とある男女がいた。あの夏の日から、2人は一緒に過ごしていた。その2人を見て、人々は羨ましく思った。「お似合いだよね」「あの2人って、付き合ってるのかな」そんな会話があちこちから聞こえた。それは、2人が主役の物語。太陽みたいに輝いていた。一方日陰では、息ができなくなるほど嫉妬し、声を上げて泣いてる僕がいた。それは、もう一つの物語。あくまで主役はあの2人だ。そう頭に言い聞かせて、自我を抑えた。
10/29/2023, 12:40:28 PM