『ないものねだり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
前になんかで、他人を羨むならそこに至ったその努力が自分に出来るか考えろ、みたいな誰かの格言を見たか聞いたかした。
言い方だけどまさに、人の振り見て我が振り直せ、ってやつ。まず真似からでいいからやっとくのも大事ってこと。
僕には兄がいた。
聡明でかっこよくて優しい僕の大好きな家族。
でも、そんな兄は家の者から虐げられていた。
両親はいつも言うのだ
「貴方には兄は居ないわ私達の子供は貴方だけ」と。
あとから聞いた事だがそれは事実で、兄は家業を継がせるために養子として受け入れたらしい。
しかし自分が産まれたことで後継者問題は解決して、兄は御影家の厄介者となったと。
親からの愛も、
欲しいものを買うお金も、
御影家として名声も、
兄の代わりに全て受けさせてもらった。
それでも僕は思うのだ、
おこがましくても思ってしまうのだ。
両親からの寵愛もお金も名声も要らないから、
大好きな兄と一緒に過ごして、笑いたかったと。
最期に笑った兄の顔を僕はもう思い出せない
お題【ないものねだり】
子どもは、欲しいものを
直ぐに口に出す。
それは、素直で可愛い。
大人になると
欲しいものには手が届かぬと
贅沢が過ぎると、我慢し始める。
そのうちに、欲しいものも
分からなくなっていく。
そのうちに、手に入るモノでさえ
無理だと諦める。
ないものねだりという言葉で
自分を納得させないで
たまには、欲しいモノを欲しいって
思い切って許しても、良いかもしれないよ。
自分へのご褒美は、きっと格別。
【お題:ないものねだり】
今日はなんだかすこぶる体調がよくて気分がいい。お題はないものねだりか。
今日のジャンプは面白かった。来週が楽しみで早く読みたい。だけど来週のジャンプはまだ存在しない。これってないものねだりっすよね。
ということでジャンプの感想を書こう。いつも通りアンデラからっすね。
先週は微妙だと思って熱が若干下がっていたけど今週でテンアゲしたね。だけど自分でもなんでこんな面白いと思ったのかよくわからん。
やっぱビリー様の否定能力発動、それで発動条件が変わったのが面白かったのかな。正直最初読んだときはなんで負けたかよくわからなかった。
だけど読み返してああそういうことかって理解した。こういう理解できる瞬間って気持ちいいよな。ここが今回面白いと思ったポイントなのかな。
来週には全員仲間になって仲間同士の会話が見れるだろうからそれがめっちゃ楽しみだ。次になにやるかも示されるだろうからそれも期待。
ワンピースも面白かった。シャンクスをさくっと終わらせたのは評価高い。シャンクスの強さを見せつつ話を引き締めた。プロはやっぱすごいねぇ。
大罪はとにかく初動が悪かった。つかみはよかったと思うけどそれだけだったというか。二話以降の遅さとキャラの弱さ。もう無理そうだが次センターだっけ。期待されてるのか意外と売れてるのか。
ちょっとだけ身長が欲しくて普段よりヒールの高いパンプスを。もう少し大人っぽく見せたくてメイクには時間をかけて濃い目のルージュを引いた。服装も普段着るものより露出があってスカートにスリットが入っている。
「どうかなぁ。綺麗に見える?」
姿見の前で何度もおかしくないかと確かめた。只今、『ないものねだり』中。彼は可愛いとたくさん言ってくれるけど綺麗と聞くのは少ない気がして大人っぽく見せればきっと…!と。出掛け先は夜の繁華街。繁華街を歩く女性はみんな綺麗で彼に目移りして欲しくないという理由もあった。友人には好評だったしタイミングも良く、ヘアアレンジには時間ぎりぎりまで拘って彼に会いに行った。
出会えば何かしら話す彼が一言も喋らなくて不安になる。
「…どうしたの?」
変だった?似合ってなかった?それならそうと言って欲しい。
「いつもより近いなって。冷えてない?」
ジャケットを脱いで私の肩に乗せてくれる。素っ気ない気がするけどいつもの彼のはず。あ、あの女性、素敵だなぁ。
「もっとおいで」
私は女性を眺めていたのに隣の男性を見ていると思ったのか引き寄せられた。腰を抱かれて歩くのはパンプスと一緒で馴れていない。服の素材は薄く、手の熱をありありと感じる。
「いつもと様子が違うけど俺を惑わせたいの?それとも…他の男を?」
耳元で吐息混じりに、腰に添わされた手は際どく私の弱い部分を擽った。
「ひぁ、…」
こんな反応は想定外!いつもの様にパッと輝かせて「綺麗だね」と彼が言ってくれるのを待っていただけ。妖しく色香の強い彼に気圧されて髪を掬いとられている。
「答えて欲しいな。こんなに綺麗なのは誰のため?」
大好きな彼に艶っぽく懇願されて、腰が砕けた。自分で自分を支えられなく彼に寄りかかることで精一杯。彼に似合う大人の綺麗な女性なんて『ないものねだり』したバチが当たったんだろうか。
「っと、大丈夫かい?」
「大丈夫じゃない…!」
すっかり腰が抜けてしまってそれどころじゃない。
「さっきからすれ違う男達が君を見ていたのを知ってる?俺は限界だよ」
そんなの知らない。だから見せつけるように近かったの?
「狙いどおりに歩けないみたいだし…。君が許してくれるなら、深い夜の街に拐っていいかな?」
ノック音
白い壁紙を遠目
冷えたベットによりかかる
よれたYシャツ
扉を睨む
響くは憂鬱
ノック音
嫌いな明日を遠目
独りベットに潜り込む
戻らぬ時間
扉を睨む
響くは後悔
ノック音
嫌いな自分を見捨て
独りベットをでる
静寂
白いベットを遠目
扉を触れる
冷えた感覚
扉を叩く
響くは心音
空白
ドアノブに手を当て
離した
扉の向こう
助けて
扉の向こう
吐き出せない
「なんとかして」
ないものねだり
《ないものねだり》
私と莉乃は双子。私は勉強が得意で、テストの順位はいつも上位。でも友達が多いかって言われるとそうじゃない。教室の隅で勉強ばかりの私には誰も話しかけない。莉乃は友達がたくさんいる。いつもクラスの中心にいるような存在。笑顔が素敵だから、自然と周りから人が寄ってくる。でも勉強は出来ない。テストが近づくと今にも死にそうな顔で「麗乃~(私の名前)」なんて言ってくる。
莉乃の愛想が欲しい。友達がたくさん出来る力が欲しい。そんな私のないものねだり。
ないものねだり
明るくてオシャレで
ユーモアがあって可愛い
あの子みたいになりたいと思って
笑ってみるオシャレしてみる
そうすると
笑顔がいいねとかオシャレだねとか
言われるようになる
だけどそうして気づく
私はあの子にはなれない
かけられる言葉と心の中のギャップに
居心地の悪さを感じる
多分、続けていけば
違和感がなくなるんだろう
けど私は本当にそれを望んでいる?
私はあの子が好き
でも私はあの子になる必要はない
ないものねだり
ないから欲しい
あったらあったで大変よ
『ないものねだり』
幼い頃から欲しかったモノがありました。
それは見えないもので、触れる事も出来ないモノでしたがその当時の私はそれをとても渇望していました。
子供は馬鹿だと下に見る大人もいますが、これが実際どうでしょう。
子供は大人よりも周囲の行動に敏感です。
大人の機嫌が悪かったらそれを察して自分ながらに動くのです。
子供は子供ながらに世の闇を知っていると思っていた方がいいでしょう。
もちろん、幼かった頃の私もそれに当てはまりました。
毎日の様に親のご機嫌を伺うのです。
楽しかった話も悲しかった話も、親の機嫌次第で言えなくていつも寂しい想いをしていました。
いつも他の家の親と自分の親を比べていました。
楽しく話をしながら帰る親子の背を見る度に、その当時は分からなかった嫉妬が私を駆け巡りました。
ずるい、私もそうなりたい、見てもらいたい
子供ながらの精一杯のエゴが初めて生まれた時でもありました。
「あっちいって」
エゴが生まれた時から、私は見てもらえるように自分なりにアピールをしていましたが
両親には意味がなかったようでした。
「ごめんね」
まだ安定していない幼い口から発せられる謝罪の言葉
そんな謝罪も意味の無いものになってしまう。
まだ何も知らぬ幼い体にはとても耐えがたいものでした。
見て、ねぇ見て、私を見て
興味がなそうに私にそっぽを向く両親の背に必死に訴えど意味はありませんでした。
心に栄養が届かないまま私は大きくなり、少しながらあの時何を欲していたのかが分かるようになりました。
そうずっと、ずっと私はそれを欲していたのです。
"愛がほしい"
ないものねだり
桜や雪景色のように綺麗で
薔薇や金色のように高貴で
海のように心広く
秋のように暖かい
時には梅雨のように冷たく
夏の砂浜のように熱く叱り
そんな人間になりたい、なんて思わない。
ないものねだりでも理想が高いでもない。
私は私が思う私で居たいだけ。
ないものねだり
このカタチ持ってない
この色持ってない
欲しい何かではなく
ない何かをねだる
心の隙間を塞ぐために
ない何かで埋め尽くす
ないものねだりじゃないこの願い。
Byそこら辺の風邪引いた中学生が思いついたウタちゃん
(ウタカタララバイの歌詞)
あれもこれも欲しい。
そう思っていっぱいに詰め込んだ。
それでもまだ足りない。
どうしようと途方にくれていると、後ろから肩を叩かれた。
──どうしたんだい? そんなに荷物を詰め込んで。
──ああ、君か。いや、持ち物の用意をしているんだけど、どうにも色々足らなくて。
──もう君の荷物はパンパンじゃないか。
──でもないものがまだいっぱいあるんだ。現にほら、君はそれを持っているけど、僕は持っていない。これじゃあ何かあった時に困るだろ。
──では、こうしよう。君が困った時は僕の持ち物からこれを貸そう。だから、僕が困った時は君の持ち物を貸してくれ。
相手にそう言われて微笑まれたら、あんなに焦っていた気持ちがなくなり、肩がすうっと軽くなった。
【ないものねだり】
どんなに富を築いても
全てを手に入れたと思っても
やっぱり隣の芝は青いもので
貪欲に強欲に求めてしまう
ないものねだりがループする
あれがいい、これがいい
と言っているうちはまだ手に入らない
ないものはないのだから、
今ある物を大事にするか、どうしてもほしければ
手に届くまで歩んでいくしかない
理想を抱くのは大事な事だが、それを他人に押し付けるとわがままと言われてしまう。
理想を潰されないためにも、理想を現実にするために
歩んでいくのだ
憧れのあの人になりたいの
可愛くて堂々としていて
カッコイイあの人になりたい
目が大きくて笑顔が素敵で
声に特徴があって私の理想のあの人になりたい
それに比べて
私はブスで常に周りの目を気にして
自分を表現する事なんて出来ない
元が悪いのもだけどメイクも頑張ってるのに
全然上手くいかないし笑顔なんて可愛くない
理想の人とは程遠い
私は今すぐにでもあの人になりたい
できる訳じゃないのにね
私,最近気になってる子が居るの
あんまり話したことないけど可愛くて
常に周りを見て気遣いが出来る素敵な子なの
みんなの意見を上手くまとめてくれるの
彼女は元がいいしメイクも毎回変わっていて
自分に合うメイクをどんどんチャレンジして
かっこいいって思う
きっと笑顔も素敵だと思う
私は彼女みたいな人になりたい
いつか貴方と話してみたい
─────『ないものねだり』
ないものねだり
あるものを都度賢くねだり倒すより欲はないのかもしれない。
理想の靴に出会えるまでは、いまある古靴履き潰すわ。
身長
背が小さい人は背が高い人を羨ましがる
背が高い人は背が小さい人を羨ましがる
それぞれにいいところがあるのに
真面目で落ち着いていて大人っぽくてなんでもできる
これが世間一般の私のイメージ
他にも朝に強そうだとか
部屋はいつも綺麗で物も少なそうだとか
なんか勉強できそうだとか
とにかくそんなイメージ。
ほんとの私は
ただ怒られたくないからルールに従って
舐められたくないから落ち着いてる風を装って
とくに面白い事も言えないから言葉数も減らして
TPOをわきまえたそれなりに小綺麗な服に身を包んで
朝起きるのは苦手で寝起きも最悪
余裕を持って家を出れたことなんて一度もない
片付けも苦手で部屋は汚いのがデフォルト
勉強はしないと怒られるからしてただけで好きじゃない
ほんとは私は
いつも元気で愛嬌もあって
困ったときは人に頼ることができて
人と話すことが好きで、人が好きで
表情もコロコロ変わって毎日楽しそうで
早寝早起きで朝にも強くて
要領良くて部屋はいつも綺麗で
勉強はできなくても色々な分野に興味関心を持てる
そんな人がいい
はい、次の方。どうぞ、おかけになって。
ご相談は? うん、ええ。
なるほど、それがなおしたい所。
うん、そうすればあなたは完璧だと。
えっ?違う、ああよりマシにはなると。
なるほどねぇ。それって誰かと比べてません?
ですよね。そういう場合はうちでは無いですよ。
嫉妬課のほうに、ええ。
ウチの場合はですね、生きてて困ったなぁ、直したいな、ぁという場合だけですね受け取るように、上からの命令なんですね。
そうなんですよねぇ、あの人いいなぁではお願いは受け取れないんです。
はいすいません。
最近増えましたね。ああいう人。SNSの影響かなぁ。
次の人来ました。お賽銭はいくらかな?