『はなればなれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「はなればなれ」
ニンゲンくん。いや、〇〇くん。
ボクに居場所をくれてありがとう。
仲間こそいるものの、ボクは天涯孤独だった。
キミが居場所をくれたおかげで、ボクは宇宙を救うことができた。また兄に会えた。お父さんにすら会えたんだ。
はなればなれだったボク達を、引き合わせてくれた。
どれだけお礼を言ったとしても言い尽くせないよ。
ひとりぼっちになってしまったボクを助けてくれたんだから。
小さな兄の居場所にもなってくれたんだから。
ボク達は幸せ者だね!
だから、キミが困った時には、必ず助ける。
だから、キミも助けを求めてね?
「前回までのあらすじ」───────────────
ボクこと公認宇宙管理士:コードネーム「マッドサイエンティスト」はある日、自分の管轄下の宇宙が不自然に縮小している事を発見したので、急遽助手であるニンゲンくんの協力を得て原因を探り始めた!お菓子を食べたりお花を見たりしながら、楽しく研究していたワケだ!
調査の結果、本来であればアーカイブとして専用の部署内に格納されているはずの旧型宇宙管理士が、その身に宇宙を吸収していることが判明した!聞けば、宇宙管理に便利だと思って作った特殊空間内に何故かいた、構造色の髪を持つ少年に会いたくて宇宙ごと自分のものにしたくてそんな事をしたというじゃないか!
それを受けて、直感的に少年を保護・隔離した上で旧型管理士を「眠らせる」ことにした!
……と、一旦この事件が落ち着いたから、ボクはアーカイブを管理する部署に行って状況を確認することにした!そうしたらなんと!ボクが旧型管理士を盗み出したことになっていることが発覚したうえ、アーカイブ化されたボクのきょうだいまでいなくなっていることがわかった!そんなある日、ボクのきょうだいが発見されたと事件を捜査している部署から連絡が入った!ボクらはその場所へと向かうが、なんとそこが旧型管理士の作ったあの空間の内部であることがわかって驚きを隠せない!
……ひとまずなんとか兄を落ち着かせたが、色々と大ダメージを喰らったよ!ボクの右腕は吹き飛んだし、ニンゲンくんにも怪我を負わせてしまった!きょうだいについても、「倫理」を忘れてしまうくらいのデータ削除に苦しめられていたことがわかった。
その時、ニンゲンくんにはボクが生命体ではなく機械であることを正直に話したんだ。「機械だから」って気味悪がられたけれど、ボクがキミを……キミ達宇宙を大切に思っているのは本当だよ?
それからボクは弁護人として、裁判で兄と旧型管理士の命を守ることができた。だが、きょうだいが公認宇宙管理士の資格を再取得できるようになるまであと50年。その間の兄の居場所は宇宙管理機構にはない。だから、ニンゲンくんに、もう一度一緒に暮らそうと伝えた。そして、優しいキミに受け入れてもらえた。
小さな兄を迎えて、改めて日常を送ることになったボク達。しばらくのほほんと暮らしていたが、そんなある日、きょうだいが何やら気になることを言い出したよ?なんでも、父の声を聞いて目覚めたらしい。だが父は10,000年前には亡くなっているから名前を呼ぶはずなどない。一体何が起こっているんだ……?
もしかしたら専用の特殊空間に閉じ込めた構造色の髪の少年なら何かわかるかと思ったが、彼自身もかなり不思議なところがあるものだから真相は不明!
というわけで、ボクはどうにかこうにか兄が目を覚ました原因を知りに彼岸管理部へと「ご案内〜⭐︎」され、彼岸へと進む。
そしてついにボク達の父なる元公認宇宙管理士と再会できたんだ!
……やっぱり家族みんなが揃うと、すごく幸せだね。
そして、構造色の少年の名前と正体が分かったよ。なんと彼は、父が考えた「理想の宇宙管理士」の概念だった。概念を作った本人が亡くなったことと、ボク以外の生きた存在に知られていないことで、彼の性質が不安定だった原因も分かった。
ボクが概念を立派なものに書き換えることで、おそらく彼は長生きするだろうということだ。というわけで、ボクも立派に成長を続けるぞ!
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「貴方が隣に居る。今この瞬間が、世界で1番幸せな時間が、永遠に続けばいいのに」
そう言った私を愛おしげに見つめて、少し困ったように笑いながら
「いつかは別れる時が来てしまうから、永遠は難しいけど。この命が果てるまで、僕はずっとそばに居る。離れたりなんてしないよ。」
「それは、嬉しいんだけど…そうじゃなくって、」
照れてしまって言葉が上手く紡げない。"その時"が怖い事が伝わったのか伝わっていないのか、少し考えて私の頭を柔らかく撫でてから。ちょっと待ってて、と言って手に赤いリボンを携えて帰ってきた。
「目印をつくるのはどう?たとえどちらかが世界から零れ落ちても。君が違う世界に居たって、僕が必ず見つけてみせるよ。だからこれをつけて待ってて。」
まぁ目印なんて無くても絶対探し出すけどね、なんて彼は言いながら私の髪は結ばれていく。貴方の暖かな手で、散らばった髪がするすると一纏めになっていくのがなんとも心地良い。
うん、似合ってる。何しても可愛い、って貴方の透き通る声が。耳元で聞こえるから。差し出された鏡の先で真っ赤なリボンで綺麗に髪は結われ、私は頬と耳も赤く染めて居る。
多分その事に気づいたのであろう彼はより一層表情を柔らかくしていた。どこまでも暖かくなる貴方の表情も雰囲気もずっとずっと愛している。
ぱちん、とシャボン玉が弾けるように。夢から覚めるのは突然だ。遠くて朧気で、それでも確かに存在していた幸せな記憶の追走。
懐かしさと愛おしさと寂しさと。全てを噛み締めながら、今日もあの日の赤いリボンで髪を結う。彼と自分とをまた結んでくれる事を祈って。
『はなればなれ』
はなればなれ
今日は、故人になった私の実父の
四十九日法要を行った。
名古屋の名駅の寺
ポツリと小さな寺だった
雨予想だったけれど爽快な天気で
気持ちが良い風と青空が広がる天気だった
今日、父は天国に行ったかな?
私は父の成仏を毎日願っている。
そして私の血には、父の血が半分流れているから
不思議と父の死、将来、自分の死についても怖くない。
2020年ごろから日本のアーティスト曲を
あんまり聴かなくなった。
ミセスグリーンアップル
今日、車で寺に行く途中に、この曲を聴いて私の
心に響いた。
まだ消えちゃいないよ
ちっちゃな希望を
何とか信じて
信じてほしい
裏切りが続こうが
大切が壊れようと
何とか生きて
生きてほしい
〜何とか生きて生きてほしい〜
その言葉が父が私に伝えている言葉のように聞こえた
〜裏切りが続こうが〜
私の父が高校生のときに生徒会の副会長だったと父の妹さんが発言していた。
高校生のとき、兄が(私の父)
逮捕された。と………
『逮捕された。』と、当時、高校生だった私は、
私の実父から聞いたときは
ショックを受けた。元犯罪者の父の血を持って生まれたの?
『逮捕された』を、初めて口にした父が
私の母も初めて聞いて、
逮捕された人と結婚するんじゃなかった。とか
口論した日も時々あった。
だけど、
本当のことを隠していたなんて私も知らなかった。
父が濡れ衣着せられて逮捕されたなんて
TWO TEEKSや、シグナルのような
まるで冤罪ドラマみたいな感覚になった。
父は無罪だったんだ。本音を聞きたかった。
だけど言えれないこともあるよね。
私は死柄木弔、エレンイェーガー、夜神月/キラ、
佐野万次郎/マイキーが好きだ。彼ら4人も犯罪を犯して私は、まだ結婚して母親になっていないけれど、彼ら4人を母親目線で見てしまうし
助けたいし、護りたい。守りたいの気持ちがいっぱい
私の周りにもたくさんいた。
問題視生徒もいたし、友達の親が毒親
偶々だけど、私1人でイオンにお出掛けしていると
親子ケンカしていたのを何回か見たことがある。
親の子育てで、親の行動次第で
人の性格が変わるかもしれないのに。
私が、その子の母親なら優しく接するのに…
言葉も激しい。もっと優しい言葉があるじゃん。って、
私の父も、、、私が父の親だったら…と
思うときがある。だけど、生まれ変わって
まだ、おばあちゃんのところに生まれてくるのかな?
父が私のところに生まれてくる。或いは、私の妹のところに生まれてくる可能性もあるんだ。と
信じている。
まだ消えちゃいないよ
小さな希望を
私は、まだ消えちゃいない
私が死ぬまで父の血が
〜はなればなれ〜
にならない。
私の血に、父の血も流れている。父の血を大切にしよう
《はなればなれ》
保全させていただきます。
いつも読んでいいねを下さっている皆様にはいつも本当に感謝しております。
この場をお借りして、御礼を申し上げます。ありがとうございます。
最近は書けておらず、本当に申し訳ありません。
落ち着いたらまた書いていきたいと思います。
その時は、どうぞよろしくお願いします。
はなればなれ
私はあなたを絶対に忘れない。
たとえ、はなればなれになっても。
私にとってあなたとの思い出は色褪せない。
いつかまた会えることを願っているよ。
最近見掛けた君は髪を短く、明るくしていた。以前のような妖艶さを感じる黒い長髪も良かったが、今のような活発さもよく似合っている。
お茶目な仕草とあの笑顔は何も変わらなかった。
離れた、なんて言葉は己の一方的なものなのだろう。
現に、そちらはこちらの髪がどうなったかなんて知り得ないし知ろうともしないだろう。
──自分も髪を切っただなんて。
はなればなれ
昔、マイナーな同じゲームで何度も遊んだ仲間たちはみな、はなればなれになってしまった。
諸行無常。いつかはそんな日がくるのを分かっていた。
その世界に飽きた者。他の楽しみを見つけた者。
喧嘩別れになった者。人間関係に嫌気が差した者。
約束していただろう。まだ弱い自分らが敗北を繰り返し、そして最後の敵まで辿り着くと。
そのゲームでは最後の敵もプレイヤーだった。
一番強いとされたプレイヤーが最後の敵になるのだ。
自分だけが残り、何度も何度も戦った。
かつての仲間たちの面影を感じながら。
思い出を握りしめて、魔法を打っていたんだ。
何年待ったろう。やっと再会できたね。
また前と同じメンバーでパーティを組んでさ。
我らのいた世界も、ずいぶん有名になった。
今じゃ大人気のゲームだ。
一つ違うことは、自分が頂点にいること。
もう弱い自分ではない。そして、群れることもない。
旧友らが一番始めに俺に辿り着いた強者の一団か。
面白い。あの時と同じように、笑って戦ってくれ。
水族館のお土産
磁石でくっついた
小さなぬいぐるみの
キーホルダー
バッグにつけていた
気づいたら
はなればなれ
…悲しい🥹
✴️213✴️はなればなれ
私と兄さんは二卵性の双子。私は兄さんが大好きで、兄さんも私が大好きで、生まれた頃から、ずっと一緒だった。
ずっと一緒だった私たちに変化が訪れたのは、5歳の時。
一緒にジャングルジムで遊んでいた私たち。突然下から友人に呼ばれて、応えようとした私は足を滑らせた。落ちる!――目を瞑って落下の衝撃を覚悟した私は、しかし、それを受けることはなく。私の身体と、必死の形相で私の方に伸ばされた兄の右手は、淡く光っていた。
このとき、兄は、念動力に目覚めた。兄は、数十万人に一人の“異能者”と呼ばれる存在だったのだ。
友人から周囲へ、兄の異質さはすぐに広まった。
“異能者”は、国の研究所で研究され、国の為に働くのが定め。はなればなれになりたくなかった私たちは、誤魔化そうと手を尽くしたけれど、強制的に受けさせられた検査の数値という客観的指標が、それを許さなかった。
「いやだ!やめて!兄さんを連れて行かないで!」
研究所の人間が兄の手を引く。兄は、諦めた表情で私に背を向けた。
「やだよ、兄さん、どうしてなの。私たち、ずっと一緒だったじゃない!」
返事はない。悲しい顔をした両親に抱えられ抑えられて、私は兄を追うことはできなかった。
私たちは、はなればなれになった。
それが、15年前のこと。私はこの15年間、独りで生きて、大人になった。
目の前の白く四角い建物を睨む。
“国立異能者研究所”
壁にそう書かれていた。
ここに、兄さんがいる。私は15年間、ここにくるために、独りで懸命に勉強した。私はもう、あの頃何もできなかった子どもではなくなった。
もう、はなればなれはおしまい。
ねえ、兄さん、会いに来たよ。
これからは、ずっと一緒。
笑って
泣いて
喧嘩して
毎日
夢のように楽しい日々で
こんなじゃ
はなればなれになったとき
どうなっちゃうの
「はなればなれ」
多分1分くらいで書きました。
最短かな(笑)
金曜、親友が欠席しました。
どうしたんだろう..心配です。
★はなればなれ
今度は、ずっとずっと一緒にいてね。
ぼくたちはいつも一緒、お店でもお家でも。だけど人間の都合で、はなればなれになる。
二つにポキンと、一つはお腹に納め、一つは冷凍庫の奥底で霜のコートを着て待っている。
静かな夜
星一つない
冬の空
そんな空を
見上げてる
暗い空から
妖精の様に
雪が舞い降りる
溶けては消えて
暗い闇に
舞い降りる
部屋から
見える町
かすんで
ぼやけって
見えない
私の目から
涙一粒
落ちては消える
雪を見てた
忘れたいのに
貴方の事が
忘れられない
この雪の様に
心から貴方を
消せれば良いのに
お題『はなればなれ』
家族と離れ離れなってもう10年も経った。
私(わたくし)は5歳の頃に今住んでいる(父方の祖父母の)家へ預けられた。
家のしきたりとかなんとかで……。
私が13歳になった頃祖母が教えてくれた。
私の家系では双子が産まれると禍いをもたらすとされているらしい。だから3歳の時に何かしらの試験を行い、出来が悪い方が“禍い子“となる。つまり今、祖父母の家で暮らす私は“禍い子“として両親から嫌われている。2〜3ヶ月に1度、双子の姉から手紙が届くその内容が本当のことだろうか…… 。
だったら私は両親と離れ離れになって幸せと思う。
優しく我が子のように愛情を注いで育てくれている祖父母に私は離れたくない。そう強く思うのだった。
End
▶16.「はなればなれ」
15.「子猫」
14.「秋風」
:
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
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博士によって作られた人形は、
歴史はあるものの長期に渡った戦乱により文明が後退した国にて、
人間社会に紛れて根無し草の旅を続けている。
その収入源は主に薬草採取であるが、たまに手紙配達も受けている。
今回引き受けたのは、大きな町を挟んで向こう側に嫁入りした娘に宛てた小包。
通信技術は戦乱により途絶し、郵便業はあるにはあるが、窓口があるのは中心部の街ばかり。村や町では通りかかった旅人や商隊に手紙や小包を頼むことが多い。出稼ぎや嫁入りなど、はなればなれになった家族を繋ぐ重要な連絡手段である。
「では、よろしくお願いします」
「ああ、頼まれた」
直接顔を合わせやり取りをするのは露見のリスクがあるものの、
✕✕✕は、頼まれたものは出来るだけ引き受けるようにしている。
唯一の親とも言うべき博士は既に亡く、血の縛りもなければ土地にも縛られていない。何なら今すぐにでも人間社会から離れることだって可能な人形にとって、家族とは理解の及ばぬものであり、だからこそ知る価値があると✕✕✕は見込んでいる。
人形は小包を丁寧に背負い袋へ入れ、次の町に向かって歩き出した。
「さよなら」
も言わずに
「おかえり」
を聞けずに
「またね」
の約束果たせずに
お題「はなればなれ」
はなればなれ
この3週間
私達は
はなればなれになった
でも、我慢できた
君に会いたいって
強く思うのを
我慢してるうちに
少し落ち着いてきた
でも、なんか複雑
君にとっては
どうでもいいことが
私にとっては大事だったりする
もう完全に
忘れたい
あと少し我慢すれば
忘れられるかも
《待ちぼうけ》
馬鹿の一つ覚えね。来るわけないのにきっと来ると信じて貴方を待つ私が馬鹿みたい。
ずっと昔に貴方は私の前から消えたでしょ。
どれだけ自分に言い聞かせても信じ続けるのは多分、一緒にいた時間が長過ぎるから。
別にいいわ、1人でも。1人の時間を全力で楽しんでやる。
そして、学ばない私は今日も待ちぼうけ。
お題: はなればなれ
祖母から聞いた実話です。
(下書きとして一時保存)
20241116.NO.102「はなればなれ」
「ゆびきりげんまん」
物心つく前から、私とあの子はずっと一緒にいた。
このまま大きくなっても一緒なのだと信じていたんだ、ずっと。
まさか、お別れする日が来るなんて。
ひとつのものを無理矢理、半分に分けたかのように、心だけではなく、身体中に痛みが走った気がした。
絶対、絶対に忘れないで。
絶対、絶対に忘れないよ。
約束したはずなのに──
「あー、ごめん。仲が良い女の子がいたことはなんとなく覚えているんだけど……」
物理的な距離は、あの子から私の記憶を薄めてしまった。
数年ぶりに再会したことは嬉しかったけど、それだけでは終わらなかった。
あの子は私のことを覚えていなかった。
仲の良い幼馴染がいたことは、ぼんやりと覚えていたようだが、名前や声は覚えていない。
こんなの、覚えているうちに入らない。
じゃあ、あの約束は?
小指を絡めて交わした、あの約束は?
ずっと私の心を支えていた、もうひとつの約束。
何よりも大切なことは、怖くて訊くことができない。
────はなればなれ