『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
井戸を壊し
青空を追い続ければ
大海すらも越えうるだろう
・どこまでも続く青い空
あれだけ曇っていたのに、あの人が謎を紐解いたことで空がこんなにも青く澄み渡っていることを知った。
人は彼のことを雨降り探偵と言うらしいが私は少し違うと思った。彼を称すのであればこう呼ぶべきだろう。
「晴らし探偵」と。
どこまでも続く青い空
というのは一体どこまで続いているのだろう
間違いなく地球には時差がある訳だから
どこかを境にグラデーションが始まるのだとは思うが、
ということはこの詩的な表現はマジレスするとかなり旧人類的な表現なのかもしれない
〜どこまでもつづく青い空〜
青空かひろがっている
自然と笑顔になる
毎日色々あるけど
空だけは必ずそこにある
だから大丈夫
沢山もがいて
沢山考えて
最後は青空みて
全部手放そ!
きっとあなたの人生無限大!
ほら!青空が広がってる!
いつでも味方だし、いつでも動き出せる!
自分の気持ちに雲ひとつなくなるタイミングというのは存在すると思う。
大好きな人に会ったとき、趣味に没頭できたとき
理由は様々だろうが。
ただそんな時に悲しい出来事があったりすると、
その時のダメージは大きくなる気がする。
そんなときのために折り畳み傘は常備しておくべきなのだ。
備えあれば憂いなしとはよく言ったねえ。
(どこまでも続く青い空)
昨日母とクロスワードパズルをしていた。タテのカギに『青く晴れ渡った大空』とある。晴天?快晴?何だろう。文字数はカナ5文字。2人で一生懸命考えたが、分からず降参〜。
答えは『蒼穹(ソウキュウ)』。蒼は青色を、穹は天空、弓状に広がる空を意味するらしい。素敵な言葉だけど使う時ないだろうなと思っていたら、このお題だったので早速使いました。
どこまでも続く青い空
こんな日はお出かけ日和ですね
まだ少し暑さも残りますが
夜は秋そのもので…
何の予定も入れずにのんびりと
行き当たりばったりの旅をしたくなります
きっと、この空は世界と繋がっている。
果てしなく、永遠に──。
僕は空を見ることが出来ない。
厳密に言うと、空を見るとチカチカしてしまい、まともに見れないのだ。
7歳頃に診断された病気は「光過敏症」。
元から光には弱かったのだが、それまで空を見るのは大好きだったのに、苦痛になった。外で遊びたくても、絵を描きたくても外に出た瞬間目眩がする。
もう治すことは難しい──そう聞いて、僕はどうしようも無い空虚感に襲われた。
それから数年、同じ症状を持っている人に出会った。よく話が合って、すぐに打ち解けた。
その人も絵を描くのが好きだったという。
「貴方と出会えてよかった─。
心からそう思います。この症状で苦しんでいたのは自分だけではないのですね」
そう言われた僕は、もう二度と叶えられない「空を見る」という行為を絵画を通してでも叶えられるようにと、光を弱めたスマートフォンで空の画像を調べる。
ああ、そうだ。空はこんなに綺麗だったんだ。
そう思って筆を走らせた。
この世界には、僕と同じような症状を持っている人は数多にいる。
どこまでも続く青い空の下で、同じように苦しんで生きている人に、希望を与えたいと願うのは不自然なことだろうか?
僕は貴方に贈る、「空」という絵画を。
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お題:どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空
(本稿を下書きとして保管)
2024.10.23 藍
どこまでも続く青い空、光が差し希望に満ち溢れている。やすおは会社への出勤途中である。タンポポや向日葵が誇らしげに可憐に咲いている。やすおは自然や青空から活力をもらい、今日も希望に満ち溢れている人生を歩もうとしている。 完
どこまでも続く青い空
気持ちが荒んでいると、些細なことにも難癖をつけてしまう。
どこまでも続く青い空、なんていう字面を見たら、素直にそう受け取ればいいのに……。
カーマン・ライン。地上約100キロメートル。大気圏と宇宙空間の境界線。ここを超えると航空機の限界がくる。宇宙船の出番。
空はどこまでも、じゃない。
……って、嫌味なことが頭に浮かぶのは、僕の心の中の空が曇りすぎて、遠くまで抜けるような青が見えないせいか。
美しいフレーズを見たら美しい物語を書きたくなるけど、たぶん、生きるってそれだけじゃないんだよな。少し寂しい気もするけど。
でもまあ、それでもいいか。
僕には僕の空がある。今日はたまたま曇ってるだけ。明日はきっと青空さ。
「どこまでも続く青い空」
幼馴染と大阪に旅行にいった
「すごーい」と大阪の街並みをスマホで撮影する幼馴染
彼女の視線の先では、名も知らぬガラス張りの高層ビルが青空を映してキラキラと輝いている
…本当にその写真でいいのか?都会でよく見る普通のオフィスビルだぞ
雲ひとつない青空の下、志保はベビーカーに娘のゆめを乗せて散歩に出かけた。
人々は仕事や学校に行っている時間なのだろう。すれ違う人はほとんどいない。夏は暑過ぎて太陽が西に傾いてからでないと外出できなかった。その時間になると行き来する人の数がどっと増える。産休に入るまで会社で働いていた志保も人の多い時間のこの街並みしか知らなかった。
「人がいないとこんなに静かなんだ」周りを見ながらゆっくり歩いていると意外にも自然豊かな事に気がつく。ポツポツと小さな公園があり、家々の生垣には様々な植物が植えられている。
小さな白い蝶がベビーカーの前をひらひらと舞っている。「おばあちゃん」志保はそっと声を掛けてみた。
母方の祖母が亡くなったのはまだ梅雨入り前だった。
長らく入院していたから遠くない未来にこの日が来ることはわかっていた。覚悟というか諦めというか、母も叔母も心の準備ができていたんだと思う。動揺することも嘆き悲しむ事もなく、時折思い出したかのように涙を拭っていた。
滞りなく葬儀が終わり、火葬が終わるのを待っていた。志保は親族待合室を抜け出して火葬場の中庭にやってきた。
ベンチに座り空を見上げる。この日も雲ひとつない青空が広がっていた。
「ひいおばあちゃんに会えなかったね」志保はお腹を撫でながら呟いた。目の前の花壇には小さな白い蝶が舞っている。滑らかな蝶の動きを見るとはなしに見ていると、蝶がベンチの近くまでやってきた。蝶の羽は陽光に透かされ柔らかい輝きを放っている。
「おばあちゃん」と志保は小さく呼んでみた。
しばらくすると蝶は満足したかの様に志保から離れ、青い空へ溶け込んでいった。
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お題:どこまでも続く青い空
726文字
「傷の舐め合いだと、人は言う」
まるで夏のような太陽の光の気配。
カーテンから漏れる光は、私を現実の世界に引き戻してしまう。
仕方なく開けるカーテン。
手を伸ばせば届きそうなくらい低い雲は、雪のように白い。
濃い空の色が、目の奥を焼いているようだ。
眩しくて、眩しくて、私はこんな時間に何をしているのだろうと、自分を責めそうになる。
パソコンのスリープを解除。
入り浸っている文字チャットルームにログイン。
この時間だと、私と同じような状況の子たちがインしていることが多いのだ。
『雨のせいか、頭痛がー』
『事故に遭ったときの傷が痛いと思ったら、気圧か!』
天気予報アプリをチェックする。
全国的には雨の所が多く、晴れているのは一部の地域だけ。
そういえば、子供の頃『同じ国なのに、晴れていたり、雨だったりするのはどうして。空は続いているのに、天気が違うのは、どうしてなの?』って、思っていたなぁ
晴れていると気分が落ち込むのはどうしてなのか。
わかっているけど、認めたくない。認めるのが怖い。
『こっちは晴れてるよ。気が滅入る』
頭に浮かんだ言葉をそのまま打ち込み、リターン。
『あー、わかる。曇りとか雨の方が落ち着く』
すぐに返ってくる返信。
この子たちとこうして会話していると、ひとりではないと思えてくる。
これを傷の舐め合いだと言う人もいるが、それのどこがいけないのだろう。
このままではいけないと、自分でもわかっている。
でも、それをわかっているだけでも充分だと、自分に言い聞かせる。
明日は曇りだといいなぁ……
────どこまでも続く青い空
水平線に溶けるような
蒼い空
どこまでも続いてく海
あの先に行けたなら
真っ白な自分になりたい
その日は雲一つない澄み渡るような青空だった。
逃げられない、何となくB子は心の隅でそう思う。
どこまでも続く青い空はこれからも私を追い続けるのだ。
A男が必死で掘ってくれた穴もその中に葬ったあの人もシャベルもすべては夢であれと祈る。
でもこうでもしないとあの人からの呪縛から解き放たれる日は永遠に来なかった。
「行こう」
「ええ」
短く交わされる会話。余計なことはもういらない。
鬱蒼と茂る緑とそこから零れる光が自分達を祝福してくれる。
おめでとう、君たちは自由だ。そして永遠なる呪いを。
こんなに空が青いと、勘違いしてしまう。
ずっとこれと同じ空が続いていて、その下にはこの街と同じ、暴力のない世界がある、と。
危険だ。この空の千里先では、鼻を摘みたくなるドス黒さで、雲がたちこめているというのに。
空の青さはわたしたちを騙くらかして、口にさせる。
「今日も平和だ。」
どこまでも続く青い空
道路や線路は
日本中をつないでる
空の雲は西から
東に流れ、旅をする
此処じゃない何処かに
夢にたどり着く
ルートを探していた
子供の頃は、夢見れた
どこまでも続く青い空
それが空っぽで
いろんな世界をネットで知り
変わらぬことを、学んでた
どこまでも続く青い空
それを追いたいのは
成功なんかじゃないんだよ
楽しいだけで、最高だ!
どこまでも続く青い空
神社の境内まで戻ってきた俺は、空を見上げだ。そこには、どこまでも続く青い空が広がっていた。
あーあ。なんて綺麗で鬱陶しい。クソッ。
負けた。負けた。
この辺は俺の縄張りだったが、隣町から来た黒いヤロウに負けた。年的には同じくらいだが相手はオレよりも一回り大きく、ガタイが良かった。
まあ何を言っても俺が負けたのは事実だし、敗者がいつまでもウロウロしているのは目障りでしかない。
それで、根城にしている神社まで戻ってきたと言う訳だ。
俺が野良猫になって1年。その前は人に飼われていたが、窓から見える外の世界が眩しくて家出をした。ちょっとした冒険心だった。見たことのない建物や嗅いだことのない土や川の匂いにウキウキしていたら、帰る家の場所が分からなくなってしまった。だいぶ遠くまできてしまったのだろう。帰れないものは仕方がない。
雨上りに神社まで来ると人が猫の飯をいれた小さな皿を境内に置いていた。人の気配がなくなるとどこからか猫たちが集まって来ては、飯を、ああ、飼い猫的にはエサを食べていた。
何日もエサに有りつけていなかった俺も皿に群がる野良猫どもを押しのけて貪り食った。それからは、ここで生活している。
ここは、気のいい猫たちばかりで急に現れたら見知らぬ猫の俺を怖がることも毛嫌いすることもなく普通に接してくれた。俺は飼い猫だったが、だいぶヤンちゃで運動神経が良かったのか喧嘩は強かった。気がつけば神社にいる猫たちのボス的なポジションで猫たちを守りながら生活をしていた。
そんな俺が喧嘩で負け根城の神社に戻って来た。猫たちが遠巻きに俺の方を見ている。いつもなら戻って来るとすぐに駆け寄ってくる子猫たちも母猫と一緒に俺を見ているだけだ。
ガザ。ガザ。
音がして振り向くと、俺の後ろの草むらからあの黒いヤロウが出てきた。俺の後をついて来たのか。何の用だ。
「ニヤー」
「ミヤー。ミヤー。」
「シャアー」
猫たちは一勢に泣き出した。喧嘩に負けた弱い俺に出て行けと言っているのか。
黒いヤロウが黒い尻尾を立てのっしのっしと歩き、俺の横を過ぎて神社の境内へ向かう。もう、俺の居場所はもうここにはない。
神社を離れ歩き出す。
上を見上げればどこまでも続く青い空だ。
俺は野良猫。自由気ままに次を探す。
この空はどこまでも続いているのだから、気の向くままに歩けばいいさ。
どこまでも続く青い空
遥か時の彼方
悠久とも思える時間の流れ
いつであろうと どこであろうと
見上げれば空は青く
この世界に広がっている
誰であろうと なにであろうと
全てのものは等しく
この空の下に息づいている
時間も 場所も関係はなく
どこまでも どこまでも繋がっていて
一人ではないと 教えてくれる