『もしも未来を見れるなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題『もしも未来を見れるなら』
例え未来が見えたとしても…僕はきっと見ない。
見たくないと言えば、嘘になる。いや…少し違うな…
見るのが怖いのだ。
自分が幸せになれるとは限らないから…。
「ねえ、君は未来を見れるなら見る?」
「未来って?」
「いや…わかんないけど、未来は未来だよ。」
「ん〜…見ない。」
「何で?」
「だって…」
上手く言葉に出来ず考え込んでいるようだ。
「なんて言うかさ、一緒にいるだけで幸せだから。一緒にいれば幸せになれるでしょ?それに不幸があっても二人で乗り越えれば、さらに絆が強くなると思うんだよね。」
真面目に小っ恥ずかしい事を言い放った。
でも、それは自分も同じ思いだった。
こういう時、ポジティブに考えられる彼女が羨ましい。
「なんか変なこと言ったかな?」
「いや、恥ずかしいこと平気で言うなと思ってさ。」
―もしも未来を見れるなら―
見なくて良いかな。
5月の天気くらいは知りたいけど。
#もしも未来を見れるなら
もしも未来を見れるなら何を見たい?
宝くじ、競馬、
強欲だね
自分のことを知るのは嫌だ
なんで
なんか怖いじゃん
まぁわからなくはないけど、
他人のことは
ちょっと気になるけど、それも怖い
そうなんだ、じゃあとりあえず未来行ってみますか一緒に
…え?
「もしも未来を見れるなら」
春が来たよに
最初は楽し
慣れてその内
飽き来そう
不穏勝るか
希望が勝つか
いずれ知れても
いま生きる
もしも未来が見れるなら
この眼など潰して欲しい
生きる希望を見失うのと
それは同義なのだから
『もしも未来を見れるなら』
今日は失敗続きだった。
定刻通りに間に合うはずだったのに人身事故で会社に遅刻し、取引先の初顔合わせに向かったと思えば、鳩のフンが頭にかかり、ようやく家に帰れば食材が家に一つもない。
今はヤケクソでコンビニに向かっているところだ。
思えば俺は生まれてこの方運のない男だった。
なにをやるにもアクシデントが発生し、部活も受験も就活も、あるいはゲームだってうまく行ったためしはない。
もしも俺が少しでも先のことがわかれば俺の世界は圧倒的に変わっていたことだろうに。
「もし、そこのお方。『もしも未来を見れるなら』と考えませんでしたか?」
「うお!」
暗闇の中からぬっと黒いローブを着た男が現れた。
正直気味が悪い。
「誰だお前は!」
「まあまあ、誰であってもよいではないですか。それよりも、今、『もしも未来を見れるなら』と考えませんでしたか?」
「だとしたらなんだ?」
「いや、なに、貴方の望みを叶えようと思いまして」
「怪しい男だな、そんなことできるわけないだろう」
「いえ、できますよ」
「嘘をつくな」
「嘘ではありません」
「じゃあやってみろ!!」
正直その日はヤケクソだった。
ローブの男がニヤリと笑うと、あたりの景色がブワッ闇に覆われた。
「なんだこれは!!」
「また、一月後にお会いしましょう。」
俺の意識はそこで途絶えた。
ーーーーーーーーー
チリリリリリ…チリリリリリ…チンッ!
気づけば朝になっていた。
目覚まし時計のさす時刻は5時。出社は8時だから7時に家を出れば間に合うだろう。
俺は朝御飯を作りつつ昨日起きたことを振り返っていた。
「あのローブの男は…夢の出来事か?」
昨夜の出来事がどうにもあやふやだ。確かに俺はコンビニに夜食を買いに行ったはずだが、そのあとがどうにも思い出せない。
こうして家に帰れているので問題は無いと思うが、記憶にあるローブの男に家を荒らされていたらたまったものではない。
時間もそれなりにあるし少し家を点検しておくか。
いや、それをすると人身事故があるし遅れるな。帰ってきてからにするか。
俺はそんなことを考えながら、朝御飯をモソモソと食べていた。
…ん?
「人身事故があるだって?」
なぜ俺はそのようなことを思ったのだろうか。まるで、何かが見えていたかのように…
まあ、何にせよ早く行くことに越したことはない。
俺はいつもよりも30分早い6時半に家を出た。
そしてその日、俺が会社についたころ人身事故が発生し、同僚が遅刻した。
ーーーーーーーーーーーーーーー
それからというもの、俺の人生は一変した。
トラブルは事前に防ぎ、用意は周到で、鳩のフンにはまみれない。
それもこれも、『未来』が見えるようになったからだ。
ようやく黒ローブとのやりとりを思い出したが、どうやらあの怪しげな男は本物だったらしい。
何をやるにしても見通すことのできるこの未来視をくれたあの男には正直に言って感謝しかない。
おかげで取引先から持ち込まれる仕事の話はふってくるようだし、この一月の成果をみた上司が俺の昇進を検討しているらしい。
俺の『未来』は安泰そのものだった。
そんな軽い足取りで、今日も無事に出社をしている時だった。
「きゃあああ!!」
そんな声を聞き、パッと声をした方を向けば目の前には勢いのついた車とそれを呆然とみる子供が。
『未来』が見えたんじゃなかったのか!!
俺は忙しいでかけだしたが、咄嗟に
ーーこの行動で人生が一変する。
そう『視えて』しまい、足がすくんだ。
ーーーー
「やあやあ、こんなところにいましたか」
月が綺麗な夜、俺が窓をぼーっと眺めていると、カーテンの陰から黒ローブがぬるっと現れた。
「……お前か」
普通にドアから入ってくることはできないのか。
俺は黒ローブを呆れた目で見たあと、また、窓をぼーっと見ていた。
「おや、最初のように驚いてはくれないのですね」
「まあ、病室ほど穏やかだとな。心も静かになるんだと思うぞ。」
結果として、あの轢かれそうな子供は助かった。
代わりとして俺は体の節々の骨をおり、無事病室入りとなった。
「どうでしたか?この一月は。」
「楽しかったぞ。万能感もあったし、実際生活は鰻登りでよくなっていった。…まあ、最後に一変したが。」
うちの会社は忙しい。
こうして俺がのんびり病室にいる間にも、取引先は新しいパートナーをみつけ、俺の代わりに誰かが昇進候補になっていることだろう。
つまり俺の一月は無駄になったわけである。
「お前はこの『未来』がわかっていたのか?」
「いえ、『未来』は誰にもわからないですから」
「…そうか」
そのあと、しばらくの沈黙が続いたあと俺は切り出した。
「未来視の能力なんだがな。できればなくすことはできないか?」
「おや、いいのですか?」
「ああ、俺には向いてないらしい」
俺はローブの男に顔を向け、話した。
「未来を見れるってのは便利なんだが、今を置き去りにしてしまうんだな。俺は、あの時、今起きていることと未来のことを天秤にかけてしまった。」
もしあと一歩遅れていたらあの子供は死んでいただろう。俺は自分の未来のために目の前の命を見捨てていたかもしれないのだ。
「それに、今まで『過去』や『未来』のことは考えてきたけど、『今』のことはなにも考えてなかったなって思うしな。未来視は邪魔なんだ。」
「そうですか」
「そうだ」
俺はそれだけいうとまた窓に目を向けた。
「これからどうするんです?」
「うーん、そうだな。今の会社は辞めると思うな。正直忙しすぎるとは思ってたんだ。あとは、本当にやりたいことを探すんだと思う。あるのかはわからないが。あ、学生時代はよく釣りとかしてたな…」
今と未来と過去が混ざり合っては消えていく。
向いてないと思っていたが、こういう楽観的な生き方も俺はできるらしい。
「なるほどなるほど。では未来視は返していただきましょう。」
「是非そうしてくれ」
「ところであなた」
「なんだ」
「人生が一変しましたね」
ん?と思って黒ローブの方を見ると、そこにはもうアイツはいなかった。
まあ、いいかと思いつつ、
俺はまた綺麗に輝く月を眺め始めた。
もしも未来を見れるならそりゃ競馬の結果ですわな。一回だけなら競馬じゃだめだろうけど。
一回だけならやはり宝くじか。でも宝くじって結果を操作してそうだよな。何億なんて大金を運がいいだけの奴にくれてやるとは思えん。
ああいう賭け事は胴元が勝つようになってるから不正をする必要がないらしいし、抽選もライブで見れるから不正ができないようになっているのかもしれないけどやっぱり信じられないよな。
根幹にあるのはこの国の人間、特に金持ちや企業に対する不信だ。一見公正に見えても裏で手品まがいの想像もつかないような方法や技術で結果を操作しているとしか思えない。
特に機械抽選は信じられる要素が1%もねぇ。サッカーの結果を当てるとかそういう不正をしにくいやつなら買うのもわかるけど。
なんにせよ宝くじなんて未来を見れてもはずれにされそうという話。宝くじなんて買う奴の気が知れないけど、本当に億万長者になっている奴もいるのかもしれないと思うと嫉妬がとまらん。
宝くじの全部が全部操作されてるってわけでもないだろうしな。トータルでプラスになってる奴や億万長者になっている奴がいると思うとぐぎぎですわ。
まぁ大半は養分だろうけど。愚者の税金とはよく言ったもので。
もしも未来を見れるなら
そう思えるのは未来に幸せを確信した証です。
もし、暗い未来が待っていると思うならできるだけ
見たいと思わないむしろ目を背けたいはずだからです。
''見れるなら''には希望の意識が含まれていると思います。
''もしも未来を見れるなら''と思えるような今日を生きたいと思いました。
#13「もしも未来を見れるなら」
今とても不安で、どうしても落ち着かないことは誰にでもありますよね
これの結果を早く知りたい、これの当選者発表まだかな、と沢山の気持ちがあると思います
みなさんなら、もしも未来を見れるなら、いつの自分を見に行きたいですか?
俺は結婚相手と、就く職業が見たいです(笑)
見えなくても生きることはできるから、お互い人生頑張りましょう٩(ˊᗜˋ*)و
いつか誰かが愛してくれるのだろうか
それだけが知りたいし、知りたくもない
『もしも未来を見れるなら』
自分が死ぬ瞬間を見たい
蝶のように羽ばたくことをしたして
君の幸せ祈るばかりで
題「もしも未来を見れるなら」
空
アオゾラが眩しいって思うことがあった。
曇天が丁度よい。だって僕の心も物心ついた時にはもうくもってたし。
嫌なことも仕方ない。心が元々晴れないからきれいな青空にはならないだろう。
これからも僕の心は曇空なんだろうな
ホントは太陽の眩しさが気持ち良いのは知っている。
本当はきれいな空が心地よい僕になりたい。
閉じこもってちゃ変わらない。わかってはいるんだけど
自分ではない誰かと関わるこで変わるのかなー
変わりたい
そう思わせてくれた。
勇気を出して心の空色を変えよう。
一緒に話してくれた。共感してくれた。
少しずつみえる景色が変わった。
青空がきもちよくなった。心の霧が晴れ眩しいのも気持ちよく感じた。
あぁ これで良いのか。 これが今の僕の心
また一緒に歌おう。
百合の咲く公園で。
もしも未来を見れるなら、あの人の未来を見たい。
あの人は高嶺の花だからきっと誰かと恋に落ちそうな気がする。だからせめて、無駄だろうけど、誰とも恋に落ちない未来であってほしい。
その時までにはきっと私は勇気を溜めておくから。ちゃんと私から気持ちを伝えるから。
でも、恋人出来ちゃうんだろうなぁ。
あの人が見つめるあの子への視線は、単なる「友達」なんかじゃない、多分だけど。好きなんだろうなぁ。
意識しているからこそ沸くこの「ヤキモチ」とゆうよりかははるかに重い「嫉妬」と「嫌悪感」がぐちゃぐちゃに混ざりあって、私の胸を締め付ける。
忘れてしまうことも出来ないぐらい私はあの人のことを憶えているだろうね。
だったらまぁ、しょうがない、遠くへ行こうかな。
_未来を知るよりも先に
/もしも未来が見れるなら
未来が見えたところで、なんの意味も無い。
未来が見れたうえで過去に戻れるならば、成したいことは沢山あるけれど、過去に戻れないならばもう……。
「これから僕が何をどうしたって、君は帰ってこないもんね」
墓石に話し掛けた。ここに、かつて僕の友人だった彼はいない。もう、この世のどこにもいない。
「僕もね、早く君のところに生きたいのに、アレが邪魔ばっかりするんだ。酷いよねぇ」
笑い、持ってきた酒を墓石の前に置く。君と、よく一緒に飲んでいた酒だ。
もう一緒に飲むことすら出来ない。
「君が僕に生きろなんて言うから、アレが邪魔しに来るんだよ。ほんと、嫌な呪いだ」
サァっと風が吹いた。その風に乗って遠くから、嫌いな彼の声が届く。僕を探しているらしい。
「ふふ、普段は見つけられないくせに、僕が自殺を試すと必ず邪魔しに来るんだよ? 野生の勘ってヤツかな」
「また、気が向いたら来るよ。アレが来ちゃうと一気にうるさくなるからね」
短い墓参りを終えて立ち上がった。
今日は良い天気だから、川にでも飛び込んでみようかな。
「もしも、未来が見られたら」
自分がいなくなったあとの
大切な人たちのその後や
世界の不幸は知りたくない
知らなくていいこと 見なくていいことが
たくさんあるから みんな先に逝く
もしも未来を見れるなら
もし見れるんだったら
親の死際を見ておきたい
私の将来は
自分の選択で決まるのだし
運命の人は
運命的な出逢いをするから
運命なのであって
確認することじゃない
私の死際でもいいけど
私の死は突然の方が悲しめる
自分が死んだその先なんて
興味が無い
親の死際を見ておけたら
それまでに私がやるべきことが見つけられる
ありがとうって 嫌でも伝えないとね 。
_ ₃₀
そこに未来と呼べるものはあるのか
滅ぶ可能性だってある世の中の文化文明
不安症のわたしは想像するだけで怖くなる
でも、目の前にしたら案外恐ろしくないもの
だから、世界の結末を知ってしまった方が
安心するのかもしれない
もしも未来を見れるなら
未来って、不安だ。
大きい悩みから小さい悩みまで、誰しもが不安を抱えている。
その中には当時は真剣に考えていたけど今思うと大したことなかった悩みだってある。
だからもし未来が先に見えたなら、少しでも辛さを軽減できたらなって思うんだ。
もしも未来が見えたなら、まず隣にいる君がちゃんといるか確かめたいかな。
これがいい、あれがいい。
アクアリウムみたいに映る、無限の未来を眺めながら、多くの人が期待に胸を躍らせている。
「俺は将来、弁護士になるみたいだ」「私はお金もちと結婚するって」
「僕は…、何かの運転手になるみたい」
暗闇で何かを握って、アクセルを踏む私。窓辺からは、青赤と明滅する星々がきらめいていた。
「なんだ、やっぱおまえは大したことないな」
「…そうなの?」
小学生に過ぎなかった私には、実感がなかった。映像だけが写されても、自分がそうなってる未来など想像がつかず、どこか別の世界に迷い込んだようだった。
あれから十年後、
私は宇宙を旅している。
同級生も未来に達したようだけど、弁護士はどこも飽和状態で就職が大変。女の子はどうも幸せそうにみえない。なんでも、軽い監禁状態だとか。
だからといって、私が幸せかと言われたらそうでもない。ただ、生きることはできている。
みんなは未来を手にしたけれど、それで本当によかったのかしら。
『もしも未来が見えるなら』