに防寒を固めても、雪が降ってたり風が吹いていたりすると寒くてしかたがない。そんな時雲の切れ間から太陽のやわらかい光が差し込んでくると救われた気分になる。地面にできた小さなスポットライトに照らされた場所を目指して歩みを進め一時の安らぎを得る。これだけで再び訪れる冬の寒空にも向かっていけるというものだ。
夏にはそのあまりの暑さから煩わしく感じる太陽であるが、冬には一転して救いの神のようになる。なんと四季とは面白いものだろうか。
今年もそろそろ冬がやってくる。
やわらかな光
ある日、数人の若人が小さな廃教会に忍び込んだ。
鬱蒼とした森の中にひっそり佇む壮大な歴史の面影。
色褪せた聖人の絵画。鳴らないオルガン。
壊れた石像。枯れ果てた泉の跡。曲がった本棚。
そして、あたたかい光が差す割れたステンドグラス。
ステンドグラスには腕を広げる女神が描かれていた。
若人たちはそれらを見て物語を綴った。
彼らの妄想が作り上げた全くデタラメな御伽噺を。
「この教会の神父が革命を起こしたんじゃないか。」
「ステンドグラスの女神は小さな泉で目覚めた。」
「本棚で見つけたこの本は彼らの日記だったとか。」
「この石像に彫られた者達が共に戦った。」
若人たちの物語は実に鮮やかで、残酷で、美しかった。
まるで本当にそんな歴史があったかのように話すのだ。
やわらかな光に照らされながら彼らは話し続けた。
光とともに彼らを抱くガラスの中の女神は微笑んでいた。
………。
そんな語り手達の知らない話をしよう。
森の中にひっそり佇む小さな廃教会。
まさに若人たちが白熱するその歴史の面影の中だ。
今よりxxx年前、そこでは一人の神父が仲間たちを集め、共に革命を起こしたという。
「やわらかな光」
やわらかな光
それはあたたかい光
ああ。このあたたかい光に包まれていたいと僕は、思った。