『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
妻は、嫉妬しない。
例え、僕が他の女と寝ようとも…。
例え、僕が他の女と付き合ってても……。
全く、嫉妬しない。
というか、寧ろ僕に興味が無い。
僕は、見合いの席で必ず聞いていた。
「結婚後も、女遊びして良い?」って。
今までの女性たちは、僕との縁談を断った。
しかし、彼女…後に妻となる人は違った。
「私には恋愛感情?を理解できないから、別に良いよ。
私を束縛しないなら、不倫も浮気も歓迎するよ。」
と、平然と…至って真剣に応えた。
その応えを聞いた時、この人だ!と思った。
だから、僕は彼女と結婚した。
現在も妻とは、互いに束縛しない、良好な関係が続いている。
改めて、人と人との心地良い関係は十人十色だと感じた。
もしも自分が女だったら
もっと華奢な体つきだったら
貴方の隣に、立てたのだろうか
涙を見られないように上を向いて
教会の中で愛する人と笑い合うあなたに拍手を送る
[ないものねだり]
センスがほしい、才能がほしい、あの子の全てがほしい、…そんなないものねだり…、叶うわけがない…
(短すぎる、…)
魅力
可愛らしさ
色っぽさ
器用さ
女っぽさ
あげたらキリがないし
欲しいものばかりだけど
持ち合わせてない私でも
彼に出逢えたってことは
そのままでも良いってことかな?
自信を持たせてくれる
彼に感謝です…
----------------------------------------ないものねだり
これを読んでくれているあなた。
私はあなたの文才が欲しい。
あなたの語彙が、
センスが、
観察眼が、
知識が、
ひらめきが、
書き続ける向上心が、
欲しくてたまらないのです。
(ないものねだり)
急募:タコ焼きを完璧に焼ける人
やはりシャバシャバな液では固まらず、プレート上は未だに平らなままだ。
加熱された生地を竹串で弄くるも、クリーム色のベチャベチャと青ネギが引っ掛かるだけ。
どういうことだ、話が違うじゃないか。
生地の上に散らしたネギやキャベツが、ひっくり返すのを邪魔しているようで、なんだか憎たらしくなってくる。
温度が低いからか、とタコ焼きプレートのツマミを調整していると、ガチャっと玄関のドアが開く音がし、次いで複数の賑やかな声が廊下から漏れ聞こえてきた。
テーマ「ないものねだり」
ないもの?ねぇ、ダーリン
あなたにないものなんてない
失敗して端っこが焦げた目玉焼きも
四角いお部屋をまぁるくお掃除するのも
駅の改札をクレカで通ろうとして止められちゃうのも
不機嫌な膨れっ面も
あれもこれも欲しいくせに、結局手が出せない臆病なとこも
全部、全部、
大好きよ
お題
ないものねだり
俺には可愛い恋人がいる。
年上の幼なじみで、一目惚れだった。
何度も何度も幼い俺は拙いプロポーズをし、彼女は困った顔をしながら、「大きなったらね」と頭を撫でてくれた。
そんな様子を見ていた俺にとって兄のような人ーー彼女の兄の苦い顔を忘れられない。
いつものように彼女を部屋に招き、紅茶を入れてあげる。
彼女のお好みは無糖のアールグレイ。俺も彼女もあまり甘いものが得意じゃないので、お茶請けはカカオ75%のチョコレート。
チョコレートを1粒食べると彼女がため息をついた。
「また女の人ちゃうかった……」
「また?2日前の人とちゃうん?」
「ちゃう、身長全然ちゃうかった……ヒール履いておにいと身長変わらんかったもん」
「モテるなぁ、女途切れたことないんちゃう真島くん」
「たつくん、口が悪いで」
そりゃ、お家デート中に他の男の話されたら機嫌も悪くなる。
他の男って兄でしょ?と思われるかもしれないが、俺にとってはライバルなのだ。
「でもほんまの事やん。大学入ってからますます女遊び酷なったよな真島くん」
「うちも真島やねんけど……。昔はキミくんキミくん言うて懐いとったのに……いつからこんな反抗的になったんやろか」
『うちも真島』で結婚した後もついつい苗字で呼んでしまって、もうお前も同じ苗字やろ?みたいなくだりが頭に過ってイラついた。彼らは兄妹なのだから当然なのだが。末期だ。
「ひなちゃんはひなちゃんやし。それに絶対に『倉橋』にするからええの」
「就職するまではあかんで?」
「そんなカイショーナシとちゃいます」
いつか、俺は王子様からお姫様を奪うのだから。
ーーひなちゃんは実の兄に恋している。
そして、二人は両想いだ。これは俺だけしか知らない秘密。
もちろん言うつもりなんてない。言ったところで幸せになんてなれないのだから。
ひなちゃんはきっと喜んで幸せを投げ捨ててしまうだろう。
それは真島くんも俺も望んでいない。同じ人を愛してしまった同士だから分かる。
真島くんも自分じゃ幸せに出来ないことを知っている。
だから俺は託されたのだ彼に、愛する人を。
なぁ、きみくん。ひなちゃんのことを堂々と女性として愛せる俺が羨ましい?キミくんが女の子取っかえ引っ変えしてしてるコトをひなちゃんに出来る俺が憎い?
ひなちゃんな、キミくんに新しい女が出来た話する時、
失恋したみたいな顔するねん。恋人の前で。
ベッドの中で抱きしめてキスして愛してるって言ったら、うちも好きやでって言ってくれるねん。好き、やねん。
俺は愛してるって言わんでも、女の子取っかえ引っ変えしてても、幸せに出来なくてもひなちゃんの心を独占してるアンタが殺したい程憎い。
『ないものねだり』
作者の自我コーナー
いつもとは似て非なるもの
やっぱり関西弁が大好き。
ここに王子様はいない気がします。騎士と悪い魔法使い。
でもお姫様は女の敵になりそうな兄を案じているだけってオチ
骨格ウェーブの私はスキニーが似合う細い足が欲しい
イエベ春な私は黒髪ストレートが似合う人になりたい
顔タイプフレッシュな私はたまには全身黒で外出したい
お金や努力じゃ限界がある。でも欲が溢れる
私は今絶賛片思い中
好きな人は私の3つ上の姉と付き合っていて相思相愛。
周りからみても私から見ても幸せそうで
私はそんな2人が嫌いなだった。
いつ終わるかも分からないこの恋
結ばれるのはいつだろうか。
「間宮…お前は本当に才能があるなぁ!」
「ありがとうございます」
興味もなかった。
ただ、部員が足りないと言われて友達を助けるために入った部活の顧問に言われた一言。
「本当にうちの美術部を救うエースだぞ!お前は!」
「あー…そうですか…」
目の前に広がるなャンバスに目線を落とした。
今、描いているのは特段興味もない、変哲のない校庭。
ただの水彩画。描くものなんてなんでもいい。
ただ描いて提出すればそれで終わるだけだから。
「本当に入ってくれてありがとう〜。うちの学校って運動部に力入れてるじゃんか…だから文化部が生き残るの難しいんだよね〜。でも、あんたが入ってくれて大賞取ってくれたからうちの部活は安泰だよ!」
「なら、よかった」
「あんた…やっぱり大学は美術系に行くの?」
「いや、別に絵描くの嫌いじゃないけど…好きでもない」
「もったいないよ!!そんなに上手いのに!あたしだったら迷わず行くんだけどなぁ。あっ!今度オープンキャンパスでも行ってみる!?あんたなら…」
友人の声が遠のいていく。
いや、私が聞きたくないだけなのだ。
なんで絵を描いただけなのに、誰が決めたのかも知らない賞をもらっただけなのに、私の将来が決められているのか。
私は別に絵が上手くなりたいなんて望んだわけじゃない。
将来それで食っていこうなんて思っていない。
ただの周りの評価なだけなのに。
私の将来はもう決められているみたいだ。
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将来の夢というものは本当に厄介なものだと思う。
幼稚園の頃は将来の夢を言うだけで良かったのに、大人になればそれを叶えるために追わないといけない。
追ったとして叶う確率は1万分の1以下。
1万人いても誰一人叶わずに終わる。
だから本当に厄介なものだと思う。
「咲良…イラストレーターになりたいって言ってもな…お前どうやって生活していくんだ?」
「バイトで働きながら…イラストレーターの専門学校に…」
「咲良…お前現実を見ろ。お前の親御さんは就職して欲しいって言ってただろう?大学、専門学校に出せる費用もないって…」
「だから、バイトで働きながら夜間でも…なんでもいいからあたしはイラストレーターの専門学校に…」
「現実は甘くない。そもそもお前…イラストレーターって言っても美術部にも入ってないだろう?実績もないんだ…、あっ、そうだ!お前…専門学校や大学考えているなら音楽系はどうだ!ここらだとあの有名な音楽大学から推薦…」
先生の声が遠のいていく。
いや、本当は自分自身がよくわかっている。
だから聞きたくないだけ。知りたくないだけなんだ。
少し周りより遅く夢を見てしまっただけなのに。
将来それで食っていこうなんて大それた事は思っていない。
ただの周りの評価なのに。
あたしの将来はもう決められている。
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クラスメイトに咲良さんという女の子がいた。
初めてその子を意識したのは音楽の授業。
近々ある学年音楽集会に向けて、みんなが歌うパートを決めようとなった時だった。
先生が1人で歌うのはみんな緊張するからと3人1つのグループになり先生の前で歌わされた。
私は咲良さんとは同じグループになった。
咲良さんは人目を引く容姿をしている。
アニメとかドラマとかでよく見る黒髪美人。
所謂、美少女だった。
隣には同じ部活の友達。気まずかったと思う。
私も友達も咲良さんと話をしたことがない。
当の本人は楽譜をただ見ているだけ。
「歌か……私はあまり好きじゃないんだよね」
「そうなの?私は歌好きだけどな」
「えっ!?あんた…絵だけじゃなくて歌までいけるわけ?天は二物も三物も与え好ぎ!」
「いける…ってわけじゃないけど。歌うことは好きだよ」
ただの真っ白な紙に絵を描くより何百倍も好きだけど。
口が裂けても言えない言葉を私は呑み込んだ。
「あっ、私たちの番だ!いこう!」
友達に急かされて私も立ち上がる。
咲良さんも後ろをてくてくと着いてきていた。
「じゃ、この音程で歌ってね」
先生がピアノで音程を短く鳴らしてくれる。
それに続き私達も歌い始める。
「さ、咲良さん…あなた音楽部だった?」
歌い終わると先生の焦った声が咲良さんに集中した。
「いえ。違います」
「あなたなら音楽大学の推薦もらえるわよ!そんなに歌上手なら音楽部に入ってくれれば良かったのに!!」
「音楽は興味無いです」
「もったいないわよ!そんなに上手なのに!」
咲良さんは困った顔をして先生との話に丁寧に答えている。
心底、羨ましいと思った。
私が歌っても周りは何も言わない。私は歌を歌いたい。
同じ芸術でも違う。なんで私は絵なんだろう。
これが歌だったら…何度も考えては辞めてしまう。
「咲良さんめっちゃ歌上手いね。びっくりしちゃったよ」
「あ……そ、そうだね」
「私もあんたもなかなか上手かったよ!でも咲良さんがレベチ過ぎたね〜」
「あ、ははーそうだね」
将来の夢ってなんで叶わないんだろう。
本当に厄介だ。
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「あなたは…なんで美術系の大学に行かないの?」
「えっ……あぁ…咲良さん。急にどうしたの?」
放課後。
先生との面談が終わり教室を出ようとした時だった。
咲良さんに呼び止められた。
綺麗な黒髪に二重の大きな瞳は日本人じゃ珍しい茶色。
カラコンも入れていない天然ものだ。
「単刀直入に言うとあたしはあなたが心底、羨ましいです。そんなに絵が上手いのに。あなたの作品を見ました。大賞を取ったあの作品。あたしもこれだけ書けたらと思いました。だから疑問なのです。あなたがなぜ大学に行かないのか」
「ええっと…私は別に絵を描きたいとか思ってないと言いますか…」
「宝の持ち腐れと言うものですか?」
「いやいや、それを言うなら私は咲良さんの方が羨ましいよ!歌上手いし…芸能人になれるぐらい可愛いし…」
「歌うことに価値はないですし、人間みんな衰えていくものです。容姿も変わっていくのです。あたしはイラストレーターになりたかった」
「そんな事言われても…私だって歌手になりたいよ!でも…人並みだから…」
教室のど真ん中で私と咲良さん。
絶対に普段なら関わらない私たちがこうして話をしている。
内容は、お互いの将来の夢。
「あたしは絶対に諦めたくない」
「私も!まぁ、今さっき先生から美術大学進められちゃったけど…私の家は費用出してくれないだろうしって…」
「あたしは音楽大学を勧められましたけど丁重にお断りしました」
「ふっ…なんだろう。初めて咲良さんと話したけどかっこいいね。私には無いものを全部持っていて…やっぱり羨ましいよ」
「あたしもあなたは羨ましいです。あなたが描く世界はあたしの目標ですもの」
「私たちって…お互いが持っているものを欲しがっていたんだね。どっかで共有出来ればいいのに」
「共有……それです!!!」
咲良さんは私の机をドンッ!!と叩くと1人で楽しそうに笑いだした。
「さ、咲良さん…?」
「間宮さん…あなたは音楽の大学に行きたんですよね?」
「うん、まぁ…行けたらだけどね」
「私はイラストレーターの専門学校に行きたい。でもそれにはお金が必要で間宮さんもお金が必要。ここは2人で協力しません?」
「ええっ!あ、危ないことはナシで!!」
「危ないことはないです。動画配信なんてどうですか?コンテンツは歌。あたしずっと考えていたの。歌を歌ってお金を稼いでそのお金で専門学校を」
咲良さんはスマホで人気の動画配信アプリを開く。
アカウントはもう作ってある。
急上昇には、歌やゲーム実況など様々なジャンルの動画があがっている。
「ええっ!!でもそしたら咲良さんにおんぶにだっこだけど大丈夫?」
「いえ、間宮さんにはイラストレを描いてもらいます。私が歌って間宮さんはイラスト。それで稼いで2人で大学、専門学校に行ったらいいのです。私たちは才能があります。お互い、ないものねだりな才能ですが。さぁ、どうします?」
咲良さんが私に手を差し出してきた。
この手を取れば私は音楽の大学に行ける。
でも、動画配信サイトで売れればの話だ。
大きな賭けになる。まだ、卒業まで時間は確かにある。
でも、それでも夢物語な賭けになる。
「夢を追いかけて叶う人は1万人いて1人もいない。そんな確率なのだから…どうせならやってみる価値はありますよ?」
「わ、私は…」
本当に夢というものは厄介なものだ。
でも、ないものねだりな才能を持つ私たちも同じくらい厄介なんだろう。
どんなに願ってもないんだもの
ないもの同士、補い合いましょうか
『ないものねだり』
『何かを得るには何かを捨てなくてはならない』
だから終わらない
子供の頃は欲しいものがあると
「あれが欲しい!」「これが欲しい」
と願だったものである。
玩具、お菓子、ゲーム等等
大人になると物欲というものは
少しずつ萎えていく……
生活の苦しさ、仕事の忙しさ、面倒臭さ
しかし、時に欲しいものはある
車、旅行費用、有給……
お金が無いのに…
人は心の安眠を求めてしまう
ないものをねだるように
容姿、立場、この世には色んな種類がある。
だから人間は無い物ねだりをたくさんする。
_正直、それは悪いことでは無い
でもだからって自分自身を否定することとは変わってくると私は思う。
何故かと言うと、世界は広いからだ。
世界が広いということは、可能性もたくさんある。
だからもしかしたら、今の貴方を気に入ってくれる人もいるかもしれない...いや、絶対にいる。
だから私は、「自分自身を認めて自分の長所」を伸ばす。
勿論、これは私の考えだ。
だから、今もしかしたらこれを見ている人たちは、自分の考えを見つけて、自分自身の人生を楽しんで欲しい。
そもそも、ないものねだりをする人は、欲深いが努力をしない人だと思う。
その前に、他人の芝生が蒼く見えることから始まる。
人を妬んだり、羨んだりしたら、自分が惨めになるだけだよ。
欲しけりゃ努力して、自力で手に入れようとしなきゃね。
羨ましがられる程のなにかを持っている人とはいったいどんな人で、いったい何を持っている人なのだろう?
なぜ比べる?
他人と自分の持ち合わせてるものを何故比較する?
違って当たり前。
相手の良さを認めつつ、自分は自分の進む道ではダメなのか?
羨んだり、ないものねだりしても、それだけではホンモノは手に入らないよ。
みんなそれぞれ、素晴らしい何かを持っているはずなんだから。
私とは違ってみんなに褒められる
あなたみたいな整った顔がほしい
どうせこの世は顔なのだから
性格が良くても報われないだろう
しかし、あなたは言った
「僕も君みたいに性格が良ければ、
みんなに好かれるのに」
華奢な身体も、鈴のような声も持ち合わせなかった。
私はいつでも真っ当な女の子の反対側で
それが苦しくて仕方なかった。
私の骨格の大きい身体も大人びた声もずっとずっと嫌いだった。
それでも大人になるにつれ私は私の身体の美を見出せるようになって、私にしか着こなせない形、私だけの美を追求した。
私の低くて掠れている声に似合う歌を見つけた。
私はいつしかそんな自分に満足できるようになった。
それでも華奢な少女でありたかったという願望は
胸の奥でじりじりと私を灼く。
決して消えることはない。
だから私は、理想の華奢な少女を描く。
想像の中で創り上げる。
それが私の人生の慰みなのだ。
『ないものねだり』
「花粉のない世界に生まれたかった」
早朝の玄関先。マスクの下でひっそりと鼻水を垂らしながら思っていたことが口に出た。山沿いに暮らしているので花粉の出どころである針葉樹は目と鼻の先にそれこそ山ほどあり、今は涙と鼻水が止め処無く出てくる季節の真っ只中だ。どうしてスギやヒノキはあるのだろう。どうして今日も外へ出かけないといけないのだろう。
生まれる前から山に植わっているスギやヒノキに罪はないし、勤めている会社は在宅勤務に対応していないのでこちらが出向かないといけないのは重々わかっているのだが、毎年一言一句同じことを思っている。
羨ましい
という感情の大部分はきっと
ないものねだり
自分が持っていないもの
手が届かないものは
目が眩むほどに
まぶしいんだ。
「ないものねだり」