『やわらかな光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
彼を思い出すといつも一緒に出てきてしまう。
忘れようとしてもやわらかな光で包まれた彼の顔を思い出してしまう。
最近ようやく忘れれてきた頃私には新しい彼氏が出来た
でも彼氏は私に冷たく時には手を出すことも。
その都度彼と今の彼氏を比べてしまう。
そんな自分に彼氏に嫌気を指すようになり私はついに
彼に手を出してしまっていた。
最初は殺す気なんて満更なかったがつい魔が差したのか
刃物で指していた。私はその時思った、彼が居なくならなければ、彼と私があっていなければと、そのようなことを考えるうちに涙が一つ二つと溢れ出ていた。
私はいつのまにかいるはずもない彼に謝っていた、そういるはずのない彼に。
ふと顔を見上げるとそこにはやわらかな光に包まれながら笑顔で優しい手をさし伸ばしてくれている彼がいた
私は気づいた。【あぁそうなんだ私は彼氏を刺したあとに自分で自分を刺したんだと】私は、涙をポロポロ流しながら彼の手をそっと握って一緒にどこまでもゆくのであった
#やわらかな光#いないはずの彼
誰の心にも光はあるもので
君の中にも 私の中にも
でもみんなの中にある光は
みんな違う
君の中の光はとてもやわらかくて
とても暖かい
私の中の光はとても小さいマッチについた火のような
これから芽生えるのだろうか
わたしの光は
あなたが現れた時、
やわらかな光がさしました。
まるで天使みたいで、
すごく安心した。
今日も太陽の鬱陶しい光が窓から入ってきて
憂鬱な1日が始まろうとしている。
やわらかな光とはちがって現実は少しも明るくなく
鈍色に光っている。
お昼ご飯を食べた後。
窓から零れる、
やわらかな光が少女を包み込む。
窓辺でぺたんと、大人しく座っている。
薄く綺麗な髪をサラサラと揺らして、
白く薄いスカートをヒラヒラと揺らして。
ただ穏やかに、微笑んでいる。
─やわらかな光─
自分にとってのやわらかな光は
好きな人の存在
やわらかな息子の手のひら
いつまでも包んでいたい 私の宝ものだから
やわらかな光
やわらかな光
はげしい光
闇の中の光
キャンバスに表したい
異端といわれようと
未完成といわれようと
刻々と変わりゆく光
雲
自然全ての事象を切り取りたい
「印象派」
ーー19世紀後半のフランス・パリで起こった芸術運動ーー
もしも光に色や形をつけてみてと言われたら、僕は黄色でまん丸と答える。
光一つにしても、人によって見え方や表現の仕方は違うと思う。
まず、自分が感じたことはおかしくはないとわかっていてね。
同じじゃないから、相手のことがわからないときも確かにある。
でも、違いを話し合うことは楽しいことだと考えてみるのはどうかな?
そうしたらきっと光の見え方もまた変わってくるよ。
カーテンから溢れるやわらかな光で、目が覚める。
お昼を食べ、その後彼とゲームで対戦をして、そうして眠ってしまったんだっけ。
隣で安らかに眠る彼の頬をつついてみる。少し身動ぎをして起きるかと思ったが、また眠ってしまったようだった。
彼の顔が好きだと思う。その猫のような目も、愛おしい歌声が紡がれるその口も、コロコロ目まぐるしく変わるその表情も。
そして眠っているその顔も。
少し目の下に隈のあるその大好きな顔を撫でながら、仕事で多忙な彼が少しでも安らかでいられる時間があればいいと、そう思った日曜日の昼下がりのこと。
10.16 やわらかな光
何もしないで
ただ
この瞬間
頭の中を空にして
過ごす
胸の辺りに広がる
優しい
光のきらめき
しばらく
この優しい光に
ひたっていよう
窓辺にたたずむ君の髪を、やわらかな光が縁取っている
君は何を見て、何を考えているの?
僕も知りたい
ゆっくりと近づいて行くと、君がこちらを見て美しく微笑んだ
その瞬間、胸に何かが始まる予感が走る
子どもの頃から好きな光景がある。
晴れた日の穏やかな昼下がり。
窓を開けると、フワッと踊るカーテンと日の光が相まって、心地よいやわらかな光となって家に入ってくる。
小さな頃から1人で家に居ることが多かったせいか、家の窓やドアが開いている光景に憧れがある。
他にも、傘が開いて干してある光景とか。
それで今でもベランダに傘を開いて干してしまう。
紫外線とか考えるとやめた方がいいのにね。
ドアも今の時代鍵がかかってるよね。
唯一、窓…も開けっぱなしは物騒だよね。
ああもうっ。何て時代なんだ。
感傷的にもなれやしない。
paki
【やわらかな光】
良いことも悪いことも
誰かにすると自分に返ってくるらしい。
でもどうせ悪いことしか返ってこないよ
だって僕だし。
自分に精一杯で自分しか見えてない僕に
良いことなんか返ってくるはずない
もし良いことが返ってきたなら
悪いことをした相手がよっぽど良い人なんだろう
だからそんな私を優しいなんて言わないで
優しいなんて人じゃない。
そんなものには無縁な人間だ
自分しか見てないから人からの評価が欲しいだけ。
こんな暗闇を照らしてくれる優しい光には
まだ明るい影を照らしてほしい。
私みたいになる前に。
これが優しさなのなら、自殺は良いことなのだろう。
あーあ…どうして君はそんなに優しいんだよ
僕なんかに構ったら君が損するだけなのに
―――――――ありがとうしか言えないのに。。
やわらかな光
春の日差しは、やわらかく暖かい光。
うとうととしてしまう、心地よさ。
なんだかいい夢でもみられそうな予感。
そう思うと笑みが溢れた――
テーマ:やわらかな光 #337
やわらかな光につつまれていく。
こんなわたしでもてんごくにいけますか?
わたしはわるいこなの。
パパとママにおこられてばっかり。
パパとママがわたしをたたくのは
わたしがわるいこだから。
パパとママがなくのは
わたしがわるいこだから。
パパとママがごはんをくれないのは
わたしがいらないこだから。
パパとママがけんかするのは
わたしのせい。
だからわたしははやくてんごくにいきたかった。
てんごくってしあわせなばしょなんだって。
パパとママもてんごくにいったら
しあわせになれるかな。
ニコニコしてわたしにいいこだねって
あたまをなでてくれるかな。
なんだかあったかい。
そしてやさしい。
これがてんごく?
『◯月☓日午前△時。
◯◯◯ちゃん、5歳が自宅で死亡しているのが
発見されました。両親は行方不明。
◯◯◯ちゃんの体には複数の痣があり、虐待の疑いが
あります――』
「また今日も子供が亡くなった」
「そうね」
私は肩を下ろした。
テレビに映る画面の向こうで小さな子供が亡くなった。
そんな悲しいニュースが多数報道される。
「親は子供を守る責任を持って
子供を生んでほしいものね」
隣でそうポツリと言ったのは人間じゃない私の同居人。
「今日は彼女の場所へ行く?」
「あぁ。上手く成仏していなさそうだからな」
子供は特に現世と隠世の狭間を行き来しやすい。
それを導き成仏させるのが私たちの仕事。
「さぁ。今日も行くわよ」
私は今日も働きに出る。
少しでも現世と隠世の狭間を
彷徨う者たちを減らすために。
暗い。深淵より深いところにいる私。
光届かぬ闇の淵。皮肉なことにそれを臨んだのは
他ならぬ私だった。
生まれたときから不思議な話が私にはあった。
両親が海に、離岸流の発生する場所で見ていなかった
と、常人では、幼子では確実に死亡している
状況で私は静かに浮いていた。つまり
全く幼児なのに暴れてはいけない。
そうすると死ぬからと、理解してたらしいのだ。
あとは、私は正直何度も書くが人間が嫌いである。
手を差し伸べるたびに、恩を仇で返されるのだ。
そして私の作品を模造する。
絵柄が奪われて喜ぶ人間がどこにいるのだろうか。
しかも必ず相手は女なのである。
野生馬である私は孤独を好む。ただし
主が本物なら、誰よりも尽くす、武神とも武人とも言われた瑞獣の虹の鱗を持った麒麟なのだ。戦うのは、殺生は大嫌い。
ただし
私の大切な人のためなら
深淵よりも、目が見えなくても、影すらない
人間じゃない畜生だ
と言われても
お前は鈍足で醜いから
と言われても
大切なパートナーが、本物なら
絶対に私は
負けない。そこにあるのはやわらかな光と灯火だから。
終わりの刻が明日来たとしても
ユメウツツの中でも見守ってる。
今日のお題 やわらかな光
図書館の司書と執行官
十年前の彼なら、たとえ味方であろうと自身の気にそぐわない人は容赦なく手をかけるような、残忍な性格。かと思えば、とても思慮深く、聡明で自身の武器になり得るならそれが知識でも貪欲に求めた。
彼は十年もこの図書館に足繁く通っては、必要な本を借りて行った。時には司書である私に話を聞いてくることもあった。
そして、彼は今、一人の暗殺者の師となっている。
「あなたにしては、珍しいこともありますね」
「何がだ」
図書館のカウンター奥にある司書の部屋。そこにやって来た彼は、差し出されたカモミールティーを飲みながら不快そうに眉を顰める。でも、私からすれば威嚇する猫のようで、全く響かない。
「教え子の為に必死に考えを巡らせているでしょう?自身の楽しみの為に考えることはあっても、誰かの為にはしたことがなかったでしょう?」
「………かもしれんな」
彼がここに来た理由。それは彼の教え子が先日の任務で失敗し、気落ちしているというものだった。彼の教え子、ミルはヴァシリーと正反対の性格をしていた。心優しく慈悲深く、教会の教えを信じるような、純粋を体現したかのような人物。その一方で暗殺者としての実力は騎士団の中で随一。そんな彼女が、先日潜入任務で友人に庇われて、落ち込んでいるという。
「任務に怪我は付きものだ。幸い、スピカの怪我はそこまで深く無い。意識もある」
「でも、友人を守れなかったことを悔いている……ということですね?」
「ああ。だが、それに関してはあの娘のせいでは無い」
「それは否定しませんが……彼女の場合は責めてしまうでしょうね。あなたのことですから、彼女のその気持ちが理解できないのでしょう?」
「そうだ」
いっそ清々しいくらいの返答をする彼に苦笑する。ヴァシリーは気にしない様子でスコーンを齧る。
「なら、普通に接してあげたらどうです?あなたが彼女に対して気を遣ったとて、彼女は更に縮こまるかもしれませんし」
「一理あるな。俺は俺のしたいように、あいつに構ってやるとしようか」
「ええ。その方がきっと彼女の立ち直りも早いですよ。それに……」
あの子にとって、幹部の存在は自分を照らす優しくてあたたかい光に違いないですから。
私がそう言うと、幹部は少し考えるようにして黙り込む。が、やがて小さく笑みをこぼした。
「……そんなことは考えたことも無かったな」
「あなたは自分のしたいことをしているだけですからね。でも、誰かにとってはそれが大事なものだったりするんですよ」
「なら、あいつを拾った育て親として、出来ることをしよう」
「ええ。それが一番です。彼女は今何処に?」
「部屋で寝ている」
「そうですか。なら、起こさない方がいいですね」
「起きたら存分に構うつもりだ」
そう言って席を立ち上がる彼。
「あまりいじめてはだめですよ?」
「それはあいつ次第だろう?」
意地の悪い笑みを浮かべて、彼は部屋を後にした。
「やれやれ。彼女も厄介な人を師匠にしたものですね」
まあ、お互いがお互いを大切に想っているのはよく分かりましたし、ヴァシリーが誰かを大事にするのも良いことです。
私はただ、彼らの仲を見守ることにしましょうか。
やわらかな光。
やわらかな光は
遠くても
届くよ。
春のような
やわらかな光は
きっとゆうの事。
やわらかな光 (10.16)
「この絵を引き取って貰えませんか?」
私がその提案を受けたのは、頼まれてから20年も経った後だった。
厚い布で丁寧にくるまれた変わらぬ美貌の女性を迎えると、まるで素朴なスープが身体に染み渡るようなあたたかい感動が押し寄せた。小さな花束を後ろ手に、こちらを振り向いてはに噛んだ笑顔を見せる女性。豊満な体つきの一方で幼なげな表情、幸せそうに咲き誇る周りの花々もよく近づくと、どれも少し枯れているのがわかる。
どこか切ない寂しさを覚える「秋の女」に初めて出逢ったのは、仕事も妻も失った日だった。
薄暗い美術館にやわらかな光が差し込むよう設計されたつくり。その頬に涙すら感じさせる女に取り憑かれた私は、毎日引き寄せられては永遠に眺めていた。
その美術館が閉館になると聞いたのはそれからすぐのことで。女性を引き取って欲しい、という願ってもない頼みをされた私はしかし、受け取ることは出来なかった。あまりに美しく儚く、幸せをいっぱいに感じようとしている彼女を沈んだ私の元に置くわけにはいかなかった。
ベッドも机も白い私の部屋に秋の女を座らせてもらった。と、その瞬間草花が一息に芽吹いたように胸は晴れやかになって。瞬きを一つ、うっとりとした私はそぅとその頬に唇を寄せて、永遠の眠りについた。