やわらかな光』の作文集

Open App

やわらかな光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/16/2023, 1:45:57 PM

お昼ご飯を食べた後。

窓から零れる、
やわらかな光が少女を包み込む。
窓辺でぺたんと、大人しく座っている。
薄く綺麗な髪をサラサラと揺らして、
白く薄いスカートをヒラヒラと揺らして。
ただ穏やかに、微笑んでいる。

10/16/2023, 1:45:43 PM

─やわらかな光─
自分にとってのやわらかな光は
好きな人の存在

10/16/2023, 1:41:36 PM

やわらかな息子の手のひら
いつまでも包んでいたい 私の宝ものだから

10/16/2023, 1:41:23 PM

やわらかな光

やわらかな光
はげしい光
闇の中の光

キャンバスに表したい
異端といわれようと 
未完成といわれようと
刻々と変わりゆく光

自然全ての事象を切り取りたい

「印象派」
ーー19世紀後半のフランス・パリで起こった芸術運動ーー

10/16/2023, 1:39:51 PM

もしも光に色や形をつけてみてと言われたら、僕は黄色でまん丸と答える。
 光一つにしても、人によって見え方や表現の仕方は違うと思う。
 まず、自分が感じたことはおかしくはないとわかっていてね。
 同じじゃないから、相手のことがわからないときも確かにある。
 でも、違いを話し合うことは楽しいことだと考えてみるのはどうかな? 
 そうしたらきっと光の見え方もまた変わってくるよ。

10/16/2023, 1:19:19 PM

カーテンから溢れるやわらかな光で、目が覚める。
お昼を食べ、その後彼とゲームで対戦をして、そうして眠ってしまったんだっけ。
隣で安らかに眠る彼の頬をつついてみる。少し身動ぎをして起きるかと思ったが、また眠ってしまったようだった。
彼の顔が好きだと思う。その猫のような目も、愛おしい歌声が紡がれるその口も、コロコロ目まぐるしく変わるその表情も。
そして眠っているその顔も。

少し目の下に隈のあるその大好きな顔を撫でながら、仕事で多忙な彼が少しでも安らかでいられる時間があればいいと、そう思った日曜日の昼下がりのこと。

10.16 やわらかな光

10/16/2023, 1:16:47 PM

何もしないで
ただ
この瞬間
頭の中を空にして
過ごす


胸の辺りに広がる
優しい
光のきらめき

しばらく
この優しい光に
ひたっていよう

10/16/2023, 1:15:36 PM

窓辺にたたずむ君の髪を、やわらかな光が縁取っている

君は何を見て、何を考えているの?

僕も知りたい

ゆっくりと近づいて行くと、君がこちらを見て美しく微笑んだ

その瞬間、胸に何かが始まる予感が走る

10/16/2023, 1:12:09 PM

子どもの頃から好きな光景がある。

晴れた日の穏やかな昼下がり。
窓を開けると、フワッと踊るカーテンと日の光が相まって、心地よいやわらかな光となって家に入ってくる。

小さな頃から1人で家に居ることが多かったせいか、家の窓やドアが開いている光景に憧れがある。

他にも、傘が開いて干してある光景とか。

それで今でもベランダに傘を開いて干してしまう。
紫外線とか考えるとやめた方がいいのにね。

ドアも今の時代鍵がかかってるよね。

唯一、窓…も開けっぱなしは物騒だよね。

ああもうっ。何て時代なんだ。

感傷的にもなれやしない。
paki

10/16/2023, 1:10:54 PM

【やわらかな光】
良いことも悪いことも
誰かにすると自分に返ってくるらしい。
でもどうせ悪いことしか返ってこないよ
だって僕だし。

自分に精一杯で自分しか見えてない僕に
良いことなんか返ってくるはずない
もし良いことが返ってきたなら
悪いことをした相手がよっぽど良い人なんだろう

だからそんな私を優しいなんて言わないで
優しいなんて人じゃない。
そんなものには無縁な人間だ
自分しか見てないから人からの評価が欲しいだけ。

こんな暗闇を照らしてくれる優しい光には
まだ明るい影を照らしてほしい。
私みたいになる前に。

これが優しさなのなら、自殺は良いことなのだろう。

あーあ…どうして君はそんなに優しいんだよ
僕なんかに構ったら君が損するだけなのに

―――――――ありがとうしか言えないのに。。

10/16/2023, 1:09:29 PM

やわらかな光





春の日差しは、やわらかく暖かい光。
うとうととしてしまう、心地よさ。
なんだかいい夢でもみられそうな予感。
そう思うと笑みが溢れた――

10/16/2023, 1:07:54 PM

テーマ:やわらかな光 #337

やわらかな光につつまれていく。
こんなわたしでもてんごくにいけますか?
わたしはわるいこなの。
パパとママにおこられてばっかり。

パパとママがわたしをたたくのは
わたしがわるいこだから。
パパとママがなくのは
わたしがわるいこだから。
パパとママがごはんをくれないのは
わたしがいらないこだから。
パパとママがけんかするのは
わたしのせい。

だからわたしははやくてんごくにいきたかった。
てんごくってしあわせなばしょなんだって。
パパとママもてんごくにいったら
しあわせになれるかな。
ニコニコしてわたしにいいこだねって
あたまをなでてくれるかな。

なんだかあったかい。
そしてやさしい。
これがてんごく?


『◯月☓日午前△時。
 ◯◯◯ちゃん、5歳が自宅で死亡しているのが
 発見されました。両親は行方不明。
 ◯◯◯ちゃんの体には複数の痣があり、虐待の疑いが
 あります――』
「また今日も子供が亡くなった」
「そうね」
私は肩を下ろした。
テレビに映る画面の向こうで小さな子供が亡くなった。
そんな悲しいニュースが多数報道される。
「親は子供を守る責任を持って
 子供を生んでほしいものね」
隣でそうポツリと言ったのは人間じゃない私の同居人。
「今日は彼女の場所へ行く?」
「あぁ。上手く成仏していなさそうだからな」
子供は特に現世と隠世の狭間を行き来しやすい。
それを導き成仏させるのが私たちの仕事。
「さぁ。今日も行くわよ」
私は今日も働きに出る。
少しでも現世と隠世の狭間を
彷徨う者たちを減らすために。

10/16/2023, 1:00:57 PM

暗い。深淵より深いところにいる私。
光届かぬ闇の淵。皮肉なことにそれを臨んだのは

他ならぬ私だった。

生まれたときから不思議な話が私にはあった。
両親が海に、離岸流の発生する場所で見ていなかった
と、常人では、幼子では確実に死亡している
状況で私は静かに浮いていた。つまり
全く幼児なのに暴れてはいけない。
そうすると死ぬからと、理解してたらしいのだ。

あとは、私は正直何度も書くが人間が嫌いである。
手を差し伸べるたびに、恩を仇で返されるのだ。
そして私の作品を模造する。
絵柄が奪われて喜ぶ人間がどこにいるのだろうか。
しかも必ず相手は女なのである。

野生馬である私は孤独を好む。ただし

主が本物なら、誰よりも尽くす、武神とも武人とも言われた瑞獣の虹の鱗を持った麒麟なのだ。戦うのは、殺生は大嫌い。
ただし

私の大切な人のためなら
深淵よりも、目が見えなくても、影すらない
人間じゃない畜生だ

と言われても

お前は鈍足で醜いから

と言われても

大切なパートナーが、本物なら
絶対に私は
負けない。そこにあるのはやわらかな光と灯火だから。
終わりの刻が明日来たとしても
ユメウツツの中でも見守ってる。

今日のお題 やわらかな光

10/16/2023, 1:00:36 PM

図書館の司書と執行官



 十年前の彼なら、たとえ味方であろうと自身の気にそぐわない人は容赦なく手をかけるような、残忍な性格。かと思えば、とても思慮深く、聡明で自身の武器になり得るならそれが知識でも貪欲に求めた。
 彼は十年もこの図書館に足繁く通っては、必要な本を借りて行った。時には司書である私に話を聞いてくることもあった。
 そして、彼は今、一人の暗殺者の師となっている。

 「あなたにしては、珍しいこともありますね」

 「何がだ」

 図書館のカウンター奥にある司書の部屋。そこにやって来た彼は、差し出されたカモミールティーを飲みながら不快そうに眉を顰める。でも、私からすれば威嚇する猫のようで、全く響かない。

 「教え子の為に必死に考えを巡らせているでしょう?自身の楽しみの為に考えることはあっても、誰かの為にはしたことがなかったでしょう?」

 「………かもしれんな」

 彼がここに来た理由。それは彼の教え子が先日の任務で失敗し、気落ちしているというものだった。彼の教え子、ミルはヴァシリーと正反対の性格をしていた。心優しく慈悲深く、教会の教えを信じるような、純粋を体現したかのような人物。その一方で暗殺者としての実力は騎士団の中で随一。そんな彼女が、先日潜入任務で友人に庇われて、落ち込んでいるという。

 「任務に怪我は付きものだ。幸い、スピカの怪我はそこまで深く無い。意識もある」

 「でも、友人を守れなかったことを悔いている……ということですね?」

 「ああ。だが、それに関してはあの娘のせいでは無い」

 「それは否定しませんが……彼女の場合は責めてしまうでしょうね。あなたのことですから、彼女のその気持ちが理解できないのでしょう?」

 「そうだ」

 いっそ清々しいくらいの返答をする彼に苦笑する。ヴァシリーは気にしない様子でスコーンを齧る。

 「なら、普通に接してあげたらどうです?あなたが彼女に対して気を遣ったとて、彼女は更に縮こまるかもしれませんし」

 「一理あるな。俺は俺のしたいように、あいつに構ってやるとしようか」

 「ええ。その方がきっと彼女の立ち直りも早いですよ。それに……」

 あの子にとって、幹部の存在は自分を照らす優しくてあたたかい光に違いないですから。
 私がそう言うと、幹部は少し考えるようにして黙り込む。が、やがて小さく笑みをこぼした。

 「……そんなことは考えたことも無かったな」

 「あなたは自分のしたいことをしているだけですからね。でも、誰かにとってはそれが大事なものだったりするんですよ」

 「なら、あいつを拾った育て親として、出来ることをしよう」

 「ええ。それが一番です。彼女は今何処に?」

 「部屋で寝ている」

 「そうですか。なら、起こさない方がいいですね」

 「起きたら存分に構うつもりだ」

 そう言って席を立ち上がる彼。

 「あまりいじめてはだめですよ?」

 「それはあいつ次第だろう?」

 意地の悪い笑みを浮かべて、彼は部屋を後にした。

 「やれやれ。彼女も厄介な人を師匠にしたものですね」

 まあ、お互いがお互いを大切に想っているのはよく分かりましたし、ヴァシリーが誰かを大事にするのも良いことです。

 私はただ、彼らの仲を見守ることにしましょうか。

10/16/2023, 1:00:23 PM

やわらかな光。

やわらかな光は
遠くても
届くよ。

春のような
やわらかな光は
きっとゆうの事。

10/16/2023, 12:55:56 PM

やわらかな光 (10.16)


「この絵を引き取って貰えませんか?」
 私がその提案を受けたのは、頼まれてから20年も経った後だった。
 厚い布で丁寧にくるまれた変わらぬ美貌の女性を迎えると、まるで素朴なスープが身体に染み渡るようなあたたかい感動が押し寄せた。小さな花束を後ろ手に、こちらを振り向いてはに噛んだ笑顔を見せる女性。豊満な体つきの一方で幼なげな表情、幸せそうに咲き誇る周りの花々もよく近づくと、どれも少し枯れているのがわかる。

 どこか切ない寂しさを覚える「秋の女」に初めて出逢ったのは、仕事も妻も失った日だった。
 薄暗い美術館にやわらかな光が差し込むよう設計されたつくり。その頬に涙すら感じさせる女に取り憑かれた私は、毎日引き寄せられては永遠に眺めていた。
 その美術館が閉館になると聞いたのはそれからすぐのことで。女性を引き取って欲しい、という願ってもない頼みをされた私はしかし、受け取ることは出来なかった。あまりに美しく儚く、幸せをいっぱいに感じようとしている彼女を沈んだ私の元に置くわけにはいかなかった。

 ベッドも机も白い私の部屋に秋の女を座らせてもらった。と、その瞬間草花が一息に芽吹いたように胸は晴れやかになって。瞬きを一つ、うっとりとした私はそぅとその頬に唇を寄せて、永遠の眠りについた。

10/16/2023, 12:52:55 PM

カーテンを閉め切った部屋で一人苦しみ続ける。
一生答えなんて出ないと分かっていても、生きる意味を問う声が頭から離れない。この先も続いていくと考えるとこのまま消えてなくなりたいとさえ思う。

やっとの思いでベッドから起き上がり、カーテンを開ける。窓から差し込むやわらかな光が「暗闇は永遠に続かない」と言っている気がした。単なる朝日でも私はそう思いたかった。


#やわらかな光

10/16/2023, 12:37:43 PM

春の日差しが、やわらかいイメージがある。
落ち着いて、穏やかな光。
それが見られるのは、これからひと冬越してから。
憂鬱だ。早く春にならないかなぁ。

               「やわらかな光」

10/16/2023, 12:35:29 PM

やわらかな光


この日はいつも曇り空
何年経っても、毎年この日にこの場に来ると
必ず空には分厚い雲がかかっていて
なのにいつも、あたりは雲間から光が差し込む
包み込んでくれる暖かい光
こんなこと中々ないと思うのに
あの日から年に一度、必ずこの日はこの空と出会う

それはまるで、貴方と出会った日々のよう

もう会うことはできないけれど
毎年同じこの景色が
貴方との出会いを思い起こさせる

それだけで私は生きていける気がして
私は毎年同じ言葉をして帰る

今日も、
「また明日から頑張るね、またね」

10/16/2023, 12:34:49 PM

やわらかな光

「今日の天気は、曇りのち晴れ、太陽があまり見えない1日となりますが、雨の心配はないでしょう。」


テレビの天気予報を聞きながら焦げた食パンに崩れた目玉焼きを乗せてケチャップをかける。
毎朝目玉焼きトーストを食べて学校に行くのが日課となっていた。

ウチの家族は共働き。両親は毎月一ヶ月分の食材費を置いて仕事に集中する。どちらも夜まで帰ってこず、朝方になって帰って来てウチに挨拶もせず、すぐに寝る。
そのため、自分のご飯はもちろん、両親のご飯まで作らなければいけない。

金さえ置けば勝手に育ってくれる。
なんてこの親達は思っているのだろうか。まぁ、実際一人でもきちんと暮らして育っているのは事実やけど。
時間になると制服を来て家を出る。
「行ってきます。」
ウチの挨拶への返事は帰ってこなかった。



曇りのち晴れと天気予報士は言っていたが、ウチは折り畳み傘と、それじゃ雨を防げないかもしれない。途中で折れて壊れるかもしれない。
そつ疑って大きな傘も持っていった。
黒くて大きい変な傘。しかし、大きい分雨を防ぎやすい。


外に出ると雲の隙間からうっすらと朝日が差し込んでいた。
ウチは一度だけ朝日を見つめる。眩しくて目が痛くなる。そんな日の光が、数日前、自分を包みこんだあの白い翼と重なって、目を背けた。

あれからケーコとは話どころか、顔すら合わせてない。
数少ない友人と話さなくなれば悲しくなるかな。なんて思っていたのに、そんなことちっとも感じなかった。
いつも屋上で食べていた昼食も、教室で一人で食べた。
あまり話さなくなって喉が枯れることもなくなった。
でも、悲しさは感じなかったけど、何かが足りなかった。



今日も普通のように授業を受ける。
中学生になるまでの普通に戻ったはずなのに、何処かからっぽな気がしていた。
来週からテストなのに、授業が左耳から入って右耳から抜けていく。
赤点回避したかったのにこれじゃあ補修確定だ。


……いや、そもそもなんで赤点を取りたくないんだっけ。
補修がめんどうだから?多分それも理由なんだろう。両親に叱られるから?いや、あの大人達はウチの事なんか見てすらいない。
……あぁ、そっか。
理由に気づいた瞬間、勉強も何もかもどうでも良くなった気がした。
毎回のテストを赤点回避できたら、ケーコと遊ぶはずだった。
もう話さないんだから、どうだっていい。
もうこのまま授業を聞かずに赤点を取ってやろうか。補修も悪くないかもしれない。
そもそもウチは要領が悪い方で、優秀な自分の仮面を飾らないと行けない人間だった。
これからそんなこともなくなるのは気が楽だ。
ウチのはそんなどうでもいいことばかり考えながらシャープペンを回していた。
カラスのマスコットのチャームがついたキーホルダー。ケーコに貰ったものだ。


結局その日は授業なんて頭に入らなかった。
どうせやる気がないんだからどうでもいいのかもしれないけれど。
心の奥底でそう言い訳をしながら教科書をカバンに詰める。
最近の教科書は重くて本当に疲れる。なんで国語が二個もあるわけ?
教科書だけでこんなに分厚くなるか?
そんな事思っても学校がなんとかしてくれるわけでもない。結局ウチの愚痴は全て無意味なんだ。

だからずっと黙っていたんだろうな。
結局天気予報では雨の心配はないって言ってたくせに帰り道は信じられないほどの大雨が振っていた。
傘を持ってきて良かった。きっとこの様子だと折り畳み傘は無理だろう。
ウチは黒くて大きな傘をさして家に向かって歩き始める。
コンクリートのへこんだ場所に水が溜まって濁った水たまりができている。
歩道橋を渡って、そっと下を見下ろす。
目線の先を見て、頭が真っ白になった。


ケーコが歩道を歩いていた。
考える間もなく、歩道橋を渡り、階段を降りる。
「けー、こ……!」
ウチの声は雨の音と車の音にかき消された。
「ケーコ!」
久々に声を出した気がした。彼女はようやく気づき、後ろを振り返る。
思い切り走ったせいで水たまりの水が跳ね、足元はもちろん、傘もうまく持てずに体中が濡れていた。
彼女は傘もささずに豆鉄砲をくらったような顔でこちらを見ている。
ケーコも体、それと自慢のふわふわな翼もびしゃびしゃで、メガネにも水滴がついていた。
傘をさしていないのは、きっと傘を忘れたからだろう。


傘忘れたん?
今日曇りのち晴れ言うてたのに嘘やん
来週テストやのに風邪ひくで。


その場で言わなければいけないことは頭の中に思いついていた。
そうだったのに、たった一言、放った言葉にまた自分自身で幻滅した。
ケーコはしばらく固まったあと、ボソッと
「…こんにちはでしょ、普通。」
なんて返した。


その瞬間、ザーと聞こえていた雨音が急に鳴り止み、雲がどけていく。
雨がやんだのだろう。今更かよ。もうお互いびしょびしょだっての。

どけられた雲の隙間から日が差し込む。朝にみた日とは違って、少し赤みがかっていて、目に優しくない。
「傘、忘れたん?」
「まぁね。」
まぁねってなんだよ。自慢気に言いやがって。
ウチは若干不服に思いながらもうつむいていた目線をまず、ケーコの足元に当てる。徐々に自分の顔を上げていって、おそるおそる彼女の顔を見た。
髪も服もびしゃびしゃで、メガネは水滴まみれで恐れていた彼女の眼差しなんて見れない。でも、きっとメガネの奥はいつも通りの何気ない顔なんだろう。何気ない顔だったらいいのに。

太陽が移動して日がケーコに当たる。
彼女の翼は黒い髪の色と相反していつも綺麗なのに、今日はやわらかな光が差し込んでさらに美しく感じていた。


でも、この感情は美しさからの感動なんかじゃない。
彼女に向けるウチの感情は、きっと、

これは、駄目だ。言葉にすると戻れなくなりそうだった。
そんな汚い感情なんか知りもせず、ケーコはやわらかな光に当てられながら「帰ろう。」とウチに手を差し伸べた。


天使みたいやな。
なんて、感想はこれまたあっさりしていた。

Next