『もう一つの物語』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は、何も考えずに生きてきた。
親にひかれたレールをただ歩くだけ。
それは、とても楽なことだった。
だって、自分で決める必要がないから。
たとえ、失敗したり、嫌なことがあったりしても、親のせいにできるから。
いつしか、自分の意思がなくなった。
自分で決めることが出来なくなった。
普段の服も、大学などの進路も、就職も。
自分ってなんだろう。
自分がやりたいことってなんだろう。
好きなこと、好きなもの、、、。
自分の好きってどんなものだろう。
最近、自分について考えてみた。
親にひかれたレールの他にも、レールがあることに気がついた。
見えていなかった。
いや、見ようともしてなかった。
レールって分岐していて、選択は無限にあった。
はみ出したっていいじゃないか。
自分について考えて、自分なりに答えを出して、
素直に、進んでみよう。
自分を見つけにいくんだ。
密かにそう決めた。2023年。
ここから始まる、私の「もう一つの物語」
恋を知らない生き方をしていたら
どんな世界が
見えていたのだろうね
涙を知らない一生を
まっしぐらに淡々と歩いていた
そんな景色かな
何にしても
つまらない物語になっていたと思うよ
#もう一つの物語
お題 もう一つの物語
私には妹がいた。
流産で死んだらしい。
その時の記憶を何故か鮮明に覚えている。
まだ、6、5歳の私の手の人差し指を握りしめてい
る、小さな手。
その小さな手は、なんだか紫色をしていた。
死んでいたのか、その時にはまだ生きていたのか。
そんな事は分からないが、確かにこの手を握ってい
た。
私が初めて、死を知った瞬間だった。
そして私が初めて、お姉ちゃんになった瞬間だった
。
妹が私の代わりに生きていたら_______。
そう、考えない日はない。
でも、その理由は綺麗なものなんかじゃなく、
私の身代わりになって欲しい、そんな理由だ。
中学になってから始まった、同級生からのいじめ。
辛すぎた。何回死のうと思ったか。
でもそんな勇気はなかった。
だから、変わって欲しかった。
逃げ出したかった、この日常から。
今日も妹の仏壇の前で今はもういない妹へ、言う。
「私の体で生きてみて。」
たまに考えることがある。
この世界には私たちが生きている地球と同じような世界が存在して
同じような歴史を繰り返して
もう一つの物語を創っている世界があるんじゃないかと。
あったら面白いよね。
【もう一つの物語】29 kogi
『もう一つの物語』2023.10.29
もし、今の仕事をしていなかったら何をしていただろう。
案外、実家の寺を継いでいたのかもしれない。案外、あのままサラリーマンを続けていたかもしれないが、寺を継ぐ者がいないので、すぐにやめてそうなっていただろう。
そうなると、役者なんてやっていなくて、他の連中とも今みたいに会うこともなかっただろう。
他のやつはどうだ。
一番身長の高い彼は、きっとサラリーマンをしていたに違いない。金髪の彼は、医者になっていたかもしれない。いじられキャラの彼は高校教師をしていただろう。最年少の彼が一番、想像つかないが、セレクトショップかなにかを開いて個性的な洋服でも販売してそうだ。
それぞれがそれぞれの道を歩んで、少しもすれ違うことはない。万が一、会うことがあっても。今のような親密さはないだろう。
別世界別次元の世界のことをマルチバースというのだと、一番身長の高い彼がいつか言っていた。その世界には、俺たちだけど違う俺たちがいるのだという。
今の関係はとても心地がいい。ケンカもするし、腹が立つこともあるし、何度も解散しようと思ったこともある。しかし、それでも一緒にいるのは、彼らといると安心するからだ。
親友とは違う戦友のようなもの。その表現がしっくりくる。
そこまで考えて、次回の本公演のテーマが決まった。
登場人物は俺たち。今の仕事をしていない俺たちを描いた作品にしよう。
役者をしている俺たちとしていない俺たちの世界をテレコするというわけだ。
もう一つの物語。
それが、次回のテーマである。
もう一つの物語
お腹を空かせてたどり着いたその先で
新しい猫生が始まる
そこにたどり着くまでの
空腹の理由や
生まれや家族との別れ
それがもう一つの物語
(君の物語を聞けたらいいのに)
もう一つの物語か……
私は生まれ変わりの世界を想像するなあ……
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
2☓☓☓年。
私は今日から高校生だ。
天気は快晴。桜の花びらがいい感じに舞っている。「きれ~い」と思わず声が出る程だ。
「今日から高校生」ってことは、今日は入学式。初めてみんなに会うからめっちゃ緊張する〜!
正門をくぐって、階段上って……、着いた!ここが私の教室かあ。えっと、、私の席は、あった!真ん中かぁ。普通だなあ。私が来たのは5番目。みんな結構来るの遅めなんだなあ…。
ここが私の席!窓側の方が好きなんだけど!
しばらくすると、大半の新入生が来た。
へえ〜、うちのクラスってこんな感じなのかあ。まだみんな人見知りって感じだけど、にぎやかになりそうだ。
その日は入学式だけですぐに帰った。
翌日。
「おはよう〜!」
声をかけられた。私はとっさに「お、おはよ!」と返した。対応の速さに驚いた。
今日はレクリエーションをした。自己紹介したり、雑談したり、結構なクラスメイトと友だちになれた。
休み時間。
私は自席で暇を持て余していた。
ん〜…10分かぁ。席にいるかなあ。っていうか暇だなあ。あ、ちょっと歌でも歌うかなあ。
私は歌が好き!音楽が好き!
その休み時間に小声で歌を歌っていた。まあ、クラスはレクリエーションで盛り上がって仲良くなった子の会話でにぎやかになっていて、周りに私の歌声なんて聞こえなさそうだ。
あ~、歌って最高!
そんなことを思っていて、歌を歌っていたら、私の席の前の子が振り向いた。
ねえ、その歌、なんて歌?歌、上手いね!
その子に初めて話しかけられた。びっくりした。
え、?あ、えっとね、☓☓☓っていう歌だよ!
あ、知ってる!その歌、私も好きだよ!
その子を見た瞬間、私は涙が出そうになった。
あ、あ、あれ…?この子に会うのって初めてだよね…?どうして涙が出そうになるの?どうして泣きたくなるの?どうして私の心はこんなにも「哀しい」って感情を抱くのだろう?もしかして、、、?
とびっきりの笑顔で話しかけてくれた。その笑顔はあの人に似てる……。
私はね、☓☓☓っていうの!仲良くしてね!
うん!!私は☓☓☓だよ!よろしくね!
私も最高の笑顔で話した。涙が溢れないようにするのに精一杯だったけど、楽しかった。
私はこの瞬間に確信した。
あなたが最高の友達だと―。
前世では先輩と後輩という関係だった。
今は友達という関係。
今の私には前世の記憶はない。そもそも前世があったことを知らない。
だから、前にあなたに会ったことはある気がするけど、それが本当か嘘かはわからない。
私は夜を司るもの。
オレは昼を司るもの。
ある日、私(オレ)は時空の歪みに巻き込まれてとある世界に落ちた。
ある日、僕は空から流れ落ちる黒と黄の光を見た。
生きていれば多くの選択肢が私達を待っている。
朝何を食べよう、髪型やメイクはどうしよう、時間ができたからどこか気晴らしにでも行こうかな、夜は好きな配信者のライブを見ようかそれともたまにはゆっくり休もうか。大学はどこにしよう、就きたい職業はなんだろう、家はどこにしよう、ペットも飼いたいけれど犬にしようか猫にしようか。
私が今まで下してきた選択の多くは、私を幸せたらしめなかった。だからか私は間違えたという言葉を自然と使ってしまうようで、古くからの友達にも、以前お付き合いしていた彼にも言われてしまったほどだ。
――あなたに会えたこと、今もこうして幸せに過ごしていること、全部が嬉しい。あなたを選んで正解だった。
その幸せは長続きしなかった。
あの時どうすればよかったのだろう。どうすれば正解だったのだろうか。最近はこうしてもうひとつの物語に思いを馳せることがいつもだ。後悔しても何も変わらないし、選択を間違えた結果に溢れたこの世界で、今もまた知らず知らずのうちに未来の後悔を生み続けているのかもしれない。
――今まで君が会ってきた人の中で、会って正解じゃなかった人なんていないと思う。中にはもちろん嫌いな人だっているかもしれないけれど、その人に会えていなかったら今の君じゃないんだし。
彼の言葉にはどういうわけか説得力があった。過ごした年数は変わらないはずなのに、彼のほうが私よりも世界の多くを知っているような気がした。そしてその勘は当たっていた。私なんかよりもずっといい女を捕まえてこの家を去った。私のような狭い心と考えの女には興味がなくなったのだろう。以来一度も彼とは話していないし、連絡も取っていない。これからは友だちとして、という彼の提案を受け入れることができなかった。心を支えてくれていた人が失われ、暗闇に葬られた当時の私には。
大学生の頃から一人暮らしをしていたこともあってそれなりに料理は作れたものの、人に振る舞う味とは言えなかった。彼のために一生懸命料理を練習して、彼が食べたいと話していた料理も挑戦して、そして彼は美味しい美味しいといっぱい食べてくれて、私は嬉しかった。今となっては振る舞う相手もいない。
二人で買い物に行って、彼に似合いそうな服を見せると「おお、いいじゃんそれ」と笑顔で答える彼。二人揃って好きな匂いだったことに興奮してすぐに買ったシャンプー。服もシャンプーも行き場を失ったかのようにこの家に取り残されたままだ。いつ彼が戻ってきてもいいように。
私はどこで間違えたのだろう。私のもうひとつの物語はどうなっているのだろう。今もまだ彼は私の隣にいるのだろうか。シャンプーの匂いは二人同じなのだろうか。私の料理は彼の口にも届いているのだろうか。
私は今夜もまた彼が使っていた布団にひとり沈んでいく――。
小さい頃の僕、あの時僕は事故で死んでいたかもしれない
死んだ後の世界はどうだったんだろう
親はお父さんお母さんはどんな気持ちになったんだろう
どういう年の取り方をしてたんだろう
お友達のみんなは僕に合わないことでどんな変化を起こしたんだろう
お父さん、お母さんはなんか仲が悪くなってそうだな
友達はなんか今と変わらずにいそう
でも、僕がいないって思うとちょっとは何か変わってたかも
もしくは僕がいない世界では、世界が崩壊していたかも
そんなわけないよ、だって今僕は何も変えられてないんだから
ちっぽけな影響しか持たないけど、世界は変わっている
今の世界は僕がいるから、今になっている
あの日から生き続けている僕のちっぽけな妄想
もう一つの物語
「今ここ、この瞬間」の私は
前よりも他人と比べることをやめ、
自分を認め許すことが少し出来るようになったよ
だから良いことばかりじゃなくても
なんだかとてつもなく幸せな気がする
ところでもう一つの物語
パラレルワールドの私はどう?
何かとてつもなく素敵なことが起こってる?
楽しんでる?
ご機嫌?
無理せずゆる~くやってる?
どちらの物語でも私から放たれた何かで、
周りが笑顔になってくれていたら嬉しいな
忘れないうちに書いて残しとく
この世界は救われた。再び平和が訪れ、もう恐怖に怯える必要などなくなったのだ。人々に笑顔が戻り、二度と闇に呑まれる事は無いのだろう。でも、僕らだけは知っている。この世界は数多の犠牲の上に出来ているのだと。僕はここに、確かに僕らはいたという証を残したい。他の人々が決して知ることのないその存在だけれども、記録だけは残したいのだ。或いは、誰かがここへ辿り着くなんて事もあるのだろうか。いつかこれを知る人がいるならば、その人物が僕らの物語を思い出してくれるのならば、僕らはきっと救われるのだろう。
[もう一つの物語]
僕と君とは、ただ舞台が違っていただけなんだ
僕には僕の、君には君の
どちらもこの世界に大切なもの
僕には立つことのできない舞台
君だけの、もう一つの物語
(もう一つの物語)
人生にもう一つの物語があるとするのならば悔いのないように進めていきたい
とある男女がいた。あの夏の日から、2人は一緒に過ごしていた。その2人を見て、人々は羨ましく思った。「お似合いだよね」「あの2人って、付き合ってるのかな」そんな会話があちこちから聞こえた。それは、2人が主役の物語。太陽みたいに輝いていた。一方日陰では、息ができなくなるほど嫉妬し、声を上げて泣いてる僕がいた。それは、もう一つの物語。あくまで主役はあの2人だ。そう頭に言い聞かせて、自我を抑えた。
もう一つの物語 フィクションです。
私は学校でいつも通り休み時間一人で本を読んでいた。
クラスメイトとは仲は良いが、授業で話したりするだけであまり話さない。
話しかけてみればもっと仲良くなれると思うが、あいにく自分には話しかける勇気がなく、一人で休み時間を過ごしている毎日だ。
今日読んでいるのは、お気に入りの本である親友二人の絆の物語だ。
いつも、親友同士の物語系を読んでいる私は、心の奥何処かで親友と呼べる人に出逢いたいと思っているのかもしれない…
ある日のこと、帰りの準備をしている時うっかり本を落としてしまった。だが、久しぶりの部活に遅れないようにと急いでいたことと、辺りがざわざわとしていたため本を落としたことに気付かずに教室を出てしまった。
部活で筆箱を出そうとカバンの中を開けたところ、本が無いことに気付き、部活終わりに教室を訪れた。
教卓のうえに、「本の落とし物です。」と書かれた花柄模様の綺麗なメモ用紙と共に今日落とした本があった。
「このメモ用紙、確か…」
一番うしろの窓側の席の松井さんが使っていたメモ用紙だ。
松井さんの席を通るときに、このメモ用紙を松井さんが使っていたのを思い出した。
次の日、松井さんにお礼を言おうと考えていたがなかなか話しかけれずにいた。
松井さんに話しかけるタイミングを休み時間が始まってからずっと見計らっていた私の視線に気付いたのか、松井さんが私の席まで歩いてきて、
「昨日落ちてた本、星さんのだったんだ。」
と私が手に持っていた本を指差して言った。
私は少し慌てながらも
「あ、うん。そうなんだ。昨日は拾ってくれてありがとう。」
と言った。
私は、松井さんの様子を伺おうと顔を見ると、松井さんは目をキラキラとさせて、
「もしかして、その本好きなの?」
ときいてきた。
気に入っている本だったため
「うん」
と答えると
「私もその本好きなんだー!その本好きな人に出逢えるなんて嬉しい!」
と答えた。
残りの休み時間は、松井さんとその本についての話題で盛り上がった。そして、松井さんと親友になった。
3年がたった今、あの本を久しぶりに読み、そのことを振り返った。
今でも松井さんとは大親友。
あの本には、二人の親友の絆の物語ともう一つの物語…松井さんと私の物語がある。
誰もが
日々の生活の中に
何十通り、何百通りも
選択肢があることに気付いている
『もう一つの物語』のチャンス、大あり!
だけど、多くの人の日常は
おもだって変わっていない
それは誰もがいつも同じ選択を
しているからに他ならない
そういう私の生活も
いつもの物語!
まー
もしもの話
「ねぇ、私たちって驚くほど性質が真逆だよね」
晴れ渡った青空の下。こんな日の昼休みは屋上で過ごすのがうってつけだと、彼女に言われて私はここにいる。
その彼女が急にそんなことを言い出すので、私は飲んでいた緑茶を盛大に咽せた。
「あー、もう何してんの」
「それはこっちの台詞。急にどうしたのさ」
「いや、ふと思っただけ。私は自由奔放で、思ったことを何でも口に出す。対してあなたは真面目で、思ったことはあまり口に出さないよね」
「否定はしない。口にしたとて碌なことにならないからね」
「でも、私の前だと違うよね」
彼女はくすくすと笑う。
否定はしない。事実その通りだ。彼女の前だと、ひた隠しにしていたはずの本音が露わになる。
私は大袈裟にため息を吐いて、彼女を睨む。
「お前のそういうところ、本当に嫌い」
「私は君のそういう棘のある言葉、好きだよ」
「棘のある言葉はそっちがよく使っているじゃない。他の子と喧嘩だってよくしているし、止めるこっちの身にもなってよ」
「まさか。君は私にそれができると思ってる?」
「いいや。少しも。ただの理想論だよ」
勝ち誇ったように笑う彼女に、私はピキッと青筋が立つのを感じた。
こいつの言動に腹が立つ。私の気が短いとかそんなのじゃなくて、こいつの言動が神経を逆撫でしてくる。
深く呼吸をして、私は口を開く。
「たとえばの話」
「ん?」
「もしも、私と君の手元に銃があって、どちらかが死なないといけない時。君は躊躇いなく私の眉間を撃ち抜くことできる?」
ただの心理テストだ。普通なら、撃てるはずがない、そんなことをするくらいなら自分で死ぬ、とかが定石だ。しかし、目の前の彼女は違う。
私とは違う道を歩いてきた彼女だというのに、考え方がとてつもなく似ている私たち。親友、と呼んで良いのかは分からないけど、お互いに本音で言い合うことは出来る。
「もちろん。その時は君の眉間を撃ち抜くよ」
清々しいくらいの笑顔で彼女は答えた。
ああ、なんて素敵な答えだろうかと。私は自然と頬が緩むのを感じる。
「そう。私もその時は君を殺すよ。その時になれば、お互いを切り捨てられる。……どうして、そこだけは似ているのだろうね。私たちは」
「知らなーい。でも、似ていることは悪くないでしょ?だって、理解者になれるってことだもの」
「まあね」
私は緑茶を一口飲む。今の話は例え話、だったけど、仮にもしもだ。別の世界線で、私と君が本気で殺し合うことになって。
私が、君のことを手にかけた時に。君の亡骸を抱きしめて、私は、きっと。
(……泣くんだろうなぁ)
頭の中で物騒なもう一つの物語を描きながら、私は彼女を喪うことに恐怖しているのだと思い知った。
分岐の片方想像しては心陰り諦めの日向
(もう一つの物語)
Theme:もう一つの物語
「歴史は物語みたいなものなんだよ。人が書きたいように書いたもので、主観的だったり意図的だったりする。だからせめていろんな側面から見ていきたいんだ。自分の目で見て事実を知ることはもうできないから」
歴史好きの友人に言われた言葉だ。そのときは、正直言ってピンと来なかった。
今は、よく分かる。
歴史は物語だ。戦いには勝者が、支配には統治者がいる。人を支配するのに、わかりやすい物語は実に都合がいい。歴史は、勝者にとって都合の良いように作られる。
友人が追っていたのは、その裏にあるもう一つの物語だったのかもしれない。
そして今、私はそれを知りたいと願っている。
この世界から欠落した記憶のピースを埋めたいのだ。
あの日から姿を消してしまった、友人の代わりに。