『どこまでも続く青い空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#どこまでも続く青い空
澄んだ空気に深呼吸して
金木犀の香りが花に抜ける
今日も新しい1日が始まった
不安なことが多いけど
それも全部うまくいく
わたしの行く先はきっと
これからも
どこまでも続く青い空なんだ
『どこまでも続く青い空』
見上げた空はどこまでも続くほどに青く、遮るもののない太陽の光は血液のほとんどを失った私の体を暖かく包んでくれた。邪悪の気配が祓われた空は眩しく、そして優しかった。
聖域に、そしてその近くの村を襲撃した冥闘士どもはすべて倒した。その中には冥界三巨頭も含まれていた。私の体は最早指一本動かないが、私一人の命を代償にそれだけの敵を倒せたのなら十分だろう。何より、今私の側で泣きじゃくる少女とその村を守れた事が私を心より安堵させた。
少女の横ではシオンが私のことを見下ろしている。彼も、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
そんな顔をするな。私はただ、聖闘士として自分が成すべきことをしただけだ。その結果、命を落とすことになったが本望だ。後悔など何一つない。
とはいえ、君には迷惑をかけたな。ミーノスの最期の攻撃は、君がいなければこの村を吹き飛ばしていただろう。そうなれば、隣の少女も生きてはいなかったはずだ。もしそうなっていれば、死んでも死に切れないところだった。君には感謝している。
迷惑ついでに、もう一つ頼まれて欲しい。
その隣で泣いている少女に、双魚宮の薔薇を渡してくれないか。そして伝えて欲しい。私の肉体は滅んでも、私の意志と魂は常に仲間と共にあることを。だから悲しまないでくれと。それが私の、最期の願いだ。頼む――
どこまでも続く青い空
永遠に続くと漠然と思ってた
そんなハズないのに、分かっていたハズなのに
来るはずの未来から目を背けて
この、どこまでも続く青い空のように
終わりなくこの日々が続くと信じようとしていた
けれどそんな叶わない夢は脆くも崩れ去り
桜が咲く季節にそれぞれの道へと放り出された
つい数ヶ月前まで毎日バカ騒ぎをしていた人達は
新しい地にさっさと馴染んで
まるで最初からそこに居たような顔をしている。
私だけがあの日の空の下に取り残されてるような感覚は否応無く孤独で寒かった
あの日は暖かな陽が照っていたはずなのに
真冬のどんよりとした曇り空のよう
「隣いい?」
ふと、隣の少し上から声がした
何が起こっているのか分からない私は「へ?」と気の抜けた声を発した
恐らく顔も阿呆面だろう。
「ここ、空いてるなら座りたいんだけど」
怒らせてしまったかもしれない
そう思わせる声色が緊張していただけだと知ったのはこの日から少し経った日のことだった
私の空は青い
どこまでも続く青い空
どこまでも空が続いていると私たちが確信しているのはなぜだろう。
宇宙体系についての知識があるからだろうか。
それとも単に空が切れ間なくあるように見えるからだろうか。
私は《どこまでも続く青い空》というものには少々懐疑的だ。
大気という意味では続きなのだろうが大気中の成分、例えば水分や塵などの内容物は常に一定という訳ではないはずだ。
そうでなければ一部地域では晴れて一部地域では雨が降ることの道理がない。
それでも私たちは空で繋がっているという幻想を信じている。
信じていたいのだ。一体感という幻想を得るために、我々は欺瞞の中で生きているのだ。
私は視界いっぱいに青い空がみたい
体が弱いという理由で遠くに遊びに行くことなく
ずっと私は自分の部屋に篭ってる。
私の視線の先には窓
窓から空を見ることもできるけど
その空はほんの一部の空でしかない
どこまでも続く青い空は
どこで見れるのだろう
いつか見れますようにと願いながら
私は窓の外を見る
─────『どこまでも続く青い空』
#17『どこまでも続く青い空』
沖合いの島に太陽が沈む
この時期にだけ参道に夕日が差す
光の道のその先には
ただただ海が広がっていて
大潮、干潮、無風
これが揃えば間違いない
かがみの海にポツリと立てば
青だけが私を包むから
一緒に来たの、覚えてる?
こうすれば空に、貴方に近くなるでしょ?
ブルーな気持ちを景色に残して
枯れた自分を脱ぎ去った
どこまでも続く青空。
でもどうしてどこまでも続く赤空って言わないんだろう。
夕焼けっていう言葉があるなら、青空ももっとお洒落な名前がありそうなのにな。
何がいいだろう。
昼泳、昼海、とか?
でも何故か昼っていうとお洒落さが欠けるのは気のせいかな。
ターコイズブルーよりも少し落ち着いた君の瞳は、晴天の空によく似ている。いつの頃からか、空を見上げると君のことが頭に浮かぶようになった。
#どこまでも続く青い空
青空はどこまでも続いていなかった
視界は窓 窓のように視界にも枠がある
窓から空のすべてを見ることはできない
青天井にも天井がある
だから枠の外はどうなっているかわからない
じゃあ空がどこまでも続いているって信じていないの?
2度目の帰り道 隣にいる君にそう聞かれた
前よりも肩の距離は狭まっている
この見えない青の続きを信じたい
どこまでも続く青い空
どこまでも続く青い空の下には
君の笑顔が眠っている
噴水の下で水を跳ね返しながら
アイスクリーム屋さんでフレーバーを迷いながら
波打ち際に座り込みながら
この夏、君はいつも笑顔だった
「なぁ、あの空の先には何があると思う?」
友達が海の向こうまで続く空を眺めながら、そんなことを言ってきた。
「空の先? さぁなー。海は最後滝みたいになってて奈落に落ちてくって話だろ? 空はまぁ続いてんじゃね?」
「海はなくなるのに空は続いてるのも不思議な話じゃないか?」
「そうかぁ?」
「もしかしたら空も途中でぶっつり切れてて、その先は闇が続いてるのかも」
「それもあるかもな」
「それか神様がいたりして」
「たしかに神様見たことないしな。もしかしたら空の端っこの方にいるのかも」
空が続くその向こう側を見てみようと睨む。
やっぱり、ただひたすらに澄み渡る青い空が続いていることしかわからなかった。
「僕、大きくなったら船乗りになって、空の先がどうなってるか見に行く!」
「俺は家継がなきゃいけないから付き合えないけど、どんな景色だったか教えてくれよ」
「おう。約束するよ」
そしてあいつは船乗りになり、空の先を見に向かった。
約束はまだ果たされていない。
もしかして、本当に神様を見つけてしまったのかもしれないな。と、広がる海と青い空を見るたびに友のことを思う。
『どこまでも続く青い空』
どこまでも続く青い空
今日の青い空は
明日にも遠い未来にも
どこまでも続いているから
雲と一緒に流れていよう。
大丈夫。この空は
みんなのものだ。
どこまでも続く青空
雲のない青空。周りを見渡すと、空が広い。
歩いているとどこまでも青空は続いている。
【どこまでも続く青い空】
打ち寄せる波の音が、まるで子守唄のように響く。白砂を踏み締めて、波打ち際へと歩みを進めた。
どこまでも続く青い海。青い空。世界の全てが青に染まったような錯覚がして、胸元のペンダントを握りしめた。
(ねえ、見えてる? これが君の見たがっていた景色だよ)
生まれ育った村は曇天ばかりに覆われた、黒々とした海に面した土地だった。あちらこちらに遊びに出かけていた私と違い、病弱で床についてばかりだった君は、私の語る話の中でしか青い海も空も知らなかった。いつか二人で見に行きたいなぁなんて、決して叶わぬ夢に焦がれるように寂しげに呟いた君の手の冷たさを今でも思い出せる。
(これからいくらだって、一緒に見よう。君が憧れた世界の全て)
頬を伝った涙は、あまりにも青い空の眩しさのせいだ。そう自分自身へ言い聞かせた。
綺麗な青い空だ。一体どこまで続いているんだろ。終わりはないのかな。
日々ボク達は選択をしている
何を感じてどう生きるのかを
心が満たされている時には
人は誰かを傷つけるだろうか
満たされない心がある時には
誰かにぶつけていいのだろうか
キミは、
どう思うだろうか
『どこまでも続く青い空』
どこまでも続く青い空
君と自転車またがって
風を切って走ってく
少し冷たくなってきた風
あたたかな君の背中
この道がどこまでも続けばいいなと
思ってしまった
木曜日の帰り道
地球を飛び出し
宇宙から
地球を見下ろせば
きっと
今ある全ての悩みが
ちっぽけに思えるだろう
人間以外の生き物が
命を守る事
命を繋ぐ事
命を燃やす事以外に
悩む事はあるのだろうか
どこまでも続く青い空
この広いキャンバスに
誰もが
夢や憧れを描く
同じように描いた夢を
諦めた夢を
まだ捨てきれない夢を
思い浮かべながら
本当は
色など無い
誰も知らない
この澄んだ空の
涯を想う
「どこまでも続く青い空」
◤その果てを探して◢
どこまでも続く青い空を見上げて、その果てを探してみたくなった。
長い長い旅だった。海を渡った。色んな島に行った。知らない人々と出会った。そして別れまた進んだ。
一周して戻ってきた。空の果ては分からなかった。でも、たくさんの面白いことがあった。だからまた、海に出ようと思う。
いつまでも続く青い空
よく連れて行ってもらう牧場。
そこに行く日は、ほとんどの日が快晴で、日差しもちょうどよく体をぽかぽかにしてくれる。
広大な野原に寝っ転がって空を見ると、真っ青な空のときもあれば、その空に、色んな種類の白が芸術的に組み合わされてできた雲が散らばっていることもある。
きれいな空に見惚れると、牛の鳴き声や他の家族のワイワイした声がぼやけて、空と雲の動きだけが世界の全てに感じた。同時に牧場に連れてきてもらうことがまた予約されているような感覚を持ちながら目を瞑った。
いつの間にかあの牧場の野原でまた寝っ転がる。
スヤスヤ音を奏でている隣にいる過去の自分を見守ることが世界の全てになっていた。
次の予約を取っておこうか。