『もしもタイムマシンがあったなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もしタイムマシンがあったなら、今日私を接客してくれた人の眩しいぐらいの笑顔をもう一度拝みたい。
腕を組んで仲睦まじそうに、色とりどりのネオンライトが煌めく歓楽街に消えていく男女二人。
嬉しそうに笑う青年と、目尻を下げた婦女子。
写真の中の二人は、誰が見ても恋人らしくて。
その幸せオーラが憎らしくて奥歯を噛み締めた。
「クロ、ですね。」
数枚に渡って提出された写真の中には、人目を憚らずに唇を重ねている姿が写ったものもある。
「出張ということで、気が緩んだのでしょう。これだけハッキリ写っていれば、証拠能力は充分にあると思われます。」
これを持ち帰ってきた探偵は、淡々と成果についての見解を述べてくれた。女の顔がしっかり撮れてるものもある。これならきっと、女の方にも慰謝料を請求出来るだろう。追加料金を払った分はあると思える、素晴らしい仕事ぶりだった。
「では、後金は口座にお願い致します。」
そう言って探偵はカフェを後にした。
この写真があれば、彼の社会的信用に大きく傷をつけることができる。離婚は当然のこと、彼の会社での居場所さえ、奪うことが出来る。
切り札を手にした。
私は、いつだって勝てる。
だというのに、机の上の紅茶も窓の外も、全部灰色のまま。
悔しい。女に笑いかける顔は、私が好きだった顔のままだった。相手が私から女にスライドしただけ。
それが、何より憎らしい。
もしあの時、
私が落とし物なんてしなければ。
彼に恋なんてしなかったのに。
もし、あの時。
彼の引っ越しに着いていかなければ、そこで縁が切れていたのに。
もし、もしもあの時。
彼の指輪を受け取らなかったら、
もし、もし、もし。
過去に戻れたなら、教えてあげたい。
「あんたが好きなそいつ、とんでもないクズだったよ。」って。
そしたら、こんな苦しい気持ちなんて知らなくてすんだのに。
もしもタイムマシンがあったなら
クソくだらないね。タイムマシンはまずどれだけ飛べるの。11年? ああ。ごめん。100年飛べるの?そしてつまらんことにどこに飛べるかわからんのね? うーん、じゃあまず飛んでどこにいるか連絡できるのね?じゃあ連絡して。ふむ。2001年9月11日アメリカ?ダメ!戻ってきなさい。次。2011年3月11日? なんでそんなもんあんたピンポイントで選ぶのよ。ダメよダメ! タイムマシンがあってもそんなもんコントロールできないのよ、ねえ! いやなんでそこでべっこうあめ持ってくるの…わたしそれすきよ…でも歴史は変えられないのよ!仕方ないのよ!私も泣くの…
1970.11.25 @市ヶ谷駐屯地
三島ー‼︎死んでる場合じゃねぇ‼︎
豊饒の海のラスト何なんアレ‼︎⁇
ふざけんな書き直せや‼︎
◼️もしもタイムマシンがあったなら
『もしタイムマシンがあるなら、ぼくはおばあちゃんに会いに行きたいです。りゆうは、おばあちゃんにたくさんつたえたいことがあるからです。おばあちゃんはぼくが小学校に入学するまえにしんじゃいました。おばあちゃんにばいばいもありがとうも言えなかったから、すごくかなしかったです。なので、おばあちゃんに会ってたくさんありがとうを言いたいです。』
『もしもタイムマシンがあったら』を題材にした小学二年生の頃の作文。今も俺は祖母に何も言わなかったことを少しだけ後悔している。
あの時から数十年経ち、俺はもう四十代後半だ。とっくにひとり立ちをし、結婚して子供も二人いる。素敵な妻と可愛らしい子供に恵まれて幸せだ。これからもずっとこの四人で暮らしていきたい。
けど、そんな子供や妻ともいつかは別れを告げる日がくる。子供たちには日頃から感謝を伝えることを忘れないようにと教えている。俺と同じような後悔をしてほしくないから。
俺が五十歳になる前の頃、母が突然倒れた。長くは持たないらしい。
知らせを受けて俺は病院に急行した。病室のドアを開けた先には、沢山の医療機器に繋がれた母がベッドに横たわっていた。
「あら、あなた……来てくれたのね……」
消え入りそうな声で母は言った。やせ細った全身、生気のない顔。俺は全てを悟った。いつか来るものだと分かっていても、いざその時になればやはり悲しいものだ。
いくら悲しんでもいい。俺はただ、後悔したくない。
「母さん、今までありがとう。俺の母さんが、あなたで……本当に、良かった……」
俺は母に必死に感謝を伝えた。母も俺の声に答え続けた。後から俺の家族が病室に来ても止めることはなかった。
「17時59分、ご臨終です」
「おばあちゃん、ありがとう……ありがとう……」
「お義母様……本当に、お世話になりました」
「おばあちゃんとあそんだこと、ぜったいわすれないからね!」
母の死亡を告げられ、家族も一人一人感謝を告げた。
「母さん、ありがとう。おやすみ」
今の俺に、後悔はない。
主題『もしもタイムマシンがあったなら』
副題『後悔』
もしもタイムマシンがあったなら
昨日の投稿と被りまして。
ってことで、全然違う話。
(本当にくだらないので、お忙しい方は読み飛ばして頂いてかまいません。)
以前の投稿で、自分の行動範囲が狭すぎるので何とか打破したい、と書いた。
そこで行ったことのない場所で思いついたのが“漫画喫茶”。
実は1カ月くらい前にデビューを果たしたので、その感想でも。
結果控えめに言って“最高”、もひとつ言えば“楽園”だった。
未知の世界へ踏み出したそこは、ちょっとしたホテルのフロントを彷彿とさせるような佇まい。
制服のお姉さんに流れるように案内をされるとそこには、足元から天井まである大きな棚が所狭しと並んでいる。
そして、その棚の上から下まで漫画がびっしり並んでいる。興奮状態。
座り心地の良い椅子と机、ひざ掛けに腰当て。なんという行き届いたサービス。
まだまだ終わらない、ドリンクバーまで付いてきた。もっと嬉しいのがソフトクリーム食べ放題。有頂天だ。
こちらのオーナーさんは、どうして私の好みを熟知しているのだろうか。
「ごゆっくりどうぞ」
優しいお姉様のお言葉にたっぷり甘えさせて頂いた。
数時間後、私の“領域展開”は大成功に終わった。
と同時に、“もう抜けられないのではないか、大丈夫か?”と囁くもう1人の自分がいる。
これからは自制心を育てるための“術式”を学ばなくてはならない。
次に“領域展開”する場所は“高専”に決定だ。
ね?くだらないでしょend
『もしもタイムマシンがあったなら』
⇑この題材、前にもあったような?
の前に…
皆様のおかげで、
♡もっと読みたいが1000件を超えました
ありがとうございます!
私の作品は、全てノンフィクションですw
心の調子次第で作風も替りますが…
ここでお話することで、
自身と向き合うことが出来ています
まだまだ心は未熟者ではございますが
また遊びに来てくれると嬉しいです★
さて本題
私は…
正直、死ぬほど
いや、何度も自身で自分を殺した
辛い過去ばかりだが
過去が変わったら…
恐らく今の自分に出会えないこと
今の仲間や大切な人に出会えないことを考えると
過去には戻らない選択をする
宝くじとか、競馬とか当ててもさ…
それってもう自分の運とかじゃなくてインチキじゃん?
そんなので本当に…幸せ!?って思っちゃう
自分で掴むから幸せなんじゃないの!?
かと言って
未来にも行かなくていい
未来の自分は幸せかどうかを知りたい気もするが…
行った先の未来に
もし自分が居ない世界だったとしたらと考えると
それはそれで耐えられないし
今、大切な人との繋がりがなくなってるかも!?
とか思うと…知らなくていい
知らないほうが幸せなこともある
だから…
『もしもタイムマシンがあったなら』
あっても
私は…使わない!
これが私の答え
私は…
過去に沢山傷ついた分
人の痛みを知っているし
今ある幸せは今、感じる
そう決めたから!
まだ起きていないことに怯えるのは
もう止めたいから!
だから、今を精一杯生きる!
私はそれで十分だ!!
もしもタイムマシンがあったなら
もしもタイムマシンがあったなら
高校生ぐらいに戻れて今とは別の進路へ
進んでみたい
年々歳を重ねるごとに新しいことに
チャレンジするのは難しくなってきているので
もっと若いうちにいろいろ行動できていたら
良かったように感じている
もしもタイムマシンがあったなら
未来にいって、
何歳で死ぬかを知りたい。
そこに向かってなら生きていける気がする。
ーー
チョコを食べて、
チョコを食べる前に戻して、
チョコを食べて、
チョコを食べる前に戻して…
ってやりたい。
…何言ってんだ?
もしもタイムマシンがあったなら
過去に戻ってやり直したいことがある
道を間違えないように
後悔をしないように
もっともっと、出来たはずだから
未来を変えることになるけれど
その時の自分に
もっと良い選択をして欲しいと願う
未来にはたどり着けないやり直したい過去のあれこれの残骸
もしもタイムマシンがあったなら
もしもタイムマシンがあったら、未来と過去が同じになってしまう。
「もしタイムマシンがあったら」
タイムマシンがあったら、過去や未来じゃなく並行世界にも行けるのだろうか。
いじめられなかった世界線。
第1志望に受かった世界線。
今でも忘れられないあの人と結婚した世界線。
もし、行けるのなら今の世界線から抜け出したい。
もうこんな人生嫌だ。
並行世界にいる自分を殺して、今度こそ人生を謳歌するんだ。
幸せになりたい。
【もしもタイムマシンがあったなら】
タイムマシンがあったら、未来に行って
私がどうなってるか知りたいな
幸せに過ごせているだろうか
家族との仲は良くなっているのか
私の隣には誰がいるのか
今好きな人の隣には誰がいるのか
すごい気になるよね
だから未来に行きたいな
過去に行っても
姿は今のまんまじゃん?
だから世間に顔は出せないかなって
【もしもタイムマシンがあったなら】
私はそれを壊すでしょう。
未来なんて見えなくて良い。
過去なんて変えなくて良い。
君がいる今を
ただ守りたいんだ。
もしもしタイムマシンがあったなら
私なら絶対過去に戻る。
小学3年生になる前にスポーツ少年団入るのだけは考えろって言う。
体力はつく。運動も得意になる。痩せる。
ただ、入ったら毎日死にたくなるよ。毎回の練習でしごかれ、殴られ、馬鹿にされる。今日は誰の番か、ずっと怯えながら練習行くことになる。私の番じゃないことにほっとして、そんな自分が嫌になる。痛くて、怖くて、自分でも何に泣いてるのか分からなくなるくらい泣くことになるよ。
どっちを取りたい?
入っちゃった後に戻るなら外部の誰かに助けを求めよう。私も手伝う。親はダメ。自分の時もそうだったって言うだけだから。「でも、選んだのは自分でしょ?」「じゃあ辞める?」って言われたら私の性格だと辞められないよね。選んだのも私。楽しかったことを思い出して辞められないのも私。学校もダメ。親に伝わっちゃうから。学校にチクったことを怒られるのも怖いよね。少年団の親とか上手くなりたいチームメイトに何言われるかわからなかったからね。
小学生の私ができることで唯一考えられるのは、学校で配布されたどこかの機関からの悩み相談のプリント。折って手紙にしたらそのまま投函できるあのプリント。ずっと棚の教科書と教科書の間に挟んで、何度も書いては消して、泣いて、元の場所にしまって……。匿名って書かれてたけど、私が書いたっていうのがバレるの怖くて、辞めて何年も経ってから捨てた。中学生の私が見つけて捨てたはず。確か、体罰受けてるなんて書けなくて、兄弟がウザいとかそんなしょうもないことも書こうとしてたのも覚えてる。
もうどうしようもなかったら、私が確実に殺してあげる。
中途半端にやって生き延びないように、生き延びて、恥かかないように、迷惑かけないように。貴女が死んだら私も死ぬと思う。貴女にだけ痛い辛い思いをさせてしまうのはごめん。一緒に死のう。あれから10年以上経った今の私も無性に死にたくなるんだ。こんなことしか思いつかなくてごめん。私を救いたいけど、最終手段がこれしか思いつかない。ごめんね。
とにかく貴女を助けたい。
こんな人間になってしまう前に、止めたい。
こんなつまらないこと書くつもりなかった……これに関することを思い出すと、泣きそうになりながら駄文をつらつらと書いてしまう癖辞めたい。まだ、過去に縛られてる。無駄に自分で自分を傷つけてしまう。自分傷つけて、「私、可哀想」を何度も繰り返す。忘れたい。たまに夢に出てくる。自分って何だろうって考え始めると、必ずこのことを思い出してしまう。小学生の頃の記憶を全て消し去ってしまいたい。
学校のチャイムが鳴り、古文の教師が補習の終わりを告げる。
教師の言っていることが何一つ理解できなかったが、いつもの事なので気にしない。
あの言葉がかつて日本で使われていたとは驚きである。
昔の人は、よくあんな言葉で会話するものだ。
私はそんな地獄の補習がひと段落付いたことに安心感を覚える。
だが油断は出来ない。
補習自体はまだ半分しか終わっておらず、休憩が終わればまた地獄の時間が始まるのだ。
次の補習は宇宙人の言語、数学である。
日本語でも難しいのに、宇宙人語は無理なんだよ。
せめて人間の言葉にしてくれ。
それにしても、と思う。
今日は夏休みだと言うのに、なぜ私は学校で補習を受けているのだろうか?
私の立てた予定では、今頃は恋人の拓哉とデートしているはず……
そして私たちは砂浜を、手を繋いで歩く。
そして人影のない岩陰で、拓哉は私の耳元で『咲夜、愛しているよ』と囁くのだ
それを聞いて私は――
そうなるはずだったのに!
なんでこうなった?
なんで私はこんなにもバカなんだ。
でも言い訳はさせてもらう。
私は努力した。
拓哉と過ごす時間を増やすため、必死に勉強した。
なんなら拓哉にも勉強を乞うた。
だが、結果は赤点。
現実は非情である。
「おい、すげえツラしてんぞ。
彼氏に会えない禁断症状か?」
話しかけてきたのは、私と同じ補習者の桐野。
不名誉なことに中学からの幼馴染で、その時からずっと同じ補習を受けている。
ロマンスが起きそうなシチュエーションだが、彼にはとくに特別な感情は無い。
私には卓也がいるからだ。
ちなみに、こいつはそこそこ勉強できるくせに、いつも出席日数が足りなくて補習を受ける羽目になっているアホである。
まさに才能の無駄遣い!
なんでこんな不真面目な奴が頭がよくて、一応授業には出ている私の方がバカなんだ!?
なぜ、コイツは私が今一番欲しいものを持っている!?
その頭を私に寄越せ!
私の方がうまく使える!
不公平だ!
「おい、なんで顔がさらに険しくなるんだ?」
「世界は不公平に満ちていると思ってね」
「よく分かんないけど、俺には関係ないよな?」
「桐野、お前を取り込んで全てを知識を得る」
「前からおかしいと思ってたけど、別の方向でさらにヤバくなってる。
拓哉を呼ばないと収集付かないな、コレ……」
「拓哉?
ああああ拓哉ぁぁぁぁ会いたいよー」
「情緒が不安定過ぎる……」
私の目から、とめどなく涙が溢れる。
今まで我慢してたのに。
せめて補習が終わるまでは泣くまいと誓ったのに……
桐野のせいだ。
「泣くなよ」
「桐野のせいだ」
「なんで俺!?
いや俺のせいか……
それはともかく泣きやめよ。
他の奴らも驚いているだろ」
「私、頑張ったのに、頑張ったのに」
「ああ、わかるよ。
俺も頑張ったのにダメだった」
「あんたの場合は自業自得だろうが!」
「理不尽」
「拓哉に会いたい」
私は机に突っ伏す。
涙が止まらない。
その時、教室がざわめく気配を感じた。
そして桐野が「救世主が来た」とつぶやいたのが聞こえた。
もしや拓哉の事か?
私が顔を上げると、そこにはまさに拓哉がいた。
「咲夜、泣いてるけど何かあったのか?」
「えっと、あくび。
昨日寝れなくって」
「コイツ、寂し――ゴフ」
余計なことを口走りそうになった桐野を、殴って口封じする。
これだから桐野はバカなんだ。
「それで、拓哉はなんでここに?」
「差し入れしに来たんだ。
ほらカフェオレ」
「ありがとう」
拓哉は、私が好きな砂糖マシマシのカフェオレの紙パックを差し出した。
ここにくるまでに、コンビニで買ってくれたのだろう。
とてもありがたい。
勉強で疲れた頭が、糖分を欲しがっていたのだ。
これで、残りの補習を頑張れる。
「補習、頑張れよ」
私がカフェオレを飲み始めたのを見て、拓哉は笑う。
拓哉の笑顔を見て、私は気づいた。
私が本当に欲しかったのは、桐野の頭なんかじゃない。
なんでこんなものを欲しがっていたのか……
過去の自分が恥ずかしい。
私が今一番欲しかったもの。
それは、拓哉の笑顔だった。
そのためならば、この地獄の補習、乗り切れる!
「授業を始めるから、全員席に着け。
楽しい楽しい数学の時間だ」
ゴメン数学は無理。
『もしもタイムマシンがあったなら』
とりあえず未来に行って、明日の試験の回答を盗む。
もしもタイムマシーンがあったなら
もしもタイムマシーンがあったなら、もう一度あの時に戻りたい…。貴方が…貴方が死ぬ間際に。戻らせて。
あの時貴方は幸せそうに、この世に悔いを残さず死んでった。でも、それは私にとっては最悪だった。
静かな病室、消毒の独特な香り、窓際に置いてある一輪の花。落ち着いた雰囲気が貴方の最期にとても似合っていた。近頃の貴方は元気がなかったもの。こんな日が早く来るなんて心の何処かではわかっていた。私達二人は幼い頃からの幼馴染カップルだった。お互いがお互いに愛し合っている…この時まではそう思っていた。私は、愛が重たい。親が私を産んでから早く死んでしまったから、両親からの愛を知らない。だから、自分は他人を愛すことでしか満たされなかった。だけど、貴方はこんな自分を愛してくれて…自分のワガママも聞いてくれた。
貴方の手をとり、撫でながら私は花をみて「綺麗。」と言ったら、貴方は「…嫌い。」。そう言うから、なんで?と聞き返そうとあなたの顔に視線を移すと、貴方が見ていたのは花ではなくて、"自分"だった。驚いて、「花のどこが嫌いなの?」そう聞けば、「お前だよ…お前のことが大嫌いだったんだよ。なんで彼女づらしてんだよ。俺の最期になんでお前がいるんだよ。お前はずっと勘違いしてんだよ。」と病気のせいでなのか、震えながら自分に言ってきた。自分は訳が分からなくて混乱してしまった。そしたら彼は、自分の手を振りほどき倒れた。
ピコーンピコーンと病室でアラームが鳴る。お医者さん方が来る。自分が病室から出される前に覚えていたのは、あなたの部屋にある花たちだった。
自分の近くを通る看護師が一人、「あの花たちはみんなご自分で選んでましたよ。綺麗ですね。」と自分に言ってきた。そうだったんだと思い好奇心で、花言葉を検索してみた。貴方の部屋にあったのは、黒のバラ、スノードロップ、キンギョソウ、ロベリア、黄色いカーネーション。それぞれを調べてみると、「憎しみ」、「あなたの死を望みます」、「でしゃばり」、「悪意」、「軽蔑」。だった。貴方は、自分が来ていることを知っていたんだ。今までは、狸寝入りしていただけだったんだ。きっと、喋りたくないからこうやって花言葉を通して伝えてたんだ。言ってくれればよかったのに、今までこんなに貴方に対してしてきたのに…私は涙が溢れた。
もしもタイムマシーンがあったなら、貴方が死ぬ時に戻って聞きたい。なんで、私を勘違いさせたままにしておいたの?私に、話しかけてくれた看護師は浮気あいてじゃないの?そうでしょ?あの花が飾られ始めたのは1週間前でしょ?その時のあなたは元気だったわよね?ご自分で選んでましたよ。って、一緒に行かなきゃわかんないじゃない…
私は過去に戻って、貴方を殺したい。
我ながら身勝手である
とんでもないクソ野郎だとも思う
それは多分
過去であっても未来であっても
変わらないことなのである
だからどうぞ
期待しないで、何も望まず
大人になってくださいな