『はなればなれ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
会う時間が減って
電話の時間が減って
話す時間が無くなった。
#はなればなれ
こころがはなればなれになった親。
もう戻ることはないんだろうな…
いつかは、はなればなれ
だって僕らはひとつじゃないから
求めあっても、触れあっても
ふたりはふたりのまま
どうして、違う存在として生まれてしまったのだろう
こんなにも愛おしくて、ずっと側にいたいのに
おわりを思うと悲しくなる、切なくなる、閉じ込めてしまいたくなる
いっしょに、いたいのに
いつかのことを、いつも、怖がるきみを
こうやって、腕のなかに留めておけるのも、きっと、あとわずか
(はなればなれ)
私とあの子は夕闇に紛れて細い路地を全力でかけていった。やっと、やつらをまいたかと思ったら、目の前を大きな影が横切った。とっさに息を潜めて途端屋根の軒先の陰にかくれた。そして、そっと後退りをする。振り返ると、一緒にいたはずのあの子が、いない。一体どこではぐれた?とうとう、私たちは離れ離れになってしまった。ここは、本体と影が引き裂かれるところ。
はなればなれ
気づいたら目の前に僕がいた。
布団の中で気持ちよさそうに寝ている。
幽体離脱というものだろうか?
僕には昔から夢があった。
それは、空を飛ぶこと。
たとえこれが夢の世界だとしても構わない。
窓を開けた。
涼しい風がふいた。
そして見慣れた町を見下ろし、
思いっきり風に乗って舞った
『はなればなれ』2023.11.16
周りが進路についてあれこれ悩んでいるこの時期。俺はどちらかというと、余裕をかまして見ていた。
余裕はないことはないのだが、それでも他の連中よりは余裕である。
ツルんでいるグループの奴らとの付き合いはめっきり減った。それもそうだ、不良といえど夢を抱いているやつらばかりなので、その準備に追われているのだ。
俺は高校を卒業すると、調理師学校に通うことになっている。将来は両親の経営するレストランに就職するからだ。
一番仲のいいアイツは就職をするらしい。普段から口にしているガムに並々ならぬ情熱を注いでいるアイツは、まったく新しいガムを作るのだと息巻いている。くわえて「三食お菓子」というくらいお菓子も好きなので、製菓会社に行くのだとか。
食品を扱うという意味では似通っている俺たちは、あくまで将来のための研究として、スイーツの食べ放題に進学就職の準備そっちのけで通っている。
目の前に美味そうにケーキを平らげているヤツをみると、高校を卒業するとはなればなれになってしまうことが、嘘のように思える。
就職と進学。まったく違う道を歩むのだから、おいそれと会うこともなくなるだろう。
それはそれで寂しい気もするが、コイツのことだから何かにつけて会おうと言ってくるだろう。素直なコイツが少し羨ましい。
高校を出たらそのまま疎遠になると聞くが、なんとなくコイツとはそうなりたくないと思った。
#37『はなればなれ』
ずっと私の片思いだった
振り向いてもらえないのはわかってたから
右手を伸ばせば届く距離にいても
心の距離はグルっと左から
32,760km
卒業して500km離れるとか
もうなんとも思わない
どうってことない
というか、
キッパリ諦めてしまおう
報われなかったけど悪くなかった
サヨナラ 元気でね
【111,お題:はなればなれ】
私には双子の妹がいたんだと、それを伝えられたのは18歳の誕生日だった。
大人子供関係なく、人間という生き物は思いの外高く売れるらしい
貧しさに耐えかねた私の実の両親は、まだ幼かった私と妹を人買に売ってしまったそうだ
何度か居場所を転々として、たどり着いたのがこの今の家だと言う
にわかには信じがたかった、実際教えられたところでそれを証明出来るものはないわけで
両親ですら人伝に聞いただけであり、私を引き取った時には既に妹は居なかったそう
結局のところ、あまり信じてはいなかったのだ、両親だと思っていた人が他人だった
自分が養子で実の子供ではない、そこには少し驚いたが、言ってしまえばそれだけだった
実の子でなくとも、私の親は間違いなくこの人たちでそれはこれからも変わらない
妹がいた、ということもやはり”それだけの事”に過ぎず
その事実を頭の片隅に押し込んで、たまに思い出しては
「どんな子だったんだろう」「一緒にいられたらどんな生活だったんだろう」と
軽く考えを巡らせ、いつか答え合わせが出来たらなぁ、と想いを残し日々を浪費していた。
だが、答え合わせは思いのほか、早く出来ることとなる
晴れた日だった、とても天気がよかったから外に出て散歩をしてたんだ
近くにある、自然に咲いたラベンダーのお花畑 そこに、あなたは居た
大量のラベンダーに埋もれるようにして座り込んでいた
ちらりと見えた横顔は、自分がもう1人居るんじゃないかと思ったほどにそっくりで
そんなわけない、と思いながらも教えられていたその名を呼ぶ
「...ルミア...?」
「えっ、嘘でしょ...もしかして、ノア?」
真ん丸に見開かれた目は、ますます自分に似ている
信じられないような顔をして、パタパタとこっちに走ってくる彼女を目に
ああでも、背は自分の方がちょっと高いかな、なんて考える
「ルミア...本当にルミアなのね!」
「ノア!やっと逢えた、お姉ちゃん!」
ラベンダー畑の真ん中、2人手をとってはしゃぐ
”お姉ちゃん”呼ばれた記憶はないのに、やけにその呼び名がしっくりきた
「ずっと逢いたかった...」
「私も、ずっとずーっと探してたの!」
ぎゅうと強く抱き締めながら、もうはなればなれになりませんようにと願う
実親が今どうしているかは分からない、ただようやく巡り逢えた血縁を、もう手放さないように
「ねぇ、ちょっと一緒に来ない?見せたいものとか...あなたに話したいことが沢山あるの」
「私もいっぱいお話ししたい!いいよ一緒に行こう?」
手を繋いで歩く2つの影は、今までにないほど幸せそうだった
大好きな人と離れることは、とっても辛い事。
でも、生きていく上で、「離れることなくずっと一緒」
と言うのは中々難しい、
...だから、だから。
「離れても...ずっとずっと一緒だよ」
せめて...ココロは...心の中では...ずっと一緒でいさせてよ。
---二作目---
はなればなれは嫌だった。
ずっと一緒にいたかったから。
そんなのただの我儘だってことは分かっているし、ここは笑顔で別れた方がいい事なんてわかっていた。
...分かっていたはずなのに。
「...ッ!...ふ、うぅ...」
俺の目からは、止めどなく涙が溢れ出してくる。
多分顔もぐしゃぐしゃで、だらしない顔をしているのだと思う。
「...ふはッ...そんなに泣くなよ...な?」
そんな中でせいらは、まるで子供をあやすかのように、頭を優しく撫でてくれていた。抱き締めてくれた。
...あぁ、本当に俺はなんて情けないのだろう。
悲しさと、寂しさが爆発して。顔も感情もぐちゃぐちゃになって、、
無様に泣いて、あやされて、...笑顔でお別れしようと決めていたのに、それすらまともに実行できなくて。
「...大丈夫だ...絶対に一生会えないって訳じゃない...だから...」
「...そんな悲しそうな顔...ッ...するな...こ、ちまで悲しくなるだろう...ッッ」
その時...初めて、せいらも泣いてるんだってことに気がついた。
悲しくても...なんだか、「せいらも同じ気持ちなんだな...」って事が、凄く嬉しくて...
「...せいら...」
「?どうした...ん、だ...」
「離れても...どんなに離れてもッ...また会おうな...」
「!...あぁ...約束、だ」
...どんなに、離れても。
二人で繋いだこの誓が、きっと俺たちをまた引き合わせてくれるだろう。
#はなればなれ
120作目
300字小説
志
それは貴方の口癖だった。
『確かにこの地下都市の人口は減る一方だ。他の地下都市も。人類は緩やかに滅亡に向かっていると考えていいだろう』
『だからと言って、俺達がライフラインの保守点検整備の手を抜いて良いはずがない』
『俺達は例え人類が最後の一人になったとしても安全な日常の中で最後を迎えられるように尽くす』
「第一核融合炉に不調が!」
「メインを第二核融合炉に切り替え! 更に予備として第六、七、八融合炉の出力をアップ! 緊急マニュアルに従い第一融合炉の稼働を停止します!」
「はい!」
作業員が各融合炉の操作パネルに着く。
五年前に遠く彼岸に旅立ってしまった貴方。はなればなれになっても貴方の志は皆の中に生きている。
お題「はなればなれ」
離ればなれになっても共に忘れない関係が
離れてもずっと繋がっている関係が
本当の自分の「友達」だと思う。
「友達」っていってもちょっと苦手なタイプの友達も
いるだろうし。
友達は友達だけど、
友達って言ったら人によって印象は違う。
友達=優しい。とも思う人もいるかもだし、
友達=あまり仲良しではない。(親友が1番)
と思ってる人もいるかも。
本当の「友達」は一緒に笑って一緒に泣いて。
知らないうちに世界一大切になってしまう。
「本当の友達」は「離ればなれ」になっても簡単には
敗れない、硬く強く美しい、友情だ。
「離ればなれ」
途中の方だと、お題が「友達」に思えてきました笑
もっと読みたい400ありがとうございますᵔᢦᵔ
このアプリ始めたのは10月1日の日曜日の夜!笑
よく覚えてます笑
いいアプリないなあって色々アプリやってみましたが
気に入るアプリがなくて…そんな時このアプリを
見つけました。これからも愛用します。笑
#はなればなれ
ハロさんと、おかにゃん。
はなればなれ。
明日はお仕事だから、おかにゃんはハロさんを置いて出掛けなければならないの。
ハロさんと居たいよぉ(・_・、)
明日は雨だよ、暗いよ、寒いよ、行きたくないよぉ~。゚(゚´Д`゚)゚。
でも、おとにゃんが在宅勤務だから、ハロさんはきっと言うの。
『行ってらっしゃい(^。^)/丿』
ああ、専業主婦になりたいなぁ(T_T)
はなればなれ
どう書くかより
どんな気持ちで書くか
今しかない思いを
書き殴るように
記してるだけ
言いたいことと
言えなかったことが
ようやく出会える場所
はなればなれになっていた
嘘と後悔、本音と素直を
集め直していく
言葉で綴り見えない場所で
再会を果たせば
真っ白い光のように
全てひとつになるから
歳を重ね、数多の人々と関わりをもつ。そのたびにわたしはあなたを思い出す。しかし、あなたの顔が、声が、しぐさが、思い出せない。もうそんなに離れてしまっていたんだ。これからも、そうであり続けるのだろう。
はなればなれ
はなればなれ
明日テストなんだけど、まぁ勉強してないけどw
数学の先生明日居ないのよ〜悲しすぎでやるぎ起きない
あの顔面国宝が〜
あと体重増えたよ🤗🤗
やったねᕦ( ᐙ )ᕤヤッタネ幸せたっぷり〜
はなればなれ
距離は必ずある
だから一緒に見える
距離があっても繋がっていて
同じ場所にはいない
それを
はなればなれ、だとすると
関係性を感じられてない
または関係性に異常がみられる
依存や妄執とかね
こだわっているってことだと思う
良くも悪くも
はなればなれになれると困るわけ
でもそれは一時的に過ぎない
いつまでも保てるものは少ない
ずっと持ち続けたことで
これだと気がつくと
こんなものだったってわかるけど
気がつけることには距離があるから
距離があることは悪いことでない
もっと適切な近づきかたがわかるかもよ
書いて
読んでみて
書き直したり消したり
それでもまた
あなたは読んでいるし
あなたが書いている
常にこれでいいって距離はないと思う
君の今までに僕は居ないから、
それと同じだけ一緒にいたい。
ひとつの花瓶に入ったはなればなれの2輪の花。1つの花瓶には入っているのにそれぞれ反対の口に居て触れ合うことが出来ない。自分からは動けず誰かに背中を押されるのを待っている。
その2輪の花を何もせずに眺めているだけの私もきっと同類だろう。
最後の川柳教室
私は、高橋悟君や想先生のススメで、川柳教室に通っています。
私は、こんな身体だから多くは望めないから川柳を頑張っています。
ライバルが出来たから、前へよりうんと頑張っています。気持ちをピンと張りつめたいしてね。
以前の、私なら、何となく頑張っていたの。負けたくない!!(≧∇≦)という気持ちが生まれた。全然、違いますが焦って、羽生結弦君もこういう気持ちなんだろうな。
悔しいから、必死に頑張ったり、いっぱい泣いたりした。運動会なんて、負けるのが当たり前の私の定義です。((^_^;)自慢JA-Nないけれども。
負けるのなんて慣れているのにな〜🤔
でも、負けたくないという私の芽生えた気持ち、大事にしたいな🌱
喜怒哀楽、全部、私の川柳という色になる。
新しい風に会えた日、淡い想いをした日、失恋した日、どうしょうもない壁が私の前に立ちはだかった日。
想先生とちょっとだけ、距離が近くなってた日。大好きなレモネードソーダ🍋のような気泡で、胸の中がいっぱいになるんだ.。o○
片恋でも‥‥スキ。
川柳教室の最後の日、私は、ライバルに、ちょっとだけ小さく手を振ってみた。
何となく、自分が頑なに気負っていたものが解けていった。不思議だな〜。
先生に、さよならの握手をした。
『有難うございました。忘れません。』と、言った。胸の中に熱く込み上げる想いがあった。
色々な、想いぎぐるぐると脳裏を過っていた。(´;ω;`)
最近は、母に、川柳で全然成果が出てないからもう卒業したらと言われてました。
私が、あんまり成果が出てないからしんどかったりしたからだと想います。
先生が、『あんずちゃん、来てくれてありがとう〜^_^♫』と、私の手をやんわりと握ってくれた。
川柳教室な先生の出てないかは、暖かくてやさしかったな〜(´;ω;`)忘れません、有難うございました(T_T)
こんな私でも、頑張れたんだヨ‥‥(´;ω;`)
終わり
3ヶ月で、はなればなれになってしまった。
結婚前提で晴れて付き合うことになった私達。
できたてほやほやのパンケーキのように
甘く柔らかく、何をしていも幸せで
恥ずかしいことも自然に言えてしまうような時間は
突然終止符をむかえる。
はなればなれと言っても
お互いの心から離れ離れになったわけではない。
会社の命令で私が大阪へ2年転勤になったのだ。
まさかの出来事だった。
あぁ。今来たか…元彼と別れ、縁にも恵まれず、
東京でバリバリのキャビウーマンになる!!
仕事に生きる!と決めた3年前の私。
3年間の頑張りが今どうやら報われたらしい。
でも、今じゃないだろう…とモヤモヤ
ネガティブな感情を消化できないまま、
その夜、和樹を食事に誘い、
事の成り行きを伝えた。
意外な返事だった。
「大阪かー!いいなー。沢山行きたいとこある。
関西圏で滋賀とか行ったことないし、
京都もゆっくり観光できるじゃん!」
「なんだよー。こっちから居なくなるのが
嬉しいみたいじゃない(笑)」
「そんなことないよ!?仕事一生懸命なところが
千秋のいいところでもある!おめでとうじゃないか」
「まぁ、そうだけどっ。!
こうなったらやるっきゃないか」
こうして、私達は
晴々と遠距離恋愛をスタートさせた。
私は、どうしても物事を深く考えがちである。
石橋を十分すぎるほどたたき、危なそうなら
そこで何時間も立ち止まる。そして結局進む。
彼は、見てみよう、やってみようといった姿勢が強い。
石橋はたたくのでも、渡るのではなく、
自分で作って自由に進む。
それ故私達は2年の中で沢山喧嘩もしたし、
沢山互いを尊敬したりもした。
月に一度東京と大阪を行き来し、
日本各地を股にかけデートを楽しんだ。
はなればなれになって寂しい日もあったけれど、
結果はなればなれになってよかった。
近くにいたら見えないお互いの良さが沢山知れた。
石橋を作る彼は意外と寂しがりやで
何か理由をつけては電話をしてくるキュートさを
持ち合わせていることも知った。
今日から私達は、
はなればなれではなくなる。
日本各地で買ったお土産たちに囲まれながら
同じ場所に帰り、同じ景色を見る。
私達なら大丈夫。
はなればなれになって見えたものを忘れないから。
「千秋、改めてよろしくね。」
「いいえ、こちらこそ。」
「 はなればなれ 」