『はなればなれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
居るとこははなれてても
心ははなれて無いよね
どっかの運動会の歌みたい
ダイジョブや
他にも同じ人メチャ居るんもん
こういう場面て人生でメチャあるんもん
大変だぁ
きょうがその日
気合い出してけよ
「またね。」
「たまには帰ってきてね〜!」
「ずっと友達だぞー!」
離れていく車のエンジン音に負けぬよう、声を張り上げた。武史は窓から顔を出して、大きく手を振っていた。僕らはさらに大きく、何キロ先からも見えるように、全身使って手を振った。車が見えなくなっても振り続けた。
武史、はなればなれになっても、ずっと親友だぞ。手紙書くからな。
手紙のやり取りは三回続いた。それからぱったり、音信不通になった。
「田舎じゃ友達が限られてるからな。向こうで自分に合う親友を見つけたんだろ。守、お前にはもっとおとなしい子が合ってるよ。」
僕を宥める父親に反発して、家を飛び出した。遮二無二走っていたら足を滑らせて田んぼへ落ちた。前髪まで泥だらけで、視界を塞がれる。
そしたら、武史の姿が見えた。泥だらけの僕を見下ろしていた。武史は寂しそうに口を開いた。
「なあ、守。俺、はなればなれになっちゃった。」
「ああ。僕ら、はなればなれだね。」
僕と同じ気持ちだったのが嬉しかった。やっぱり僕の幻覚で、すぐに消えた。
泥だらけで家に帰ると、怒られた。
『速報です。今朝未明、〇〇県の山中で、身元不明の──』
父親はテレビを消して、怒った。しばらくテレビ禁止だって。あーあ、つまんない。武史、帰ってこいよー。
すぐ会えるから寂しくないよ
たった1週間の
「はなればなれ」
そびえ立つ 試練の壁は 母として 共に背負える 最後の幸せ
【はなればなれ】
人と関わる度私は私とはなればなれ。
なりたい私になれないの。
本当はフリフリの可愛いお洋服も着たいし
そうかと思えばカッコイイお洋服だって着たい。
イエベ、ブルベ
何が似合って何が似合わないかわかんないし。
ギャザー顔ってなんなの?
前までそんな言葉聞いてなかったし。
○○顔多すぎて考えるのをやめた。
自撮りが他撮りが盛れる盛れない
他人に評価されるのが嫌だ。
私は太ってるしお腹も出てるどころか
足も腕も太いしどうせあの子の引き立て役。
でもそうやって引き立て役だからと諦める私が嫌い。
こんな服、私が似合うわけない。
このメイク、私に似合うはずない。
そもそも太ってるやつに似合うものってないか。
少しでも私に愛嬌があれば
自分に自信持てたんだけどな。
私のなりたいは他人の目を気にして
はなれていくの。
絶対に手に入れるから自信を持てるまで
さようなら、理想の私。
─────『はなればなれ』
「○○さんが転校します。」
途端に騒がしくなる教室。
受け入れられない情報に、理解が遅れる。
〇〇さんって、、ずっとひとりぼっちだった私と仲良くしてくれた人じゃないか。
〇〇さんが転校したらまたひとりぼっちになってしまう。
なんで?
なんで私だけなの?
疑問をいくらぶつけても現実は変わらない。
あの日、「はなればなれ」になる日は思っていたよりもずっと近いんだって知った。
誰もが経験して、
色んな形がある、
はなればなれ。
受け止め方によって
大きく左右されちゃう。
良くても悪くても
積み重ねた思い出は残る。
どう自分に変換するか。
何がともあれ、変化の時。
今は始まってる。
さぁ。次のステージは。
はなればなれ
まだ、たった4歳なのに。4年しか生きてないのに。
君は小さなからだで、大きな病気と闘って一生懸命に生きようとしていた。
お家に帰れるようになったら、いっしょにお料理して、お風呂を入って、公園に行って、いっぱい走り回って、君の大好きな黄色のワンピースを買いに行こうね、と約束をしていたよね。
けれど、そんなちっぽけな約束すら果たせないまま、君はパパのいるそっちの世界へいってしまったね。
はなればなれになってしまったね。
夫も、娘も失った私は、大雨の中ひたすら道端でひとり涙を流し続けていた。
そこで出会った
道端にぽつんと立っていた小さな少女
どこか君に似ていたから
私は手を差し伸べた
君は、「おかあさん!」と言って何処かほっとした表情で、ぎゅっと抱きついてきたね
そんなはずはないのに
けど、「おかあさん」と言ってくれたことがすごく嬉しくて、一緒に家に帰ったよね。
一緒にカレーライスをつくって、一緒にお風呂も入って、一緒に公園に行って、服が汚れたから君が大好きなピンク色のお洋服を買ったよね、君は毎日それを着て見せて「おかあさん、ありがとう!」と嬉しそうに笑ってくれね。
私が仕事で疲れ切って、寝落ちしちゃったときには、布団をそっとかけてくれたね、
あの布団は世界一あったかかったよ。
当たり前の日常だったかもしれないけど、私にはすごく幸せな毎日だった
「ピンポーン」
チャイム音がなる
「はーい」
と私が出ると、そこには警察官が立っていた。
もう終わりなんだね。もう君とは合うことができないんだね。
私は、察した。
娘の前で手錠をかけられ、連れて行かれると君は、
「おかあさんをつれていかないで!おかあさんやだ!はやればなれやだ!」
とひたすらに、叫び続けていた。私の心にはその声がすごくすごく痛かった。苦しかった。
でも、仕方がない。私はやってはいけない間違えを犯してしまったのだから。
「本当のおかあさんのところで、幸せにね」
私は、ぽつんと、一粒の涙を落とした
離れて居ても
恋愛出来るのかというと
正直言って私の場合は
無理がある
だから
恋愛に関してはこの先も
私は無縁なのだろう
そう感じる
中学の友達と離れ離れ
仕事仲間と離れ離れ
大学の友達と離れ離れ
おばあちゃんたちと離れ離れ
離れていても繋がっている
笑顔でね
はなればなれ
君に初めて出逢った日から、
君は、俺の憧れの光だった。
友達になっても、
その光は消えることはなく、
心の奥でずっと輝き続けてる。
幾つもの偶然と奇跡が重なって、
君と俺は出逢ったけど、
本当は交わる筈のない二人。
君と俺の生きる世界は、
本当は、離れ離れだって、
そんな想いが、俺を縛ってる。
それでも今は、
君の近くにいられる。
真剣な眼差しで、未来を見据える、
君のその横顔を、
近くで見詰められるだけで、
俺は、心が満たされるんだ。
君の隣に立つ資格なんてない。
それでも、君の近くで、
君の影のように生きていける。
それで、俺は幸せなんだと、
自分に言い聞かせる。
けれど、もし。
これから先、君と俺が、
離れ離れになる日が来ても、
君を想うこの心だけは、
永遠に、変わらないから。
君に出逢えたという、
この奇跡を抱き締めて、
ずっとずっと。
君の幸せを願うよ。
『はなればなれ』
はなればなれ
それは出会えたことの奇跡の証
ある統計によれば
人が、なんらかの接点を持つ人と出会う確率は
世界人口72億を分母として
人が一生のうちに出会えるとされる
30,000人を分子とすると
0.00004%
24万分の1の確率だそう
この奇跡があったればこそ
はなればなれという
心の引力が発生する
人が一生のうちに出会える数とされる
30,000という数字は
人生を80年と仮定して
毎日、1人ずつ、出会った場合の計算だそう
実感として、
そんなにたくさんの人とは
出会えていない気がする
そうすると、
確率はもっと下がり、奇跡の重みを増す
何度だって言おう
はなればなれは
0.00004%の奇跡の証
はなればなれ
なぜだろう
戦争映画を思い出す
はなればなれ
孤児たちの演技が
頭に上映される
そこに、美空ひばりの
「悲しき口笛」
はなればなれ
それは親か兄弟か
恋人なのか
去ってゆく
再会するのは、ごくわずか
はなればなれ
それが永遠になり
日常になる
はなればなれ
いつかは私が
はなれてく
きずながあってこその、言葉
はなればなれ
あなたときずなを
結びたい、
はなればなれ
おらの村では10才になるとどの家の子も奉公に出るのが習わしとなっていた。家では飯を食わせてもらえねえこともあるが、奉公に出れば飯も食えて給金もでる。
おらの父ちゃんは出稼ぎに行っていたが、
仕事中に怪我をして足が不自由になり、体力を使う仕事ができなくなった。母ちゃんかする内職だけでは、家族6人が生活することはできない。
明日はおらが奉公に出る日だ。朝から母ちゃんが温かい飯と大根の葉っぱの味噌汁を作ってくれた。今年の冬は寒く雪が多い。
「夕子。ごめんよ。奉公に行かせて。」
「母ちゃん。大丈夫。奉公先で可愛かってもらって給金たくさん送るから。」
雪の降る中、奉公の仲介のおじさんがおらを迎えに来た。雪が多いため町まで歩いて行くことはできず、馬に引かせた荷車で町たで行くことになる。
荷車のところまで母ちゃんが送ってくれたが奉公に出たら、村に帰してもらえることはないため、きっと母ちゃんと顔をを合わせるのはこれが最後だ。
「母ちゃん。元気でな。おら頑張る」
「夕子も体に気をつけてな。なはればなれになっても母ちゃんはお前のこと思ってるから。辛くなったら帰っておいで。」
おらは顔を横に振る。おらか頑張って奉公して父ちゃん、母ちゃん、弟、妹たちにお腹一杯飯を食わせやりてい。だから、おらは奉公から帰らねえつもりだ。
「夕子…」
「大丈夫。母ちゃん、寒いからもう帰って。おらも行く。」
荷車が動き出し、母ちゃんが、おらの産まれ育った村がだんだんと遠くなっていく。
「母ちゃん…。ぐず…」
知らず知らずのうちに涙が溢れ出し、おらの顔を濡らす。泣くのは、これが最後だ。
おらの決意は変わらない。
会える距離に会いたい相手がいるなら
会いに行くべき
はなればなれになって気がつくこと
存在の大きさと心強さ
受けた愛情はたしかにここに
明日への原動力
不安、恐怖に立ち向かう勇気に
はなればなれ
3本に割ったバナナの茎の裂け目を
見つめながら
どうしたらくっつくのかと
バナナの頭と頭を合わせだす5年の息子。
その向きじゃ絶対ないのにね(笑)
はなればなれ
焦り罪悪感を抱く気持ちとは裏腹に
浮き立ちそうになる我が股間
ホンマにごめんとは思っている
今も、はなればなれである。旅というのは時に切ないもので、そこにいさえすれば幸福なのに、そこから去り、その人たちと会話することができなくなった途端、郷愁に駆られ、心に隙間風が吹くのだ。
去年旅したある島々では、私の中に今までなかった感情をもたらしてくれる人々がいた。どんなに私がへなちょこでも、駄目な姿を見せても、遠いところから来たというだけで、ずっと見捨てなかった。諦めないで、きちんと私のことを理解しようとしてくれ、話を丁寧に聞いてくれたのだ。
都会の生活に馴れた私にとっては、一人のひとをこんなにもまるごと愛そうとしてくれる人たちがいること、それ自体がもう希望で、私がなりたかった自分像であったことも、都会に帰ってきてから思い出した。
心はまだ、あの島の風景や人々との会話、笑顔に引っ張られている。たまに連絡するその返事一つで、もし戻れたときに「待ってましたよ」と、迎えてくれるようなイメージが、まだ湧いているのだ。
はなればなれでも、きっと、どこかで元気に生きている。どんなに時間がかかっても、必ず会いに戻る。それが、これからの生きる支えであるから。
最近は上手くいかないことばかり
やる気はあるのに身体が追いつかないの
心と体がはなればなれみたい
仲良くなってくれればいいのにね
離れてばかり
このままじゃ
私、自分が嫌いになっちゃう
誰かと恋に落ちて
また砕けて やがて「はなればなれ」
口の中はたと血が滲んで
空に唾を吐く
瞬け羽を広げ
気儘に飛べ どこまでもゆけ
100年先も憶えてるかな
知らねえけれど
さよーならまたいつか!