『やわらかな光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
3月21日
まだ袋に入ったままの布団の上に転がった
カーテンもつけていない窓から
”やわらかな光”が部屋全体に差し込む
ワクワクのお昼寝タイム
20年以上まえの話
頬に触れる貴方の手が
やさしく、やさしく触れるの
ガラスを触るように
花を愛でるように
この人のもとへ今日も帰る。
やさしい光を私は見つけた。
『柔らかな光』
もう一度だけ妻に会わせてください。
そう願ったら、目に飛び込んできたのは細長い箱にしがみついて泣き崩れる妻だった。あれは棺桶だ。そして、あの中に僕が眠っている。どうやらここは葬儀場らしい。周りにも見知った顔が沢山。僕はこんなにも親しまれていたのだということを知った。なんだか嬉しいな。死んでるのに、嬉しいだなんておかしな話なのだけど。
だが、妻に会えたのは良いが当然僕の姿も声も届かない。手を伸ばしたら彼女の肩をすり抜けてしまった。失敗した。もう一度だけ妻を抱き締めさせてください、と願うべきだったか。
僕がこの場に降りたってからもずっと絶え間なく泣き続ける彼女。ごめんよ、と声をかけてもそれは届かない。本当にごめん。こんなふうに悲しませてしまって。もう何も届けられなくなってしまったけど、これからはずっと君の未来を空から見守っているから。君が僕に与えてくれたいろんな物のお返しに、君に安全な日々が続きますようにと願うよ。そうすればきっと、小さな悪運は寄ってこないはずだから。
別れはいつか来るものだ。けど、僕たちはそれがあまりにも早すぎた。やり残したことなんてありすぎて、挙げだしたらきりがない。未練なんてタラタラさ。
だけどね。
本当に感謝してるよ。最期は“もっと”“ずっと”ああしたいこうしたいを嘆くより君にありったけの感謝を伝えるよ。とは言っても声が届かないんだけど、感じてもらえたら嬉しい。
どうもありがとう。君は僕の最高の妻だった。
音にならないけど渾身の力で叫んだ、瞬間、周りが眩しくなった。続けて降ってくるやわらかい光。そろそろ時間らしい。さよならは言わないでおこう。もしかしたら、またいつか、君の前に出てこられるかもしれないから。その日が来る頃には君の涙する日が減っていますように。
朝目覚めると窓から柔らかな日差しが差し込んできた
1日の始まりを告げる合図のようだ
◤やわらかな光◢
窓辺で机に突っ伏す君に、やわらかな光が差し込む。
穏やかな微笑みが相まって、まるで絵画のようだ。
そんなことを言ったら笑われるだろうけど。
いったいどんな――……誰の、夢を見ているのか。
表情だけでそれがわかる気がして、少しだけ寂しくなった。
やわらかな光が差し込んだ…
「んっ…おはよ…」
私が目を覚ますと彼女がとても嬉しそぉに
「おはよ♪」
ちゅっ♡
とほっぺにキスをしてきた。
そぉ…
私たちは女の子同士で付き合っている♡
当時、私は彼女と仲良くする度に
あぁ〜私が男だったら
絶対に付き合いたいよねぇ〜
って思っていた。
するとある日彼女が暴露した。
「私、実はレズなんだ…」
私は不思議なくらいに驚かず受け入れていた。
むしろ、ちょっと嬉しかったかもしれない♡
その日から私は彼女と付き合いたいと
日々アピールをしてきて
私なら幸せにしてあげれるかもと思って
勇気を出して告白をしたらあっさりOKだった。
それから2年付き合ってきて今同棲しているの。
「ねぇ、女の子同士ってお得ぢゃない?
女の子限定のとこに一緒に行けるし
温泉だって一緒に入れるし服とかも共有出来るし
ヘアアレンジだってやってあげれるし
一番は妊娠の心配が要らないから
気にせず愛し合えるよね♡」
私は彼女のその前向きさも好きで
惹かれたのかもしれない♡
彼女の顔を見つめながら
「…好き。」
すると彼女は
「私は愛してる♡♡♡♡♡」
あ…
「私だって愛してるもん///」
もぉ〜、ずるいなぁ〜♡
今日は一日お休みで
2人は布団に潜って抱き合って
ひとしきり愛し合ったのでした♪
西の暮れ 三日月の笑み
星の種まかれし空は淡く紫
#短歌 #書く習慣 20231016「柔らかな光」
『やわらかな光』2023.10.16
夜中にふと目が覚めた。時計を見るとちょうど二時になったところだった。
ベッドに入ったのてっぺんだったから、二時間しか寝ていないことになる。
なんとなく喉の渇きを覚えて、キッチンでミネラルウォーターをコップ一杯飲んだ。
自分のベッドの下に敷かれた布団では、友人が気持ちよさそうに眠っている。さっきまで散々、酒を飲んでいたので少しいびきが大きい。気になるほどではないのだが、お約束とばかりに鼻を軽くつまんでやった。ふがっと変な声を上げるものの、起きそうにない。起きてほしいわけではなかったので、放っておくことにした。
トイレを済ませてベッドに戻る前に、なんとなくベランダに面したカーテンを少しばかり開ける。
まん丸になりかけの月が、優しく地上を照らしていた。
秋の夜空は好きだ。空気が澄んでいて、星や月がよく見える。
都会のネオンとは違ったやわらかさがあり、見ているとホッとするのだ。
しばらく月を眺めていると、ほどよい眠気がやってくる。
酒に酔い月に酔う。なかなかどうして風流だ。
少し開いたカーテンはそのままに、ベッドに戻った。やさしい月の光を浴びながら、そのまま夢の中に沈んでいった。
#やわらかな光 #詩 #ポエム
足を滑らせて落っこちた先にも、光は拡がっている。
人は悲しみの渦の中でも、光に包まれている。
生きている限り、無傷ではいられない。
汚いものでも綺麗なものでも、美しいと感じる、その一瞬があれば人生を続けられる。
誰かに優しくされた記憶だけでいい。
私たちは、とても儚く脆い足で、かろうじて立っているだけなのかもしれない。
それでも倒れはしないだろう。
私たちの上には、やわらかな光が降り注いでいるのだから。
やわらかな光
私の中が貴方には全て見えてしまっているのでしょうか。綺麗な言葉で綴られた文体は、紛れもない貴方を表していました。それをなにとすれば良いのか分からず、やわらかなとさせていただきました。あぁ、一度お会いしたい。この、胸焦がれた気持ちをどうか、伝えてみたいものです。
キラキラしたイチゴの乗ったショートケーキ
だった
『あるぺん』にはお小遣いが残ってる時は
殆ど毎日通った
マスターの隣には、2つ上の先輩が
いつもティーカップセットを
手際よく洗っていた
私はまだコーヒーが飲めなかったので
いつもホットココアを一杯だけ
ゴメンね
と言って先輩が手渡ししてくれたのは
ショートケーキ
目の前に置いたのではなく
どうぞと置いたのではなく
にこやかに置いたのではなく
その時に心の中に
無数の想いが激しく流れ込んで来た
『ゴメンね 君の気持ちには
応えられないんだよ』
そう言う事なんだね
初めて貰った大切なプレゼント
キラキラしたイチゴが印象的な
悲しい
嬉しい
寂しい
思い出
やさしいやわらかな光の中に消えていく
ーーーやわらかな光ーーー
【やわらかな光】
地面に身体を叩きつけられた。
痛い、痛い、痛い、痛い、熱い、寒い、分からない。
自分の背中にあった筈の白い羽は、そこにはなかった。助けなど、なかった。彼の羽のような白い腕は、私の体を掠った。
ぐしゃり、
砂の床が綺麗なレッドカーペットに。
観客の代わりに、蟲と鴉が拍手喝采。
私に擦り寄ってきた。
私にやわらかい光が降り注ぐ事を願い、
3階の窓枠から此方を覗く頭に呪いが降りかかる事を
祈る。
#25 やわらかな光
遠い月よりも、私は夜の街を
照らす街頭に恋をしてる
2023/10/17
#include <stdio.h>
main()
{
printf("Hello Baby\n");
}
(やわらかな光)
何も見えない視界の中、近くからくぐもった声が聞こえる。
何を言っているか、良く聞き取れない。
どうやら、男女が話し合っているようだ。
ふと、真上から何かが開く機械音が聞こえた。
自身の周りの水が無くなっていく
どうやら、私はカプセルのような物に入っていたようだ。
カプセルが開き、やわらかな光が差し込んでくる。
目の前に居る、白衣姿の男性が私に話しかけてくる。
「$%=なんだな!?本当に!」
上手く名前が聞き取れず、首を傾げる。
「あぁ、起きたばかりですまなかった。今は少し休んでいてくれ」
その言葉を聞き、私の視界がぐるぐると回り始める。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐると
最後に待っていたのは、暗転だった。
お題『やわらかな光』
枕元に愛情の言葉を
身の内にあなたの熱を
肌身に優しいぬくもりを
悲しみはどこかへ消えて
重かったからだは軽く
やわらかな光に包まれる
新しい心の旅に出るのなら
その旅路をあなたとともに歩きたい
おもわず涙ぐんでしまったら
抱き締めるために飛んで来てくれた
あなたこそが私のレメディ
安らぎと、生きる力を実感できる
あなたの命の響きは
私の世界に顕れたやわらかな光
やわらかな光
太陽みたいな、やわらかい光この光は、一生しか無い光
カーテンから漏れるやわらかい光を浴びて、私は思いっきり伸びをした。
今日の一日を想像すると、楽しみと言うより、いつもの日々をすごせるという安心感の方が強かった。
今日も、普通の人なら欠伸が出ちゃうような、そんな日常が始まる。
苦しくて仕方がなかった日々
泡のように消えたいと願った過去
消えない傷痕
干からびた心
誰かを強く恨んだ夜
雑踏の中、佇んで
白と黒の境界線
グレーに染まる世界
全てがどうでもいいと思えたあの瞬間
少しだけ、世界に光が差した
やわらかな光が頭上から降り注ぐ。
優しい、優しい光が。
暖かく私を包み込んで、
揺籠の様に眠りに誘う。
少しずつ感覚が薄れていって、
遠くから聞こえるのは愛おしいものたちの声、
鈴虫の声、
そして優しいせせらぎの音。
それも聞こえなくなり、
白い光の中、私は眠りに落ちる。