彼を思い出すといつも一緒に出てきてしまう。
忘れようとしてもやわらかな光で包まれた彼の顔を思い出してしまう。
最近ようやく忘れれてきた頃私には新しい彼氏が出来た
でも彼氏は私に冷たく時には手を出すことも。
その都度彼と今の彼氏を比べてしまう。
そんな自分に彼氏に嫌気を指すようになり私はついに
彼に手を出してしまっていた。
最初は殺す気なんて満更なかったがつい魔が差したのか
刃物で指していた。私はその時思った、彼が居なくならなければ、彼と私があっていなければと、そのようなことを考えるうちに涙が一つ二つと溢れ出ていた。
私はいつのまにかいるはずもない彼に謝っていた、そういるはずのない彼に。
ふと顔を見上げるとそこにはやわらかな光に包まれながら笑顔で優しい手をさし伸ばしてくれている彼がいた
私は気づいた。【あぁそうなんだ私は彼氏を刺したあとに自分で自分を刺したんだと】私は、涙をポロポロ流しながら彼の手をそっと握って一緒にどこまでもゆくのであった
#やわらかな光#いないはずの彼
10/16/2023, 1:49:16 PM